堅木種 [ Hard_Treant ] No.21
アルリトラ系統/緑園乙女
スキル:戦闘力:5、生命力:9、魔力総数:10、危険度:1
他種族との関係:(苦手)蜜舐種、牛胸種、大羽種、香液種 (友好)曲爪種
吸精する獲物:魔力回収、(除)魔力性植物、(除)アルリトラ系統、敵対した人間
ライフサイクル:芽期:31、童期:39、娘期:103、芽数:2、大人になるまで・・・約173日
◆基本情報
月光から、大きな木を使って魔力を回収するモンスター娘です。堅い根をもっており、外敵からの攻撃を退けることができます。さらに、過剰に得た魔力は、果実にして蓄えることができます。
▶魔力果実の生成
背中の木は、大気と月光から多くの魔力を得ることができます。さらに、木の枝を広げて葉を増やすこともできて、可能な限り周囲の魔力を回収しようとします。そして、生命維持のために他生命からの吸精が必要になることは、ほとんどありません。むしろ、魔力が余ることのほうが多く、余った魔力で作られる果実を身につけています。この果実は「魔力果実」と呼ばれて、モンスター娘が吸精できるものです。友好的な相手がいればあげたり、外敵に差し出すことで、本体を吸精されることから身を守ることができます。
▶恵みの花
順調に魔力を回収できていると、植物身に花を咲かせることがあります。魔力果実が十分に実っていて、それでも魔力が余っていると花を咲かせることがあります。この花は、人間を呼び寄せる効果のある魔力花粉を放ちますが、狭い範囲にしか効果はありません。その花粉を嗅ぎつけて、モンスター娘が魔力果実を狙いに来ることもあります。友好的な関係にある相手になら、積極的に差し出すこともあるようです。ロルガイアやポセリシア、ハーピアリ系統のモンスター娘であれば、初対面でもなんとなく警戒を解いています。
▶堅い根のひみつ
普段は下半身の根を土壌などの地面に潜らせて、そのまま動きません。動かないことで、外敵から存在をぼかすことができ、余計な戦闘を避けることや、消費する魔力を抑えることができます。また、この根は移動しづらくて、逃げることが苦手であるため、魔力果実を与えても外敵が襲ってくるのをやめない場合は、この根をつかって防衛する必要があります。しなやかな性質と硬さを合わせ持っていて、ムチのように振るって攻撃します。または、鋭い攻撃を受け止める盾にすることもできます。ちなみに、根には補助的に魔力の回収能力があり、月光のないときは、土壌や水などの魔力をひっそりと回収しています。
▶果実のつかいかた
魔力果実にはいろいろな使い方があります。友好的な種族に渡して、より強い関係を結ぶことができます。あるいは、外敵に与えて身代わりにして逃げたりすることもあります。すこし変わった使い方として、魔法を付与させる事ができます。たとえば、火の属性を与えて火の玉にして投げつけたり、毒を付加させれば腐敗した果実が出来上がります。
◆種族関係
積極的に果実を与えたりするため、周りの種族と友好的な関係を築きやすいようです。一般的に利益を感じる種族は、攻撃対象や吸精対象から外れることができ、安定した暮らしを行えます。しかし、頼られることがあっても、頼ることがあまりないため、友人に煩わしさを感じるときがあるようです。
▶まもり神(曲爪種)
曲爪種とは協力関係を持つことがあります。彼女は土地から離れない習性をもち、どんな相手にも強力な噛みつき吸精を行います。そのため、土地を荒そうとする一部のモンスター娘を撃退できる存在です。月光の当たりが良い土地を守ってくれている感謝として、魔力の果実をときどき与えることがあります。彼女は移動が難しい種族で、獲物になかなかありつけないため、嬉しそうに果実を受け取ります。
周囲のモンスター娘からは、魔力果実のおかげで、致命的な攻撃をされることは少ないです。狙われたら、魔力果実を渡して満足させることができます。しかし、アルリトラ系統の魔力を好んでいる相手は、娘本体の魔力すら吸い尽くそうと襲いかかってくることがあります。蜜舐種はアルリトラ系統の魔力を好み、積極的に襲いかかってくるため、危険な相手と見ています。月光に集まる習性を持ち、生息地が重なりやすく、お互いに争いあっているような関係になりやすいです。対個体では防衛できますが、向こうは数によって制圧してくるため、危険な相手です。また、本種は月光の魔力を回収して自分に蓄積させるため、生息地全体の保有魔力を高い状態にする特性をもちます。大羽種や香液種は、そのような場所に集まって、魔力生命体を狩る習性を持っており、毒の鱗粉や毒液を撒き散らすので、厄介な相手です。そのほか、牛胸種は強力な突進をし、魔力の果実を落とさせてくるため、苦手な相手です。果実を与えれば満足して眠りにつきますが、果実が無いときは、本体を狙って追いかけてくることもあるため、防衛する必要があります。
▶人間との関わり
人間に対しても温和な態度をとり、たまに冒険者と会話をしたりもします。人間側も警戒を解くことが多く、探索場所に住んでいる安全なモンスター娘として認識されています。また、人間にとって魔力果実はあまり必要でないもので、もし食べたとしてもなんの味もしなく、栄養にもなりません。ある地域では、魔力果実を好むモンスター娘に贈り物として与えるくらいの活用方法はあります。人里の文化によっては、特定の種族と関係を結ぶ人々もいます。
◆吸精
背中にある大きな木と、下半身の触手で大量の自然魔力を回収することができます。そして、木の葉は月光に対して高い感度をもっています。主な魔力源は、それを使った月光からの回収です。そのほか、大気の浮遊魔力や、根を使うことで、土壌の魔力を回収して身体に取り込みます。
▶人間への吸精
敵対している人間などには吸精を行うこともあり、そのときは口で吸い付いて精気を奪います。襲いかかってくる冒険者などは、身を守るための防衛を行って、ついでに吸精も行います。他生命体から魔力を得る吸精はとくに必要としませんが、人間のもつ精気はどのモンスター娘にとってもごちそうです。
▶アルラウネのミルク
余った魔力は果実に変換する以外にも、生乳によって蓄えることがあります。自身に還元が可能で、危機に備えるための蓄えです。これは、魔力回収が難しい状況にあったり、娘本体が吸精を受けてしまった時に消費されることがあります。ちなみに、搾り出すこともできて、魔力生乳は高い価値をもっています。吸精されすぎた人間やモンスター娘は、しばらく無気力な状態になりますが、生乳は飲むとそれを回復させる効果があります。あるいは、健康なモンスター娘が使うと、一時的な魔力の強化を与える効果もあって、一部のモンスター娘が欲しがります。しかし、自分のための備えとして持っているため、果実とは違い、気安く他の種族に与えたりはできないようです。
◆繁殖と成長
魔力果実と、魔力生乳が十分に備わっていて、しばらく安全が長く保たれていると、繁殖欲求が高くなります。
▶子種の入手
人里の付近へ移動して花を咲かせて、魔力花粉に寄ってきた人間の男性と一夜限りの関係になります。その花粉には魅了のような作用も含まれているので、簡単に誘惑できてしまうようです。しかし、うまくいかない場合もあり、そのときは根で捕まえて、強引に子種をもらうこともあるようです。
▶大人になるまで(芽期:31、童期:39、娘期:103)
妊娠すると最大で2つの娘芽が生成されます。それらは母親の植物身にくっつき、枝のような見た目をしています。適切な場所に放って、しばらくすると魔力を回収するための植物身が成長していきます。ちいさな木のような見た目で、自然物と見分けが付きにくいです。ある程度成長すると、周りの魔力によって娘芽の状態を継続するか、モンスター娘の姿になるかを判断し続けるようになります。魔力が十分である場合は姿を変えて、ちいさな堅木種に生まれ変わります。月光や土壌、大気の魔力を回収しながら、背中の木を一緒に成長させていき、増殖できる葉を増やしていきます。さらに、娘期に入ると魔力果実や生乳を生成できるようになっていって、同時に蓄えを奪おうとする種族の襲撃も増えていきます。うまく生き残った個体は、娘期を終える頃には体が成熟して大人になります。
◆固有種族