XaiJu
kktohoku
kktohoku

fanbox


闘技場支配人の苦悩 10話(完)【破壊描写有り】

 闘技場の女性選手が【淫魔化】している。  確たる証拠はないが、どう見てもそうとしか思えない試合展開だったため  支配人のダグとノーラはそう結論付けた。  しかし。  闘技場支配人であり、男であるダグはエロい選手が増えるのなら  【淫魔化】だろうと大歓迎、と考えたが、ノーラからは  「それでは大問題になる」という言葉が飛んできたのだ。   「どういう事だ?」  聞くと、ノーラがぴっと人差し指を下に向けた。 「ここ、闘技場には様々な種族の  〝戦闘能力の優れた者達〟が集まってきてますよね」  ダグがうなずく。 「そんな者達を狙って【淫魔化】する。  もうこれは淫魔が他種族の〝優秀な戦力〟を  奪い取っていると言い換える事が出来ませんか?」 「!」 「さらに、現時点で疑わしい者はリーゼル選手のみですが、  もう一人、もう一人と増えてゆき、この闘技場が淫魔による  た種族勧誘の温床となってしまったら―――」  種族間問題への発展。  国家武力の介入。  闘技場そのものの没収。  考えたくない未来がダグの脳内に展開されると、  ガタリと椅子から立ち上がって叫んだ。 「ま、まずい!」  今度はノーラがうなずく。 「はい。 だから放っておくと大問題になる、と」 「ど、どうにかしないと… 早く…」  責任者としての危機から慌て始めるダグへと、  「落ち着いて下さい」とノーラが手を添える。 「あ、あぁすまん…… それで、  〝【淫魔化】させた者〟のことなんだが…」 「―――まぁ、サルメラ選手でしょうね。  間違っていたら申し訳ありませんが、間違いないと思います」 「………うん、そうだな」  大問題の可能性に気付かされた以上、  支配人として黙ってはいられない。が、  肝心のサルメラは闘技場を長期休場している。  それならまだ出場しているリーゼルを捕まえて  詰問すればいいのだろうが、彼女の性格を考えれば  観念して口を割るとも思えない。  なので―――  ~翌日の深夜~  ダグとノーラがこっそりとリーゼルを尾行していると、  意外なほどあっさりと辿り着く事が出来た。 「サルメラ選手!」  馴染の酒場を出たリーゼルがサルメラと落ち合ったのは  彼女らが初めて出会ったあの路地裏。 「んん?」  声を出して振り向いたのはリーゼル。  かなり酒が入っており、尾行にも全く気が付いていない様子だ。 「あれ? どっかで見た顔だねぇ」  と、ふらつく彼女を支えたサルメラが口を開いた。 「わざわざ会いに来られるなんて…  支配人さんもお暇なのですねぇ」 「暇じゃないからこんな夜中に来たんですよ」  ダグが答えてからノーラが一歩前に出る。 「もうバレている事ですので誤魔化さないで下さいね。  そちらのリーゼル選手を【淫魔化】させましたね」  一瞬の静寂。  を、置いてからサルメラがくすりと笑う。 「…だとしたら?」  この選手は本当に厄介である。  通常、この闘技場に身を置く者は〝金〟や〝力〟や〝名声〟に  飢えており、それらを失いたくないために従うものだ。  だが、このサルメラはそれらに執着しない。  選手として抹消される危険性があっても、  不敵な態度を崩したりしないのだ。  それでも、支配人として言わなくてはならない。 「…〝最も重い処罰〟を与えなくてはなりません」  人気選手を失うのは痛いが、闘技場そのものの  消滅に比べれば微々たるもの。 「………」  サルメラが黙り込んだ。  正直、ダグ達も確証があった訳ではなかったが、  この態度を受けてようやく断定できた。 「重い処罰ですか… それはリーゼル選手にも?」  ノーラが答えた。 「貴女が大人しく処罰を受け入れるのなら温情を施し、  彼女は完全な被害者としましょう」  つまりサルメラは選手として除名されるが、  リーゼルについての罰は一切無いということ。  淫魔(サルメラ)を除名しても、淫魔(リーゼル)が  残っていれば損失は最小に留められる。  ダグにとってはソレが最善だった。 「……そうですか。  ま、それなら私は除名されても構いませんわ」  そんなサルメラへとリーゼルが酔いの醒めぬ目を向ける。 「アンタ…」  最初は嫌悪していたが、生まれ変わらせてくれた相手として  今では少なからず恩を感じていたようだ。  悪いのはサルメラに違いないが、  場にはちょっとしんみりとした空気が流れた。  と、感じた矢先。 「―――ところで、ちょっとお話があるのですが」  淫魔の置き土産が提案された。  ダグもノーラも警戒しつつ耳を傾けるが、  闘技場的にも確実にプラスとなる内容だったため、  去る者への餞(はなむけ)として受け入れる事とした。  ~10日後~  メインイベントの後という遅い時間帯にもかかわらず、  チケットが売り切れるほどの人気ぶりだった。  この試合は【サルメラの引退試合】と銘打たれているので  彼女のファンたちが押し寄せたのだろうが、理由はそれだけではない。  この試合に置いてサルメラの提案は主に〝3つ〟  ①〝男性客限定の試合〟であること  ②客たちの間隔を空けて〝しきり〟を設けること。  ③そして〝観戦中のオナニー〟を容認すること。  要するに〝人目を気にせずシコれる環境〟を整えたのだ。  ただでさえサルメラの試合は勃起が多発するエロ展開が多く、  我慢できず暴発する者やトイレに駆け込む者すらいる。  そんな彼女の試合で自由にオナニー出来るとなれば  満員となるのも当然だった。 「予想以上の盛り上がりだな」 「はい。チケットは即完売し、手に入れられなかった男性たちが  事務所にまで訪れていましたからね」  ガラス張りの特別室でダグとノーラが観戦している。  円形の闘技場からは夜空が見え、試合場には照明が当てられていた。  更に、照明の色は妖しげなピンク色なので、  男たちの期待も否応なく高まってゆく。   「ハァ… ハァ… 〝いかにも〟って感じの舞台だな」 「今日は女も居ねぇし… ほぼ個室…」 「チンポ出しても、シゴいても文句は言われない…」 「よ、よぉし。 とことんオナリまくってやるぜ」  すでにペニスを出しているせっかちな客もおり、  試合場中央にいるサルメラが〝そんな男〟へ手を振っていた。 「おチンポをお出しになるのは構いませんが、シゴいてはダメですよ~。  〝ヌキどころ〟までしばしご辛抱を♪」  今夜がサルメラ最後の試合。  これまでついてきてくれたファンに笑顔を振りまく。が、  これから始まるのはストリップショーではなく何でもありの試合。  最後どころか最期になる可能性もあるのだ。    ――――――ズシィン  対戦相手が上がると、試合場が揺れた。 「アナタが… 最後の相手ですか」  見据える先には赤黒いゴーレムが。 「……よっぽど私がお嫌いなようで」  そうサルメラが言ったのはノーラに対してだろう。  事実、この対戦相手を選んだのはノーラであり、  理由も〝淫魔の天敵だから〟という私怨が混じったものだった。 「今さらだがノーラくん。  本当に〝この路線〟でよかったのかな?」  ダグが聞くと、ノーラのメガネがくいっと上がった。 「はい。   〝生殖器を持つ男性選手を淫魔特有の性技で骨抜きにする〟  ではこれまでと同じですから…  〝あれだけ強かったサルメラもペニスを持たぬ相手には勝ち目無し〟  の方が新鮮味があってよろしいかと」 「う、うーん…新鮮味はあるが…」 (彼女のファンなら〝責められる〟のが好きって人が多いだろうし、  リョナ展開を望む者は少ないんじゃないのか?)  ダグの意見の方がおそらく正しいし、実はノーラもそう思っていた。  リョナより逆リョナの方が客受けする、と。  では何故そうしなかったのか。  積もりに積もっていた〝サルメラへの怨み〟があったからだ。  あったから、最後の相手を天敵にしてやったのだ。   「おいおい、最後の相手はゴーレムかよ」 「ゴーレムって事は… チンポが付いてないのか」 「股間には…… 何もぶら下がってねーな」 「いくらサルメラでも、チンポのねぇ相手じゃ…」  ファンたちが心配していた点は〝2つ〟  ひとつはもちろんサルメラの安全、だが、もうひとつは  〝ゴーレム相手でこの試合がエロくなるのか?〟だった。  しかしそこは最上級の淫魔。  〝どちら〟もいらぬ心配だった。 「始まったな」  ダグが見下ろす先でゴーレムが巨拳を振り下ろした。 「試合場に穴が! なんて威力だ…」 「サルメラの柔肌じゃ… 一発喰らったらアウトだな」 「ま、あんな攻撃じゃサルメラをとらえられねーだろうけど」  サルメラのファンたちは知っている。  いくら威力があっても鈍重な攻撃など脅威ではない。  ただし、サルメラもまた重厚なゴーレムを砕く術を持っていなかった。  いつもなら、いくら硬い肉体の相手でも〝竿と玉〟を利用して  勝ってきた彼女だが、今回は〝竿も玉も〟無い相手。  しかもゴーレムには性欲も無い。  このまま互いに決め手の無い状況が続けば、  生物であるサルメラの体力のみが削られていき、  いずれは… あの巨拳の餌食となってしまう。  何か裏の手でもあるのか―――――?  男たちが試合の行く末を注視していると。 「…やはり苦手な相手ですわ。一対一では負けていたかも」  攻撃を躱すために飛翔したサルメラが、  空中で〝ファンたちの期待〟に応えたのだ。 「んふ♡」  ―――ゆさっ♡ 「おぉ!」 「オッパイが… ぷるんって」  かるい乳揺らしから始まり、すぐに〝18禁〟の領域へと。 「さぁ、最後ですから、よ~く目に焼き付けて下さいませ♡」  ――――しゅるる♡ 「うおぉ! 乳首が…モロ出しに…」 「何度見てもすげぇな… 綺麗なのに淫猥っていうか…」 「チンポがあっという間にカタくなっちまった…」 「そ、そういや今回っていくらヌイてもいいんだったな」  淫魔の魅力に当てられた男たちのアレが勃ち上がる。  いつもなら女性客からの嫌悪や呆れの声がセットだが、  今回は女人禁制であり〝しきり〟によって他人の目からも守られている。 「あぁ… いいな、この開放感…」 「チンポ出すどころか、全裸になっても誰も文句言わねーな、ハハ」 「試合を見ながら堂々とシゴけるのがこんなに気持ちいいなんて」 「ヤべッ 爽快過ぎて… 出ちまった」  ファン全員がペニスを取り出し、誰の目を気にすること無く摩擦する。  最後のファン感謝祭としてふさわしい光景だが、  特別室のダグとノーラ、そしてサルメラからはその珍妙な光景が  〝細部まで〟覗けていた。  ゆるく摩擦する者から激しくシゴく者、  興奮しすぎて早くも出してしまう者まで。 「あらあら♪ せっかちさんが結構いますのね―――――ん!」  空中のサルメラへと〝ゴーレムの腕〟が飛んでくる。 「こっちも飛ばしっこですか」  余裕をもって躱すサルメラが〝最後の一枚〟へと指をひっかける。  スススス……♡ 「ぬぉ! いきなり〝そこまで〟見せてくれんのか!」 「こ、ここが最初の〝抜きどころ〟だな」 「ハァ… ハァ… 右手が止まんねーよ」 「さっき暴発したのに… このまま連射できそうだ…」  数百人の男たちが数百本の肉棒で奏でる摩擦音。  加えて激しい息遣いと「うッ」という短い喘ぎ声。  円形闘技場の客席では男たちの汚い合唱が流れており、  これこそがサルメラの〝裏の手〟だった。 「舞台は整いましたわ♡」  淫魔が目を細めた、その時。  ピンク色に照らされた試合場の真上に、  これまたピンク色の〝巨大な魔法陣〟が現れたのだ。 「こッ これは…!」  驚愕するダグの隣でノーラが両目を大きく開く。 「―――や、やられました」 「え」 「まさか… 男性客の形作る〝円〟を利用するなんて」 「え? え?」  魔術に疎いダグは理解できなかったが、  サルメラはこの円形闘技場の〝円形〟を利用したのだ。  魔法陣がそうであるように〝円〟とは力の循環。  男たちの息遣いが、高揚する心が、  利き手で繰り出す激しい摩擦運動が、  絶頂と共にほとばしる生命の液体が…  〝円形〟の客席を巡り、淫魔によって汲み取られ、  夜空に描かれた巨大な魔法陣へと集約されていたのだ。 「わぁ♪  すごいすごぉい♡  こんなの始めて♪  みんなが今夜のために溜め込んできたタップタプの精力が今、  すべて私の手に……♡」  いち淫魔の領域を遥かに超えた膨大な魔力。  その力をもってすればゴーレムの一体など容易に消し飛ばせるだろう。  ―――が、この淫魔はそんな勝ち方など望まなかった。 「これなら唱えられます…… 最上級の〝創造魔法〟を」  キュイィィィィィィィ……  魔法陣が崩れ落ち、ゴーレムの中への吸い込まれていく。  どんな魔法を唱えたのかはノーラですら分からなかったが、  〝変化〟はすぐに現れた。  「はぁ… はぁ… はぁ… ん?」 「なんだ…? 〝あんなモン〟ぶら下がっていたか?」 「さっきまで何もなかったような」 「ゴーレムに…… チンポ?」  男たちの手が止まる。 それほどの衝撃。  ゴーレムの股間に――――― 男性器が生えたのだ。  ボディと同じく赤黒いペニスが。  巨体にふさわしい長さをと太さを兼ね備えた巨根と、  人の頭ほどもある陰嚢(いんのう)が。 「えぇ! ゴーレムにペニスを生やした!?  あ、あんな魔法があるのか!」  驚くように尋ねると、ノーラも驚いていた。 「そ、創造魔法です。 私も知ってはいましたが…  書物でしか見た事のない魔法です」 「……伝説の魔法みたいなもんか」 「…そうですね。  人体をゼロから造り出すという、まさに神の領域の魔法です。  しかし、まさか無生物のゴーレムに男性の生殖器を  与えるとは…… 考えましたね」  ノーラがぎりりと下唇を噛んだ。 「〝淫魔の天敵〟であるゴーレムへと、  〝淫魔が天敵〟であるペニスをくっ付ける。  これではもう、ただの大男と変わりありません」  言い切ったその言葉は間違ってはいなかった。 『ゴオォォ…ッ』  ゴーレムの中に初めて流れるドス黒い欲望。  宙に浮かぶ全裸の淫魔を見上げているうちに下半身部分が  熱を帯びていく。 抑え難い〝何か〟が膨らんでゆく。  『オオ…オ…ッ』  初めて感じる〝色欲〟  戸惑うゴーレムの巨大な亀頭が徐々に持ち上がり、  真上を向くのに時間はかからなかった。 「やぁん♡  こっちに向いちゃった♪」  その逸物(いちもつ)は人間のモノとも少し異なり、  どこか硬質的で、裸体の男性が象られた石像のモノに近かった。 「うぅ… なんて…デカさだ」 「30センチ… 40…? いや、もっとか」 「お、俺の何倍だよ…」  あまりのご立派さに男たちの心が折れかける。  中にはフル勃起していたモノまで折れかかっている者も。  だが、大小の違いはあれどペニスはペニス。  全裸の淫魔を前にして〝取る行動〟は同じだった。 『グゴゴッッオオォ…』  ゴーレムの大きな手が巨根を掴み、擦り出したのだ。 「あらあら♪」  ゴーレムにとっても初めて触れる男性器。  オナニーの仕方など知っている筈もない。  ただし、この会場の男たちだって始めてオナニーした時は  誰かに擦り方を教わった訳でもなく、ただ…  ただ夢中で気持ち良く擦っていただけなのだ。  性欲とペニスがあれば体が勝手に答えへと辿り着く。  ゴーレムはペニスを擦った。 何度も何度も…  『ゴゴ… ゴゴ……ッ』  シコシコ、シコシコと、人間のように…  太く、硬く、張り詰めるペニスをシゴきまくっていた。 『グゴゴゴ……ッ』  表情が無くても気持ちよさそうなのは伝わってくる。  初めてのオナニー。それも〝飛びっきりのオカズ〟を前に… 『ゴオォォ…ッ』  ペニスの奥底から込み上げてくる熱い〝何か〟  とてつもない〝何か〟がやってくる。  それでも止めない、止めたくない。  これからくる初めての〝何か〟に、期待してしまったから。 『ゴオ… オオォォォォオ!!』   びゅぴゅるるるっるるるるうるるるるっっ!!  硬質なペニスから真っ白な粘液が噴き出た。 『~~~ッッッ!!』  焼けつくような快感。  とうとう味わってしまった〝射精の気持ち良さ〟  多くの男を狂わせてきた麻薬に近い感覚。  ゴーレムも〝その味〟の虜となり、再びペニスを摩擦した。 『グゴオォォッ』   どびゅるるるるるるっっ!  あまりに奇妙な光景にファンたちも呆然となる。 「おいおい… ゴーレムが射精って…」 「チンポ擦って… 精液をどぴゅって…」 「アレって精液なのか…?」 「デカいだけあって量も… ものスゴイな」  オナニーをし始めたゴーレムとは逆に、  ファンたちは誰一人オナニーをしていない。  そこに気付いたサルメラがゆっくりと試合場へと降りてきた。 『ゴ…… オ…?』  着地したのはゴーレムの正面。 「気持ちいいですか~♪   初めてのオ・ナ・ニ・イ♡」  ――――ぷるん♡  分かり易く乳房を揺らして魅せると、  ゴーレムの手が更に加速し、〝銃口〟をサルメラへと向ける。 『グゴ… ゴオォ…』  オナニー覚えたてとはいえ〝ぶっかけたい〟という  欲求はあるのだろうか、美しく微笑む淫魔を――――― 『ゴオオォ!』   びゅぷるるっるるるうるる!!    ほとばしる欲液で白く染め上げた。 「あぁん♡」  その艶姿がファンたちを再び着火させる。 「……ん♡  味も臭いも完全に精液ですわね♪」  滴る粘液を口に含んで嬉しそうに笑うと、  ファンたちの手も動きを再開させていった。 「顔射…! いや、全身ぶっかけか」 「すっぽんぽんで精液まみれとか…」 「くぅ… 俺もぶっかけてぇ」 「あそこまで飛ばすつもりで… イクぜ…… うっ!」  そこかしこでペニスが勃ち上がっては果ててゆく。  しかも試合場ではゴーレムが射精を繰り返し、  その量はまさに底なしだった。 『グオォ…!』  びゅぷるるるるるっ!!  栗の花に近い異臭が会場中に広がっていく。 「そうですわ。 皆さん遠慮なくシコって下さい♪  おっきなゴーレムチンポに気圧される必要なんてありませんのよ。  大きいのも小さいのも、太いのも細いのも、  皮被りも曲がり気味も、剛毛もツルツルも、全ては個性♡  皆さんが〝男〟である証の価値は揺るぎません。  さぁ、その股間にぶら下がったシンボルを誇り高く私に見せつけ、  タマタマで熟成されたエッチなお汁を吐き出して下さい♡  今日は私の最後の試合。  真っ白な数百輪の花を咲かせて……♡」  サルメラが粘液まみれの乳房を右手で揉み込み、  左手で……… 〝もっとも淫らな割れ目〟を広げた。  ―――――クプっ♡  〝会場中のペニス〟が持ち主の手による激しい摩擦を受けた。 「ハァ… ハァ… ハァ…」 「サ、サルメラァ… あぁぁ…」 「イク… イクぞぉぉぉ」 『グゴオォォ…』  淫魔の望む白い花束が、夜の闘技場に咲き乱れた。  どぴゅるるるるるるるるる!!      びゅぴゅりゅりゅりゅりゅりゅ!! 「んふ♡  どのおチンポも、ホ~ント素敵ですわ♪  可愛くて… 素直で… 便利で♡」  ※  はぁ… はぁ… はぁ… と、  耳をすませば客席から荒い声が聞こえてくる。  しかし、性的興奮によるものではなく、  彼らの利き手はもう止まっている。    代わりに、足元には大量の白濁液が… 「……これは、後片付けが大変ですね」  特別室で見ていたノーラがつぶやく隣で、  「そうだな」とダグもつぶやくが。 「〝そちら〟もお掃除しないといけませんねぇ」  ダグの足元にも白濁液が飛び散っていた。  サルメラの誘惑に理性を飛ばされたのはファン達だけではなく、  ダグまで我を忘れてペニスをシゴいていたのだ。  ノーラにじぃっとした目を向けられながら。 「うっ… す、すまん」  謝ると〝男性は仕方ありませんよねぇ〟とばかりに  ためいきを吐かれた。  一方、ゴーレムはというと。 『ゴ……ォ…』  二つの意味で〝たった〟まま動かないが、  体中がひび割れ、今にも崩れ落ちそうである。 「あれだけ射精なさったんですもの、  当然の代償ですわね」  正面に立つサルメラに、ぶっかけられた精液が  一滴も残っていなかった。  すべて吸収したのだ。 「さて――― と」  力を吸い取った淫魔。  力を吸い取られたゴーレム。   力関係はすでに逆転していた。  ―――――バキッ 『ゴッッ』  サルメラに掴まれたゴーレムの剛腕が砕ける。 「あらあらあら♡  最後に握手しようと思ったのですが… 失礼♪」  わざとらしく言いながら〝本当の最後の握手〟を交わした。 「では… 〝こちら〟と握手をしましょうか」  両手を、頭部ほどもある陰嚢に添えると。  ―――――パキュッ  粉々に砕いた。 『グオオォッ』    硬質な玉袋が割れると大きな〝ふたつの玉〟がこぼれ落ちる。 『ガッッ ァァ…』  同時にゴーレムの巨体も倒れ、ご立派なペニスも崩れ落ちていく。 「少々なごり惜しいですが…    これにて私の舞台は終了となります」  足元に転がる玉をプギュっと踏み潰してから、  サルメラが丁寧に頭を下げた。  が、満員の客席から拍手は無い。  ファンたちは過度のオナニーで疲れ果て、  〝今の光景〟に股間を縮み上がらせていたのだ。  それが分かっているからこそサルメラはそれ以上何も言わず、  夜空の中へと飛び立っていった。 「―――ふぅ。  とりあえず大問題の種は取り除かれましたね」 「あ、あぁ」  〝自分が汚した床〟を掃除しているダグも安堵する。だが、  月明かりに照らされて夜空を舞うサルメラは。   「――――な~んてね♪   顔と声を変えてからまたお邪魔しちゃいましょうか♡」  支配人の苦悩はまだまだ続きそうである。   おわり


More Creators