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霧月
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鳥山明先生

また一人、偉大な作家がこの世を去りました。

「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」などを執筆し、

「ドラゴンクエスト」「クロノトリガー」などのキャラクターデザインを手掛けた、

「現代漫画界の神」と言って差し支えない偉大なる「鳥山明」先生。

享年68歳、死因は急性硬膜下血腫とのこと。


私はドラゴンボール直撃世代ではありません。

幼心に思い出せるのは、TV放送されていた「ドラゴンボールGT」の最後の方を少し見掛けた程度です。

ですが、小学生に入ってから読んだコミックス版ドラゴンボールがあまりに面白く、かつ格好良く、一気に全巻買って読んだのを覚えています。


子供の頃はよく出掛ける時に携帯ゲーム機や漫画を持って出掛けていたんですが、魔人ブウ編で初めて悟空が超サイヤ人3に変身するシーンが格好良すぎて、そのシーンが載っている巻をよく持ち出していました。


劇場版「ドラゴンボールZ:神と神」以降、定期的に新たな作品が展開され、一時離れていた私も再びドラゴンボールに触れるようになり、絵描きとして活動を始めていた事もあって「鳥山先生の凄さ」を再認識しました。


シンプルながら迫力のある画作り、ダイナミックな構図とそれを描く為の取捨選択の上手さ、

もう何十年も前の作品であるにも関わらず、今見ても色褪せる事なく、そして勉強になる凄まじい作品です。


鳥山先生はデザインと脚本を手掛けられただけですが、数年前に公開された劇場作品「ドラゴンボール超:ブロリー」は私の中で最高のバトルアニメ作品で、10回以上は観ています。こんなにリピートしたアニメ作品は他にありません。

あの凄まじいバトルシーンも、鳥山先生がドラゴンボールという作品の中で多くの革命的な戦闘描写を生み出してきたからこそですし、

観る度に「凄い」という思いと共に「こんななんでもありのバトルできるのズルいなぁ」という嫉妬さえ湧いてくる程でした。


ゲーム好きな自分としては、ドラゴンボールやDr.スランプだけでなく、ドラゴンクエストも外せません。

初めて触れたのはナンバリングではなく「ドラゴンクエストモンスターズ:テリーのワンダーランド」でした。

子供の自分にとって配合システムは難しかったですが、数々の配合を重ねて各種族の最強モンスターに辿り着いた時の喜びたるや。

その難しいシステムを楽しんで遊べたのも、ひとえに鳥山先生が生み出した魅力的なデザインのモンスター達がその先に待っていたからに他なりません。

つい最近も仕事を終えて寝る前の時間に「ドラゴンクエスト11S」を遊んでいました。

ご自身は「もうネタ切れ」と仰っていましたが、毎回これだけ個性的なキャラデザインを上げてくるその手腕に改めて感心していたばかりでした。


ベルセルクの三浦建太郎先生といい、「まだまだこの人の作品が見たかった」と思わされる作家さんの死は堪えるものがあります。

実際、ドラゴンボールは集英社から独立して新会社を起こして展開を始めるところでしたし、サンドランドの新展開も先日予告されたばかりでした。

鳥山先生はまだまだやりたい事も多く残されていたと思います。

それだけに先生自身、私達以上に悔しさの残る形でのご逝去になってしまったかもしれません。

しかし、鳥山先生の文化的遺伝子は多くの人達へと引き継がれています。

とよたろう先生やドラゴン・画廊・リー先生をはじめ、様々な作家さん達の手で鳥山明イズムは受け継がれていくでしょう。


おこがましいかもしれませんが、私も作家業を通して「自分に影響を与えた先生達は凄かったんだぞ」と言えるように精進していきます。


ご冥福をお祈り致します。


鳥山明先生

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