※この記事ではAIで生成した巨ケモイラストが複数枚登場します。AI絵が苦手な方は閲覧注意です。
近年、AIによるイラスト生成技術の進歩が凄まじく色々と物議を醸していますが、実際のところ巨ケモ界隈にはどの程度影響を与えるのでしょうか。
既にノーマルサイズのケモノや巨大娘界隈ではAIによるイラスト生成を試している人がちらほらいますが、巨ケモはまだのようなので(こっそり楽しんでいる人も多そうですがw)、せっかくなので自分でも触ってみることにしました。
今回は実際にAIによるイラスト生成機能を触った感想と問題点、今後の巨ケモ界隈に与えるAIの影響等について語っていきます。
結論を先に言ってしまうと現段階でもAIで巨ケモ絵は作れちゃいます。ただ色々と痒いところに手が届かないというか…詠唱(AIへの指示)の調整がかなり難しいのと、一般の人間の女の子のイラストとかに比べると明確にクオリティが落ちること、あとは破壊描写のコントロールが制御不能な点等、問題点は山積みです。
ただある程度ペイントソフトが触れる人であれば、生成した画像を自ら加筆修正し再生成…を何度も繰り返すことで、シコリティの高いイラストは作れてしまいました(絵師としてはもう少しAIが未熟であって欲しかったのが本音)。
百聞は一見にしかず!ということで、ここ最近、ちょくちょく作ってたAI作品を公開しておきます。
今回はうちの看板キャラであるおおかみくんとうさぎちゃんをAIで作っています。
(※この記事ではAIの使用方法については割愛します)
AI作品①:怪獣サイズ爆根狼君
詠唱にon the miniature city, on the tokyo (city), animal collar等を使用しております。爆根は生成がバグり易いので、自分で簡単に描いて再生成。手前の建物も自分で描いてAIに理解させました。
AI作品②:怪獣サイズ股開きうさぎちゃん
詠唱はanus, steam, straddling等。普通に生成するとバニーガールになりますが、anthro, furry, を強調詠唱したりしてここまでできました。耳が変なところから生えたり、股間に兎の尻尾が出たり、なかなか上手くいかず100回くらい試行しています。手前の建物は自分で加筆して再生成。
AI作品③:メガサイズ黒狼射精
詠唱にexcessive cum, pojecile cum等使用。狙った感じのオナニー描写にするのにかなり苦労。顔は加筆してカッコよくしてあります。
AI作品④:ギガサイズもっこり狼
これは本来バグってできたものを加筆してテント張りにしたもの。顔も加筆修正(ケモノはよく目元がおかしくなります)。
AI作品⑤:メガサイズ後光狼
詠唱from below, straddlingが巧く決まったイラスト。顔は福笑いになっていたので加筆再生成。手前の建物や砂煙を加筆し、背景との親和性を高めています。
AI作品⑥:メガサイズうさぎちゃん
詠唱はdynamic pose, swimsuit等。バグっていた足の方向や顔は加筆再生成し、土埃等は直接加筆。基本的に手はAIが苦手としているので写さないようにしたり等、色々工夫しています。
AI作品⑦:メガサイズおおかみ君
こちらも炎と煙は加筆。顔もぐちゃぐちゃだったし、金玉4つだったし、尻尾3本だったし…色々と修正に苦労しました。
AI作品⑧:メガサイズ破壊神おおかみ君
こちらはminiature city, tokyoにfireを加えていい感じに調整したやつ。修正箇所が多く、尻尾なんかはかなり雑に加筆してそのままになっています。
最初は以下のようなイラスト(これも100枚くらいから生成した中から厳選した一枚です)で、ここから再生成と加筆を繰り返した形です、
いかかでしょうか。かなり試行回数を重ねていますが、ちゃんと巨ケモ絵はできてしまいました。
尻尾からちんこが生えてきたり、ケツ穴が二つあったり等々、基本的にAIだけで完璧なイラストを作ることはできませんが、その度に修正して再生成すれば十分に見れるイラストは作れます。
以下、実際にAIを触って感じた問題点について詳しく説明していきます。
今回使用したAIのイラストの学習元は海外のイラスト投稿サイト(しかも無断転載が多い)のようです。そもそも破壊描写の描かれているイラストがあまり投稿されていないのでAIが「破壊」を理解できないものと思われます。試しに「destruction」や「genocide」で詠唱してみましたが、その呪文がイラストに反映されることはありませんでした(廃墟ruins等を使えばそれっぽいのも作れる可能性はあります)。
逆にもし今後、破壊描写をAIが理解する時がきた場合は、それはそれで今度は別の問題が付き纏います。
即ち実際の戦争や災害の写真をAIが学習してしまうというリスクです。
今回使用したAIの場合は学習元的に問題はなそうですが(別の問題は噴出していますが。。)、例えばネット上のすべての画像を学習先にしているAIとなると大問題です。
まともな精神なら、巨ケモが引き起こす津波を描こうと思って東日本大震災の実際の写真を参考資料にする人なんてまずいませんが、それと一緒で、もしAIの学習元に現実の凄惨な写真が混じっている可能性が少しでもあるのならば、良心に則りAIで破壊描写のあるイラストを生成するのは避けるべきでしょう。
もしサイズフェチ絵で背景にAIを活用するのであれば、「miniaturely town」「Tokyo(city)」などで背景を詠唱し、あとは自分で破壊描写や煙、炎を加筆するやり方をおすすめします(結局、最低限のペイント技術は求められる)。
AIの学習元がクリエイターの描いた著作物である点についてはあえて私の口からは説明しません。しかも学習元が無断転載サイトなのであれば“真っ黒”です。AI技術の進歩に対し、法律の整備が追い付いていないのが現状で、今後どのような展開になっていくのか予想が難しいですが、クリエイター的にはAIの存在が面白くないのは確かでしょう。
世の中性格が悪い人が多いようで、オリジナルの作品にわざと「AI」のタグを付けたり、製作途中の他人のラフを使ってAIで完成絵を生成し「私のほうが先に公開した。トレパクされた」などと喧伝したり、何時間、何十時間も掛けて制作した美麗イラストに対し「AIが描いたんですか?」とコメントして作者の心を壊したり、さっそく53が大量発生しているようで、今まで以上に絵師達はストレスと戦わなくてはならなくなりました。
AIは沢山のイラストから共通点を見つけ正解を導き出そうとします。逆に言えば、常識や多数派から逸脱したものほどAIにとっては不正解であり、理解するのが難しくなります。
「ケモノ」だけなら今や学習素材がたくさんあるのでAIで生成するのは容易ですが、例えば「巨ケモ」で「犬獣人」で「亀頭球」があって「尿道に電車突っ込んでて」…と条件が重なる程、AIが正解を導き出すのが難しくなります。学習元の母数的にマイナージャンルはAI部門でも苦境に立たされることでしょう。
現在のAIへの指示の伝え方は結局のところ文字(詠唱)になります。人間同士のイラストリクエストであっても、なかなか自分の意図を文章だけでクリエイターに伝えるのは難しいですし、ましてやAIは巨ケモナーじゃないので、「サイズフェチの当たり前」なんて通じません。
人間とAIとの間にそれだけの溝がある中で、文章だけで自分の脳裏に浮かんでいるシチュエーションをAIに正確に伝えるというのは、あまりに難易度が高すぎます。
実際、私も色々な詠唱を試してみましたが、特に厳しいと感じたのは一つの絵に複数人が登場するシチュエーションです。同じ人間同士でもかなり難易度が高い部類ですが、ケモノの場合はそれぞれの種族が違うことも多く、例えば狼君と兎ちゃんの蹂躙SEXを描こうとしても、特徴が混在して化け物が生まれちゃうことがほとんどです。
↓こうなります笑
詠唱が複雑になる程、どれがおおかみ君への詠唱でどれが兎ちゃんへの詠唱なのかAIが判断できなくなってしまうわけです。
私も結構時間を掛けて色々試してみましたが、結局、二匹の蹂躙SEX絵は生成できませんでした(AIコントロール技術が問われるので“AI調整師”としての能力不足かもしれませんが…)。
今回使用したAIには有難いことにケモノ絵だけを学習させたAIがありましたが、今回色々触ってみた結果、結局この機能を使うことはそこまでありませんでした。
悔しいことですが、人間の女の子のイラストに比べると、まだケモノイラスト界隈は醸成しきっておらず、イラストのクオリティの全体平均が明らかに劣っています。
AIの生成する子イラストは学習元の親イラストから大きく影響を受けますから、結局、AI絵のクオリティも低くなってしまうわけです。
しかもケモノジャンルはMMD等の3Dが割合的に多く学習されてしまっているようで、生成されるイラストも3D風になってしまうことが多いです。
これは別に悪いことではないのですが、イラストの母数の少ないマイナージャンルは、それだけ一人のクリエイターに大きく左右され易いということです(投稿数の多い作者の画風に寄り易い)。
今回、試しに版権ものの生成にもトライしてみましたが、実用レベルなのはほんの一握りのキャラクターに限られます。
例を挙げるとすれば、ルカリオ、ゾロアークはAIが理解したが、エースバーンは理解してくれませんでした。
世界最高峰の知名度のポケモンの中でも選りすぐりの人気キャラクターですらこの有様ですから、マイナーキャラの生成は現状は不可能に近いと思います。
ただしこれはあくまでAIの学習元に左右されますから、例えば大量のエースバーンイラストを喰わせたAIであれば、生成は可能でしょう。
せっかくなので貼って生成したものを貼っておきます。難易度高めでした。
さて、本記事ではいくつかAIの描いた巨ケモイラストを載せていますが、果たして勃起できる作品はありましたでしょうか?
一クリエイターの私としては、AIのイラストにシコみで負けたらちょっと悲しいのですが、でももしAI絵で簡単にシコれる時代がくるなら、それはそれで物凄い技術革新だとも思います。
個人的には、サイズフェチ絵はキャラクターと背景の親和性を最優先しているので、完全ドストライクな作品をAIだけで生成するのは難しいですが、でもそれも頑張って加筆しまくればクリアできちゃいそうです(その分時間はかかりますが…)。
AI絵以前に、もともとビルブラシの背景や写真を加工したような背景メインで巨ケモを描かれている方も一定数いますし、そういうイラストでも抜ける人ならAIは割と最強のツールなのかも。
その点、ほのぼの系の巨ケモ好きには未来が明るく、蹂躙虐殺系の巨ケモ好きにはまだまだ苦しい状況が続く気がします(問題点で挙げたセンシティブな問題も付き纏うし‥)。
ただ実際にこうやってAIを触ってみて、巨ケモ絵を生成してみた感想としては、「思った以上にやれるな」というのが正直な感想です。
絵描きさんの中にはAIを受け入れられない方もいるかもしれませんが、個人的にはこのAIの登場で俄然やる気が出てきたというか、絵を描いてて良かったと改めて思ったりもしています。
というのもAIというのは、人間の描いた「親イラスト」を元に生まれた「子イラスト」なので、今まで自分が描いてきた巨ケモ作品たちは、今後無限に生まれてくるあろう子供達の親として、遺伝子をばら撒き続けることになるからです。AIの描いた「子イラスト」から生まれた「孫イラスト」であっても、その血は脈々と受け継がれます。例え私が死んでも、絵に遺された遺伝子は永遠と残り続けて、後のイラストに影響し続ける訳です。
そういう意味でも、まだ“人が絵を描いている”時代に絵描きをやれて良かったと思うわけです。
何より、そもそも巨ケモ界隈はイラストの母数が圧倒的に少ないので、まだまだAIに喰わせる餌を絵描きが養ってあげなきゃならないフェイズにあります。
今私たちが頑張れば頑張る程、後々もっとAIが賢くなった時、肖れる恩恵も大きくなるわけです(結論:まだまだ頑張りましょう)
正直、今巷に出回っている人間の女の子の美麗AIイラスト達は、どれもかなり似通ってきているので、実際の生物と同じく“近交弱性”で崩壊すると思いますが、ケモノ絵はその性質上、もともと多様性があり過ぎて今後どのように進化していくのか予想ができませんし、AIによって更に面白いジャンルになるような気がしています(魔物のような新たな種族を作り出すことにも適しています)。
また、マイナージャンルの覇権争いも今後面白くなることが予想されます。例えば任天堂の某青い鳥は某氏によってミーム汚染されていますが(笑)、そうやってAIに正解を誤認させることで、キャラを自分色で独占するなんていう恐ろしい行いも出来ちゃうかもしれないのです。
某青い鳥はまだ有名なほうですが、もっとマイナーなキャラを=巨大な物とAIに理解させることは決して難しいことではないのかもしれません。(良い意味でも悪い意味でもカオスな状況ではありますが。。)
問題点も色々挙げてきましたが、例えAIで時代が変わってしまっても、我々サイズフェチ勢は自分たちの界隈が不謹慎ジャンルであることを決して忘れずに、良心を持ち続け、上手にAIを使いこなしていきたいですね。
変わらず今まで通りサイズフェチのシコみの最大化を追い求めましょう!!