もしも私に、絵を描く人間として他の人より勝っているところがあるとすれば「挫折した回数」じゃないかなぁと思います。
本格的に絵を頑張ろうと思ったのはここ数年ですが、それまでは小学生のころから「絵を描きたい!」からの「上手く描けないからやめよう、、、」を何回も繰り返していました。
なので、絵を頑張ろうって思った時に「上手く描けないからやめよう、、、」に至らないようにどうするべきかを考えて実践してきたので、この記事ではそのことについてお話ししようかな~と思います。
この記事のタイトルには「創作モチベーション」という言葉を使っていて、モチベーションと聞くと何となく「高めるもの」って考えがちですが、私の場合は「下げないようにする」ことに注力しました。
私が実践していることは大きく分けて二つあって
・「なぜか上手く描けない」を無くす
・上手に人と比べる
「二度とやらんわこんなクソゲー!」と言って衝動的にゲームを中断することってありますよね(結局はまたやってしまうのですが、、、)
理不尽な仕様に直面したりとか、マナーがない対戦相手に当たってしまったりとか、ガチャで石を全部溶かしてしまったりとか、そんな時にゲームをプレイするモチベーションが一瞬で消し飛んで放り投げてしまうんですね。
これはたぶん「上手くいかない状況」+「自分の力で改善できると感じない」という二つの要素が重なるとモチベーションが下がるのだと思います。
「上手くいかない状況」+「自分の力で改善できると感じている」なら、そのまま続けようって思えるはずなんですよね。
これをイラスト制作の話に変換すると、「上手く描けない状況」+「なぜ上手く描けないか分からない」という状況がモチベーションを消し飛ばします。
これはどんな時に起こるかというと、端的に言うと「ガチ絵を手癖で描く」なんだと思います。
お手本となる資料を準備せず手癖で描くと、上手く描けなかった時に理想形とする比較対象がないので「なぜうまく描けないか分からない」という状況に陥ります。
さらには、自分は100%の力で描いていると思っていると、なおのこと先ほど話したような「上手く描けない状況」+「なぜ上手く描けないか分からない」という状況になります。
なので、ガチ絵を描くときはちゃんとお手本資料を準備することが大事です!
これならもしも上手く描けなかったとしても、お手本資料と比較することで、なぜ上手く描けなかったのか、改善のためにどうすればいいのかが分かるのでモチベーションはそんなに下がりません。
少し話がそれますが、FX(株トレードの為替版)に「コツコツドカン」という言葉があります。
丁寧に丁寧に小さな利益をコツコツ積み重ねて儲けを出していたのに、雑な取引をしてドカンと利益を吹き飛ばしてしまうことを言います。
これはイラスト制作の話に変換すると
利益 → 絵師としての自信
コツコツ利益を出す → 丁寧に絵を描いて自信をつける
雑な取引でドカンと利益を無くす → 手癖で上手く描けてなくて自信を無くす
になると思ってます。
話がとっちらかってしまいましたが、とにもかくにも「手癖で描かない」というのを常に意識しているとモチベーションが下がるのを防げるはずです。
自分より圧倒的に上手い神絵師達のイラストが何千・何万リポストしているのを見ても特に何も感じませんが、自分と同じくらい(だと感じている)絵師さんのイラストが数十・数百リポストしているのを見るとなんだか胸がギューってすることありませんか?
周りの人はたくさん反応を貰っていてるのに、それに比べて私は全然見向きもされない、、、うらやましい、、、と感じると、なんだかみじめな気持ちになってモチベーションがなくなっちゃいます。
そんな気持ちを抱えながらもイラストを続けられたとしても、「反応を貰うこと」が「イラスト描くこと」よりも上位に位置付けられ、絵を楽しめなくなっちゃうんじゃないかなーって思います。
いわゆる承認欲求に支配されて本来の目的や気持ちを忘れてしまいます。
じゃあ比較をやめればそれでいいのかと言われれば、そんなに簡単な問題でもなく。
よく「人と自分を比較するのはよくないよ!」という類のアドバイスがありますが、とはいえ、どうしたって比べてしまいますし、創作活動には数字が大切な側面もあります。
なので私は、価値の問題を定義しました。
先述した、他の絵師さんと自分を比べるという状況で、表面上はイラストへの反応数を比較しているとして、実際のところは「価値の比較」をしているわけです。
「他の絵師さんの価値」と「自分の価値」を比べて、自分の価値が劣っていると実感することで自尊心が損なわれるんです。
なので方針として「比較はするけれども、劣っていても自尊心が損なわれない価値の比較を行う」を前提に置くことにしました。
具体的には「人と自分を比較する時は、比較の目的や基準をしっかり決める」ということをやっています。
目的や基準もなしになんとなく比較しちゃうと、「解消できないネガティブな劣等感」だけが生まれてしまいます。一方で、しっかりと目的や基準を決めて比較すれば「解消できるポジティブな劣等感」が生まれます。
例えば、自分よりも伸びているイラストを見た時に
「なぜ自分より伸びているかを分析して取り入れる」という目的を決めて、「描かれているモチーフ」「絵の上手さ」「タグ設定」「イラストに対する感想」「投稿日時」「フォロワー数」「他アカウントとの交流具合」「イラスト以外の文言」「普段の投稿内容」などの比較基準を決めたうえで比較をする。
そうすると例えば、「この人は自分と同じくらいのフォロワー数なのに自分より伸びていて悔しい。と思っていたけど、普段からいろんな人と交流をしているから自分より伸びていて当たり前だ」とか「同じキャラクターを描いているはずなのにあの人の方が伸びいてうらやましい。でも、相手のイラストに対する感想を見ると元キャラにちゃんと似せていることが評価されていた。自分も真似してみよう」とか、悔しいけど自分の力で何とかできそうとう状況をつくることが出来ます。
とにかくよくないのが、何となく生まれる解消しようのない「自分は劣っている」という気持ち。これは健全な努力を妨げます。
上手に人と比べて、自分の心を守りつつ上達するための情報をかすめ取る。私はそんな意識でSNSをやっています。
・「なぜか上手く描けない」を無くす
・上手に人と比べる
この二つを意識するだけでも、モチベーションが無くなって絵が描けないなんてことが減るのかなーって思います。