【異胎機関 報告書 抜粋】
対象「ナツキ」に関する観察・交配記録は以下の通り予定されている。
これは確定スケジュールではなく、実験進行状況に応じて変動する可能性がある。
しかし、いずれにせよ“記録”は続く。
……協力者諸君、心して見届けてほしい。
秋の夜、月光に照らされるナツキ。
仮装のはずのバニー衣裳は、囚われの証だった。
触手の巣に絡め取られ、羞恥の観察が始まる。
ハロウィンの夜、街角に潜むカボチャの怪物。
「Trick or Treat」の言葉と共に、ナツキは囚われる。
甘い祭りは、触手の饗宴へと変わっていく。
霧に包まれた街路、異胎機関の影が動く。
その姿はまだ明かされていない。
……だが、確実に“新たな記録”が刻まれる。
凍える夜、ナツキを待つのは寒さではなく拘束具。
祝祭の鈴は鳴らず、聞こえるのは機械の律動だけ。
白き雪より濃く、赤き羞恥が刻まれる。
新年、そして特別観察。
複数の被検体を交えた“祝賀の儀式”が執り行われる。
異胎機関が求めるのは、完全なる器の記録。
……ナツキはその最前に立たされる。
※本記録は幹部・構成員の判断により随時改変される
※画像は「観察時の幻影」であり、実際の姿と異なる場合がある
※内容は予告なく変更されるが、観察そのものが中止されることはない