アネット二曹の最終試験 5話
Added 2023-02-06 15:39:26 +0000 UTC「36番の結果を報告します。 〝ファールカップ装着〟〝格闘訓練〟は通過しましたが、 〝最後の男性器計測で160度だったため〟失格となりました」 「分かった、ありがとう」 一通り報告を受けてから椅子にもたれかかる。 「ふ~」 と、ため息をついていると、またマリーが顔を出してきた。 「これで1番から40番まで全滅ですね」 「……そうだな」 「残りは10名。 もう一度確認しますけど、合格者ゼロでもいいんですよね?」 「あぁ、むしろ〝そうする〟くらいの気持ちでやってくれ」 「了解しました。アネット二曹殿♪」 敬礼のマネをしつつマリーが戻っていく。 「殿って…… まぁいい。 ―――よしッ ラスト行くぞ! 40番から50番までの者はカーテンの中へ!」 ※ 「――――――はい。これで最後だから頑張ろうね。44番くん♡」 「…あぁ」 ファールカップを装着し、〝打ち込み〟〝蹴り込み〟を終えて、 残すはこの〝投げ技〟訓練のみ。 〝股間の具合〟はちょっと膨らんでいる程度。 金的への〝蹴り込み〟で興奮するとは思わなかったが、 なんとか良いペースできていると思う。 「じゃ、最初はそっちから私を投げてね」 「…分かった」 相手はおっとりとした話し方がよく似合う『マリンさん』 ああいう人をマシュマロボディとでも言うのだろうか。 腕や足は適度にムッチリ、お尻や胸はさらにムチムチという、 ベットの上で寝技を掛けたくなる肉体をしている。 「投げ技は何でもいいのか?」 「あ! そうそう、肝心なことを言い忘れていたわ。 投げ技については〝大ごし〟限定ね」 「おおごし?」 柔道の授業でやったアレか。 「分かる?」 「もちろん」 「うん♪ それを3回ね」 3回? 〝打ち込み〟と〝蹴り込み〟は20回ずつだったのに。 「たった3回でいいのか?」 尋ねると「たーだーし♡」と指を立てて色っぽく忠告してきた。 「これは格闘〝訓練〟なんだから、ゆっくり、じっくり、 正しいフォームを意識して丁寧に投げること。いい?」 「あ、あぁ」 まぁ、こっちとしても女を思いっきり投げる気はないから丁度いいか。 ―――などという考えは甘かったと、すぐに思い知ることとなった。 ゆっくり、じっくり、ということは、 それだけ〝相手の肉体に密着する時間〟が長いということ。 しかも、柔道なら相手の袖(そで)を掴んで投げるのだが、 今回の相手はピッチリスーツを着用したムチムチのマリンお姉さん。 掴むべき袖が無いから腕を直接掴み、 投げるためには相手の後ろまで大きく手を回さねばならない。 ぷにゅっ♡ 「!」 太もも、胸(おっぱい)、マリンさんのもち肌が俺を包んだ。 「ん、どうしたの? じっくりって言ったけど止まる必要はないのよ」 「わ、分かっている!」 柔らかさだけではない。男のごつくて重い体を比べ、 彼女はあまりに非力で軽く、手を回しているだけで 〝力づくでどうとでも出来そう〟という黒い衝動が沸いてくる。 ―――だ、駄目だ! そんなことしたら合格して入隊する前に 犯罪者として収容されてしまう。 深く息を吐き、まずは1回、手加減しつつマリンさんを投げた。 すると。 ――――すりんっ♡ 密着していた巨乳に撫でられたのだ。 「!!」 ――――どすっ 「あん♡」 さらにマリンさんが受け身を取りつつ倒れると、 〝ピンク色の水風船2つ〟がみずみずしく弾んだ。 ぷるんっ♡ ファールカップの中がズキンと痛む。 たった3回と思っていたが… これは、やばい破壊力だ。 「優しく投げてくれてありがと♡ さっ 2回目をどうぞ♪」 「あ、あぁ」 〝大ごし〟とは左手で相手の右袖(みぎそで)を掴み、 そのまま自分の腰を押し付けて投げる技。 なので、どうやってもマリンさんの爆乳が当たってしまい、 ゆっくりだろうとじっくりだろうと、投げる瞬間には――。 ――――すりぃ♡ 爆乳が肉体の側面を滑り落ちていくのだ。 ――――どすっ 「んっ♡」 しかも、直後には甘い声と大迫力の乳揺れが付いてくる。 チンポは既にかなりカタくなっている。…まずいな。 「ふぅ。 よーし、ラスト1回♡」 マリンさんが元気よく立ち上がるとオッパイも上下に揺れ動く。 ファールカップが無かったら俺の股間にも テントが元気よく勃ち上がっていただろう。 「よ、よし!」 それでも残り1回。 あと1回投げればこの色気の暴力からも解放される。 「せいッ」 ――――すりぃぃ♡ う…! 今までで一番オッパイが押し当ってきた。 ――――どすッ! そのせいでつい力が入ってしまった。 「あ」 強く叩きつけられたぶん乳揺れも凄まじかったが、 そんな事を考えている場合ではない。 「だ、大丈夫っスか!?」 倒れたまま動かないマリンさんに近づくと… 甘い香りが漂った。 「はぁ… はぁ… はぁ… うん♪ あんまりすごくて… ちょっとビックリしちゃっただけ♡」 吐息か、汗か、とにかく雄のナニかを凶悪に刺激する香りだ。 「そ、それならよかった」 すぐ目の前に力無く倒れているエロいお姉さん。 性格もおっとりと母性的で、このままあのオッパイに 飛びついても笑って許してくれそうな感じもする。 いわゆる〝隙の多い〟雰囲気を持つ人だ。 だからこそ… こっちの鼻息まで荒くなってくるのだ。 次から次へと良からぬ妄想が沸いてきてしまうのだ! 「ハァ… ハァ…」 どうにか目を逸(そ)らし、後ろを向いて呼吸を整える。 チンポは―――― フル勃起とまではいっていないと思うが…… 「次はこっちの番ね♪」 「!」 そ、そうだった! 忘れてた。 マリンさんも俺を3回投げるんだった。 ………というか、投げられるのか? 「あの、大丈夫っスか? 俺、けっこう重いっスよ」 聞くと、「ふっふ~ん♪」と笑って胸を張る。 「分かってないな~♪ 投げ〝技〟なんだから、 技術があればキミくらいの体格でも投げれるのよ♪」 「はぁ…」 確かにそうだが。 …ま、いざとなったらこっちから転べばいいか。 こうして始まった1回目の〝大ごし〟 マリンさんと違って俺は服を着ているため、その袖を掴み、 半身になって腰を押し付けてくる。 その時。 「う」 もともと〝大ごし〟は相手の腹部の下へと腰を当てる技だが、 身長差がある事もあってマリンさんの腰が 股間に押し当ってきたのだ。 ぐいぃ…♡ ファールカップが強く押し込まれると、 窮屈になっていた〝中のモノ〟が更に悲鳴を上げる。 お、折れそうだ…ッ 「――――ん!」 何だ! マリンさんがこっちをジーっと見て……? 「ごめんごめん♪ 勘違いしちゃった」 「へ?」 「なんか腰に〝硬いモノ〟が当たってるなーって思ったら、 ファールカップ付けてたんだね。私ったらつい 〝あ、勃起してる♡〟とか誤解しちゃった♪ ごめんねぇ」 「い、いえ…」 ちくしょう。 こんな近くでそんな事言われたら…… ムググググッ………♂ 「はぅぅ」 押し込めたムスコがもう限界と泣いている。 くそぉ… 鎮まれ… 鎮まってくれ… 「まずは1回目っ せーのっ」 ――――どすっ マリンさんの動きは言うだけあって中々さまになっており、 一回り大きな俺を苦も無く投げる。 「……上手っスね」 「でしょ♪ これでも柔道部だったんだから。 しかも〝男子キラー〟とかカッコいいアダ名も持ってたのよ♪」 「へぇー…… え?」 「えっとね、よく男子柔道部と合同で練習してたんだけど、 私と組み合った男の子はみんな〝オトコのコ〟が反応しちゃって―――」 「そ、その話はいいんでっ 早く2回目をして下さい」 なんか聞いているだけで興奮しそうな話だったので、 俺はすぐに起き上がってから構えを取った。 「はいはい♪ それでは――――」 ぐいっ♡ 「ふぐぅ」 やはりファールカップにジャストヒットしてくる。 こうなると、股間の気持ち良さと痛みから脱力してしまい、そこへ。 「せーのっ」 ――――だんっ! 綺麗なフォームの〝大ごし〟が決まる。 これもまた技術か… 確かに〝男子キラー〟だな。 大の字になりながら感心する俺をマリンさんが覗き込んできた。 「正真正銘、最後の1発。 いこっか♪」 これが本当の最後。 起き上がって構えると、袖を掴まれ、 マリンさんのエロい肉体が〝例のところ〟へと押し当る。 ぐいぃぃ……♡ 「ぐッ…」 どれだけの覚悟を持っていても、 どれだけ平静を保つよう努めても、 禁欲チンポを刺激されればすべてが吹き飛ぶ。 「そーれっ」 ――――どすっ 最初〝このルール〟を聞いた時は冗談かと思ったが、 ………………今なら分かる。 エロいお姉さんたち相手に〝男の生理現象〟を我慢することが、 どれほど無理難題な鬼畜ルールだったのかを。 「う…ぅ…」 下半身とは逆に頭が妙に冷静なのは、 すでに心のどこかで諦めているからだろう。 〝こんな状態〟で合格するはずがない、と。 「これで終了ね。 ほらっ 立ちなさい」 距離を置いて見ていたもうひとりのお姉さんに声を掛けられ、 フラフラと立ち上がる。 「それじゃ〝計測〟するからファールカップを外して。 マリン。アナタは分度器をお願い」 「はぁい」 数秒時間を稼いだところで無駄だと悟り、 俺は観念したように〝男専用の防具〟を外した。 途端(とたん)に。 ―――――びいぃぃんッ♂ 押さえつけられていたバネの如く、チンポが猛烈に跳ね上がる。 「お♡」 「あらぁ♡ 〝勘違い〟じゃなかったのね♪」 「クッ…」 ルール⑧ 格闘訓練を終えた者はすぐにファールカップを外し、 〝男性器の角度〟を計測する。 その際、角度が水平より下(0度~89度)であれば合格。 水平より上(90度~180度)だった場合は不合格となる。 「うぅむ… これは中々… じゃなくて、ごほんっ マリン。測るまでもないけど、一応計測するわよ」 「そうですね。 ちゃんと〝角度を報告〟しないといけませんから♪」 今の言葉通り、誰の目にも〝90度以上〟なのは明らか。 だからこそなのか、お姉さん2人は目を輝かせて 俺の左右へと移動してくる。 「ん~~と…… はいっ どうですか?」 数学の授業などで見るデカい分度器がチンポの真横に設置された。 「えぇと――― 170度!」 「おぉ♡」 そりゃそうだろうよ。 ほとんど真上を向いているんだから。 〝こんなもの〟がよくファールカップの中に納まっていたもんだ。 「ホントすごい… 時と場所が違えばこの上ない合格だけど―――」 「はい。 文句なしの〝男の子〟なんですけど―――」 俺に出された結果は不合格。 なんと情けない。 悲しみと怒りが同時にこみ上げてきた。 いっそこの場で抗議しようとも思ったが。 「マリン。私は結果を報告してくるから、 アナタは彼のクールダウンを手伝ってあげて」 この直後、俺の怒りも悲しみも、きれいサッパリ抜き取られる事となる。 「分かりましたぁ♡」 手を上げて返事をしたマリンさんがこちらへ振り向き、 それこそゆっくり、じっくりと歩み寄ってくる。 「あの、クールダウンって… ストレッチとかッスか?」 「うん♪ ストレッチだね…………こ・こ・の♡」 すす…♡ 「!!」 腰に両手を回して抱き着いてくるマリンさん。 さらにチンポをお腹で撫でてきた。 すりぃ♡ 「おぉう♡」 スーツのスベスベと、ほどよい肉付きが堪らない。 敏感な裏スジを擦られて変な声が出てしまう。 「あぅふ♡」 試験の結果など忘れるほど、豊満な女体の感触が心身を浸食していた。 「私のコレを使って、ね♡」 マリンさんがささやくと、抱き着いたままスーッと膝を曲げ、 〝谷間の底部分〟がチンポに押し当たった。 むにっ♡ 「コ、コレって…… パ、パイズ……ッ!?」 これまで〝巨乳もの〟のエロ動画ばかりオカズにしてきた俺は、 直感的にそう尋ねた。 「うん♡」 首が縦に振られる。 パイズリ―――― 画面越しに見てきたアレが… とうとう俺の身に… 「ん! …だ、だけど、その服じゃ」 ピンク色のピッチリスーツはエロいが〝穴〟がない。 いわゆる〝パイズリホール〟が空いてないのだ。 これではパイズリしようにも… 差し込む谷間がない。 「ふふ♪」 そんな心情を読み取ったかのようにマリンさんが微笑み。 「だいじょーぶ♪ この服ってけっこう破れやすいから。 キミの〝それ〟なら強引に挿(い)れられるよ♡」 「!?」 〝穴〟こそ違うが、こんなお姉さんに『挿れていいよ♡』と言われて ためらう男はいない。 心臓が高鳴り、金玉がうずいた。 「おぉぉ!」 吠えながらマリンさんの両肩を掴み、 170度にそそり勃つチンポを突き上げた。 「んん♡」 ピッチリスーツに包まれた爆乳の間へと強引に入れ込み、 うすい膜(まく)が押し返してきても負けじと腰に力を入れる。 「おぉぉッ!」 ググググ……ッッ 極楽はすぐそこ。 このうすい膜さえ突破できれば… マリンさんのパイズリが待っている! 「おおぉぉぉぉッ!!」 ググググググググ……ッッ 〝男の武器〟が爆乳の間へと牙を立てた、次の瞬間。 ――――ぴりっ 「お!?」 チンポに掛かっていた抵抗が消えさり、 代わりに温かく湿った柔肉に包まれた。 「ふふ…♪ おめでとう♡」 祝福なのか、マリンさんが爆乳を擦り合わせていく。 ずりゅん♡ ずりゅっ♡ 「うはぁっ♡」 ま、間違いない。 〝ここ〟は…… マリンさんの乳内(なか)だ。 俺は、そこまでの道のりを自ら切り開き、 パイズリホールを自分の手(チンポ)で作り出したのだ。 「オッパイの中、蒸れてるでしょ? キミとの訓練でけっこう汗かいちゃったからねぇ。 でも、おかげでこうして――――」 ずりりり…♡ 「はふん♡」 「ローション無しでもズレるから助かるわぁ♡」 ずりん♡ ずにゅん♡ 「のおぉぉ♡」 こんな綺麗でエロいお姉さんが密着しているだけでも 十分すぎる興奮材料なのに、フル勃起したチンポを オッパイでむにゅむにゅズリズリと揉み洗いされたら… 「我慢しなくていいからね♪ ぜんぶ、出しちゃお♡」 もう……… もう… 「あ…… ああぁぁあぁぁ――――」 今日に備えて溜め込んできた〝10日分の精力〟が、爆発した。 ぶぴゅりゅりゅりゅるるるるるるるるるっっ!! 「あらあらぁ♡」 「あっ あっ あぁぁ…」 どぴゅりゅりゅうううう…!! 女性にヌいて貰うという初の体験。 ヌいて貰う場所はオッパイの間、すなわちパイズリ。 相手はパイズリを容易く可能とする爆乳の持ち主であり、 美貌と母性を兼ね備えた理想の〝お姉さん〟 「くあぁぁ……♡」 どぴゅっ どびゅるる! どれだけ射精しているのか自分でも分からない。 ひとつ言えることは―――― 「あ… ぁぁ」 びゅぷっ どぴっ 間違いなく人生で一番ながく射精しているということだ。 「ぁ………」 どぷっ どぷ…! や、やっと止まった。 「ハァ… ハァ… ハァ…」 あまりの気持ち良さに頭が変になるかと思った。 10日もオナ禁したからなのか… マリンさんのパイズリだからなのか… とにかく、天国という表現がぴったりくる至高のひと時だった。 「ハァ… ハァ…」 視線を降ろすとスーツの谷間に大きなシミが出来ている。 やはり、とんでもない量を乳内(なか)で出してしまったらしい。 「すごぉい♪ いっっぱい出たね♡」 雄の欲望を受け止めきったマリンさんが笑顔で言った。 ありきたりなフレーズだが〝何か〟が満たされる。 射精量を褒められるのも勿論はじめての事だが、 男として、なんか嬉しいものだ。 「ん…… しょっと」 ――――きゅぽっ 俺が開通させたパイズリホールからチンポが引き抜かれると、 その穴から大量の精液が漏れ落ちた。 「わわっ いけない、いけない、床にこぼしちゃった」 と、マリンさんが慌てて穴を右手でふさぎ、 逆の手で垂れる精液をすくって口元へと運ぶ。 「ん……濃厚♪ だね♡」 「!」 エロい、本当にエロい。 30度くらいまでクールダウンしていたチンポがまた持ち上がっていく。 「どう? タマタマ軽くなったかな?」 「あ、あぁ…」 「よかったぁ♪ でも、こんなにたくさん溜まっちゃうなんて、 男の子って大変だよねぇ。 こーんな濃いのが……ん♡」 また精液を舐めた! くッ… チンポが〝不合格ゾーン〟まで勃っちまった。 「あー! こら~♪ まーた170度まで持ち上がってるじゃない♡」 「いや、だってコレは…」 「そんなイケないキミには… こうだっ♪」 ――――はむっ♡♡ 「はうぅ!!?」 マリンさんが、俺のチンポを、た、食べた!? 「ん♡ んむぅ♡」 フェ…… フェラチオ? 「ふぃみほへええひほはむふはわはひほほうふんひひゃは♡」 (君の精子を舐めてたら私も興奮しちゃった♡) 「えっ??」 「ほむほはひかほみはへへ♡」 (今度はじか飲みさせてね♡) 「ちょっ 咥えたまま喋らないで―――― あっ」 パイズリとはまた違った刺激に俺は…… 瞬殺された。 「あぁぁああぁぁ♡」 どぴゅっ びゅる…… どぴゅるるるる!! まさかの二回戦。 正直うれしい展開だが、俺が不合格なことには変わりない。 しかし、失格直後に渦巻いていた悲しみや怒りは消え去り、 俺の中には希望と活力がみなぎっていた。 ※ 「アネット二曹殿~、本当に合格者ゼロになっちゃったであります」 変な口調のマリーが服をグイグイ引っ張ってくる。 「あぁ… なってしまったな」 可能性は少なくない、と考えていた事態だが、 いざなってみると―――― 呆れてしまうな。 厳しい第一試験、第二試験を突破した精鋭50名。 その全てが〝下半身の衝動〟に負けてしまったというのだから。 「ふぅ…」 ある北の大国で、軍の関係者が高名な科学者に対して 『睡眠を必要としない人間を作ることは出来ないか?』 と、本気で質問したという記事を見たことがある。 戦場において睡眠欲は邪魔にしかならないからだろう。 いや、食欲も性欲も戦場では足枷にしかならない。 しかし、人間である以上切っても切り離せないのが三大欲求なのだ。 「私たち女性でも性欲は有りますが、〝それ〟が分かり易く 肉体上に現れてしまう男は不便でありますなぁ」 またマリーが服をグイグイ引っ張ってくる。 「……そうだな」 男は不便。確かにその通り。だが… 睡眠欲や食欲と違い、男の性欲には沸いてくる源泉というものが 〝分かり易い形〟で付いている。 体外へ露出した精子を造り出す内臓―――― 睾丸だ。 ただし、〝それ〟を切除すればいいという問題でもなく、 睾丸を失った男はホルモンバランスが崩れ、 色々と不調をきたしてしまう。 それでも―――― もし、タマを切除してもホルモンバランスを崩さない方法が あるのなら、性欲だけを上手く取り外すことも―――― などと狂気じみた発想をしていた矢先に〝事件〟は起きた。