あの夏の悶絶は思い出の中に(8日目#2)
2. 罠 (F/M) 奥の森から歩いて帰ってきて、港の方に着いた頃にはすっかり夕方であった。 夕陽を反射しきらきらと輝く海面が綺麗で、ハクは見惚れて海面のずーっと奥にまで視線を走らせた。 沈みゆく夕陽の真下にある海面は夕陽にほとんど溶け込んでしまっていて、光そのものになっているように思えた。 奥の森で涼んだおかげで汗は乾いていたが、こっちに戻って...
2023-10-23 14:14:41 +0000 UTC View Post
2. 罠 (F/M) 奥の森から歩いて帰ってきて、港の方に着いた頃にはすっかり夕方であった。 夕陽を反射しきらきらと輝く海面が綺麗で、ハクは見惚れて海面のずーっと奥にまで視線を走らせた。 沈みゆく夕陽の真下にある海面は夕陽にほとんど溶け込んでしまっていて、光そのものになっているように思えた。 奥の森で涼んだおかげで汗は乾いていたが、こっちに戻って...
2023-10-23 14:14:41 +0000 UTC View Post1. 神秘の花園 昼間の暑さなど想像もできないほどにひんやりとした冷気に包まれた夏の朝。時刻はまだ午前6時過ぎ。ハクは寝ぼけ眼を擦りながら、二階玄関の前でレイナ姉ちゃんを待っていた。 「ようようお待たせ」 裏手の方からレイナ姉ちゃんが銀色の自転車を押してやってきた。 ついさっきハクが早朝の尿意によって目覚め、トイレに駆け込み、用をたし終え...
2023-10-23 14:13:43 +0000 UTC View Post3. 大いなる姉の背中? (F/F) 「れ、レイナ姉ちゃん…」 ハクが掠れた声を発すると、レイナ姉ちゃんは腕組みをしたままふんと鼻息を立てた。 レイナ「情けないわね、ハク」 「私の弟としてみっともないわ」 レイナ姉ちゃんはそう言って神社にズカズカと入ってくる。作法も何もあったものではない。 ハクはこの時、レイナ姉ちゃんの暴言よりも、レイナ姉ちゃんが...
2023-10-16 13:08:29 +0000 UTC View Post2. 大人のくすぐりは… (F/M) 潜水調査を終えた後、未悠は用事があるからと言ってどこかへ行ってしまった。ハクが理由を聞いても教えてくれなかった。 未悠が向かったのは、あのベンケイ山の方だった。あとを追ってみようかとも考えたがもうすっかりへとへとになってしまっていたので断念した。 淵のそばで沙月と二人きりになったハクはしばらく岩に座り込んでぼ...
2023-10-16 13:07:44 +0000 UTC View Post1. 私を探して 「いやいや。だから、悪魔は本当にいないけど、幽霊は本当にいるんだって」 シンが持っていた木の枝で地面に描かれたツノの生えた顔の絵にばつ印をした。 「分かってないなぁ。悪魔の方が幽霊なんかより可能性高いんだって。だいたい悪魔って言うのはさ──」 ダイチがシンの足元に描かれているオバケの絵を足で擦るようにしてかき消した。 「...
2023-10-16 13:05:53 +0000 UTC View Post3. 実験: 強制射精直後のくすぐり感度上昇について (F/M, FFFFFFF/M) 目の前で美青年が数の暴力によってくすぐり潰され、そして無様に運び出されてから一時間ほどした頃、またいくつもの足音が病室に近づいてきた。 今度の足音はやけに落ち着いたものだった。 病室に五名の女が入ってきた。 服装から察するにさっきのお仕置きナースたちとは違う。着ているのは真っ黒...
2023-10-15 13:23:55 +0000 UTC View Post2. お仕置きナースを呼ばないで (FFFFFFFF/M) 修斗が目を覚ましたのはベッドの上だった。 薄暗い。灯りはせいぜい窓から差し込む月明かりと、等間隔に設置された青白い常夜灯だけだった。 白いシーツと掛け布団に染みついた薬品の匂いでここがあの忌まわしい廃病院内であることはすぐに分かった。 修斗が起き上がろうとすると、それが不可能であることをに気づい...
2023-10-15 13:23:21 +0000 UTC View Post1. 廃病院のくすぐりナース (FFF/M) 旧山本病院は病院としての役割を終えて十年以上が経過したいわゆる廃病院だった。 巨大な廃墟と化したその病院はいつしか肝試しスポットとして知られるようになり、夜な夜な若者たちが冷やかしで訪れる。 廊下の奥から絶叫が聞こえる。 どこからか足音がする。 毎度違った薬品の匂いがする。 動かないはずのエレベーターが動...
2023-10-15 13:22:36 +0000 UTC View Post1. 連続くすぐりリンチ事件 (F/F, FFFFFFF/F) それは、彼女らの尊厳も誇りも何もかもを破壊した。 それは、暴力を超えた暴力──超暴力。 発狂体で発見された女子生徒"山内ミユリ"の身体には殴打痕などは一切なく、在るのは無数の引っ掻き痕と指圧痕のような痕のみであった。 ミユリの発狂体が発見された日。それが、のちに〈女子生徒連続くすぐりリンチ事件〉と呼...
2023-10-08 12:00:00 +0000 UTC View Post3. リンチの終着点 (FFFFF/F) 真っ白い蛍光灯が、真っ白い天井にいくつも並んでいる。 真っ白い壁。真っ白い床。真っ白いベッド。 それがこの大きさも分からない部屋を構成する要素であった。 見渡す限り白。見渡す限りベッドが墓のように並んでいる。ベッドの上には、おそらく和音と同じ状態にされた女子たちが拘束されていた。 和音もベッドの上に囚われていた...
2023-10-08 12:00:00 +0000 UTC View Post2. 集団くすぐりリンチ (F/F, FFFFFFF/F) "山本 和音(かずね)"は、孤高の女子生徒であった。陰湿なイジメをするわけでもなく、ただ強さを求めて喧嘩をするのが好きな武闘派の美しき女子高生だ。 なにをするよりも拳を交えることを好み、それ以外のことなど興味がなかった。友人もほとんどいない。 ただ一人。唯一親しくしている友人がいたが、先日何者かによって襲われ...
2023-10-08 12:00:00 +0000 UTC View Post継続して支援をし続けてくださっている支援者様方、新しく支援してくださった支援者様方、フォローしてくださっている皆様、いつもお世話になっております。 先月は体調不良のせいで半月ほど創作ができず、ご迷惑とご心配をおかけして申し訳ありませんでした💦 おかげさまで回復致しましたのでまた元のペースで頑張っていけたらと思います! 10月に入って一気...
2023-10-02 15:16:13 +0000 UTC View Post3. 隠れドSの恐ろしきくすぐり (F/F) 奥の森をあとにしたハクは、未悠に言われた通り神社に向かっていた。未悠も一緒に行くのかと思ったが、未悠はどうやらまだ奥の森側で用事があるようだったので一人で行くことになった。 石段を上り、旧墓地を抜けて鳥居を二つ潜る。 夕焼け色の境内では、宮司がちょうど掃き掃除をしていた。 宮司はハクを見るなり、目を細め...
2023-09-16 14:05:15 +0000 UTC View Post2. 情けはかけたよ (F/M) 勝負を終えたハクは、シンとダイチに誘われて午後から奥の森に行くことになった。 昼食の素麺を食べている時、ハクはユウを誘ったが「やることがある」とか言って断られてしまった。 ユウはその時も、手足に泥汚れのあとが残っていた。 レイナ「あんた最近みんなと一緒にいないみたいだけど、何してんの?」 レイナ姉ちゃんはテレビに映...
2023-09-16 14:02:52 +0000 UTC View Post1. 何のために戦うのか その日の午前中にイチコちゃんとの勝負の二回戦が行われることを知らされたのは朝食時のことだった。 「ハク。朝ごはん食べたらすぐ公園ね。イチコとの勝負やるから」 ハクと空野の面々がリビングで目玉焼きを頬張ったり味素汁をずずずと流し込んでいる中、しずかが開け放ってあるリビングの玄関に現れそれだけ告げると去って行った。 ...
2023-09-16 14:02:14 +0000 UTC View Post擽鬼夜行──擽り小説家のしらべ── (F/F) ──擽り小説の執筆には、生の素材が必要で── 女子高生"北宮 遥香"が探偵の真似事をしているのは、単に生まれつきあちら側の世界ものの気配を強く感じとれるから、と言うだけのものだった。 とは言え、俗に言う退魔師や祓師のような悪霊を退治する力は持ち合わせていない。 遥香は文武両道の優等生であった。文学...
2023-09-15 13:56:32 +0000 UTC View Post4. 平常心の目覚め 天秤會の巨船内の"鉄に囲まれた部屋"に連れ込まれたレインたちC.S.Sは、その女の前に跪いていた。 司令部のベラ含む隊員の全員が両腕を後ろに回され、結束バンドで縛り付けられている。 C.S.Sは宍戸 玲奈率いる偵察隊によって捕えられた──という設定になっていた。 ただならぬ殺気が周囲の空気を張り詰めさせていた。 「コマンド社の犬どもか...
2023-09-13 14:03:41 +0000 UTC View Post3. 尋問のプロ (F/F) C.S.Sのレインに敗れた"宍戸 玲奈"は、船内の独房に閉じ込められていた。照明の無い独房内は錆臭く、冷たい。 長方形をした二畳ほどしかない狭い独房に放り込まれている玲奈は抵抗することもなくただうなだれていた。 「気分はどうだい?」 鉄ドアの格子の向こうからベラが言った。 玲奈は答えない。 ベラ「私らが探してんのは伊豆ミヤビの船...
2023-09-13 14:02:53 +0000 UTC View Post1. 後始末 「"タタリ計画"とはなんだ?」 任務の前、ロッカールームで珍しく別部隊のヴェス・カーターと二人になった時にレインがそんな質問をしたことがあった。 なんでもブラボーチームの長ヴェス・カーターはコマンド社の計画している"タタリ計画"なる謎の計画の被験者に志願しているという。 ヴェス「…珍しいね。あんたが質問をするなんて。」 ヴェスはそ...
2023-09-13 14:01:53 +0000 UTC View Post──人類強制アップデート開始元年── コマンド社の強制アップデートが開始。 コマンド社の掃除部隊C.S.Sがアップデート不適合者を一掃し始める。 そんな中、C.S.Sの部隊長"レイン・レオ"はコマンド社が作り出した怪物"伊豆ミヤビ"の掃討作戦に向かうが、返り討ちに遭い、部隊を壊滅させられてしまう。 【コードレッド篇1参照】 女子格闘チャンピオン"宍戸玲奈"は...
2023-09-12 13:38:48 +0000 UTC View Post3.大人の圧倒的くすぐり力! (F/F) 茂みの向こうで格闘が繰り広げられている。 絶対的な支配者のしずかが、大人の明日香に捕食されかけている。 しずかは仰向けに倒れたまま、手脚を使ってなんとか明日香から逃げようとしている。 明日香は蛇が獲物に喰らいつくように素早く瞬発的に腕を伸ばしてしずかの腋に手を突っ込んだり、横っ腹をつついたり、揉んだりし...
2023-09-10 13:20:31 +0000 UTC View Post2. 一緒に来てよ (F/M) 奥の森を出たあと、シンは「悪い。これからじいちゃんの手伝いをしねぇとなんだ」とたいそう面倒そうに言って走って帰って行ってしまった。ダイチは勉強、ヒカリは祖父と隣町に行く予定があり、さらにイチコちゃんはハクとの戦いの特訓をするためにとことことイチバン山の方へ行ってしまって遊びは一旦解散になった。 残ったのはハク、し...
2023-09-10 13:19:47 +0000 UTC View Post1. 神秘の森 5日目の朝は盆の法要があった。 リビングそばの十二畳の和室にある仏壇の前で、空野家に混じってハクは法要に参加した。 法要が始まるまでは、いつもとは違う雰囲気にワクワクしていたが、いざ始まってみるとすぐに退屈さが込み上げてきた。 和尚のありがたそうなお経も、この当時のハクの耳にとどまることはなく、ハクの耳にはすぐ近くの波の音や...
2023-09-10 13:19:11 +0000 UTC View Post3. カプセル (FFFFFF/M) 辻ユリトは、全裸に剥かれて"大の字型"をした奇妙な透明なカプセルの中に閉じ込められていた。 カプセルの形状にぴったり合わさるように四肢は大の字型に広げられている。 拘束具はないが、身体を動かすスペースがほとんどないため、頭を動かすことも、手足を動かすことも出来ない。 奇妙なのは、カプセルの至る所に、穴のようなものが空い...
2023-09-09 14:01:16 +0000 UTC View Post