無料部分5,000字+有料部分11,000字 内容……輪姦、強制超豊胸、言語学習、薬物注射、パイズリ、入れ墨 ※外国語は適当です。雰囲気をお楽しみいただければと思います。 ◆―――――― もしも、あの時――と考えない日はない。 彼が担当していたアイドル、杜野凛世が失踪を遂げてからおよそ一年。事務所から寮へと帰る途中で姿を消した少女の行方は、今なお不明なままだ。現役アイドルの失踪ということで、当初は連日報道していたマスメディアは、時間とともに興味を薄れさせ、今ではもう見向きもしない。嘆き悲しんでいたファンたちですらも、すでに別のアイドルに夢中だ。 警察は捜査を続けてくれているが、進捗を問うても苦々しい答えが返ってくるばかりだ。凛世と同じユニットのメンバーであり、資産家の令嬢である有栖川夏葉は、私財を費やして調べてくれているが、そちらも凛世の居場所はまだ掴めていない。もしかしたらこのまま、という悪しき想像は日に日にその強度を増して彼の意識を侵襲した。 もしも、あの時、多忙な彼を慮って歩いて帰ると言った凛世を説き伏せて、車で送ることにしていたら――失われた可能性は、何よりも彼を苦しめた。凛世の失踪直後は職を辞するつもりだったが、社長、はづき、そしてアイドルたちから、凛世が無事に戻ってくるのを信じて283プロダクションを守り育てていくのが役目ではないか、と説得され、プロデューサーの職に留まることとなった。 以降、彼はそれまでにも増して仕事に打ち込んでいる。深夜までの残業も珍しいことではない。 今日もまた、日付が変わってもなお事務所に居残った彼はパソコンに向かい、営業用の資料を作成している。疲労は極限に達し、カフェインの薬効でも誤魔化せはしないが、身を苛むつらさは自責の念をほんのわずかに和らげてくれた。 眼精疲労にぼやける視界――キーボードから手指を離し、困憊の息を吐きつつ目頭を揉んだところで、卓上に置いていたスマートフォンが震えた。こんな時間に誰だろうか、と眉をひそめて確認すると、見覚えのない名前からメッセージが届いている。 開いてみたメッセージに言葉はなく、ただリンクが貼られているだけ。詐欺か悪戯の類だろう、と思いつつも無視できなかったのは妙な胸騒ぎを覚えたから――というのは後から振り返った時に遡って作り出された言い訳かもしれない。しかし、とにかく、彼はつかの間の躊躇いの後、生傷に触れるようにそっとリンクをタップした。 ◆―――――― 「你好~♡」 スマートフォンの画面――映し出された少女が、手をふりつつ、笑顔で口にする挨拶は中国語だ。発音は滑らかでよどみがない。画面の下部には『こんにさは』という字幕。粗雑なフォントで表示される怪しげな日本語は、銅鑼の音で始まったチープな大陸風のBGMとともに、これから見ることになる動画がどれほど悪趣味なものかを端的に示している。 撮影場所は、アパートの一室と思しき部屋。窓の外は夜だが、簡体字のネオンサインが毒々しく輝いて闇を追い払っているのが見える。散らかり放題の室内――カメラの手前に置かれているテーブルには、食べ物の空き容器、酒瓶の類とともに、白い粉、アルコールランプ、スプーン、注射器、ゴムチューブまでもが無造作に転がっていた。画面隅で稼働する扇風機の首振りにあわせて、室内にこもる猥雑な熱気が、画面のこちら側にも押し寄せてくるようだった。 「亲爱的制片人,你能看到我吗?」 首を傾げる少女。その言葉に、『プロヂュサーさま、见えこいますか?』という字幕がかぶる。 所々破れ、中身をのぞかせる合皮張りのソファに、彼女は座っている。左右には、それぞれ、男が腰を下ろし、ふてぶてしい笑みをカメラに向けていた。野性味の溢れる顔立ち、しなやかな筋骨、全身にまとわれた暴力の気配……肌を覆う刺青がなくても、まっとうな道を歩んでいる人間ではないとわかる。屈強な体格のふたりに挟まれていると、少女の身長の低さが際立った。 真ん中で分けられ、滑らかな額をむき出しにした黒艶髪。結わえられたふたつのお団子にはシニヨンカバーがつけられている。顔に施されているのはチャイボーグメイク――アイシャドウ、チーク、リップが赤く華やぎ、アイライナーに跳ね上げられた目尻が、わずかな隙も見当たらない完璧な人造美を演出している。 身につけているのは、鳳凰が刺繍された群青のチャイナドレス。ノースリーブのそれがむき出しにした肩は、透き通るような肌の白さもあいまって、痛々しさを覚えるほどに華奢だが、その乳房は圧巻という形容をすらはるかに凌駕する爆発的な実りを見せている。カップサイズに直せば、Nカップ――いや、Oカップはくだらないだろう。超絶的な質量のため、破裂寸前に張り詰めたドレスの生地は、艶めかしい光沢をさらに明瞭にしたものを、周囲に惜しげもなく振りまいていた。 ウエストは折れそうなほどにくびれていながらも、尻房は乳房に負けず劣らずの肉感を漲らせている。そこから連なる太腿の熟れ具合はドレス越しにもはっきりそうとわかるほどだ。ただそこで微笑みを浮かべているだけでも、牝肉がむちむちと軋みをあげ、媚汁をしたたらせる音が聞こえてきそうな――むせかえるほどに濃厚な色香が、少女の体から匂っていた。 『あ久レぶりでござます』 少女が朗々と口にする流暢な中国語にあわせて、ぎりぎり意味だけは了解できるレベルの字幕が表示されていく。 『贵樣の担当マイドルだっだ杜野凛世。。。改め凛凛でござます』 『この姿をご覧になって極度驚いたヵ?』 『一年间で凛凛に何が起きだヵ、今より说明すゐ』 『丁宁に闻け♡♡』 彼の知る杜野凛世は、何よりも和装の似合う、痩身の大和撫子だった。蕩けるような肉感をいたるところに横溢させたエキゾチックなその姿に、かつての面影は微塵もない。外見や言語はもちろん、その微笑もあの頃からは考えられないほどに艶冶な、いや、淫らなものだ。下品で俗な――率直な言い方をすれば、エロい、という表現になるだろう。凛世がこんな笑い方をするわけがない――ないのだけれど、彼は、凛凛と名乗る少女が間違いなくあの凛世であると理解してしまっている。何もかもが変わり果ててしまった彼女のなかのわずかな残滓が、拒絶すべき答えを彼に否応なく教えてくれる。 あ、あ、あ……と言葉にならない音が彼の喉からこぼれる。 冷房が効いているはずなのに汗が止まらない。今すぐ警察に駆け込むべきだ。この動画を見せて、海外での捜索を依頼するべきだ。それはわかっているのに、彼の両足は膝を震えさせるばかりで立ち上がってはくれない。呼吸が乱れに乱れ、スマートフォンを持つ手までもが不規則に揺れる。それでも彼の視線は画面に釘付けになったままだった。 見てはいけない、と思うのに、どうしても目をそらすことができない。凛世――あるいは凛凛の浮かべる蠱惑的な笑みが持つ強烈な引力が彼を離してくれはしない。そんな彼の反応を予見していたように口元を弛めて、少女はこの一年間に何が起きたのかについての説明を始めた。 ◆―――――― 薬物取引のため来日していた犯罪組織の構成員――彼らが凛世を拉致し、昏睡させた状態で本国に持ち帰ったのは、アイドルとしての彼女を計画的に狙ってのことではない。たまたま、珍しく和服を着ている少女が目についたから。ただそれだけの理由で杜野凛世は誘拐された。 「お優しいプロデューサーさまは、ご自分を責めておいでだと思います。けれど、その必要はございません。そのおかげで凛世――いえ、凛凛は今とても幸せなのですから♡ むしろ、プロデューサーの失態には感謝しているほどです」 という台詞は、もちろん、凛世が実際にそう口にしたわけではない。彼の記憶が、彼女が口にする中国語と粗雑な字幕を解釈して作り上げた幻想に過ぎない。それが幻想に過ぎない――という認識を持つ余裕すら、今の彼には存在しない。 「ご覧ください。こちらがこの国に来たばかりの頃の凛凛でございます」 くすくすと笑いながら、凛世――今や凛凛と呼ぶべきがカメラに向けて掲げるのは大型のタブレット――そこに映し出されているのは、凛世が多くの男に囲まれ、犯されている様子だった。 ――嫌っ! やめて! やめてくださいっ! 帰してっ! 凛世を、日本に帰してくださいっ! 汗染みの散らばる汚らしいベッドの上、仰向けの姿勢で押さえつけられた凛世が日本語で絶叫している。涙に濡れる顔。恐怖にこわばる四肢。和服を半脱ぎに乱され、剥き出しになった柔肌の白さが目に鮮烈に焼きつく。 無理矢理に広げられる凛世の両脚――清廉な心を映えたような白のショーツがあらわになり、それを男たちが囃し立てる。凛世は青褪めた顔を羞恥に赤く染め、戒めから逃れようと身を悶えさせるが、少女が男たちの腕力に抗することができるわけもない。 握られたナイフがショーツの布を裂くと、薄い恥毛に飾られた秘部が露出し、男たちは興奮の声を高めた。凛世の両脚がさらに広げられ、亀裂の奥深くまでが開陳される。その初々しい色合いは、いまだ誰もそこに侵入したことがないことを端的に表し、見る者の嗜虐をそそり立てずにはおかない。 半笑いで何事かを言いながら、男のひとり――極度に肥満した男が凛世の脚のあいだに陣取り、ベルトを弛める。露出した勃起は、驚くほどに長大だ。凶悪にせり出した雁首。極太の幹を這う血管。そこにつらなる睾丸もまたその巨大さで精力の絶倫ぶりを誇っている。 唾を吐いた掌で肉棒を擦り、申し訳程度に濡らした巨漢は、早速、凛世へと肉竿を挿入する。狭い膣を無理矢理に押し広げていく極太の牡肉。痛みではなく、絶望が凛世にあげさせた絶叫は、ただ、周囲の男たちの嘲笑を誘っただけだ。 ――お、お願いですっ! お願いしますっ! やめて! 抜いてくださいっ! 涙ながらの懇願も、当然、無視される。 叩きつけるような男の腰使いは、凛世を人間としてではなく、性玩具として認識していることを意味している。膣コキとでも呼ぶべき自分勝手な動きの果てに、男が呻きを発して、凛世を最奥まで穿った姿勢のままで体を硬直させる。男の灼熱を感じた凛世が、赤くなっていた顔を今度は蒼白にして、ひッ、と悲鳴を喉にくびれさせる。好きな相手に捧げるはずだった凛世の処女――しかし、実際にそれを奪ったのは、見ず知らずの肥満した犯罪者だった。 気持ちよかったぞ、という意味であろう言葉を吐きながら、男は肉棒を引き抜く。わずか数分の交尾で開きっぱなしのまま戻らなくなった肉穴から、特濃の白濁が溢れた。男が身を退けると、すかさず別の男が、これまた半笑いでそこに陣取り、凛世を犯し始める。今度の男の抽挿も、凛世の感覚など一顧だにしない乱暴なものだった。 ――嫌っ! 嫌っ! 嫌ああああっ! 凛世の悲鳴を餌にして、男たちは、入れ替わり立ち替わり彼女を犯していく。膣だけではない。男根は、口にねじこまれ、掌に握らされ、和服を脱がせてあらわにした素肌に擦り付けられる。酸鼻を極めた輪姦凌辱の暴風に直撃され、凛世の悲鳴はしだいに弱々しく消え入っていく。瞳は光を失って、表情筋が弛緩する。ただ、唇が細かく震えて、音にすらならない嫌悪を紡いでいた。 「いかがでしたでしょうか、プロデューサーさま♡」 タブレットに流れる動画を一時停止した凛凛がこちらに微笑みかける。その顔は溌剌と輝き、動画に映し出されていた少女と同一人物だとは思えない。 「可哀想だ、とは思わないでください。確かにこの時つらかったことは否定いたしません。ですが、今ではみなさんとは大の仲良しです。放課後クライマックスガールズのみなさんとすら、比べ物にはなりません」 ふふ、と妖艶に笑いながら、凛凛は己の感情に触れようとするかのように胸に手をあてる。その様子を見ればわかる。彼女は脅されてこんなことを口にしているのではない。正真正銘、自分の言葉として、同じユニットのメンバーよりもこの男たちのほうに好意を抱いていると言っているのだ。 この一年間で変わってしまったもののあまりの大きさが、見ている彼を呻かせる。あの時、自分が正しい選択をしていれば、こんなことにはならなかったはずなのだ。悔やんで何かが変わる訳ではないが、悔やまずにいることはできなかった。 「この国に来てから、このように思い出をたくさん記録してもらいました。おかげで、プロデューサーさまに、凛世がどんなふうに変わっていったのか、誤解されることのないようお伝えできます」 それでは次の動画に参りましょう、と言って、凛凛はタブレットを操作した。 (続→ https://ringokidjp.booth.pm/items/4556760 )