今回はネコジャラスのイラストの作成手順と所要時間でも晒してみます。
「最終的にシコければ絵の過程なんかどうでもいい」というタイプの人には参考になることもあるかもしれないので是非最後まで読んで頂ければと思います。ネコジャラスがどのように絵を描いてるのかイラスト付きで紹介しています。
逆に基礎からしっかりイラストを学び、画力を高めようとしているタイプの人からしたらほんとしょーもないので、速やかにブラウザバックしましょう!
私自身デジタル絵を描き始めたのは社会人になってからで、基礎からみっちり継続して練習する体力もなければ、空間認識能力も低く、思い通りに絵が描けなさ過ぎて何度も筆を置いてきました。
「イラスト+SS」という今の創作スタイルも、もとはと言えば自分の画力で伝わらない部分を文章で補おうと考えたのがきっかけで、それだけイラストに対し苦手意識があった名残でもあります。
最近こそ私のイラストを評価してくれる人も増えてきて、昔と比べると多少は絵のクオリティが上がった実感はありますが、しかし、実際には私本人の成長というよりは創作環境が整備されただけという側面が大きく、正直、画力自体はあまり成長していません。
ぶっちゃけると、実は骨格や筋肉の構造なんてほとんど頭に入っていませんし、未だにアタリも描けないので、いきなりペンと紙を渡されても、何か資料でもないとドラクエのスライムくらいしか描けません。
とはいえプロアマ問わず絵を描く時にしっかり参考資料を用意するのは当たり前のことで、「自分の力だけで絵を描かないといけない」という考え方自体がそもそもあまり良くないのですが、私の場合は逆に何を描くにも資料に頼り過ぎているというのが一つの欠点です。
例えば2010年~あたりのイラストは構図のベースがすべて私自身の肉体となっています。
リアル裸画像になってしまうのでここには乗せられませんが、あれらのイラスト達はすべてそのまま私自身が同じポーズをとって自撮りしています。その様子を想像するとちょっと笑えますよね。
炎の狐のイラストだってわざわざバランスボールに跨って撮影したりと色々と工夫や苦労を重ねてあの絵が出来上がっているわけです。
ただこの手法の一番の難点は骨格が自分自身に寄り過ぎてしまうこと。勿論、ただ写真をトレスしてるわけではなく、筋肉を盛ったり、逆関節にしたり、毛を生やしたり・・・と色々しているのですが、どうしてもリアルネコジャラスが線が細い身体をしているので、それに引っ張られてしまいます。
それもあって女性の身体は特に苦手で、あまり魅力的なメスケモが描けてなかった要因でもありました。当たり前ですが、私は雌の身体じゃないし、おっぱいも女性器もついてませんからね。自分の身体を参考にするにも限界があったわけです。
Twitterを始めた2020年あたりからは流石に今のままではダメだと思い、ここから自撮りではなくデッサン人形を使い始めています。
支援いただいたお金でムキムキ人形とムチムチ人形を買い、彼らにポーズを取らせて、その写真をベースに線画を描いているわけです。
ヒスイバクフーンの「闇山君」なんてまさにデッサン人形そのままの身体つきですね。
2023年あたりからは3Dデッサン人形やAIも活用し始め、更に構図や体型の融通が利くようになりました。
クリスタの素材には、筋肉だるまから幼女まで素体が揃ってますし、等身や太り具合も調整できます。3Dデッサン人形では再現しにくいようなアオリや俯瞰はAIでいくらでも参考資料を出力できます。
これらの素材やAI出力用のデスクトップPCもすべて支援金で買わせていただいてますから、本当に感謝しています。もし支援金がなかったら絵の為に投資するお金をそこまで用意できなかったので、今のような創作はできていなかったでしょう。
さて結局何が言いたいかと言うと、今の時代は例え画力がなくてもある程度の設備と参考資料さえあれば描けないものなんて存在しないということです。自分に足りない部分が沢山あってもそれを補うツールが今の世の中には溢れていますからね。
とはいえ参考資料をどのように使っていくのか予めスタイルを確立しておくのがとにかく重要で、そこが結構悩みどころだったりするので、ここでは具体例として参考までに実際のネコジャラスのイラスト作成手順を追って見ましょう。
まずはイラスト作成時に使う参考資料の準備です。
例えばデッサン人形を使って描いた闇山君の場合は…
・デッサン人形にポーズをとらせた写真
・公式のヒスイバクフーンのイラスト
・ヒスイバクフーンの2次創作で好きなイラスト複数枚
・ZEX氏の「チンコの描き方」講座とチンコのイラスト複数枚
・自分のちんこの写真(おい)
・Furaffinityで似たような構図のイラスト複数枚
・絵柄の好きな作家さんの漫画(私の場合は一冊丸々ケモノや人間の性交シーンばかりの漫画をバイブルとして常に横に置いています。体位やおっぱい、女性器等を描くときの参考にしています。)
・獣人の描き方(玄光社)
このあたりを用意しました。参考資料だらけです。ここまで用意しないと私は絵が描けません。
それでは闇山君の例を具体的に見ていきます。
➀:自分の脳内イメージをデッサン人形に投影します。ネコジャラスのやり方だと、かなりデッサン人形頼りなので、この工程でもうほぼほぼ構図が決まってしまいます。その為、時間を掛けてでも納得のいくまで撮影を繰り返します。(所要時間:30分)
②:①で撮った写真をパソコンに送り、この写真をもとに線画を描きます。この時、「ケモノの描き方」もしくは「絵柄の好きな作家さんの漫画」を横に置いて、付け足すべきケモノ要素や強調すべき部分を考えながら線画を仕上げていきます。
具体的には写真を参考に簡単に下書き→写真を非表示にしてデッサン人形にはない要素(毛並みや尻尾)を描き加える→清書 の流れです。
顔の造形に関しては、まずは公式絵とゲーム画面の中で絵と同じような角度の画像を探して、それを元になんとなく下書きをした後、好きな2次創作イラスト複数枚を参考にしながら、より魅力的な顔になるよう何度も修正を重ねます。必ず複数枚参考資料を用意しているのは、気付かないうちにそのイラストの絵柄に似すぎてしまうのを防ぐためです。トレスしてなくても、あまりに一枚の絵を参考にしながら描いてるとかなり絵柄が寄ってしまいますからね。部分的に顔のパーツを参考にしつつ、自分の絵柄を加えていくのが丁度いい塩梅です。
この素材集めが結構大変で、公式絵であればすぐ手に入るのですが、理想の顔の角度の画像を探したり、Pixivで参考になりそうな2次創作を漁るのが結構時間が掛かったりします。
画力がない分、素材集めで補うしかないのでここは仕方ないです。
また、線画に関しても綺麗な線が描けなければ、そこはデジタルなので何度も描き直せばいいですし、今のペイントソフトなら線画修正ツールもあります。技術不足は時間を余計に掛けることで補えるわけです。(所要時間:素材集め1時間、下書き~線画2時間半)
③ネコジャラスの場合は基本的にまず性器無しの健全絵の色・背景まで先に仕上げてしまいます。公式絵を参考にしながらバケツで色を塗って、影→光→反射光の順に描き込みます。
影や光についてはどうしても感覚で塗るしかありませんが、何も参考にせずに進めて行くとネコジャラスの画力では割としょぼい感じになるので、似たような構図の巨ケモ絵をfuraffinityで探したり、最初に撮ったデッサン人形の陰影を参考にしながら適宜修正を加えています。とにかく「何か微妙だな…」と思う度に、それを解決できそうな参考資料を探して潰していく感じです。ここを粘れば粘るほど絵のクオリティは向上します。あとはヒスイバクフーンの妖艶さを際立たせるために紫のオーラのようなものをブラシで描きました。
(所要時間:素材集め1時間、色塗り陰影等2時間半)
④背景を描いていきます。正直構図と描き込み量によっては1時間でできちゃう場合もあれば5,6時間かけても一生終わらない時もあります。
この絵の場合はアオリ構図で、簡単な高層ビルを並べただけなので各種エフェクト含めても2時間くらいしか掛かってないと思います。
この工程でもやはりfuraffinity等で似たようなアオリ構図の巨ケモイラストを探してきて、背景の参考にしています。雰囲気だけ掴んで、あとは黒い箱を並べて、中に光の線を入れた後、ランダムに消しゴムで消していくことで、明かりのついた窓っぽくしてます。
あとは空気遠近を出すために、キャラクター部分だけ一度レイヤーを統合して、濃度の薄い消しゴムで上半身を薄く消している他、巨大さを演出するための雲は「雲ブラシ」で時短。炎も炎ブラシで時短。飛行機と飛行機雲、おまけ程度の飛沫ブラシをばら撒いて健全絵完成です!(所要時間:素材集め30分、背景・エフェクト等2時間)
⑤最後にチンコ差分を描きます。個人的にチンコは一番重視しているので、ここだけで2時間くらい使います。主に参考にしているのは巨根オスケモを描く神絵師として有名なZEX氏が昔あげていた「チンコの描き方」。常にデスクトップに置いておいて、いつでも見れるようにしています。ZEX氏の描くちんこが個人的に理想形なので、他にもいくつか色んな角度のチンコをストックして参考資料にしています。
ネコジャラスの場合はどのケモノでも基本的に似たようなヒトチンを付けるので、流石に描き慣れてはいますが、それでも形が納得いかない時は、参考資料として買った巨根ディルドや、場合によっては自分自身のちんちんを自撮りして、それをもとに線画のベースを作って、あとはZEX氏の参考資料を見ながら細部を描き込んでいく、といった手法を取ります。
このイラストも恥ずかしい話ですが、自分のちんちんを真下から取ってベースとしています。血管の配置とかそのままです(キモッ)
ちなみに描く順序は②、③と変わりません。(所要時間:2時間)
完成!!
モデルがデッサン人形と自分のちんちんだった割には、結構迫力ある感じに描けたと思います。
ちゃんと計測したわけではないですけど所要時間はこれで合計12時間。うち素材集めに3時間も掛けてるのがネコジャラス流画力補い術。構図から線画、塗り、背景、常に何かしらの参考資料を見ながら描くスタイルなので時間は掛かりますが、だいぶ背伸びはできますし、ある程度描きたいと思ったものは描けます。
他のイラストもだいたい10時間前後で完成させるようにしていますが、背景や人数、シチュエーション次第では場合によっては20時間掛かることも。それこそskeb依頼なんかは毎回20時間くらい掛けて、少しでもシコみを上げれるように努力はしているつもりです。
小説も文字数によりますが、なんだかんだ平均10時間以上は掛かってるので、イラスト+SS創作が月一程度なのはまあそういうことです。
正直マスカーニャの時みたいに無限に時間掛けて、色の塗り方とか色の選び方まで全部描き方講座に従って、しっかり影レイヤーだけで3種類くらい描き込むくらい頑張れば、目に見えてクオリティが上がることも分かっていますが、まだそれが「できる」から「わかる」までもってこれないので、現実的じゃないんですよね…
あまり一つの創作に時間掛け過ぎるとネタの消化ができなくなるので、悩みどころです。
私の場合、絵を描くときはいつもYouTubeを見る“ながら描き”スタイルなので、実際に手を動かしてる時間はもっと少ないわけですが、それにしても所要時間が長い。いちいち何か資料を見ないと描けないので、余計に時間が掛かるのは仕方ないですけど、ここらへんは基礎がない反動がきてる感じですね。
でも、これが今の自分には一番よく合ってる描き方なので、もう少しこのスタイルで頑張ってみようと思います。
他のサイズ絵師がどのくらいイラストに時間を掛けてるのか、とかどのような手順・方法で絵を作成しているのかも非常に気になりますね…
さて、相変わらずこのぶっちゃけシリーズは趣旨の良く分からない記事になりがちですが、今回の記事も「そんな風に描いてんのかー」とか「遠回りし過ぎやろ」とかとか、共感の場にしたり、反面教師にしてもらえれば幸いです。