【F/F】廃工場のヘドロンナ#2
Added 2024-06-25 13:51:13 +0000 UTC2. 赤褐色の地獄 (F/F) 月光を反射する白い刃が赤褐色の液体を切り裂いた。 不安定な形状をした赤褐色のヘドロの断片が地面に落ちて潰れた。 「噂より、人間っぽい見た目なのね」 退魔師──"津軽 睦月(つがるむつき)"は 刀を振り、どろりとした液体を振り払った。 刃から落ちた液片も、睦月に切断された液片も、ずるずると地面を這うように動きやがて──人の形をした赤褐色の塊のもとに戻った。 艶々とした真っ白い髪。赤褐色の肌。大きな胸。長い脚。陶器のようなツルツルとした質感のその、ヘドロだったものは、色のない目で睦月を見据えている。 睦月「悪いけどね──私は戦いを楽しむタイプじゃないの。だから──」 睦月が刃を振る。 無数の斬撃が、赤褐色の身体を木っ端微塵に切り刻む。 原型のなくなった赤褐色の女──ヘドロンナの破片が飛び散る。 睦月は、どろどろになったヘドロンナの肉片に視線を走らせた。 睦月「"核"はないわね」 通常、このように液状の怪異というのは肉体を再生させる核のようなものがある。 その際は核を滅することで退魔できる。 核がない場合は、溶かすという手法があるのだが、それをやるにはかなりの準備を要する。 そしてもう一つは──怪異の力を凌駕するほどのエネルギーで爆散させるという方法。これは、最終手段だ。 睦月「仕方ないわね」 睦月は最終手段を取るべく、一度刀を鞘におさめた。 ヘドロンナから距離を取る。 力の解放をするため、仕えている神にお許しをもらうのだ。 切り刻んだヘドロンナが再生し切ってしまう前に、終えなければならない。 睦月が祝詞を唱えようとしたその時だった。 足元に小さな小さな──本当に小さな赤褐色のぶよぶよした破片が落ちているのが見えた。 どろりとしたそれは、まるで手のような形に変わって睦月の足首をガシリと掴んだ。 睦月は咄嗟にお札を抜き、足首に巻き付く赤褐色のヘドロにびたりと貼り付け、ヘドロを振り払った。 睦月が視線を前方に移した時、ヘドロンナはほとんどもう人の形に戻り始めていた。 睦月「早いわね…あれだけ細かく斬ったのに…!」 また刀を抜こうとする睦月の目の前に、 赤褐色の肉体が滑るように移動してきた。 「潤いを───」 ヘドロンナの薄い唇が小さく動く。 睦月の鳩尾に重い一撃が走る。 長身の睦月の身体がくの字に折れ曲がり、無理やり縦に開かれた口の奥から、とろりとした液体が溢れ出す。 力の抜けた手から、刀がするりと抜けて地面に転がる。 ──まずい。 睦月は咄嗟に地に手を伸ばすが、ヘドロンナが壁となりそれを遮った。 睦月「私を…封じたつもり?」 睦月は右手の人差し指と中指を伸ばし、それ以外の指を折り畳む。 ──刀が無いなら他のやり方で対処するまで。 睦月がすうと息を吸い込んだその時だった。 赤褐色のヘドロ片が飛んできて、睦月の右手を飲み込んでしまった。 右手を封じたヘドロ片に、ヘドロンナの腕が伸びていく。 睦月は待っていた。 右手を飲み込むヘドロのカケラが、ヘドロンナの身体と繋がるその時を。 ヘドロンナの伸びた腕と、睦月の手に絡みつくヘドロ片が吸い付くようにくっついたその時。 睦月は右手に、自身の心身に込めれられたありったけの力を注いだ。神から与えられた力。生まれ持った力。命ある者だけが持つ力。その全てを。 力は右手に絡みつくヘドロを伝い、ヘドロンナの本体に流れ込む。 ヘドロンナの、生き物としての温もりを感じない冷たい瞳が一瞬、小さく揺れた。 人の形をした赤褐色の肉体が一瞬にして睦月の目の前から跡形もなく消し飛んだ。 睦月の顔に、和装に、周囲の壁に床に赤褐色の肉片が飛び散る。 睦月「一体…どんな死に方をして…恨みを持てば…そんなふうになるの」 睦月は飛び散る肉片を眺めて思わずそう言葉を漏らしてしまった。 なんせ飛び散る肉片からはまだ─── ──"気"を感じるからだ。 睦月「この処理は、山岡宮司に任せた方が良いかもね」 睦月は、特別な赤いお札を抜いた。 睦月「だからここは一旦──眠ってもらうわよ」 睦月は叩きつけるようにして赤いお札を地面に貼り付けた。 お札に向かって、ふっと息を吹きかける。 そうすると、五芒星が刻まれる───はずだった。 赤いお札を中心にして真っ赤な筋が五芒星を刻むべく走った。 だが、その筋は何かに弾かれたかのようにばちばちと音を立て火花を散らせて消えてしまった。 睦月「どうなってるの…!?」 怪異を封じる最後の手段があっさりと、訳もわからないまま弾かれた睦月は驚愕する。 ──潤いが欲しい。ただ、それにまみれていたい── ヘドロンナの声がする。 飛び散った肉片が集まり、どろどろと音を立ててヘドロンナの形が出来上がっていく。 ヘドロンナの赤褐色の背からもこもこと触手のような形状のものが盛り上がり、勢い良く飛んでくる。 睦月は刀を握り、凄まじい勢いで飛んでくる二つの触手を正確に切断した。 だが。 見えなかった。 完全な人型と化したヘドロンナが目の前に迫っていたのが。 ヘドロンナの握り拳が睦月の整った顔面を思い切り殴りつけた。 脳が揺れる。 目からは涙が滲み出る。 続いて、赤褐色の拳が腹部を殴打する。 そして、鳩尾を──鳩尾、鳩尾、鳩尾、鳩尾何度も何度も殴られる。 睦月の身体は宙で何度も、あらゆる方向に変形し、吹き飛ばされたその身体は壁にぶつかり、ズルズルと地面に滑り落ちた。 視界がぼやけて、視点が定まらない。 気づけば手には刀もお札もない。 ヘドロンナが迫ってくるのがうっすら見える。 「お前は潤い過ぎている」 ヘドロンナは言った。 大きな胸。くびれた腰。長い脚。赤褐色の女は、完全に戦意を削ぎ落とされた退魔師を見下ろしている。 「お前の潤いが欲しい」 ヘドロンナの足元がどろどろ溶けて、睦月の周りを赤褐色のヘドロが取り囲んだ。 ヘドロからニョキニョキと触手が伸び、それらの先端部が人の手の形へと変形する。 大きな手。細く長い指。爪のような部位まで揃えたその赤褐色の手はとてもとても─── ──くすぐったそうだった。 無数の手は、ワキワキと指の曲げ伸ばしを繰り返して睦月に狙いを定めている。 睦月「はぁはぁ…私を…簡単に倒せると思ったら…大間違いだからね…」 睦月は力を振り絞って人差し指と中指を伸ばす。 ──せめてこの手の包囲網から脱出しなければ。その一心で、睦月は祝詞をあげようと試みる。 しかし。 それを阻もうと赤褐色の手どもがにゅうっと伸びて、睦月のはだけた和装の中に侵入してきた。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ… 細く長い指が、艶とハリに溢れた睦月の素肌を這い回る。 睦月「ぶくくっ!!?くっ!!?くくくくくくっっ!!?いひひひひひひひ!!!」 睦月の素肌──腋の下の付近や大きな胸の周りをコチョコチョコチョコチョ指先が蹂躙し、睦月はその顔を歪めて震える。 構えていた指が解けていく。 睦月は十年目のベテラン退魔師である。それも、くすぐりに関しては頂点に君臨する神社の退魔師だ。 くすぐりに耐える訓練はしている。嫌と言うほどに。 それなのに。 赤褐色の指先の皮膚の滑り方はまるでくすぐりのプロフェッショナルのように繊細かつ嗜虐的で、そのくすぐったさはいちいち神経を震わせるようで怖気が走る。 睦月は、感じたことのないようなくすぐったさを必死に押さえ込んでいる。 「笑え。笑え。笑って吐き出せ」 ヘドロンナが囁く。 赤褐色の指がさらに不規則に踊る。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ… 睦月「くくくくくくっ!!!うるっっさいっ!!!誰がっっ…!!こんなのっっ…!!」 睦月は口端をピクピク痙攣させ、勇ましい顔と淫らな笑顔の間をいったりきたりしながらヘドロンナを睨みつけた。 生者は怪異相手に下手に出てはならない。もしそうなれば、それは心が屈したと言うこと。死者相手に心を折ると言うことは、敗北を意味する。 「醜いぞ」 ヘドロンナは独り言のようにそう呟くと、 手をすうっと伸ばし、睦月のはだけた和装から漏れている爆乳の薄ピンク色の乳首コチョッと人差し指で引っ掻いた。 睦月「ぎひゃっ!!?」 貫くような鋭利なくすぐったさが走り、 固く閉ざされていた睦月の口が大きく開く。 その隙を、赤褐色のコチョコチョ化け物は見逃さない。 ヘドロンナは両手を睦月の両腋の下に突っ込み、素肌にワシリと爪先を立てた。 「コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ…」 冷気のこもったコチョコチョボイスと共に指が暴れ出し、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!っと引っ掻き回した。 睦月「あぎぃっっ!!?ちょっ!!?しまっっっ──っっっだぁぁぁあはははははははははははははははははははは!!?あっっへへへへへへへへへ!!?ぎひひひひははははははははは!!?あっ!?あっ!!?あはっ!!!あはははははははははははははははははははは!!?」 睦月の淫らなまでの下品な笑い声が響き渡った。 いつの間にやら下半身は完全にヘドロンナの液状の身体に取り込まれており暴れても暴れても十分に脚を振ることが出来ない。 「コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ…」 ヘドロンナは睦月の脳内に直接、コチョコチョボイスを届けるかのように耳元でコチョコチョと囁きながら指を踊らせる。 その指先がコチョコチョ引っ掻くのは、睦月のツルツルした腋の下の全面である。 睦月「ぎゃはは!!?っっっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?ひひひひひはははははははははははははははは!!!このっ!!!くっっ!!?くひゃひゃひゃひゃはははははははははははははは!!!」 睦月が抵抗しようとすると、ヘドロンナはそれを阻止するべく腋の下の窪んだところに指先を滑らせてそこを重点的にコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョっと引っ掻きくすぐった。 睦月「ひゃっ!?あっ!!?そこはっ!!っっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!なんでそこをっっ!!?っっひひひはははははははははははははははははははははは!!あーっははははははははははは!!!」 腋の下の窪んだラインにはくすぐったい神経がみっしり詰まっている。ヘドロンナは細い指先でそこから汚れでも掻き出すかのような動きでカリカリコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョくすぐりまくっている。 まるで、抵抗しようとしたお仕置きであるかのように。 睦月「はへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!?いひひひひひはははははははははははははははははははは!!!くっ!!!くっひははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?ひゃーっひゃひゃはははははははははははは!!?」 ヘドロンナのくすぐりによるくすぐったさは睦月に刻まれているくすぐりのトラウマを呼び起こしていく。修行で受けた苦しみ、怪異によって与えられた苦しみ──それらを呼び覚ましていく。 このままでは心が屈するのは時間の問題かも知れない。そう思った睦月はある抵抗策を試みる。 それは、手やお札を使わずに行う術だ。 口さえ動けば唱えることができる。当然、睦月の使える行動のみでの術の威力は大したものではないが、少なくともこの状況からは脱することができる可能性を秘めていた。 睦月が術を使うべく舌を動かしたその時だ。 ヘドロンナの目が睦月のその、動き舌を捉えた。 睦月は首筋に冷気を感じた。 嫌な予感がした。 「不要だ」 ヘドロンナのオッパイのあたりから伸びたドロドロの触手がズボッと睦月の口内にねじ込まれた。 睦月「んぉっ!!?」 入り切らなかった赤褐色のヘドロが、睦月の口からドボドボと溢れ出す。 睦月「んんんんっ!!?」 首を振ったり、舌を使ってヘドロをかき出そうとするが、そんな事をしても舌の根元にヘドロが染み込むだけで何の意味もない。 「吐き出せ。潤いと共に」 ヘドロンナはそう呟くと、睦月の剥き出しになってしまっている引き締まったお腹に指を滑らせ、ガシリと指先を立てる。 指先がどろどろと変形し、硬い陶器のようなツルツルした爪の先が形成される。 睦月「っ!!?」 腹部に爪を立てられた睦月の額にじわりと汗が滲む。 これはまずい! 睦月が身体をくねらせようとした瞬間、赤褐色の細く長い指先が暴れ出し、ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!!!っと腹部を掻き回した。 睦月「んぼっ!!?んぉぉぉぉおおおおおおおおほほほほほほほほ!!?ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおお!!?おほほ!!!おっ!!?お"っ!!?んぉぉぉぉおおおおおおおお!!!ごほっ!!?ごほっっ!!?んほっ!!?んぉぉぉほほほほほほほほ!!?」 呼気を多量に奪い上げてしまう腹くすぐりが炸裂し、睦月は赤褐色のヘドロに溺れながら悶えた。 ヘドロンナが形成した陶器のような白い爪は、とてつもなくくすぐったく、腹部を引っ掻くたびに飛び上がるようなくすぐったさを睦月に与えた。 暴れても暴れても、ズブズブとさらにヘドロンナの身体の深みに沈んでいく。 ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! 睦月「ぶぇぇへへへへへへへへへへへ!!けほっ!!?かはっ!!!あはっ!!かはっ!!!?げほっ!!!っっははははははははははははははははははははは!!!おほほ!!?おっっほほほほほはははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 睦月の腹部にうっすらと浮く筋肉を味わうように、爪はワシャワシャコチョコチョと引っ掻き動き、時には下腹部だけを集中的にコチョコチョしたりして睦月から生命力を奪い上げた。 ヘドロが潤滑油の役割を果たしているため、ヌルヌルスベスベ状態での腹部集中くすぐりはとても良く──効いた。 ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! 睦月「ぁぇっっっっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ごぼっっっ!!?がばっっ!!?っっっはははははははははは!!!うぇっ!!あぇっ!!!ぇっ!!!?ぅぅぅっっっはははははははははははははははははははははは!!!」 唾液と混じったヘドロが口からだくだくと流れ落ちる。 目からは多量の涙が頬を伝っていた。 ズブズブ。ズブズブと睦月の身体がヘドロンナの身体にさらに深く飲み込まれていく。 睦月はもがいて抵抗する。 飲まれたらおしまいだ。 「あがくな。濁流に身を任せろ」 ヘドロンナが言うと、飲まれている下半身の足の裏に嫌な刺激が走った。 ヘドロの中の足の裏に、無数の指が爪を立てているのだ。 「飲まれろ」 ヘドロンナの一声と共に、ヘドロの中の無数の指どもが一斉に長身の睦月の大きな足裏をコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!っと引っ掻き回した。 睦月「やめ"っ!!?ぶっ!!?ぶぉぉぉぉほほほほほほほほほほほほほ!!?あひっっ!!?あひはっっっ!!!あひはぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!んぉっっっほほほほほほほ!!?ほひひひ!!?ほひっ!!?ほひひひひひひひひひひひひひひ!!!はぁぁぁぁはははははははははは!!?」 叫ばずにはいられない狂気的なくすぐったさが足裏に炸裂する。 脚を引っこ抜きたくても、叶わない。 ヘドロの中──ブラックボックスの中で行われる足裏集中コチョコチョ攻撃の様子は睦月には見えない。 だからこそ神経が鋭敏になるのだが── ──睦月の脳裏にははっきりと、自分の足指が長くて大きな足裏に、細くて長い指が這い回っている様が映し出されていた。 細い指は足指の間にまで入り込んできて神経を貪り、土踏まずは爪で徹底的に削いでくすぐってくる。 地獄だった。 カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! 睦月「ぶひゃぁぁぁぁぁああああああははははははははははははははははははは!?やめっっ!!?足はっっ!!!!足はぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 足の甲を爪で撫でられたり、母指球を細かな動きで素早くコチョコチョ引っ掻かれたり──コチョコチョヘドロの塊の中で執行されている足裏処刑は睦月の全身から力を奪うのに十分すぎるくすぐったさを誇っていた。 ズルズルズルズルとまたさらに睦月の身体が赤褐色の身体に沈んでいく。 睦月「あぁっ!!!だめっ!!それはっっっ!!!」 睦月はジタバタ暴れてなんとかヘドロンナの体内に飲み込まれないように足掻いた。 「無駄だ」 ヘドロンナの一声で、睦月は足裏の土踏まずに無数の指が集結したのを感じた。 そして、それらが一斉に弱い弱い土踏まずを爪でくすぐり削り始めた。 ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ!!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! 睦月「に"ゃっ!!?ぃぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?あへへへへ!!?あっっへはははははははははははははははははははははははははははははははは!!あっ!!?ダメっっ!!あっっっっ───」 猛烈な土踏まず集中こそばし責めについに睦月の身体は完全にヘドロンナの赤褐色のドロドロの身体の中に飲み込まれてしまった。 「ひゃっ!!?」 睦月の朦朧とする意識を覚醒させたのは、剥き出しになっていたお尻に走ったゾワリとした刺激だった。 拘束などされていない。 だが、ヘドロンナの身体であるヘドロに包まれた今、それは全身拘束を意味する。 逃げ場などない。 そんな中、お尻を突き出すような体勢になっている睦月に向けられたのは──お尻への徹底くすぐりの刑だ。 睦月「はぁはぁ!!けほっ!!う、嘘でしょ…!?」 呂律が上手く回らず、もはや術を唱えることも出来ない。 睦月の張りのあるツルツルつやつやのお尻に、無数の指が吸い付き、陶器のようなツルツルした爪の先が立てられる。 睦月「ひぎぃっ!!?」 「ちょっ!!ちょっと待ってちょっと───」 睦月の叫びは届かず、無数の指は爪の先でお尻に張り巡らされたこちょばい神経を掻きむしり始めた。 ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! 睦月「うぇっ!!?うぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?お尻っっ!!!お尻はぁぁぁぁぁぁぁああああああああああはははははははははははははは!!?そこはダメぇぇぇぇぇええええええええええっっ!!!」 睦月から間抜けな笑い悶え声が放出される。 睦月はお尻をプリプリ振り回し、頭を振り回して笑い叫ぶ。 赤褐色のくすぐり指どもは、広いお尻を隈なくコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョくすぐり回していく。 ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! 睦月「びひゃひゃひゃはははははははははははははははははははははははは!!お尻キツいっ!!!お尻はっっ!!!そこはっ!!!キツいキツいっってぇぇぇぇぇぇえええええええええ!!?っっひはははははははははははははははははははははは!!いひひ!!?いひひひひひひひひひひ!!?」 神経がゾクゾクするような、頭の中がゾワゾワするようなそんな嫌なくすぐったさが炸裂する。 睦月がどれだけ暴れても、爪の先はぴたりとお尻に吸い付いたまま離れず、的確にくすぐったい神経のみを嬲っていく。 睦月「ひっっひひひひひひひひひははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?ほんどにっ!!?ねぇっ!!?ぇぇへへへへへへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 ゾクゾクゾワゾワするくすぐり刺激の連続に睦月が涙をドバドバ大量に流しながら悶える中、ヘドロンナはさらに追い打ちをかけてきた。 「全て搾り出してやる」 にゅるりと現れたヘドロンナ本体の手が、 睦月の尻のワレメの根本部分の一点に伸びると、その一点を細く長い人差し指とその爪の先っちょでクリクリクリクリクリクリクリクリクリクリクリクリクリクリ!! カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ!!っと引っ掻きくすぐった。 睦月の目がカッと大きく開く。 睦月「ぶぇっっへへへへへへへへへへへ!!?んぉっ!!?ぉっ!!?ぉぉぉほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ!!?ひぃぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!?それダメそれダメそれダメぇぇぇぇぇぇぇええええええええ!!!無理無理無理ぃぃぃぃぃぃひひひひひははははははははははは!!?」 周囲のお尻コチョコチョのくすぐったさが全て吹き飛ぶほどの驚異的で非人道的なくすぐったさがワレメの根本に注がれる。 睦月は完全に弛み切った表情で顔を歪ませながらヘドロの中で大きくもがく。 それでもヘドロンナは容赦なくワレメの根本部分だけ、そこだけを執拗に素早く細かくカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ引っ掻き、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョくすぐりまくった。 睦月「ぶへへへへへへへへへへへへへへ!!?うへぇぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!?ダメダメダメダメダメダメダメダメぇぇぇぇぇぇえええええええええ!!!っっへへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 人差し指の先っちょがワレメの根本にあるくすぐったい神経の核をコチョコチョ刺激するたび、睦月の脳が無理やり震え上がらされるため、気絶などは許されない。 そんな中─── 追い打ちをかけるように、四方八方から無数の赤褐色の手たちが迫ってきた。 皆、細く長いくすぐったそうな指をワキワキワシワシ曲げ伸ばししながら近づいてくる。 睦月「ひっ!!?いやっ!!?誰かっ───」 ほとんど心がへし折れている睦月が叫び終えるより早く、無数の細くて長い器用な赤褐色の指たちは睦月の剥き出しの腋の下や横っ腹、お腹に食らいついてゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!!っとくすぐりむしゃぶり尽くした。 睦月「嫌っっっ!!?ぶはっっ!!?うわぁぁぁぁぁぁああああああああははははははははははははははははははははははは!!?あああああああああああああはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?ぎひひひひひはははははははははははははははははははははははは!!?くすぐっだぃぃぃぃぃぃ!!?」 数え切れぬほどの指先の感触が、爪の感触が腋の下に、横っ腹に、お腹に走り回り、睦月はパニックになったように首を振り回して金切り声で絶叫した。 無数の細くて長いくすぐったぁい赤褐色の指どもはゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!っと暴れ回って睦月の身体から生命力を吸い取っていく。 睦月「うわはははははははははははははははははははははははははははははははは!!?死ぬっ!!?ひぬっ!!!笑い死ぬぅぅぅぅぅぅぅ!!!っっはははははははははははははははははははははははははははははははは!!?もう無理っ!!?たすげっっっ!!!誰っっかっっ!!?っっはははははは!!!」 無数の指はただガムシャラに蠢いているのではなく、腋の下の窪みを指先でコチョコチョ引っ掻いたり、あるいは指の腹で腋の下の神経を揉んだり、横っ腹をグニグニほぐしたり、爪の先でカリカリくすぐったり、腹部をめちゃくちゃにくすぐり削いだりしてより確実に睦月を笑い死にさせようとしていた。 ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!! 睦月「かはっっ!!?っっだっっひゃひゃひゃひゃひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?やめっっっ!!?もうやめへぇぇぇぇぇえええええへへへへへへへっっ!!?っっへへへへへはははははははははははははははは!!!?」 顔中が涙と唾液でぐちょぐちょになり、乱れた髪の毛が頰や口元にへばりついている。 外部に発散し切れない狂気のくすぐりが睦月の身体だけにコチョコチョコチョコチョ注がれ続ける。 肉体が。意識が。赤褐色の肉体に取り込まれそうになったその時だった。 身体中を覆う生暖かいどろどろした感触が弾け飛んだ。 冷たくて硬い地面の感触が睦月の肩にぶつかる。 視界を遮っている乱れた髪を払いのけると、ぼんやりとした視界の向こうに三つの人影が立っているのが見える。 「そこまでだよドロドロ女」 若いが肝の据わった声がする。 「悪いけど…私たちのネタになってもらうよ!」 生意気そうな声がする。 「これは…実況が盛り上がりそうだな…。どこかにまとめられるかも知れない」 中性的な声がする。 ドロドロと、アイツが形を成す音がする。 あぁ──潤った。 ヘドロンナは、そう言った。
Comments
なるほど睦月を見て初代の沙夜をイメージされるとは意外でした!が、睦月の勝ち気で自信満々な立ち振る舞いは確かに最初の沙夜っぽいですね!自分でも気づきませんでした! ただ今作を通じて『擽怨』を想起されるのは正しいと言いますか仰る通りです!(最終三話目にてその意味が分かるかと思います!) 昔の沙夜に会いに戻って下さったとは嬉しいですね…! 睦月のような姉弟子がいれば、沙夜があんなふうに育つのも頷けるかもしれませんね…! 睦月には勿論、お約束でたっぷりとくすぐられていただきました!喜んでいただけたようで良かったです!
Kara
2024-07-02 02:24:44 +0000 UTC液状の怪異というのはやっぱり厄介ですね〜!とはいえ、このヘドロンナはその中でもかなり異質でしたね。 最終話にてもうその正体は明かされておりますが、怪異と対峙する際は不測の事態も想定しておかないといけないようですね!
Kara
2024-07-02 02:17:57 +0000 UTCこの空女ノ神社の退魔師 津軽睦月は『擽怨』時代の山岡沙夜を彷彿させる性格をしています。 意外とああいう勝ち気な性格の人は、今でもあの頃の沙夜しかいない気がするので、この作品からはどこか原点の雰囲気を感じます。 少なくとも『擽怨』の沙夜に会いに戻ってしまったくらいには。 強気な性格は山岡家の血を問わず空女ノ神社で育った退魔師の気風なのかもしれないですね。 そんな退魔師 睦月が、前回これはそういう流れかなと密かに期待していた通り、ヘドロンナにくすぐられてしまったのでめっちゃ良かったです!
(´・ω・`)
2024-06-27 11:20:59 +0000 UTCヘドロンナ無茶苦茶強いですね。実力者である睦月がこれだけ一方的にやられるとは思いませんでした。女子高生三人組はヘドロンナを倒せるのでしょうか。最終回楽しみにしてます。
reo
2024-06-26 12:28:42 +0000 UTC