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殺し屋ホノカちゃん 5話 【破壊描写有り】

「がッッ ぅぅッッ……ッッ」  椅子に縛られた男が目をひん剥いて大口を開けている。  激痛に対する肉体反応だろうがうまく声が出せていないのは  〝その痛み〟があまりに凄まじいものだからだろう。 「ぐぅぅッ くッッッ」  ――睾丸の破裂。  陰嚢(いんのう)の右側がドス黒く変色してゆく。  睾丸を破壊される痛みは男にとってもっとも辛いもの。  らしいけど、私にはやはりよく分からない。  動物のシッポと同じく〝元から無いモノ〟の痛みなんて…… 「痛そうですね」  睾丸を潰した張本人のメグミさんが言う。  どうやら彼女も私と同じ気持ちらしい。 「ですね。 けど、まだ死ななくて安心しました」 「え?」 「男ってその〝小さい玉〟が潰れただけで死ぬこともあるんですよ」 「そ、そうなんですか!」  意外と言った顔をされた。  股間の玉は男性最大の弱点というのは常識だが、  潰れた時の危険性まで知っている女性は少ないようだ。 「えぇ、可能性は低いんですけど、  あまりの激痛でショック死した事例も結構あるんですよ」       私が〝ショック死させた〟時のことは… 今は言わなくていいか。 「へぇー 恥ずかしながら、睾丸が潰れても  〝射精できなくなる〟くらいにしか認識しておりませんでした」 「アハハ♪ 大体合ってますから大丈夫ですよメグミさん♪」  しかし、私は少し反省しないといけないな。    可能性は低くても依頼人に殺しをさせてしまうところだった。 「でも、そうなると本当に〝このタマ〟って不便ですよね。  こんな脆いのに、こんな体の中心にぶら下がってて、  しかも潰れたら死ぬ可能性もあるなんて…」 「そうですねー よりにもよって足の間ですから、  跳ねたボールなんかが良く当たる部分なので、  男子テニス選手で試合中に潰れたって人もいるみたいですよ。  後は、バイクや自転車などの跨(またが)る乗り物の事故で  睾丸を損傷したケースが多いと聞きます」 「なるほど、やはり男性には〝こういうカップ〟が必要なんですかね♪」  と、メグミさんがファーカップを拾い上げると、  コンコンと哀れむようにその表面を叩いた。 「ふふ♪ このクズも〝男〟としては間違ってなかったんですね♪」 「人としては終わってますけど♪」  などと談笑していたら、ようやく地獄の痛みに慣れてきたのか、  タクが泣きそうな声で話しかけてきた。 「はぁ… はぁ… も、もう……勘弁して…ください…」  睾丸の片方が完全に機能を失い、  射精し終えたばかりのペニスからは赤い粘液が漏れ出している。 「は、はやく病院に行かないと… 俺、死ぬかも……」  笑っちゃうわね、〝殺し屋〟相手に何を言ってるんだか…  あぁ、そういえばこの男はまだ私の正体を知らないんだっけ?  だから誠心誠意謝罪すれば許してもらえると思ってるのかも。 「メ、メグミ様… どうか助け――」  したたかに生き延びようとする姿は嫌いではないが、  このクズに限っては反吐(ヘド)しか出ない。  どんなに反省しているように見えても、コイツは必ずまたやらかす。 「!」  すると、メグミさんがタクの前に出てチンチンを摘み上げた。 「い゛ッ!」 「痛い?   さっきまで私のオッパイでズリズリされて気持ち良かったでしょ。  だから少しは我慢しなさい、っての!」       ぐりぃ…! 「はがぁぁッッ!」  空いていた方の手で片タマが潰れている陰嚢を握った。  うわぁ… あれはかなりキツイわね。 「何のためにアンタのチンポを射精させてあげたか分かる?  最期だからせめて気持ち良い思いをさせてあげた。なんて理由じゃないわよ」  今度はタクのアゴをくいっと掴み上げ、見下すような視線を注ぐ。  メグミさんって女王プレイとかすごい得意そう… 「アンタたち男って射精が一番の楽しみなんでしょ?  そのために大金を払ったり罪を犯したりするんでしょ?」  夜の店で№1まで上り詰めた彼女が言うと説得力があるなぁ。 「――絶望させるためよ。  最高の射精をさせた後で〝精液の源泉〟を破壊して、  アンタを天国から地獄の底まで突き落とすためよ♪」     ぐにぃい!  腫れ上がった陰嚢にメグミさんの指が食い込んだ。     「ぐおぁっぁあッ!!」  なるほどね、だからわざわざパイズリまでしてあげたのか。  もう一生射精できないという絶望をより強烈に思い知らせるために。  この男の一生なんてもう僅かしか残ってないけど… 「さぁ、残りひとつの方も潰してあげましょうか♪」 「やッ やめてくれッ か、金ならいくらでも払うから…ッ」 「払うから、こっちの〝金〟は勘弁してくれ、と?」     ぐに…… 「うッ あ、あぁ… そうだ…   そっちまで…潰さないで…くれ…」  あ、そうだった!  メグミさんには、このクズに流れていた自分の売り上げを回収するという  目的もあったんだ。 つまり〝男の命〟を握っている今ならば  コイツも素直に金を払うしかないということ。 「それじゃ、私から吸い取った〝甘い蜜〟を全て返してもらおうかしら。  もちろん利子も付けてね♪」 「あ、あぁ」 「嫌なら〝下の金〟を回収するけど?」 「わ、分かってるって、ちゃんと払うから…!」  そこからの〝脅し〟は見事だった。  メグミさんは手早くタクのスマホを操作し、  聞き出した個人情報を使って望む金額を自分の口座へと送金したのだ。  「ホノカさんもどうですか?」と誘われたが、断ることにした。  お金は好きだが、メグミさんからも少なくない依頼料を貰っているし、  なりより、このクズが女から巻き上げた金など欲しくなかったのだ。  メグミさんも自分の売り上げ(と利子)以上に  お金を取らなかったのは、そういう気持ちがあったからだろう。 「………こ、これで、いいですか?」 「えぇ、許してあげる――――」  メグミさんがニッコリ笑うと、タクも安堵するように表情をほころばせる。  そして、私もあまりにおかしくて心の中で笑っていた。 「――〝私は〟ね♪」   「え」 「長々とすみませんでしたホノカさん。  私はもう満足しましたので、後は全てお任せします」 「はい、全てお任せください」  笑みが消えうせたタクが怯えた目を向けてきた。  自分の末路をようやく実感出来たのだろう。 「と、いうわけで、今度は私の番♪  ヨロシクねー タクさん♡」  躍り出た私は〝何かを潰すように〟手をニギニギさせた。 「ホ……ホノカ様! お願いします。  お金なら払いますから……どうか…」  それでメグミさんが「許してあげる」って言ったから同じ手を使うわけね。  片タマさえ残っていればチンチンは勃つ。  勃てば女を虜(とりこ)に出来る。  虜に出来れば金なんて女からいくらでも―― とか考えてるんでしょうね。  まずはその憎たらしい顔面を一発殴ってやりたかったが  焦ってはいけない。 ここは… メグミさんを見習って……         つ~~……♡ 「はぅ!?」  男の胸元から下腹部までをなぞるように指を滑らせ、  そのままだらりと垂れたチンチンを引っかいてやった。   かり…♡    かりり…♡ 「あ、あぁ……♡」 「メグミさんったらヌキすぎですよ♪ ほら、コイツのチンチン  こんなことされているのに下を向いたままです♡」 「あらゴメンナサイ♪ …でも、だんだんと角度が上がってきてますよ♡」 「アハ♪ ホントだ♡  生き残った方のタマちゃんが頑張っているんですかね♪」  陰嚢(いんのう)の無事な方を優しくタプタプしてやると、  「うっ」っと痛そうにしながらもチンチンの角度は更に上がっていった。  さっきまで命乞いをしていたのに急に黙ってしまったのも、  このまま大人しくしていればまたヌイて貰える、って期待してるんでしょうね。  でも…… ざんねん♪ 「メグミさん、知ってますか?」 「はい?」  このクズチンチンはもう二度と〝上〟を向く事はないわ。 「オチンチンって折れるんですよ♪」 「!」   ―――――ボギュっ!  両手で掴み、反動をつけて手の間の部分を折り曲げると、   天井を向いていたタクの男根が中間地点から真横を向いた。 「はがぁぁあっぁッッ!!」  これまた〝痛そうな声〟だが、私たちには無関係。  出来上がったその珍妙なオブジェを見せると、  メグミさんも興味深そうに顔を近づけてくる。 「わぁ♡  男の象徴(プライド)が文字通りへし折れてしまいましたね♪」 「天狗になっていた鼻が折れた、とも言えますよ♪」 「うふふ♪」  悲鳴を上げるのにも疲れたタクがぐったりとうなだれる。  男根は痛々しく折れ曲がり、精液工場は半壊、  ほとんど〝雄〟として終わっている状態だが、  適切な治療を受ければ、まだ男性機能は回復可能なのだから  男というのは意外としぶといものだ。 「これで後はタマがひとつしか残ってませんけど、  最期によーく見ておいた方がいいんじゃないですか?」 「と、言いますと?」 「思い出したくもない事でしょうけど、  〝コレ〟は一応私たちにとって〝初めての相手〟なわけですし……」    言うと、メグミさんも「なるほど」と横手を打った。 「確かに、思い出すだけで反吐が出ますけど、  これから…私たちの〝初めての男性器〟がこの世から消えるんですね…  そう思うと、少し… 変な気分になりますね」 「…はい」   ほとんどの女性には〝初めての男〟が存在する。  初めて自分の膣内(なか)に入ってきた男性器というものがある。  その初めての男性器というのは、普通は愛すべき対象であり、  大抵はこの世にあり続ける存在なのだが…    私たちの〝初めてのモノ〟はもうすぐこの世から消えてしまう。  もう、二度と会う事はない… 「メグミさんの言う通り… 変な気分になりますね…」 「えぇ、なんというか… 清々しいというか♪」 「はい♪」    そう、これは爽快感に近い。  私たちは〝初めての男性器〟を憎んでいる。  ここまで痛めつけられるチンチンを愛している訳がない。 「…では、そろそろ〝始末〟しますので、  メグミさんは部屋の外に居た方がよろしいかと。  〝始末〟の瞬間に立ち会うと、色々と不利益な事もありますので」 「あぁ、そうですね」  そう言ってからタクを一瞥(いちべつ)し、  はなむけの言葉なども無く部屋から出ていく。  本当にもう微塵も興味がない、といった風に。 「し、始末って……こ、殺す気か…!」  完全に見捨てられた男が訊(き)いてきた。  無視して無慈悲にタマを潰し、存分に後悔させた後で  本当の地獄へと送ってやれば仕事は終了。なのだが、  二人きりになった事で私も少し質問したくなった。 「ねぇ、アナタって自分の〝初めての相手〟を覚えてる?」 「へ?」 「童貞を捨てた相手のことよ」  どんなヤリチンでも童貞を卒業させてくれた女性がいる。  だから知りたくなったのだ。   このクズが… 〝女の敵〟が〝女の味〟を知った時の事を。  この機会を逃したら、もう永遠に知ることが出来ないから。 「童貞を捨てた時の…女…」 「その女性とヤって、童貞を捨てて…何を感じたか。  素直に話してくれたら私も考え直すかもね」 「ほ、本当か!?」 「噓ついたら折れたチンチンを逆方向に曲げるけどね」  びくりと身をすくませた後で、タクは慎重に言葉を選ぶように口を開いた。 「あ、あー… 俺が童貞を捨てたのは… そ、そうだ、  14の頃に、確か同級生の姉ちゃんとヤったんだ」  中学二年生くらいか… 男子の性欲が旺盛になる時期ね。 「友達に胸がデカい姉ちゃんがいたからさ、  最初はお金出して着替えとか盗撮して貰ってたんだ」  クズの友達もクズってことか。 「そのオカズでシコりまくってたんだけど、やっぱり実物に触りたくて、  ある日、その姉ちゃんに『ヤラせて下さい』ってお願いしたら――」 「めでたく童貞卒業できた、と」 「あ、あぁ、だけど予想外だったっていうか…  俺のチンポを見た途端に目が変わってさ、やたら褒められて、  初めてヤった時は気持ち良すぎてあっという間にイったんだけど、  その姉ちゃんもすげぇ気持よさそうで、俺よりイってたんじゃないかな」  その頃から無駄に立派なチンチンを持ってたのね。 「しかも…すぐ次の日に向こうから『ヤラせて♡』って言ってきて、  童貞卒業から1ヵ月で50回以上ヤったと思うな。  中学生じゃホテル入れないからヤリ場を探すのが大変だったよ」  中二男子が巨乳女子大生のセフレを持ったら、  そりゃヤリまくるでしょーね。腹が立つけど… 「あ、そう…でも、〝その後〟があるんでしょ?」 「…あぁ、なんか俺のチンポの画像がその姉ちゃんの女友達に  広まったらしくて、今度は知らない女子大生の人達が次々に  『私ともシましょ♡』って言ってきたんだ。  まぁ、こっちも常にヤリたい年頃だったから、  大喜びして日替わりでチンポ突っ込んでいったさ、  そしたら、そのお姉さん達が『お礼に♡』って  欲しいもの買ってくれたり、現金をくれたりして―――」 「どんどん調子づいていって、いつしか貢がれるのが当たり前になって、  こんな立派な家を建てられるほど稼がせて貰いました。  って事でしょ?」  先回りしていってやると、タクも「はい」と小さく返事する。 「ふぅ…」  ため息が出たのはあまり意外性の無い答えだったから。 「お… 俺も、〝このチンポ〟の被害者なんだよ」  だから、ここからの醜い言い訳は少し面白かった。 「この…女受けが良すぎるチンポのせいでこんな性格になったんだ。  ただ、セッ〇スするだけで女から貰えちまうから…  俺も勘違いして… 色んな女にチンポを自慢したくて…」 「セッ〇スしなけりゃいいだけの話でしょ」 「お、男にとってセッ〇ス覚えたてのチンポは呪いなんだよ。  ヤリたくてヤリたくて、自分じゃコントロール出来ないんだ。  そこに年上のお姉さん達から『ヤリましょ♡』なんて言われたら…」 「……そうね、私も性欲で身を物理的に滅ぼした男たちを  嫌という程見てきたから言いたい事は分かるわ。   ましてやヤリたい盛りの中学生だもの……  オチンチンが暴走するのも仕方ないよねー」 「あ、あぁ、そうなんだ、だから許し――――」 「けど、これはアンタに人生を狂わされたメグミさんからの依頼なの。  噓ついて悪いけど、最初から考え直す気は無いわ」  スッと片足を上げると、これから何をされるのか分かったようで、  タクの口がこれ以上ないほどよく回った。 「ま、待って、待ってくれ! 実はこの家にも金が隠してあるんだ!  その金も全部上げるからさ!ねぇ、俺を殺したら絶対見つからな―――」 「だまれ、クズ」       ―――――――ブチュッ!!    ※ 「あ! ホノカさん」  防音室の扉を開けると、廊下ではメグミさんが暇そうにしていた。 「さっき、なんか変な音が聞こえましたが…アレって…」 「はい、あのクズが〝ショックでイった音〟です♪」  私が天を指差すと、メグミさんが大きく息をつき、微笑んだ。 「それはそれは… この世がまたひとつキレイになりましたね♡」  見た目に反して言う事もやる事もけっこうキツイ、  メグミさんって〝殺し屋〟にも向いているかも。 「でも、最後の最後に〝反撃〟をされてしまいました。ほら」  そう言って服の正面にべったり付着した粘液を見せた。 「これって…血の混じった精液、ですか?」 「えぇ、やられちゃいました♪  まさかあんな〝折れ曲がった発射口〟から打ってくるとは思わなくて…」  私が死神の鎌で〝男の命〟を刈り取った直後  なんとタクのチンチンが最後の放精を行ったのだ。  それ自体は男性の最期によくある事だが、  骨折した陰茎からあんな勢いよく飛び出すとは思わず、  恥ずかしながら直撃を許してしまったのだ。  もし、タクがショック死していなければ、  腹いせにジワジワと殴り殺していたかもしれない。 「あらぁ♪ 死してなお女性に子種を残そうとするなんて、  男らしい最期と言えなくもないですね♡」 「はい♪」  依頼は完了した。     しかし、現代日本で〝悪者をやっつけてハイお終い〟とはいかない。  殺しは殺し。  むしろ、ここからがプロとしての手腕が問われる。  「メグミさんは今のうちに玄関から堂々とお帰り下さい」 「え! でも、まだミサキさんが…」 「大丈夫です、彼女の処置も含めて私が後片付けしておきますから」 「………はい、では」  短い返事は信頼の証。  私とメグミさんが握手を交わす。  その時、必要以上に手を握っていたのは  お互い〝もう会うべきではない〟と理解していたからだろう。    ※ 「おー こりゃまた派手にやらかしたもんだ」  タクの死体をジロジロと眺めるヒゲ面の男。  彼は〝始末屋〟と呼ばれる男であり、  今回のような隠滅の面倒な現場を〝うまく誤魔化して〟くれるのだ。  便利な反面、あまり頼り過ぎるのはプロ失格とも言えるが、  依頼者から惨殺を希望された時などはありがたい。  まぁ、どのみち料金が高額過ぎて頻繁には使えないが。 「どう?」  私が聞くと、「問題ない」とばかりに手を振る。 「流石♪」  たとえ証拠を全て消したとしても、   人が消えれば遅かれ早かれ警察が動き出す。  だが、この〝始末屋〟には警察官の妹がおり、  さらにその妹が所属する署の長と肉体関係を結んでいる。  つまり、警察にある程度〝誤魔化して貰える〟立場なのだ。 「……クズの始末にクズの手を借りたくなかったけど」 「何か言ったか」 「べつにー」  気絶していたミサキさんはその妹さんへと預けた。  今日は警察署で保護し、目覚めた時に  〝泥酔していたところを保護させて貰った〟  と、伝えて誤魔化してくれるそうだ。 「ふぅ~~……」  とりあえずはひと安心。       大きく背伸びした私はヒゲ男に背を向ける。 「後は頼むわねー お金は明日にでも振り込んでおくから」 「ちょっと待てよ、何か忘れてんじゃねーのか?」 「あ~……やっぱり?」  来た。 コイツはコイツでタクとは別方向に〝歪んでいる〟。   「まーちょっと消化不良だったからちょうどいいけど、  ヤルんならそっちもサービスしてよね」 「あぁ、前回と同じ料金30%OFFでいいか?」 「……50%OFF」 「お、おい、いくらなんでもそれは…」 「あっそ、なら全額払ってあげるから、  〝そのおっ勃ってるモノ〟は自分で処理してね」 「わ、分かったよ、50%OFFでやってやるよ」 「ありがと♡」  こういう時、性欲を人質にされた男ってホント不利ね♪  ※ 「はむ♡ ……じゅる♡  じゅぷ♡」  椅子に縛られたタクの死体の横で、  ヒゲ男が私の口に勃起したチンチンを突っ込んでいく。 「う、あぁぁぁぁぁ♡  やっぱホノカちゃんは最高だ…♡」  褒めてくれるのは嬉しいけど、  コイツが昂っている〝本当の理由〟は知っている。  前回割引して貰った時に聞いたことだが、  この男は死体の横でヤルのが大好きなドのつく変態なのだ。  正確に言えば、今回のように女が殺した〝男の死体〟の横で、  その女に奉仕させるのが大好きらしい。  なんでも、女に殺された男の横で、その女に愛撫されるのは  〝女に選ばれた男〟のような優越感を得られるからだとかなんとか… 「んん♡ むちゅ♡  れるぅ♡」 「うほぉぉ♡ 男のチンポをこんなズタズタにしたホノカちゃんが  俺のチンポをこんな優しく舐め回して… ああぁあ♡」  いちいち言わなくてもいいってのに、まったく。 「じゅむ♡ れろっ♡」 「ぬぉぉおおぉ♡」  あ! 我慢汁がすっごい出てきた。 それじゃ… 「今日は特別にパイズリもしてアゲル♡」    ぬぎっ♡ 「マ、マジで―――」  ――――ぱふん♡ 「うおぉ… ホノカちゃんのオッパイに… 食べられちまった♡」 「ふふ♪ いい顔するじゃない♡  半額サービスしてくれたんだから、こっちもサービスしないとね♡」   むちゅん♡   むちゅん♡ 「うはぁぁ…♡」  本当の理由を言うと、メグミさんのパイズリを見たからだ。  今日はまだ男を抜いていないので少し欲求不満というのもあるが、  メグミさんのド迫力のパイズリを見せられたせいで、  ちょっとした対抗意識も芽生えていた。  むにんッ♡              むりゅんッ♡           「はぅう♡ こ、こりゃ激しい……♡」  大きさでは負けるが私だってパイズリは得意プレイ。    数多の〝男〟に白旗を揚げさせてきた自慢のオッパイ。    その自信を取り戻したかったのだ。 「出来るだけ〝情けない顔〟でドッピュンしてね♡ 始末屋さん♪」    ずりゅうぅぅうんっっ♡ 「あ、あひぃぃっっ♡」   どぴゅるるるるるるるうッッ!!  アハハ♪ 期待以上のアホ面だわ♡  殺しもいいけど、やっぱこの瞬間が一番楽しい♡   「えい♡ えい♡」  むちゅん♡         ずりゅんっ♡ 「おああぁぁぁあっ♡」   びゅぷるるるるう!! 「~~♡」    ※  〝セッ〇スすると女性はキレイになる〟というのは本当だ。  現に数年間彼氏がいなかった女性に男が出来た途端、  急に体つきが色っぽくなったという話もあるし、  性的快楽によって分泌される女性ホルモンなど、  科学的にも裏付けられている。  だから私のように〝男の醜態を見て悦びを覚える性格〟の場合、  〝咥えたりパイズったり〟するだけで十分美容に効果がった。 「はぁ… はぁ… はぁ…」  股間から流血する死体の横に、股間から精液を垂らして倒れる男。  赤い血と白い精液。  共に昇天し… 共にカッコ悪い♪ 「ふふ♪」  自信を取り戻した私はツヤツヤの肌を満足気に撫でた。 「はぁ… はは… 金玉ん中が100%OFFにされちまったぜ」 「バカな事言ってないでパンツくらい履いたら?」 「あ、あぁ」  ティッシュで股間の後始末をする〝始末屋〟がそのままベットに腰掛ける。 「じゃ、また何かあったらヨロシクね」 「――――あ! ちょっと待った」 「ん?」 「忘れるとこだった。  ウチの妹がアンタに相談したい事があるって」 「え! 妹さんが……?」   


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