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カドラス
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『リクエスト』とある二人の女戦士の決闘

―――ここはどこかのファンタジー世界。 その世界のとある地域に、二つの一族が終わりのない戦いを繰り広げていた。 理由は数千年にも及ぶ戦いの末、忘れ去られ、それでも積もり積もった憎しみが戦いを終わらせず、血で血を洗い、策略が飛び交う凄惨な戦いが続いていた。 その戦いに終止符を打つべく、一方の一族が打ち出したのは、相手の一族を殲滅することの出来る一騎当千の『戦士』を作る事だった。 千年で培った技術と情報、使える人脈、資金、人材、そして血統や遺伝子に至るまで、たった一人に一族の全てを注ぎ込んだ。 魔術的にも儀式的にも、そしてあらゆる方法を使って徹底的に管理し、丁重に、そして厳しく育ててきた。 そうして、作り上げられた一人の戦士は、まさに憎き敵一族に対してあらゆる特攻を持つ、相手を滅ぼす為だけに生み出されたような存在となった。 それと同時に、その戦士の敗北は、そのまま一族の敗北に直結する存在となってしまっていた。 そうして、戦士は一族に見送られ、敵を殲滅すべく放たれた。 しかし、何千年と戦い続けてきた敵組織が、同じ事を考えていた事を、お互いに知る事は無かった。 そうして、とある荒野にて。 「「ハァァァアア!!!」」 全身を覆う甲冑と、一本の両手剣。 その周囲では炎と氷が散乱しており、熱気と冷気がその空間で陣取り合戦をするかのようにうねっていた。 そして、その渦中に、二人の戦士はいた。 一方は、熱気を纏った剣を振るい、その斬撃で炎を放つ甲冑の戦士。 一方は、冷気を纏った剣を振るい、その斬撃で氷を放つ甲冑の戦士。 相反する二つの属性。それらがたった二人だけの戦場に渦巻く。 長い時間戦い続けてきたからか、甲冑も剣もぼろぼろとなっており、今にも壊れてしまいそうだった。 「っ・・・しぶとい」 「っ・・・どっちが」 口数の少ない中で吐き出す悪態。 しかし、いくら小言を漏らそうが状況が傾く事は一切なかった。 それほどまでに、二人の実力は拮抗していた。 しかも最悪な事に、状況が傾いても何か別の力が働いているのか、状況を押し戻されてしまう事が何度もあった。 時には自分が窮地に、時には相手を追い詰めて、その度に、なんとか押し返し、押し返されるのを繰り返した。 ((このままでは、共倒れ・・・!)) それを悟った二人は、その両手に持った剣に魔力を込める。 「焼き尽くせ、地獄の業火・・・!」 「凍て尽くせ、極寒の氷塊・・・!」 その剣を天高く掲げて、勢いよく振り下ろす。 「インフェルノフレイム!」 「アブソリュートアイス!」 凄まじい熱気と冷気が正面から激突し、凄まじい乱流を生み出す。 その衝撃は二人の戦士をひたすらに打ちのめし、その鎧と剣をズタズタにしていく。 「「ぐ、ぅあぁああぁああああああ!!!?」」 全身全霊をかけた一撃は、正面衝突の衝撃によって、付近一帯を消し飛ばす結果をもたらした。 その衝撃は、二人を監視するべく隠れてついてきていた一族の者もろとも消し飛ばした。 そうして、立ち込める煙が晴れ、視界が通るようになった中で、二人の戦士はボロボロの状態でそこに立っていた。 剣は、既に砕け散ってなくなっていた。 「う・・・くぅ・・・」 「い・・・ぅう・・・」 立ったまま呻き声をあげる二人の戦士。 しかし、その最中で、二人が最後に纏っていた甲冑が粉々に砕け散る。 「「っ!?鎧が・・・」」 それに思わず狼狽える二人。 粉々に砕け散った鎧が更地になった地面に散乱し、ついで中の鎖帷子や衣服すらも塵となって消え失せる。 そうして、そこに立っているのは――― 「「はうっ♡」」 それは高嶺に咲く花のような凛々しい女であった。 その姿を見た瞬間、二人の戦士たちは、胸が跳ね、腹の奥がきゅん、と締まるような感覚を覚えた。 (な、なに?今のは・・・) (奴を見た途端、胸が・・・) 彼女たちの人生において、初めての感覚。それは一目惚れとも言い、彼女たちはまさしく、目の前の女に堕ちていた。 それもその筈、強さはもちろんの事、容姿においても徹底した造形を心掛けたのである。 そして、もし捕まったとしてもその容姿で男女問わず落とす頃で、内部からの破壊も想定した、まさに『傾国』とも言うべき容姿を彼女たちに与えたのである。 さらには魔術的にも超強烈な『魅了』の力を与えられており、敵一族であれば一目見ただけで全てを捧げられる程に惚れさせる事が出来る。 その効果は見ての通り抜群であった。 (き、傷つけたくない・・・だけど・・・) (ほしい・・・奴が、堪らなく、ほしい・・・) 鎧が砕け、敗れた衣服から見える乳房や陰唇。 それら全て、まさに完璧とも言うべき体を有し、あらゆる人間をその身一つで落とす事が出来るであろう。 その顔もまた、左右対称の美しい顔立ちであり、誰もがその顔に惚れこむ事だろう。 だが、今まで厳しく激しい訓練しかしてこなかった彼女たちにとって、それは未知の感覚であった。 「ん・・・く・・・♡」 「ふ・・・ん・・・♡」 (体が、あつい・・・) (奴を、見てると・・・) ごくり、と唾を飲み込む。 しかし、同時に、戦いはまだ終わっていない事を彼女たちは知っている。 「「っ!」」 体の火照りを、これからの戦いへの高揚だと誤魔化し、二人は拳を握り締めて襲い掛かる。 しかし、その体を傷つける気にはなれなかった。 ならば、と相手の首に腕を回して抱き寄せ合い、組み伏せようとする。 全裸故に乳房同士が重なり合い、その体温が直に伝わる。 「「んんっ♡」」 その時、ぷし、と股間から何かが漏れた気がした。 ((こんな時に尿意がっ・・・)) それを尿意と勘違いしながらも、二人は相手を地面に倒そうとする。 その度に、乳房が擦れ、肌が擦れ、乳首が擦れ合い、その度に未知の感覚が二人の体を弛緩させる。 その最中で赤の女が青の女を押し倒すが、青の女が赤の女を強く抱き締める事で上ととっても動けないようにする。 乳房が強く潰れ、息がしずらくなるが、しばらく膠着状態に――― 「「あ」」 しかしそうなると、相手の顔が目の前にある訳で、 「「んひっ♡」」 ぶしゃあぁあああ♡ なんと相手の顔を見ただけであっさり絶頂。 情けなく同時に潮を噴いてしまう。 ((ち、力が抜けるぅ♡)) 拘束が緩む。 その隙をついて、なんとか下にいた青の女が赤の女を押し退ける。 しかし赤の女もすぐに対応し、マウントを取り返される前に、足を絡めて上を取られないようにする。 青の女も同じように足を絡めて上を取ろうとしたが、 その太腿が相手の股間をずりりっと擦れた。 「「んひゃあ♡」」 その快感に、二人の体が仰け反る。 (や、やっぱり変だ・・・♡) なんとか持ち直した青の女が赤の女の上に乗ろうとする。 しかし、それを下から赤の女が阻止するように両手を上へと挙げた。 その手が、空いての巨大な乳房を下から持ち上げてしまう。 「ああんっ♡」 それだけで、青の女は嬌声を上げ、愛液をその股間から噴き出す。 それを隙とみて赤の女は押し倒そうとするが、お返しとばかりに青の女が赤の女の乳房を持ち上げる。 「おおんっ♡」 赤の女も青の女同様、嬌声を上げて愛液を噴く。 「「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」」 まるで上手くいかない格闘。しかし二人の脳裏には、それよりも体の火照りがもって酷くなっている事が気になった。 (何故だ。何故、奴の顔を見ると、こんなにも胸が切なくなるんだ・・・) (これ以上、戦くないって思う・・・けど、奴が欲しくて堪らない・・・) 掴んだ相手の胸が張りがあり、弾力があり、しかし指がずっしりと沈んでいき、とても気持ちいい。 そして、掴んでくる相手の手は、力強く、しかし細く、硬い。故に、揉まれると嬌声が思わず漏れてしまう。 戦いたくない。けれど、相手が欲しい。 そんな矛盾した感情に、彼女たちの思考がぐるぐると回る。 そしてその末、彼女たちが出した結論、それは――― 「「貴様、私の奴隷になれ」」 その言葉が同時に出てきた時、二人の心が高鳴った気がしたが、それを振り払い、二人は睨み合う。 「ふん、下劣な赤の一族如きが、私を奴隷にするだと?身の程知らずも甚だしい」 「黙れ、野蛮な青の一族如き、私の奴隷にしてもらえる事を光栄に思え」 「それはこちらのセリフだ、燃えカスが」 「黙れ汚水が」 その言葉を聞いた時、二人の胸中は酷く締め付けられた。 (な、なんで・・・なんで奴の言葉が、こんなに苦しい・・・!) (ふ、ふざけるな・・・!拷問の訓練を思い出せ、こんな言葉に惑わされるな!) 二人は乳房から手を離す。 「き、貴様の無様な姿を、特等席で拝んでやる」 「お、面白い。返り討ちにしてやる!」 二人は、その決闘方法を知らない。なぜなら、相手を殲滅する為だけに育てられてきたのだから。 だが、同時に彼女たちは天才だった。 「「んいぃい♡」」 同時に立ち上がると同時に、相手の陰唇に指を突き入れた。 「「いざ、勝負っ!!!」」 そのまま、じゅぷじゅぷじゅぷ、と指を激しく動かし始める。 二人は無表情で睨み合い、至近距離故にその豊満な乳房同士が潰れ合い、ただ卑猥な水音だけがその更地に響く。 しかし、表情は動いていないが内心では、 ((おほぉおおぉおおおお♡♡♡そこダメ♡ダメ♡やめてっ♡と、トぶっ♡意識トぶ♡なんでそこかりかりされるのイイの♡やめっイくっ♡ほじほじ禁止♡このっおかえしっ♡イくぅイくイっちゃぅぅう♡♡♡)) と、かなり限界だった。 最初の侵入だけで弱点を見抜き、そこを重点的に攻めれば勝てる可能性はあっただろうが、それが相手もしてくるのだから溜まったものではない。 しかもそれだけでなく、目の前に自身が惚れた美顔があるうえに、オートで『魅了』をかける魔術も施されているため、見ているだけで感度が上がっていくというおまけつき。 当然、二人の股間から絶頂の証である愛液を噴き出す。 「「ぐぅ・・・♡」」 思わず声が喉奥から漏れる。 しかし、二人は指を止めなかった。 ((と、止めろぉぉおお♡いますぐとめろっ♡じゃないとむりっ♡くずれるっ♡がまんなんてずっとむり♡こんなのしらない♡くんれんでもやらなかった♡イくっ♡イくっ♡イくっ♡イってトんでしまう♡♡♡)) ぶしゅぅぅう♡♡♡ぶしゅしゅしゅ♡♡♡じょぼぼぼぼ♡♡♡ 指を出し入れする度に、愛液の量が徐々に増えていき、まるで水道からあふれる水のような勢いへと変わる。 色々と改造されている二人は、脱水した所で即座に魔力から水分が補給されるような体質になっているが、それとは関係なくその快感に女戦士たちは限界だった。 「「はっ・・・はっ・・・はっ・・・♡」」 無表情も少し崩れ、息も荒くなる。 ようやく均衡が崩れてきたかと誰もが思うだろうが、実際は限界も限界。あと数ミリ踏み外せば転げ落ちるという所まで来ているのである。 故に――― ((も、むり―――)) ほんの少し、魔力を出してしまった。 「え、つめた―――」 「え、あつ―――」 気付いた時には、熱い魔力と冷たい魔力が、それぞれの体内で炸裂した。 「「ほぎょほっ♡」」 その衝撃は、普通であったら、多少熱い、冷たい程度に感じるものだったが、お互いがお互いの特攻を持つ者同士。防御の出来ない内部で魔力を放出されたら、それは命に直結する致命傷になりうる。 即ち、致命傷になる快感が二人の至急と脳髄を貫いた。 「「お・・・お・・・ほぉ・・・♡」」 一瞬で白目を向き、だらしなく舌を出し、涙も唾液も垂れ流しては放尿までしてしまう赤と青の戦士。 そのまま膝をついて、股間から指がすっぽ抜ける。 しばらく、がくがくと体を震わせていた二人だが、びくん、と一際跳ねたかと思うと、意識を取り戻し、正気を取り戻す。 ((き、気絶してた・・・!?)) 状況を確認しようと互いの顔を見る赤の女と青の女。 「「おっほっ♡♡♡」」 そしてすぐさまその顔を見て一瞬で絶頂してしまう。 ((あ、だめだ。さっきまで何をしてたかなんて一瞬で吹き飛んだ♡こいつの顔綺麗♡綺麗過ぎて目を離せない♡)) 「ど、どうした?その程度か?」 「き、貴様こそ、大したことないな?」 なんとか言葉を紡ぐも、自分たちが何をしていたのかは未だ分かっていない。 しかし、だからといって、やめるという事が出来なかった。 しかしそこで唐突に思い出した事があった。 「わ、私をここまで手こずらせたんだ、名前くらい聞いてやる」 青の女が、先手と言わんばかりにそう尋ねたのである。 それに赤の女の体は何故かきゅんきゅん言い出すが、表情を変えずに赤の女は答える。 「フレアだ」 (フレア・・・!) その名を聞けた途端、青の女は歓喜した。 「いい機会だ、貴様の名も聞かせろ」 しかし続けて赤の女『フレア』が青の女に尋ねる。 「レイアだ」 (レイア・・・!) そして、フレアもまた、青の女『レイア』の名を聞けて喜ぶ。 その理由を彼女たちが知る事は無い。 「ふ・・・ふふ、レイア、今日から貴様は私のものだ♡」 「ふん・・・それはフレア、貴様の方だ♡」 二人の表情に笑みが浮かぶ。 しかし、その笑みは、決して戦いの高揚感によるものではない。 (私がレイアのものに・・・♡) (私がフレアのものに・・・♡) もはや救いようのないほどメロメロになっていた。 互いの『魅了』が、致命的なまでに効いてしまっているらしい。 「ほら、見ろ♡見てみろ♡貴様のせいでここはこんなにもとろとろだ♡」 「貴様が見ろ♡見るんだ♡貴様のせいでここはこんなにもとろとろだ♡」 「貴様のせいだ♡だから貴様を私の奴隷にしてやる♡」 「いいや貴様のせいだ♡だから私が貴様を奴隷にする♡」 股を広げ、わざわざI字バランスとなり、お互いの愛液でどろどろとなった陰唇を見せ合うフレアとレイア。 「ならば、貴様のそこ―――おまんこを殺してやろう♡」 「ふん、ならば私は貴様のおまんこを殺してやる♡」 二人は、互いに抱き寄せ合い、互いの左足を持ち上げ、陰唇をぴったりとくっつける。 「「私の魔力を練りこんだ愛液で、貴様のおまんこを殺してやろう♡」」 「覚悟しろ、レイア♡」 「覚悟しろ、フレア♡」 乳房が潰れ合い、二人の顔が息の触れ合う距離まで近付く。 しばらく、ほくそ笑みを浮かべあっていた二人。 ((顔綺麗・・・もう我慢できない♡)) そして唐突に、その唇を重ね合わせた。 直後、まじわる視線から、魅了がまるでビームのように放たれ、二人の網膜を焼いた。 直後、二人の至急がきゅん、と締まり、同時に陰唇から彼女たちの魔力が練りこまれた魔力が放出された。 それが、それぞれの尿道でぶつかり合い、せめぎ合いを始めた。 ((んぐぉぉおお♡♡潮がでないぃぃいい♡♡♡)) もし、ここで放出を緩めれば、そのまま自分の子宮が犯される事となるだろう。 だからこそ、この魅了合戦(二人はキステク勝負だと思っている)で負ける訳いはいかない。 「「んじゅるるうっ♡れろっ♡れろっ♡」」 唇を重ね合ったまま、舌を蛞蝓のように絡み合わせる。 初めての筈なのに非常に上手いそのキステクは、二人の理性をとろけさせるには十分であった。 ((と、とける♡トけちゃう♡トけてどろどろにされる♡どろどろにされてのみこまれちゃう♡)) 魅了が徐々に二人の理性を焼いていく。 同時に、自分の体がどろどろに溶けていくような錯覚を覚え、一つに混ざり合うような感覚を覚えた。 (もっと・・・) (もっと・・・) ((もっと、頂戴♡)) 瞬間、二人は初めて魅了を意識的に使った。 強くなった魅了の力が、二人の眼球を通して脳に直撃。 その体ががくがくと震え始める。 それによって、陰唇がずれ、二人の魔力が込められた愛液が互いの膣内に放出される。 「「んぶおぉおおぉおおおお♡♡♡」」 どぷっどぷっどぷっどぷっどぷっ 一瞬で満たされる膣内。 それは魔力が込められているのか、凄まじい粘度のどろどろとした液体だった。 それがどぷっどぷっと互いの子宮に満たされていく。 尚且つ、それが互いにとって強烈な『毒』となるならば猶更やばい。 (あぢゅいぃぃいいいいいいぃいい♡♡♡) (ぢゅめだいぃぃいいいぃいいいい♡♡♡) 自身の内部を侵略してくる異物に、二人の理性はもう溶けていた。 フレアを犯すレイアの魔力はその体を芯から凍らせていくように。 レイアを犯すフレアの魔力はその体を中から焼いていくように。 そして、互いの魅了を掛け合っているが故に、絶頂を止められず、とめどなく溢れ出る愛液が互いの体を満たすのは時間の問題であった。 そして、とうとう子宮にすら侵入し、その子宮の奥にある卵巣すら、その愛液たちは侵入し、一気に満たす。 そして、そうなってもなお、愛液は注がれ続け、二人の腹が徐々に膨らんでいく。 「「んれぇ・・・♡」」 もう意識は朦朧としており、その瞳は虚ろとなって、ぼんやりとした互いを見ていなかった。 お互いの魔力が、交換されるように、体を満たされていく。 それはまるで、相手に体を支配されて、作り変えられていくかのようだった。 まず、最初の変化は、二人の乳房。 ぼきゅん、と音を立てるかのように、乳房が一回り大きくなったかと思えば、その乳首が繋がり合い、そこから、二人の魔力が込められた母乳が溢れ出す。 それはまるで互いに交換し合うように、注ぎ注がれ、流出入を繰り返す。 それは、フレアとレイアの願望だった。 ((彼女のおっぱいは、どんな味がするんだろう)) そんな願望が互いの体を作り変えた。 子宮に侵入した愛液に宿った魔力が、全身に行き渡っているのだ。 さらに、互いにかけた魅了が、魔力の抵抗を阻害し、瞬く間に他人の魔力で満たしてしまったのである。 お互いに『毒』となりうる魔力が全身を満たされ、文字通り支配されている状態は、お互いがお互いを好き勝手出来る状況と大差なかった。 それは、互いの肉体を好きなように改造できる事も可能にしていた。 ((もっと髪を長くすればいいのに・・・)) 彼女たちの短かった髪が長く伸びる。 ((もっと柔らかくなってほしい)) 筋肉で硬い体が丸みを帯びて柔らかくなる。 ((ずっとずっと、一緒にいてほしい・・・)) ふわふわとした感覚につつまれ、どろどろと溶け合うような錯覚を覚え、二人は愛液を注ぎ込み合いながら、互いの体を作り変えていく。 それは、まさに互いを自分の理想にするかのような行為だった。 そして、二人は唐突に思い出す。 未だ、この手が何も持ち上げられなかった頃、自分を優しくなでる女性の姿を。 ぢゅぽん、と唇と舌が離れる。 そして、腕に力を込めて、相手の耳元まで口を近付ける。 既に、改造は終わっていた。    は     ら      め どくん、と、腹の奥で何かが動いた気がした。 その後、両方の一族は、最期の策を失い、そのまま一気に衰退する事になる。 それでも互いへの憎しみを捨てられず、最高傑作が消えた更地でなおも凄惨な殺し合いを続けていた。 そうして、最期の一人になるまで、二つの一族は戦い続けた。 その一方で、海を越えるほどの遠い血の穏やかな辺境の地にて、二人の女たちが、膨らんだ腹を愛おしそうに撫で合いながら、静かに暮らしている。 その髪の色は、それぞれ赤と青であった。


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