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百合石化 イラスト添付バージョン

百合石化の挿絵付きバージョンです。 内容は他サイトで販売しているものと同一なので、支援者の方は購入の必要はありません。

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スノードームの妖精

最初に異変に気がついたのはママだった。朝、ジロジロと私を見て訝しんでいたので、気になって尋ねたのを覚えている。 「何? なんか変?」 「ああ、いや、ちょっと……ううん、なんでもないわ」 その日の朝はそれだけだった。夜、私はパジャマの袖が少し長いことに気づいた。いや気づきかけた。その時は洗濯で伸び縮みしたのだろうと思って、それ以上気にか...

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マスコットガール

日が落ちた遊園地の中心に伸びる大通りを、派手なイルミネーションを煌めかせながら進行する集団があった。この遊園地のマスコットキャラクターたちだ。人型タイプはお客さんたちに笑顔を向けて、大ぶりなモーションでアピールしている。動物型は愛らしい表情で、可愛く手や腰を振りながら、パレードを大いに盛り上げていた。 今日も特に異常はなさそうだ。 私...

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百合石化③

1月 年が明け、学校が始まり、彫谷さんとまた会話できるようになった。 「あの事」には、リアルではお互い一言も触れず、なかったことにしていた。 三年生がすっかり校舎から姿を消したころ、白崎さんにデッサンモデルを依頼された。 私は快く承諾し、放課後美術室へ足を運んだ。 埃をかぶった胸像たち。以前なら、手足の欠損した彫刻を見ると、無意識に自分を...

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百合石化②

9月 「お願い! 放課後美術室来てモデルになって!」 二学期が始まってすぐ。彫谷さんに呼び出された私は、とんでもないお願いをされた。 彫刻のモデルをやってほしい、と頼まれたのだ。 「い、いや、何で私なんか、他にもっと」 「石田じゃないとダメなの!」 私は動転した。あの彫谷さんが……クラストップの女子彫谷さんが、私なんかに頭を下げている。目の...

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百合石化①

4月 新しいクラスに、見知った顔はほとんどいない。徐々にグループの原型が形作られていく中、私は目線を落として俯いていた。 どうしよう。このままだとボッチになる。でも、声をかける勇気が出ない。人と目を合わせるのが苦手だから。ゴーグル越しなら大丈夫だとわかっていても、体が石になっていくあのおぞましい感覚を忘れることはできない。 「何あれ?」...

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バーサスドール②

翌日,シュウくんの部屋。私はピンクの髪を持つメイドフィギュアとして鎮座していた。昨日もらった服の中では一番まともな服だ。私はギーマくんのお腹に頭を預けながら,桃子ちゃんとシュウくんのやりとりを観察していた。桃子ちゃんは何か言うとき,必ず体を動かす。手を握り拳にして顎につけるぶりっこポーズ,両手を斜め下に伸ばしてパタパタ,両手を真上...

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バーサスドール①

高校二年生の夏休みが幕を開けて一週間。友人たちが部活に旅行に青春を謳歌している最中,私は家から一歩も出ない引きこもりな日々を過ごしていた。それもそのはず,私は身長十六センチの小人だから,そうそう外出なんて出来やしないのだ。体が縮む不思議な病気,人形病。私もその患者の一人。症状の進行は既に止まったけど,小さくなった私の体が元の大きさ...

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箱庭の人形たち

折からの不況で内定をとれなかった俺は,伯父の紹介であるNPO組織に勤めることになった。やや人里離れた場所に佇む研究施設の中には,身長15センチ前後の女性が十数人暮らしている。女性だけが罹患する原因不明の奇病,縮小病。その治療方法や発症原因を探るのがここの目的らしい。俺を案内してくれた研究員の人は一通り説明を終えた後,やや自虐的に言った。 ...

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工場見学

ガラス張りの通路から見下ろすメイドロボの製造過程は,まるでSF映画を見ているみたいだった。しかし子供達の興味はあまり引いていないようだ。子供達は「高いところにいる」ことに興奮しているようだ。やれやれ。 「だれもいねーや」 と男児の一人が声を上げた。メイドロボの製造工場は,人間の姿が見えなかった。 「そうなんだよ。ここは全部機械化してるんだ...

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メイドごっこ④

第八章 梅雨は好きじゃない。雨が降ると練習できないし,遊びに行くのも億劫になるし。空は今日も曇天模様。もうすぐ練習試合だってのに,勘弁してくれ。授業が終わる頃には,豪勢にザーザー雨が降っていた。川をひっくり返したかのような勢いで,鋭い雨滴が地面に突き刺さっている。部活は中止。 「早く帰れるんだからいいじゃん。たまには芽依ねえに孝行し...

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メイドごっこ③

第五章 町の大きな本屋で,私は心理学のコーナーを漁っていた。メイドの呪いの原因を探る手がかりにならないか,と考えて。最も,物理法則をねじ曲げたんだから,私の脳への刷り込みとかでは有り得ない,とは思うんだけど。まったく解決の糸口が見えないし,わらにもすがりたい状況……ってほど切羽詰まってもないか。リョウくんはいつも通りに私に接してくれ...

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メイドごっこ②

第三章 目が覚めると七時だった。顔を洗ってトイレにいってから部屋に戻り,しばらくベッドの上でボーッとして過ごした。昨日はサユちゃんが遊びにきたから洗濯しかできなかったんだよね。今日は掃除しないと……あ,思い出した。今日はお試しでメイドやめるって言ったんだっけ……。でも掃除はしてあげないと。 クローゼットの中を確かめると,私は少し困っ...

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メイドごっこ①

プロローグ 今から八年前,私がまだ七歳だった頃。メイドがブームだった。テレビやインターネットで連日のように取り上げられ,あるネットドラマがヒットした。両親に先立たれた裕福「だった」男の子。周りの大人たち全員が彼を見捨てて去っていく中,あるメイドだけがたった一人,哀れな少年に献身的にサポートしていく。そういう筋だった。私もそのドラマに...

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メイドロボ制作秘話・アフター

私は芽依,30歳。今は小さな町工場で働いている。仕事は生体メイドロボの修理が主。とはいえ,私もある種のメイドロボである。昔手違いで体をメイドロボ仕様に改造されてしまったからだ。今も仕事用にメイドAIを動かしてはいるけど,その気になれば自分で体を動かせるし,周囲からは人間として接してもらえている。 そんなある日,同僚の修介さんに,代ロボとし...

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リクエスト受付

「こんな状態変化SS,TSF小説が読みたい」というリクエストがあればこちらにコメントしてください。

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