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セティオくんがんばる 13:朝からパーティ_1

途中エロはあるもののほぼつなぎ

次回は……最後まで読んだ方なら分かるだろうけども、つまりそういうことです


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 クルーザーは夜の海をゆっくりと航行した後、イギリス西部、ある島に船を止める。

 セティオたちはベッドルームで休んだ(ちなみに、当然のようにダブルベッドのスイートルームしか用意されていなかった。計3部屋もある)。

 3名と1匹を乗せた船は、波にゆらゆらと浮かんでいた。時の流れるまま、冷たい風が吹き抜けていく。

 そうしてゆっくりと、朝がやってきた。

 

 カーテン区切りの取り払われた昨日の広間。

 絨毯だったはずの床も、壁もまるで液体の汚れの跡はなく、ソファも綺麗になっていた。

「あれえ……?」

「いくら汚しても大丈夫なのよ。床とか壁に驚いてるんでしょう」

 アデリーンははだけたネグリジェ姿でいる。ソファにゆっくりと腰掛ける。

「寝てる間に絨毯が床の側へ裏返って、この下でごしごしと自動で掃除されてるわけ」

 彼女はソファで膨らんだお腹を撫でていた。この体内で、アルフレートがまどろんでいるのだ。

 そこに、眠そうに目をしょぼしょぼさせるリゴーが入ってくる。彼は片手に白いコーヒーポットを持っていた。

「ううー、おはようございますー。お注ぎしますよ」

「コーヒーありがとうね」

「お注ぎいたします。セティオ様も」

 リゴーの後ろから、白い陶器のコーヒーカップやソーサーがふよふよ浮かんでついてくる。それがソファ前のテーブルにひとりでに移動すると、リゴーがなんとかコーヒーを注いだ。眠そうであり、危なっかしい。

「リゴー、ごめんなさいね。悪魔って朝弱いんでしょ」

「そう。夜行性なんです……」

「ミルクは?」

「絞ってきましたよお。……エリーの新鮮な、おちんちんミルクです」

「おお!!」

「あら、わかったのね。予想できてたのかしら」

「あ、でもリゴーさんのかな、とは思ってましたけど」

「ええっ!??」

 リゴーはまたしてもコーヒーポットを取り落としかけた。

「ち、違いますセティオ様!!そんな、わたくしのは青臭くて合わないですよぉ……」

「そうなの?」

「エリーは牛の遺伝子も入れて、品種改良してあるからおいしいのよ。コーヒーにも紅茶にも合うように体が調整されてるわ」

 ――陸に住む一般人が聞いたなら卒倒するような会話である。

 

 セティオとアデリーンはミルク入りのコーヒーを飲んだ。リゴーも小さな箱からティーバッグを取り出して、紅茶を煎れはじめる。

 セティオはコーヒーのおいしさに舌を巻いた。

「おお……」

「ね?」

「なんか……華やかなかんじです」

 アデリーンもコーヒーに口をつけた。

 一方、紅茶ができあがるのを待っているリゴーはうつらうつらと頭をゆらめかせ始める。

 コーヒーや紅茶の湯気が、それぞれ立ち上がる。

 暖かな風景だった。



「リゴー、紅茶できてるんじゃないー?」

「……あおっ、ああ、はい」

「今日は本当に眠そうね」

「ちょっと昨日の夜、エリーに……その。 ……おそわれ、まして……」

 リゴーは、恥ずかしそうにもじもじした。

 股間を気にするように、手をやった。リゴーは攻めだったらしい。

「なるほど……あなたもまた絞られたのね」

「エリーちゃんもすごいですね」

「受けだったらコーヒーの味が変わってたかも」

「さ、察しないでください。気まずそうにしないでください……あっ!エリー!」

「わうん」

 とことこと青いオオカミのエリーが扉の向こうから入ってくる。

 昨日と変わらずその大きなペニスを露出させ、ぶらぶらとリゴーに近寄っていく。

「今は『エリーくん』のほうがいいんですか?」

「どっちでもいいかなーって。ただ、反応するのはちゃん付けのほう」

「ちょっ、そのっ、今度はわたくしのお尻を使いたがってます!!」

「セティオさん……セティオ『くん』でもういいのかな? ……あなたがエリー使ってもいいわよ。ヤリたいみたい」

「……」

 セティオは迷った。

 リゴーは「ひいいい!!そんなお客人の前でっ!!!」などとわめいた。だが、その股間が少しずつ立ち上がりつつある……期待を膨らませてもいるらしい。

(……でも。自分もしたいかも)

 セティオは悩んだ。エリーの、赤黒い犬の大きなそれも、魅力的だ。

「……あ、私はパス。今は赤ちゃんいるから、もうちょっと落ち着いてからね」

「ひいいいい!!……え、エリーちゃん、そんな無理矢理……もうわたくし」

「すいませんリゴーさん。ぼく……」

「へ? ……えっ?」

 セティオは服を脱ぎ始めた。

 エリーに向けて、お尻を突き出す。

「……してみたいです。エリーちゃんと」

「あっ……そ、そうですか。ふーん……」

 リゴーはセティオの露わになった巨根を見ていた。

「ま、まあわたくしめも、お客人の前で……まあ助かりましたよ。ええ」

「リゴー、ちょっと分かりやすいかもね」

「いやいやいやいや、何がですか? ははは」

「リゴーさん、ごめんなさい」

「いやいや気にしてないですし。 いや、何を謝られてるのかわかりませんって。恥ずかしい思いをするのはまっぴらごめん……」

 アデリーンがリゴーの肩をぽんと叩いて撫でた。

「セティオくんのエッチな姿を見れるのよ」

「……」

 リゴーはぶつぶつと、小さな声を出した。

「……ま、まあそうですね。おちんちん素敵ですし」

「でしょ」

「……あのご主人。ここで……その……シコっても?大丈夫ですか?」

「好きにして」

 アデリーンはコーヒーにまた口をつけて飲んだ。リゴーも紅茶のティーバッグを捨てたのち、できあがった紅茶をすする。

 一方、羞恥に頬を染めるセティオは、尻にエリーのそれがあてがわれるのを感じる。

「いい朝ね、リゴー」

「……ま、まあ。この船の執事になってよかった、かもですね」

 ――そしてゆっくりとした朝の中、行為が始まった。

 

 大きなオオカミの重みが、後ろにのしかかってくる。

 セティオは自身の中に入り込んでくるものを感じた。

「……あっ、あふっ、ああん」

「まあ、普通のセックスだと思ってやればいいわ、セティオくん」

「普通の、って、あっやばっ、いつもとちがっ……わあっ、中で暴れてるっ、犯されちゃってる!!!……はっ、ふぁあっ、あっ」

「……」

 リゴーはそわそわと右を見たり左を見たりしてから、紅茶を一口飲んだ。アデリーンは涼しい顔でコーヒーを飲んでいる。

「やぅっ、きゅっ、ああっ!!」

「コーヒー、なくなっちゃった。リゴー、産み直しの時ってコーヒーはもうちょっと控えた方が良いのかしら」

「へあっ、ご主人様っ、この状況でそれは何も分からないですっ、言葉を理解できる状況じゃ……あっやば、わたくしもカタく……」

 セティオの奥深く、たくさんの人々を呑んできた尻穴はずぶり、ずぶりと、奥まで抵抗なく犯され続けている。

 セティオはそれでも嬌声を上げていた。エリーも気持ちいいことが見て取れた。狼のペニスは大きく、人も丸呑みにしてきたのだろう。セティオの穴にぎちぎちと詰まっては、引き抜かれる。

 セティオの竿は、腰の動きに揺られて、ぴくん、ぷるんっ、と浮かせて、また戻るのを繰り返していた。

「やっ、あっ、ああああっ」

「わうっ、あうんっ!!」

「アデリーンさん、見てて、ぼくイっちゃう、イっちゃうところ見ててっ」

「あっ……そうだ」

 ――だがセティオの懇願はむなしく、なぜか、アデリーンは部屋を出て行こうとする。

「いいもの、持ってくるね」

「ええええっ、アデリーンさん、ちょっと、そのっ」

「……」

 アデリーンは部屋から出て行く。

 ――なぜ?

 それを良いことに……リゴーは悠々と服を脱いで、幾分か落ち着いた様子でその竿をさらけ出した。

「せ、セティオ様、すいません。……エッチです、エッチすぎます、わたくしもオナニーさせていただきまっ……」

「あっ、うん、気を遣わなくて良いよ。たくさんぴゅっぴゅして……あっ、きゅんっ、んうっ」

 

 ――アデリーンは外へ出ていた。

 船を停泊している、さびれた埠頭へと出る。潮風が木材を腐らせて、ボロボロだ。

 そこにいたのは……軍服の男たち。そして、鎖につながれ、口には球体状の鉄である口枷、ボールギャグを噛まされた裸の男たち7名だ。

「……今日も上質そう! ありがとう、お疲れ様ですー」

「品質は保証しますよ」

 軍服の男が言った。

「ドクター・ホリンジシュコーヴァー様。……海賊の拿捕、3件の報酬です。海賊の男たち7名を、確かにお届けしました」

「ありがとう。サインしますので、書類を」

「……」

 軍服の男たちが、折りたたみ式のアウトドアテーブルを用意してある。アデリーンはそこで書類に受け取りのサインを行った。

 こうして「配達物」たちはアデリーンのものとなった事になる。

 取引が終わって、アデリーンは船へ、何事かをわめく海賊たちを引っ張っていく。それを振り返りながら、軍服の男たちは首をかしげた。

「……あの女が、海賊の拿捕をしていた。で、その報酬が海賊って。 ……なんなんだ?どういう事だ?」

「……奴隷売買だぞ」

 男の一人が言った。

「知らない方がいい、って思ってる。国が絡んだ奴隷売買だろ。知らねえほうがいい」

「なんかドクター、舌なめずりしてなかったか」

 軍服の男たちは何も知らずに、自分たちの船へと戻る。イギリスの海軍船だった。

 ドクター・ホリンジシュコーヴァーという偽名を名乗るアデリーンは、セティオのもとへ行く前に、いくつかの海賊船を壊滅させている。

 その報酬として、セティオたちの元へと海賊たちは連れられていった。

 つまり、そういう事である。

 捕らえられた彼らがどんな遊びに使われるのか、どんな運命をたどるのか。

 それを知る者は海軍の男たちに、一人もいない。ここまで分かりやすいのにも関わらず、である。

セティオくんがんばる 13:朝からパーティ_1

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