※巨獣壊進撃~春の陣~で寄稿した『終末の巨竜と見習い召喚士』の後日談的な日常の一場面を描いてみました。頑張れキュベリオス君!
巨大産業都市レグナス。
流通の一大拠点として栄え、多くの労働者を抱えるこの町では、昼間人口が時に500万を超えることもある。
特に都市の中枢にある超高層ビル街は超人口密集地域であり、このエリアは常に道路が埋め尽くされるほどの人混みで溢れていた。
しかし、そんなありふれた日常も今日で終わろうとしていた。
たった一人の巨獣の手によって…
「ねぇ、キュベリオス。ちゃんとカメラ設置した?」
一匹の灰色の狼獣人が問う。顔つきから察するにまだ若く、小学校高学年かせいぜい中学1年生といったところだろうか。
しかし、イヌ科最大の体格を誇る狼族の多分に漏れず、身体つきは十分大人然としており、雄の逞しさを感じさせるには十分なくらいである。
「は、はい!全台設置致しました、ご主人様!」
応えたのは小型の赤竜。しかし、手乗り竜にしてはあまりに小さく、一匹の蝶のように儚げに見えた。
しかし、その赤竜より更に小さな一匹の羽虫が彼の目の前を横切った。
よく見ると、その羽虫の正体はジャンボジェット機だった。
・・・そう、この二匹べらぼうにデカいのである。
「よし、ヤるか。」
狼獣人の子供の足元には、巨大産業都市レグナスがまるごと股下に納まっている。
既に衣服は脱ぎ捨てられ、丸裸状態。股間からはとても子供のモノとは思えないバキバキに怒張した雄々しい陰茎がそそり立っている。
恐ろしいことにこの子供は今から自分のちんこで町を滅茶苦茶に破壊しようとしているのだ。
「前やらかしたみたいにちゃんと録画できてなかったら、“お仕置き”だからね。」
そう言われて赤竜キュベリオスは少し震えた。
子供の発想は時に残酷だ。
少し前にキュベリオスがミスを犯した際は、“パンツ蒸しの刑”が執行された。読んで字の如くパンツの中に長時間閉じ込められるという子供のお遊び的なお仕置きだ。
しかし、これがなんともしんどい。
というのもご主人様は相当の爆根持ちで、サイズが合うパンツがなく常に張り裂けそうなくらいビチビチに穿いている。その中に放り込まれようものなら一切身動きさえ取れず身体が圧迫され続けることになる。
そこで勃起なんてしようものなら、パンツ内で潰されても何ら可笑しくない。事実、キュベリオスは、ご主人さまの軽い半勃起で骨折したこともある。
他にもご主人様がパンツにキュベリオスを入れたまま体育の授業を行った際は、汗まみれの陰茎と金玉に蒸し焼きにされて絶命しかけたことがあったり、雄臭さや恥垢の匂いで気絶したこともある。
ただの恥垢ならまだしも、人間を蹂躙した後などは、無数の人間の成れの果てが恥垢に混じっていることもあり、その時の臭さと言ったらとても言葉では言い表せないものがある。
「あ、そうだ。前に自由研究で星破壊しちゃった時に、先生に“もっと命を大切にしなさい”って言われたし、こいつらにもちょっとだけ避難する時間あげるか。僕としても、町を滅茶苦茶に破壊できればそれだけで十分気持ち良いし、頑張って生きてる人間達を皆殺しにしちゃうのもちょっと可哀想だしね。」
狼獣人の子供は町の上に四つん這いになり、人間達から空を奪う。パンパンに膨張し、我慢汁を垂れ流す1kmはあろうかという彼の爆根は、早く町を食い散らかしたいと言わんばかりにビクンビクンと脈動している。
「人間ども!今からここで床オナするぞ!10秒待ってやるから巻き込まれたくなければ、はやく町から離れろ!僕のちんちんは滅茶苦茶デカいから、ぐずぐずしてると一瞬でミンチになるぞ!」
人間達に一方的に言い放つ狼獣人の子供。しかし、人間達にとって彼の言葉は暴力的な爆音でしかなく、まともに聞き取れたのはごく少数だった。中には今の彼の声で鼓膜が破れてしまった者もいるくらいだ。
「み、耳が・・・痛い・・・」
「・・・な、なんだって・・・ちんちんが・・・え?」
「に、逃げろ!!!あと10秒であのとんでもない肉棒が町に落ちてくる!!」
「まじかよ・・・10秒で逃げられるわけ・・・」
町が大パニックに陥る中、しかし無情にも狼獣人の子供は死のカウントダウンを始める。
「10・・・9・・・」
瞬時に避難が無理だと判断し、家の机の下に丸まるもの。とりあえず車に乗り込もうとするもの。子供を抱きかかえて蹲る者。一心不乱に駆けるもの。
いずれにせよ10秒という時間はあまりにも短すぎた。
「8・・・7・・・6・・・」
仮に今すぐ電車が郊外に向けて出発したところで、数キロメートルはあろうかという彼の巨体から逃れられるほど距離は稼がない。
「5・・・4・・・3・・・」
すなわちこの逃避行に正解はない。
「2・・・1・・・・・・0!!!」
ゴッシャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
彼なりに早くヤりたい気持ちを必死に抑えていたのだろう。カウントが0になった瞬間、勢いよくペニスが町に押し付けられ、広大な高層ビル群が一瞬でスクラップになる。
「あ・・・気持ち・・・」
そのまま腰を振り、ペニスを町に擦り付けるようにしながら、建物も人も何もかもを粉々に潰していく。
500万人はいたであろう人間達が誰一人として逃げることも叶わず、一瞬で彼のチンコによって肉片に変わっていった。
腰を振るたびに巻き起こる地響きで、ところどころに地割れが発生し、彼の眼中にすらなかった周囲の小規模の村や町も甚大な被害を受けていく。
そして・・・
どびゅるるっるるるっるるるる!!!
彼が絶頂を迎えた頃には500万どころか、その倍の1000万人の死者が出ていた。
「ああッ!やっぱ良いわコレ!なんか粒々の感触があって、ベッドの上で床オナするより気持ちがいい。しかも、人間達が頑張って作った町が僕のちんこ如きで滅茶苦茶になっちゃうってのが最高にスカッとするんだよなぁ~」
先ほどまで確かにここにあったはずの町は忽然と姿を消し、瓦礫の山と精液の湖だけがどこまでも広がっている。
狼獣人の子供のちんこには建物の瓦礫だけでなく、人間の成れの果てが大量にこべり付いていたが、あまりに小さすぎて彼の肉眼ではそれを捉えることはできない。
それどころか彼は今回の襲撃では「人間達を生かしてあげた」とすら勘違いしていた。
自分は良いことをしたのだと得意げな表情を浮かべる彼の横で、キュベリオスだけがその凄惨な殺戮に気付いていた。
しかし、キュベリオスがそれを彼に伝えることはなかった。もしそれで彼のご機嫌が悪くなったら、自分の身が危ういからだ。
キュベリオスはただそっと心の中で人間達の冥福を祈るのだった。