無限復活勇者の倒し方
Added 2025-03-22 15:25:14 +0000 UTC「うーむ…」 女魔王【リリナール】が頬杖をついてうなっている。 「いかがされました?」 側近の魔女【ローラ】が尋ねると リリナールは美しい顔を曇らせて息をつく。 「ふぅ…… 嫌気が差してきた」 その原因を聞くまでもなかったようで、 ローラも同意とばかりにうなづいた。 「でしょうね… こう何度も何度も挑まれては… 直接戦っていない私ですらしつこさを感じるほどです」 「まったく… 勇者というのは厄介な虫じゃな。 潰しても潰してもすぐ復活してきおる」 人類の希望である勇者たちは、いくら殺しても 〝ある場所〟で復活してまた襲撃してくるという、 魔物視点では気味の悪いバケモノのような存在。 「ならば、やはり我々部下が迎え討――――」 ローラが言い終えるより先にリリナールが手のひらを向ける。 「ならぬ。 それでは面倒ごとが増えると言ったじゃろ」 「は、はい」 勇者が攻めてくる時、リリナール以外の者は魔王城から退避させていた。 理由はリリナール以外では勇者に殺されてしまうから。 何度死んでも復活する勇者と違ってこちらの部下は復活しない。 となると勇者が来るたびに兵力がどんどん削られる事になる。 加えて歴史のあるこの魔王城の中を死体だらけに されてはたまったものではない。 それに相手は盗賊ではなく勇者。 狙っているのは女魔王の首ただひとつ。 ならばリリナール以外の者は不要。 というよりいない方が良い。 こうして女魔王リリナールは毎回ただひとりで 勇者たちを迎え討ち、圧勝を重ねてきた訳だが、 そのしつこさに辟易してきたのだ。 「な、ならば……… どうされますか?」 「む…… さて、どうしたものか」 今度は二人そろってン~とうなり出す。 見た目は若々しくても、もっとも古くからこの城に住んでいる二人だ。 古いがゆえに固定概念というものが形成されており、 そんな常識を壊すのはたいてい〝若い力〟だった。 「あの~…」 魔王の間に一人の淫魔が入室してくる。 「ちょっとそこで聞き耳を立ててたんスけど~」 彼女の名は【キュラ】 つい最近魔王軍幹部になったばかりの若い淫魔だ。 「聞き耳って… 魔王様の部屋の前で何をしているのですか!」 最高幹部のローラが目を尖らせると、 魔王の言葉が割って入ってきた。 「かまわぬ。 ……が」 と、区切ってからリリナールも目を細めた。 「この中にまで入ってきたという事は 〝それなりの考え〟があっての事、じゃろうな?」 キュラは魔王軍幹部を殺して入れ替わりで幹部となった新参者。 しかも真っ向勝負ではなく、色香で騙して精を抜き尽くすという 勝ち方だったためイマイチ実力のほどが分かりにくく、 魔王からも他の幹部からも信頼を得ていなかったのだ。 それでも、そのくらいで部下に発言権を与えないほど 魔王リリナールは狭量ではない。 「もちろんッスよ♪ とっておきの策がありまして―――」 〝良い案だ〟と思えば熟考した後に採用する。 そしてキュラの案は即採用されるほどのものだった。 ※ 「よし 準備はいいな」 禍々しい扉に手を掛ける勇者が言うと、 後ろに控える戦士と魔法使いが雄々しく応えた。 「おぉ!」 「もちろんだ!」 人類の希望を背負った三人が〝今日こそは〟と気合を漲らせて突入する。 ところが。 「―――!」 もはや見慣れた真紅の王座が空席だったのだ。 「魔王が…… いない?」 魔王の姿は大きな角と尖った耳以外は人間の女性と ほぼ同じなのだが、その背丈は倍近くある。 そんな巨体を隠せるものはこの部屋に無いため、 勇者たちは〝部屋を間違えたのか〟と思ってしまったが、 直後に入ってきた扉がバタンと閉まった。 「ッ! しまった、罠か!」 戦士が固く閉ざされた扉を斬り裂こうとすると、 頭上から妖しい声が降り注いでくる。 「ちょっとタンマタンマ。 モノは壊さないでくださーい」 三人がいっせいに上を向く。 「出来るだけ散らかすなって言われてるんでー」 フワフワとキュラが舞い降りてきた。 「何だお前は? 魔王はどこだ!」 勇者が剣を構える。 「おーっと 物騒なモノ向けないで下さいよー アタシは別に争う気とか無いんですからー」 コウモリを思わせる羽を大きく開くと キュラが宙で停止した。 実際いくら魔王軍幹部の彼女でも勇者が相手では 勝ち目がゼロに等しく、しかも三人が相手では 瞬殺されてしまうだろう。 「だったら答えろ。魔王はどこだ!」 すでに臨戦態勢に入っている勇者たちを注視しながら キュラが色っぽく足を組み替える。 「体調不良ッス」 「は?」 「だから魔王様は今 気分が悪くて寝込んでるんスって」 「なんだと!?」 「無敵の魔王様でも生物ですからねー そりゃ〝そういう日〟もありますよー ………で、どうされますか? 〝そんな魔王様〟でも戦いたいんスか?」 「う…」 気分が悪い? あの魔王が? 確かに見た目はデカさ以外人間と大差ないし 〝そんな日〟もあるのかもしれない… というか、もしや〝女性特有のあの日〟か…! などと勇者たちは考え出した。 「起き上がることも出来そうにないので 寝ている病人を男三人で袋叩きにする事になっちゃうっスけど」 「ぐ」 これまでの戦いを振り返れば、病気で弱体化してようやく 対等なくらいであり、考えようによってはチャンスとも言える。 しかし。 やはり勇者として、病弱した女性を襲う訳にはいかなかった。 いくら魔王だったとしても。 「ど、どうする勇者」 「これは絶好の機会ともいえるが…」 戦士と魔法使いも迷っている。 「……そうだな」 そして、その迷いが生じる心の隙へと淫魔は甘い言葉を挿し込んだ。 「もう今日は戦いなんてヤメにして… イイコトしませんか♡」 「「「!」」」 再び三人が視線を上げると、キュラが下着を変わらぬ 薄くて細い着衣をズラしていた。 「なッ!?」 ズラされた黒い布地から覗くピンク色の乳輪に 男三人の六つの眼球が釘付けとなり、 ぶら下がる六つの睾丸も活性化してしまう。 「深い森を抜けて、険しい山を越えて魔王城(ここ)にくるまで、 勇者と言えど四日、五日はかかるよねー となればー 溜まっちゃうんじゃないっスか♪ ほら、股間のタマタマにぃ~ 白くてドロドロっとしたモノが♡」 床に降りてから深い谷間を強調する。 「ッッ…」 勇者、戦士、魔法使いは硬く口を閉ざした。 キュラの言ったことが事実だからだ。 最果ての町から魔王城までに掛かる日数は四日半。 彼らの強さがあれば道中で命を落とす危険も無いが、 疲労を最小限に抑えつつ移動するとそのくらい掛かってしまう。 四日もあれば若くて活発な男はどうしたって 欲求が溜まってしまうもの。 もっと言えば、魔王討伐に出向く直前に〝精力が落ちる行為〟 をする勇者などいないため、実際にはもっと長い期間 欲求を発散でできていないのだ。 「う… うう…」 三人の中でもっとも体格の良い戦士が、 フラフラとキュラに吸い寄せられるように歩き出した。 「おい!」 勇者の声にも反応を示さない。 これはおかしいと股間を見ると、やはり戦士の生殖器が膨張していた。 腰から股間に垂らしたアーマーを持ち上げるほど 力強く大きなテントを張っていたのだ。 「これは!」 いくら溜まっていても〝こう〟はならない。 魔法使いが視線を周囲に巡らせてから叫んだ。 「勇者 催淫だ! あの淫魔 催淫を使っているぞ!」 「くそッ」 勇者がキュラを睨み付ける。 だが直後、眉間に寄っていたシワが消えた。 キュラの衣服がするりと落ちたからだ。 「んふ♡」 ぱさり♡ 重量のほとんどない下着のような衣服が床を叩くと、 男なら誰でも欲情を抱かざる得ない肉体が出現した。 「……ッ」「……ッ」 これには勇者と魔法使いの股間も〝反応〟してしまう。 油断した。もう淫魔の攻撃は始まっていたのだ。 そんな焦る二人に対し、キュラの言葉は友好的なものだった。 「だからそんな怖い顔しないで下さいって。 今日はもう戦いはヤメだって。 少なくともアタシに戦闘の意思はありません。 だって瞬殺されちゃうッスから」 お手上げ、とばかりに両手をあげる。 それはそれで肉欲を刺激するポーズなのだが、 この淫魔からは微塵も敵意を感じない。 「催淫しちゃったのは謝りますが意図的にしたわけじゃないスよ。 これでも上級淫魔なので自然と催淫成分が肉体から出ちゃうんです。 スッポンポンになったのだってこうして武装解除したほうが 信じてもらえるかな~って思っただけッス」 重厚な鎧ならともかく〝あんな紐〟を脱いで武装解除など おかしい話だが、男たちの頭はもう正常ではなかった。 特に戦士は自分が武装解除していた。 「はぁ… はぁ…」 ガチャガチャと留め具を外して鎧を脱ぎ去り、 ついでに服まで脱ぎだしてしまう。 「ま、待てッ」 「淫魔の前で性器を出したら―――ッ」 止めに入ろうとする勇者と魔法使いより先に キュラが戦士の正面に立った。 「あー 大丈夫ッス。ここはアタシにお任せを♪」 お任せしていい筈がないのに勇者と魔法使いは足を止めてしまう。 全裸で男の前に立つ淫魔に〝変な期待〟をしてしまったのだ。 「ふー ふー」 戦士はとうとうパンツに手を掛け、一気に降ろした。 ―――ブルンッ 三人の中で最年長、しかしもっとも筋肉質な大男の もっとも〝男らしい部分〟が魔王の間で丸出しとなる。 長さも太さも人一倍。 亀頭は赤黒く輝き、肉の柱には大小数多の血管が張り付いて ビクンビクンと別生物みたいに脈を打っている。 陰嚢は内容量を物語るようにズッシリと垂れ下がり、 四日も行軍してきたためか臭いも濃厚だ。 普通の女性ならば悲鳴を上げてもおかしくない場面。 ただし相手は上級の淫魔。 人間どころか魔物の人外ペニスすら手玉に取る存在。 「うわぁ♡」 巨根が眼前で跳ね上がっても大好物を食卓に運ばれたかのように喜び、 目を輝かせながらヨダレを一滴たらした。 「金玉がすっごいパンパンじゃないッスか~♡ これじゃちょっと催淫を受けただけで理性も飛びますよ~♪」 戦士は最年長であり禁欲期間も最長だった。 これはたんに偶然なのだが、そのせいで微かな淫魔の気に 我を失い、こんな醜態を晒しているのだ。 「〝金玉を見た感じ〟だと…… 十日間はヌイてませんね~。 もー ダメッスよー 男の人は定期的に玉ん中を スッキリさせないと~♡ 健康にも悪いんですからー… ね♡」 つん♡と大きな陰嚢の中心をつつくと、 信じられないことにそれだけで数滴の精液が漏れ出たのだ。 「おぐ♡」 ポタリと魔王の間に人間の子種が落ちる。 「あん♡ もったいない」 するとキュラが大口を開けて巨根を呑み込んでしまう。 「「「!?」」」」 三人の男が固まった。 ペニスを咥えられた戦士は当然として 急にフェラチオを見せられた他二人も動こうとはしなかった。 「ッッッ♡」 だが、咥えられた戦士は〝動かざる得ない状況〟におちいった。 「あ……あぁぁ…♡」 咥えられてほんの数秒で〝限界〟がきたのだ。 「あぁぁあああぁあぁあッッ♡」 上体を揺らしながら腰を前後させて キュラという極上の美女の口内へと 遺伝子を放出する動作に入ったのだ。 「うッッ」 短いうめき声が合図となり、 溜め込んでいた精液がキュラのおクチへ押し出されていく。 どぷっ どぷっ どぷっ どれほどの量なのかは射精(だ)している本人も分からない。 分かるのはド太いペニスを咥えているキュラのみであるが、 んぐ♡ んぐ♡ と美味しそうにノドを鳴らす回数から 相当な量という事は勇者と魔法使いにも伝わってきた。 「んお…ぉおっぉお♡」 どぷ… どぷ… いつもは猛々しく武器を振るっている戦士の無骨な顔が 緩みきっている。 仲間である勇者たちも見た事のない だらしのない顔。 だからこそ、どれほど気持ち良いのかを物語っていた。 キュラの、淫魔の口淫(フェラチオ)を受けて 溜め込んでいたモノを吐き出すのがどれほど気持ち良いのかを。 「ン~~~~」 ――――――ちゅぽん♡ ねぶりつつペニスを口から引き抜くと、 精液がまったくこびりついていないピカピカの男根が プルンとしなり落ちる。 「ぁ…う…」 あれだけ猛り狂っていたペニスは柔軟性を取り戻し、 心なしか陰嚢の重量感も消えている。 ………バタッ 全てを吐き出した戦士が大の字に倒れ込むが、 その顔はなんとも幸せそうだった。 「さぁ~~て」 キュラが起き上がり、視線を転じた先には。 「次は〝どっち〟がイイコトしたいッスか♪」 ピンとテントの張った勇者と魔法使いがいた。 フェラチオ搾精を見せられてフル勃起してしまったのだ。 「う… あ… ああ…」 理性の崩れかけた魔法使いが戦士と同じくフラフラと歩み出す。 「待て! お前まで餌食になるぞッ」 どうにか持ちこたえている勇者が肩を掴んで止めると、 唇を尖らせるキュラが文句を言ってきた。 「まーだ信用してないんスか~ ほーら見てくださいよー この戦士さん、 死んでないどころか全然やつれてもいないでしょ? むしろオチンチンすっきりして笑顔じゃないッスか」 催淫からの吸精が淫魔の基本戦術。 吸精とは精液と一緒に生命力もヌキ取る技で、 受けた男は奪われた生命力分だけやつれてしまう。 しかし、フェラチオで射精した戦士はやつれていない。 それどころか蓄積していたモノをスッキリ出せたので 少し肌がツヤツヤしている。 「こう言うのもなんですけど、アタシが殺る気なら この戦士さんは骨と皮だけになってるッスよ。 これで三度目ですけど本気で争う気は無いんですよ。 魔王様を守るためにこの場を穏便に済ませたいだけ。 お分かりッスか?」 「……だ…だが」 頑迷な勇者を見たキュラが右手を上げる。 「ふ~ 仕方ないッスね… では」 パチンと指を鳴らすと上から〝おもてなし要員〟が降りてくる。 「なんだ!?」 勇者と魔法使いの周囲に降り立ったのは低級の淫魔たち。 「よろしくおねがいしまーす♪」 「勇者さまのお相手をできるなんて光栄ですー♪」 「もうすっごいビンビンですね~♡」 「玉の溜まり具合がムラムラ伝わってきますよー♡」 その数10人。 下級と言えど肉体が貧相という訳ではなく、 むしろ個体によってはキュラ以上の爆乳を持っている。 「お! オッパイ見てる~ いやらし~♪」 「いやいや勇者さまだって男だし、仕方ないでしょ♪」 「うん♪ 男はオッパイ見たら揉んだり吸ったりしたくなるものだし♡」 「そして… 〝挟みたく〟なるんですよね~♪ オトコって♡」 淫魔10人の〝20の乳房〟に取り囲まれる勇者と魔法使い。 右も左も、後ろも前も、オッパイの大きな美女だらけ。 どこを見てもエロティックに揺れる乳房が飛び込んでくる。 やらしく優しい笑顔の美女がおいで♡ おいで♡ と誘っている。 「あうッ…」 混乱する勇者のテント内ではガマン汁がドクドクとパンツを湿らせていた。 「―――ああぁああぁ♡」 その時、後ろから聞き慣れた声が上がった。 「ッ! しまったッ」 オッパイに気を取られていた隙に魔法使いが勇者の手を 振りほどき、淫魔の元へ飛び込んでいたのだ。 「あううぅぅ♡」 厚手のローブを脱ぎ捨てて、ぐっしょり濡れたパンツを もっこりさせたまま赤ん坊のように乳房にむしゃぶりついている。 「あん♡」 「もー 甘えん坊さん♡」 「じゃ 私も甘えちゃおっかな~♡」 「え~ どこにぃ♪」 「もちろん お・チ・ン・ポ・に♡」 わらわらと半数の五人に囲まれ、服をひん剥かれた魔法使いは 肉体のあちこちを〝挟まれて〟いく。 むにゅん♡ むぎゅ♡ むにゅうう♡ ぱふんは 「あう…♡ うう…♡」 顔、腕、手、足、性器。 五点を同時に〝挟撃〟されたのだ。 ズリ♡ ズリ♡ ぱふ♡ ぱふ♡ 「ぬあぁあああぁぁぁ♡」 淫靡な肉に取り囲まれた魔法使いの姿はほとんど見えないが、 ナニがどうなっているのかは嫌でも伝わってくる。 どぷっ びゅるるる! どぴゅりゅるるるるる!! 射精したのだ。射精させられたのだ。 目で確認するまでも無い。 「―――な、なんでことだ」 戦士に続き魔法使いまでもが淫魔の毒牙に掛かってしまった。 しかも自分の周りにも五人の淫魔が取り囲んでいる。 「なにしてんスかー? 勇者さまもいい加減信じて下さいよー アタシたちは〝仲良く〟したいだけなんですからー」 キュラの声が頭上から降ってくる。 視線を上げなかったのは、もし全裸の彼女が足を広げていた場合、 〝押さえ〟が効かなくなってしまうと警戒してのこと。 「等級の低いみんなを呼んだのだって 〝この子たちなら勇者さまも吸精される心配はないでしょ〟 って気を利かせてのことなんスからね」 キュラが言ったように勇者のレベルなら低級淫魔から 吸精を受けてもダメージはほとんどない。 さらにパイズリ搾精を受けた筈の魔法使いが 戦士と同じくやつれていないのを見ると、 この低級淫魔たちも殺意がない事が分かる。 「……」 勇者が乱れた思考でどうにか状況を整理する。 この状況でも取り囲む五人の淫魔は瞬殺できる。 真上に浮かんでい上級淫魔も数秒程度で倒せるだろう。 しかし、その間に魔法使いが殺されるかもしれない。 こちらが殺意を見せればいくら奴らでも殺意を出すだろうし、 かといって魔法使いの救助を優先させれば その隙に上級淫魔が戦士を殺すかもしれない。 戦士も魔法使いも今はこの上なく無防備な状態なのだ。 吸精など時間のかかる殺し方をしなくても、 あの尖った爪で〝急所〟を刺せばそれだけで殺せてしまう。 〝いくらレベルを上げても防御力の変わらない箇所〟である 目やノド、あるいは金的を刺されたらその時点で終わりだ。 「……くッ」 死んでも復活できる、といっても 魔王と戦うためにはどちらも欠かせぬ存在。 勇者は強く目を閉じてから、言った。 「……う、疑って悪かった」 「お! 分かってもらえたッスか♪」 「…あぁ」 「ってことは~ 〝イイコト〟するってことッスよね♪」 「あ、あぁ」 「そのもっこりしてるトコ… イジってもイイってことッスよねぇ♪」 「そ… そうだ」 長々と勇者が考えたのは、要するに免罪符が欲しかったのだ。 もうエッチなことシたくてシたくて堪らなかったから 〝エッチなことをしてもしょうがない理由〟が欲しかったのだ。 勃起テントを貼り付けたままカッコよく返事しても、 結局は下半身の衝動に負けていただけなのだ。 「じゃ、そーゆーことで… みなさんヨロシクっす♪」 「「「はーい♡」」」 勇者の装備があっという間に剥かれていく。 「あう…ッ」 大きくシミの出来たパンツの両端を二人の淫魔が咥えて ゆーっくりと降ろした瞬間、ブルルンと〝聖剣〟が パンツから弾き出され、天に向かって掲げられる。 「きゃー♡」 「勇者さまのおチンポが現れちゃったー♪」 「すっごーい♡ …でも、まだちょっと〝シャイ〟なのかな~♪」 と、淫魔のひとりが手を伸ばして、亀頭の端に少し被っていた皮を 優しくムキムキしてあげた。 「これでよしっと♡」 「あ」 〝男の未熟さ〟をフォローされた勇者がつい視線を伏せると、 男心を知り尽くした淫魔たちが二ヤリと口角を上げる。 「大丈夫♪ 大丈夫ですよー♪」 「そうそう、ちょっと皮が被ってるくらいの方が私は好きかな~♪」 「それに…皮が被っててもこんな立派なモノがあるじゃないですか♡」 「うん♡ おへそに張り付くくらいギンギンで先っちょもピッカピカ♪」 「カッコよくて輝いてて、勇者にふさわしい逸品ですよ♪」 サイズでは戦士に負けるが、硬さと角度では勇者が上。 若いからなのだろうが、勃起角度はほとんど直角で 魔王の間の淡い光をも反射するほどに亀頭は張り詰めていた。 長さと太さも平均値を上回っており、 恥じる必要などない男根なのだが… 「「「だから皮を被ってても気にしないで下さい♡」」」 こう言われては、男としてどうしても精神がひるんでしまう。 ただ、萎縮したのは精神のみで、 ペニスは依然としてフル勃起を維持していた。 「か、皮のことはもういいから… 早く…その あ、あれを」 〝ヌイてくれ〟と言えずに口ごもる勇者。 戦闘力が遥かに劣る低級淫魔でも 〝性の経験値〟は自分が遥かに劣っている。 経験豊富なお姉さんを前にした童貞のように 勇者は完全に餌と化していた。 「あれ? ってなんですか~♪」 「う」 「ハッキリ言ってくれないと分かりませんよ~♪」 「そ、それは…」 「んふ♡ 意地悪してごめんなさい♪」 「え」 「ヌイて欲しい ってことですよね♡」 「あ、あぁ」 「じゃ そう言って下さい♡」 「ぅッ…」 「ほ~らぁ 早くぅ♡ みんなに聞こえるようにぃ~♡」 「ッッ…… ぬ……… ヌイて…くれ…」 「どこを♪」 「ど…どこって…… チ… チンポを…だよ」 淫魔をもっとも悦ばせる会話を済ませると、 呼応するように囲む人数が倍になった。 「「「はーい♡ よろこんで~♪」」」 魔法使いを搾っていた五名が加わってきたのだ。 「!?」 10人の淫魔が勇者になだれかかってゆく。 「うわわわっ」 勇者と淫魔の11P(プレイ) これほどの大人数になると、たいていは参加できない者が 出てくるのだが、そこは〝低級淫魔ならではの強み〟でカバーした。 低級の淫魔はひとりひとりの能力が低い分、 連携で獲物を仕留める事が多いのだ。 単独で男を簡単に魅了できてしまう上級淫魔には無い強みである。 「〝お手て〟でごめんなさいね~」 「本当は〝おクチ〟や〝オッパイ〟でシてあげたいんだけど…」 「仕方ないよ~ こっちは10人もいるんだもん」 「うん、そのかわりメッチャ天国魅せちゃうよー♪」 「私たちの〝お手て〟でおチンポ大悦びさせてあげる♡」 淫魔×10が選択したのは〝手コキ〟 平凡な性技に聞こえるが、実際はとんでもない連携技だった。 「あひゅ!? ぁああ…!」 10人の、計100本の指が絡みついてくるのだ。 しかも勇者の上半身には人員を割かず、全員が 性器を中心とした下半身に手を這わせている。 竿、玉は当然として〝肛門に続く敏感な道〟にも 淫魔の指が降り注ぎ、触られるとゾクゾクする〝足の付け根〟 なども複数人の手で撫で回されていた。 「うああ… あふ♡ んあ♡」 指の密度は股間の中心へ行くほど濃く、 男性器などは亀頭の先から陰嚢の裏側まで 淫魔の指という触手に飲み込まれて ねぶり回されるかのような快楽地獄だ。 「ひぁ♡ あぁああ♡」 敏感な亀頭は指の腹をつかって優しく、 その代わり竿の摩擦は少し激しく、 陰嚢は玉袋の溝(みぞ)をなぞるような感じで、 濃艶にして壮大な手コキの嵐が渦巻いてゆく。 シコ♡ シコ♡ くり♡ くり♡ もみ♡ もみ♡ つん♡ つん♡ 「ぬぉああぁあぁぁあ♡」 淫魔の手中で陰嚢がキュウッとせり上がり、 勇者の震えていた下半身が強張りを見せると、 予兆を感じ取った10人の淫魔たちは我先にと 〝発射口〟の前に美しい顔を並べた。 「あぅううっ」 どびゅるっ!! 大玉の白濁液が亀頭から飛び出し、 正面の淫魔は嬉しそうに顔で受け止める。 「あはん♡」 勇者の白濁魔法はまだまだ続く。 「おおうっ」 どぴゅるるう! びゅぷるるるう! 若いだけあって射精の勢いは三人の中でピカイチ。 「うッ」 びゅるるるるるるるるる!! 数日かけて煮込まれた濃厚な遺伝子が次々と無駄撃ちされてゆく。 「ああああぁぁ」 ぴゅりゅりゅりゅるるるるるるる!!! 「やん♡」 「あっはぁ♡」 「んん♡」 金玉の中をそのままぶちまけたかのような大量大射精。 とはいえ、流石に10人全員へは行き渡らず、 〝ぶっかけられなかった淫魔〟は本気でうらやましそうにしていた。 「いいなー」 「勇者のおチンポ汁 私もほしー」 「ねー 分けてよー」 「ちょっとでいいからー」 と、あまりにブー垂れているので〝ぶっかけられた淫魔〟は 付着した精液を舐めさせてやったり口移ししたりと 仲良くシェアすることにした。 「う……あぁ…」 そんな美しくいやらしい光景を見ながら、 勇者もまた他二人と同様に倒れ込んでいく。 「あ! 気絶しちゃった」 「吸精はしてないのにねー」 「ま、これだけ射精(だ)したら気絶しても仕方ないっしょ」 「あれ? この人たちどうするんだっけ?」 「キュラさまー」 忘れっぽい低級淫魔たちが見上げてきたので キュラはもう一度指示を出してやった。 「三人ともベットへ運んでゆっくり寝かせてやってね。 んで起きたら栄養のある食事を与えて…… 元気になったらまた何か理由を付けてエッチなことをする♡ って感じでヨロシクッス♪」 キュラが言っていた争う気が無いというのは事実だった。 気を失った勇者を殺すことは簡単でも 〝今 殺してはいけない理由〟があるからだ。 やるべきことは時間稼ぎ。 〝魔王の病〟という嘘を利用して少しでも長くこの魔王城に 留まらせておく必要がある。 睡眠、食事、そして女を与えて 出来る限りの時間を稼げ。 それがキュラに与えられた役目だった。 ※ 「くくく… 始めまして、だったかな…人間の王よ」 魔王城の正反対、白を基調とした荘厳な城の最奥、 王の間に魔王リリナールが立っていた。 「ぐッ… な、なぜだ!」 白いひげをもっさりと蓄えた王が王座から立ち上がって叫んだ。 「勇者は… 勇者たちはどうしたのだ!」 取り囲んでいた20人ほどの兵のひとりが答える。 「駄目です! いくらテレパシーを送っても反応しません。 〝念波の届かない場所〟にいるようでして…」 「なんだと!?」 勇者が魔王討伐に向かったかと思えば 魔王自身が奇襲を仕掛けてくるというまさかの展開。 駐在していた兵はほぼ全滅。 城下町も炎で包まれており、白い城の通路は血と肉で赤く 染められているという惨状。 「魔王! キサマ何を――――ッ!?」 叫んだ兵の首がずるりと落ちた。 「つつしめ」 リリナールの一歩後ろに控えている魔女ローラが斬ったのだ。 「ひッ」 ゴロンと転がる仲間を見た他の兵たちから悲鳴が上がる。 彼らでは魔王どころかローラにすら勝てない。 武器を構えてはいるが、あまりの恐怖に誰一人動けずにいた 「これから殺すのに教えても意味なない。 と、言いたいところじゃが… 馬鹿でも分かる事だけ教えてやろう。 ――――勇者は魔王城に閉じ込めた。 じゃからいくら念波を飛ばしても届く事はない。 それだけじゃ」 勇者は殺しても復活してくる。 ならば復活する場所である人間どもの城を叩けばよいのだが、 奇襲したとしてもすぐに勇者が魔王で飛んでくる。 魔王リリナールならば勇者に勝てるが、復活ポイントの すぐそばで戦う事になれば長期の消耗戦となりかねない。 その展開は魔王自身も望んでいなかった。 だからまず勇者を魔王城の中へと招き入れてから 〝女〟を使って留まらせたのだ。 理由は魔王城の中ならば人間たちの念波も届かず、 王の危機を知ることが出来ないからだ。 こうして稼いだ時間を使って少数精鋭で 人間どもの城を壊滅させる。 というのがキュラの案であり、 それが面白いほど上手くいっていた。 「こ… ここまでか」 王も、兵たちも表情に諦念の色が濃くなっている。 圧倒的強者を前に初めて感じる絶望。 どうやっても助からない。 どこか清々しさすらある奇妙な恐怖が肉体を縛り上げていた。 だが人間の体というものは本人が思っている以上に しぶとくて逞しいものらしく、この場の男たちにも 〝思わぬ反応〟が表れ始めていた。 「――――お!」 リリナールが〝それ〟に気付く。 「く……くくく…」 そして笑った。 「アハハ… ハハハハハハッ」 「リ、リリナール様…?」 巨体の後ろに控えていたローラが顔を上げると、 魔王は愉快そうに肩を揺らしつつ〝それ〟を指差した。 「見ろローラ、こやつら…… 勃起しておるぞ♪」 「え」 ローラと同時に兵たちが自分の股間を見る。 確かに全員の生殖器が充血していた。 「え!」 「なんだと!?」 「馬鹿な!」 「どうなっている!?」 無意識に勃起していたのだ。 兵も、王も。 「ぬお!? こ、これは!」 老体であるにもかかわらず性器が硬く膨張している。 もう何年も〝使って〟いない逸物が見事に勃ち上がっていた。 理由はリリナールが笑いながら述べた。 「くははは… そうかそうか… 人間(ひと)とは… 男(おす)とは〝そういうもの〟じゃったな♪ 死を予感した時に遺伝子を残すという本能が働く… つまり、 このリリナールが怖くて怖くて失禁するどころか 精液を漏らす準備をしてしまったというわけじゃ♪ くくく… これは驚かされたわ♪」 すると、纏っていた黒衣を開き始めた。 「リリナール様!」 驚愕するローラを「よいよい♪」と手で押さえつつ、 見事な女体を人間どもへと見せつけた。 「面白いものを見せてくれた礼じゃ、 しっかりと目に焼き付けてから逝くがよい」 下着の類いは付けておらず、乳房も秘所も 少しも隠すことなくさらけ出している。 「お…」 「ぅおお」 「な…なんて…」 男たちは目を奪われた。 人の倍はある長身美女の裸体。 妖艶な乳房も暴力的な色気だが、なにより惹かれたのが 長い足の間にある〝女性特有の割れ目〟だ。 絶望に立たされて男たちにとってソレはまさに ひとスジの光だった。 「あ……」 「ぉお…」 「ぅぅ…」 もうすぐ殺される。 だから早く遺伝子を残さなきゃ。 アソコに男性器を挿れたい。 挿れて射精したい。 射精して遺伝子を残したい。 男たちの種族保存本能が爆発した。 「う」 どぷ! 「あう」 びゅる! 「ぬあ どぴゅ! 恐怖で体が動かないのに気持ちだけが暴走し、 暴発射精してしまったようだ。 兵も、王も。 「く…あ… まさか…ワシが…あぁ」 ぴゅるるる! 豪奢な赤いローブの中で王族の子種が無駄に流れ落ちる。 「おー おー まさか〝こんな歓迎〟を受けるとは 思ってなかったぞ♪ このドスケベどもが♪」 暴発を見せられたリリナールはますます上機嫌になったが、 側近のローラは逆だった。 チュイィン! 「つつしめと言ったはずだ」 魔弾が兵たちの〝無礼な股間〟をすべて撃ち抜いた。 「が!?」 「はぐ!?」 「ぬがぁ!?」 竿も玉も骨盤すらも撃ち抜かれた兵たちが 短い悲鳴を上げてその場に崩れ落ちていく。 「ふん クズチンポどもが」 吐き捨てるように言ってから、ローラは主へ進言した。 「リリナール様。勇者が駆けつける可能性もゼロではありません。 さっさと済ませた方がよろしいかと」 少しつまらなそうに「分かっておる」と返したリリナールが黒衣を締め、 その場で唯一残っている〝男〟に近づいた。 「…………クッ」 迫りくる魔王を前に、王が覚悟した。 一方で、魅せ付けられた裸体が忘れられず 生殖器は勝手に二発目の子種を漏らしている。 「う…あぁ……」 いくら覚悟しても〝これ〟ではカッコがつかない。 男の肉体のなんと滑稽な事か。 王は三度目の射精を予感した直後に首を飛ばされた。 ※ 「――――これで終わりじゃな」 「はい、あとは念のために城自体を潰しておけば完璧かと」 「ふむ… で、 最後に魔王城でもてなされている勇者どもを殺せば」 「もう復活することもなく、我々の完全勝利です」 「そうかそうか♪ あーー… これでやっと落ち着けるわ」 こうして魔王リリナールは無限に復活してくる勇者を 見事打ち倒すことが出来た。 が、貸し出していた魔王の間が予想以上に精液まみれに なっていてしばらく臭いが取れなかったことには かなり後悔したとか。