これまでのあらすじ★「寄生されたシンフォギア」シリーズの世界観から。 世界中に寄生虫のタマゴが蔓延し、寄生されていない者がいなくなっている。 それを広めたのは、本来世界を守るべき存在であったシンフォギアの装者たちだった。 彼女らはパラサイトノイズと呼ばれる寄生型ノイズに脳みそを乗っ取られており、 その繁殖のためにすべてを利用しているのだった……。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 昼、東京湾――――政府管轄の港湾エリアに、S.O.N.G.所有の新型潜水艦が姿を見せている。 もう、平和維持の活動は必要ない。 寄生型ノイズの発生により、戦闘行為が世界中から消えたからだ。 世界中の人間は、いかに寄生虫を増やし、繁殖させていくかだけを考えている。 当然、このS.O.N.G.本部にいる人間、シンフォギアの装者でさえも……。 「ふふふ~ん♪ふふ~ん♪」 機嫌が良さそうな鼻歌が、本部内の通路から聞こえている。 その音の主は、立花響。 かつてガングニールの走者だった、シンフォギアの適合者だ。 聖リディアンの制服に身を包んではいるが、攻めすぎともいえるスカートの短さが目立つ。 健全な女子校生とは思われない、ほとんど太ももまで見える丈だった。 しかも、軽快に歩くその太ももの間――――乙女の花園から、本来あり得ないような何かがぶら下がっている。 足を出す度に軽く揺れるそれは、紛れもない……男性器であった。 寄生虫に支配された人間の中でも、特にシンフォギアの装者はやはり特殊な力を肉体に宿していた。 パラサイトノイズが立花響たち適合者の身体を支配し、徐々にその力を引き出したのだ。 女性の身体でありながら男性器を有するという、本来であれば拒否反応を示す状況も、当然として受け入れている。 もちろん、立花響だけではない。装者でない人間でも、稀にそういった者が現れる場合がある。 寄生虫にとって貴重な存在であるので、そういった特殊な人間を保護して管理するのが、今のS.O.N.G.の役目であった。 「――――おぉ……?」 突然、軽快に歩いていた響が立ち止まる。 誰かに呼び止められたわけでもない。放送があったわけでもない。 「あ――――トイレですね♪」 すぐに理解が及ぶと、廊下の十字路を左に曲がった。 今の響は、自分の意志で動いているのではない。 頭に寄生している存在の命令通りに動いているのだ。 生命維持、最低限の行動すらも寄生虫に管理され、自我が極限まで支配されている。 それでも、そんな状況に何の疑問も持たないよう、徹底的に脳みそが寄生虫と融合しているのだった。 「ふんふふ~ん♪トイレトイレっと♪」 まるで楽しいことが待っているかのように、響はスキップして男性器を揺らしながら進む。 そう命令されているのか、薄い布の頼りない下着を身に付けており、当然収まりきらない男性器が飛び出ていた。 ご丁寧にキンタマまで付いているので、オレンジ色の下着は生地が伸びてしまっている。 「あったあった❤」 あろうことか、響がひょこりと顔を覗かせてのは、男子トイレであった。 幸い誰もいなかったのだが、もしもうら若き乙女がそんなことをしたら――――中にいる男性陣は驚いたことだろう。 だが、今この世界でその異常さに疑問を持つ者など誰もいない。 当然のように響は歩みを進め、男子トイレの青いタイルへローファーで踏み入るのだった。 「えーっと、ここで……」 もちろん、響は男子トイレに入る趣味などなかった。 だが、男性器がある以上、男子トイレで立ちながら用を済ませるのが当然だと命令されれば、そうするのが正しい。 身体は女性だが、生理的な処理は男性に近くなっている。 子供も産めるが、射精もできる――――まさに一石二鳥、響の好きな言葉でもあった。 おもむろにひとつの小便器へ向かうと、調整するように足を開き、ガニ股になる。 「んッ……しょっと……こうかな……?」 響もある程度胸の大きさはある、股間のことを見ようとしても見下ろせないという視覚的な問題があった。 しかし、慣れているかのようにスカートの下へ手を突っ込むと、ショーツをずらして完全に陰茎を露出させた。 響の元気さをそのまま伝えたかのような、血管の浮き出た元気なチンポである。 少し皮が被っていて、まだ成長の余地があるかのような、可能性を思わせるチンポであった。 少しだけ困ったような眉になって口が半開きになると、右手に持ったチンポで狙いを定めた。 「…………んッ――――はぁ…………ぁぁ…………❤」 安心したかのように、男性器から放尿する。 尿道を通って出る黄金水が便器に当たり、ビチャビチャという音を聞いて、響は身を震わせていた。 女性にとっても、男性器から排尿するのは快感であった。 「んぅ~~……ふぅ~~……ションベン気持ちイイ……♪」 気持ちよさそうな声を出しながら、響は放尿し続ける。 勢い良く出ていて、我慢していたわけではないが、なかなか止まらなかった。 普段から、寄生虫のタマゴが豊富に含まれる『歌水』を接種し続けている装者たち。 体内に蓄積され、排尿や射精によってより強いタマゴを選別した上で外へ排出されるのだ。 下水や浄水でタマゴは処理されず、街や郊外にすべからくタマゴが広まる。 寄生された人間の中から、響のような特殊体質が生じれば、寄生虫としては儲けものだ。 そうやって、生存圏を拡大し、種の繁栄に務めているのである。 つまり、響の肉体を使って排尿することは、繁殖行為の一部なのだ。 「ふぉぉぉ……めっ……ちゃ出た……❤」 ようやく出し終わり、響は満足したようにため息をつく。 ガニ股になった足を少し上下させて腰を振り、下品に最後の一滴まで出し切ろうとしていた。 「よっと、ほッ、ほッ……わぁ、なんかめっちゃエロいことしてるみたい……❤」 目で見ずとも感触で分かる、響の腰振り。しかも男子トイレで立ちションをしているという状況が、淫靡さを誘う。 ニヤニヤしながら尿を切って、いそいそとショーツに収めようとすると――――。 「立花か。私も失礼するぞ」 後ろから、声が掛けられた。 「翼さん♪」 青い髪を揺らして男子トイレに入って来たのは、シンフォギア装者としての先輩であり、頼れる戦士である風鳴翼だった。 S.O.N.G.の制服ではなく、長い脚を見せつけるような私服姿が、青いタイルの男子トイレに似合わない。 まったく気にしないかのように颯爽と小便器に歩み寄ると、響と同じようにガニ股になって、長く大きいチンポを取り出した。 「相変わらず、翼さんのチンポ大きいですね❤」 「あぁ、私の剣だからな……いつも磨き上げているつもりだよ……んッ……!」 響に見られていることを意に介さず、翼は股間に力を入れて放尿し始めた。 慣れた様子で飛び出す黄金水は、背丈もあってか勢いが良い。 響は憧れるような瞳でその異常な行為を見つめ、力強い放尿に熱い視線を送っていた。 「すごい量ですね❤」 「んん……あぁ……よく、『歌水』を飲んでいるからな……♪まだまだ出るぞ、んふッ……❤」 ジョボジョボという音が、男子トイレに響いている。 見られているという感覚に優れているのは、寄生される前の翼が世界を股にかける歌姫だったからか。 今は男子トイレの陶器にぶっかけることになっているのだが、サービス精神は失われていなかった。 「ふうぅぅぅぅッ――――いっぱい、出たな……♪」 「すごいです、翼さんッ❤」 最後の一滴まで出し切ろうという意気込みの翼が、響と同じように腰を振って雫を切っている。 そんな様子に両手を握って応援する響もまた、頬を紅らめていた。 女性から見て、男性のシンボルが大きいほど憧れになるのは、寄生虫に支配されても変わらない。 「やっぱり翼さんのチンポ、でっかくていいなぁ……私もそうなりたいですッ❤」 「そうかな?ありがとう、立花♪私もマリアに負けないように剣を鍛えているつもりだが……アレには敵わないな❤」 優雅に振る舞い、また男性器を収める翼。 褒められたことで若干ドヤ顔になっているのが、響から見ても可愛かった。 「あーッ、なんだよセンパイとお前で連れション行って!」 入って来るなり、指で響と翼のことを指したのは雪音クリスだった。 男子トイレに入っている異常な行為を咎めたのではない。寄生仲間として、仲間外れにされるのを咎めているのだ。 響と同じく、聖リディアンの制服に身を包んでいて、特徴的なのは太ももを覆うサイハイソックスだった。 「クリスちゃんも立ちションしたかった?」 「別に、立花と連れションに来たわけではないぞ。たまたまここに立花がいて……」 「ごちゃごちゃうるせえ❤あたしもションベンしに来たんだよッ♪」 ちょうど空いている小便器に向かってズンズンと進んだクリスは、やはり先のふたりと同じようにガニ股になる。 背丈の割に大きな胸があるクリスは、寄生虫に支配されてさらにサイズがアップしていた。 頭か、それ以上の大きさもある胸の膨らみの下に位置する男性器を探り当てると、スカートの下から露出させた。 「クリスちゃん、誰かに見られてるといっぱい出るもんね♪」 「まったくだ、そういう甘ったれなところが、戦士としてまだまだ未熟なところだな❤」 「んん――――………ちょ、ちょせぇ……ッ❤」 ビシャッ!という音が確かに聞こえるほど、クリスの排尿の初動は大きい。 まるで射精しているかのように、身体がビクビクと跳ねては勢いよく放尿する。 これは、クリスが扱うシンフォギア・イチイバルの特性にもよく似ていた。 銃火器を扱うクリスは、「発射する」という行為全般が強くなりがちなのだ。 「んんん~~~…………はっぁああぁぁッ……出る……ッ❤あたしのチンポからションベン出るうぅ……ッ❤」 「わぁ、見てください翼さん、あの気持ち良さそうな顔……♪」 「撮影して、私のSNSに上げてやろうかな❤」 翼のネットワークともなれば、世界中の人間に見られることになる。 それを思った瞬間、クリスに電撃が走ったかのように、尿の勢いが強まった。 「んおぉぉ~~ッ❤やばッ、これ……ッ❤めっちゃ出る……ッ❤」 「何人分出てるのこれ、クリスちゃん……おっぱいに溜まったミルクまで出ちゃってるんじゃない?」 「やれやれ、白い靴下にも黄ばみが飛び散っているぞ……みっともない❤」 黄金水の色は濃く、ビシャビシャと跳ねる勢いがそのままクリスへ返って来て、特徴的なサイハイソックスに移っていた。 これまで何度そうしていたとしても、クリスは白い靴下を履くのをやめないのだ。 「はぁ……はぁ……んッ、ようやく出し切ったぜ……そら、最後までピッピッ……ってな……❤」 大きな胸とお尻を振るように、クリスは全身を震わせて尿を出し切る。 束ねられた髪が男子トイレで揺れる様子を、響と翼はニヤニヤと見守っていた――――。 「満足した?クリスちゃん♪」 「あぁ、うぅ~い❤へへッ、センパイやお前より出たんじゃないか?」 「おっさんみたいだぞ、雪音……もっと乙女らしくしろ」 「そんなデッケぇチンポぶら下げてるセンパイに言われたかないね!」 「あはははは――――ッ♪」 手を洗い、それぞれ男子トイレから出てくる響、クリス、翼。 その行為を誰も異常とは思わず、当然であり誇らしいことと思うような日常。 響たちの笑い声が反響する、変わり果ててしまったS.O.N.G.本部内の出来事であった――――。 (終)