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都尾琉
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映画わたてん「プレシャス・フレンズ」の感想

公開からしばらく経って、上映回数も減ってきた本作、観ようかな~なんて思ってる人の背中を押すために語ります。



結論

「面白い、神、尊さの濃縮還元、早く観ろ。」

以上です。



・・・・・・・






でもソレだけだと何がいいのかサッパリだと思うので

観るべき理由を語っていきます。


まず予告をご覧ください。


そうです、花ちゃん(身長142.3㎝)のおばあちゃんの家にみんなで泊まりに行く

お話です。

小学生が修学旅行の“練習旅行”に行くお話です。

それ以上でもそれ以下でもない内容なのですが

これがどうして素晴らしいのか、考えてみて欲しいのです。

自分たちで行き先を考えて『旅行のしおり』なんて作ってたりするんです。

いつもとは違うよそ行きの格好、見たことない景色

みんなで枕投げ……


…そんなのいちいち考えてらんない?

じゃあ観に行ってください。


その面白さが理解できる賢明な方々

当然観に行ってください。


テレビシリーズを観ていた人も

単純に女の子が好きな人も、百合が好きな人も

絶対観に行ってください。



一応、この「私に天使が舞い降りた!」の原作漫画は

コミック百合姫の連載作品です。


つまりジャンルとしては“百合”なんです。

百合(女性同士の恋愛境界線的なもの)というには

彼女たちはまだ幼く、それは友達に対する「好意」でしかない。


でも、その幼さの中にある好意が「恋」とごっちゃになる感覚。

そして、そんな感情を大学生のみや姉も実は感じている。


テレビシリーズでは花ちゃんとみやこは歳の差が10近くもあるので

「犯罪者」とか「ロリコン」的なニュアンスで語られる事が多かったのですが

この映画版では、そんな二人の関係性、特にみやこの「恋心」のようなものに対して

“決定的な何か”を付与する事に成功していると感じます。

そして花ちゃんも、みやこを「面倒だけど頼りになる人」ではなく

「一緒に居たい人」なのだという心の変化がある。

それを1時間という尺の中で非常に丁寧に描いています。


さらに、この不思議な“恋心のような信頼のような複雑な気持ち”を

成就しているモデルケースとして登場するのが

今作で初登場する花ちゃんのおばあちゃんなのです。

花ちゃんのおばあちゃんにも、過去にそのような存在

(花ちゃんにとってのみやこのような、年の離れた愛すべき存在)

が居るのだと語られます。


世代こそ違えど、辿っている道が同じなのかもしれないと感じさせる空気。

過度には説明せず「そうなれたらいい」というほほえましさ。


そういう感情を全てひっくるめて「ともだち」と本作では表現しているのです。


そうなんです、この「わたてん」という作品、コミック百合姫で連載され

「百合作品」として定義されていながらも

その関係性はあくまで「ともだち」なのだという方向性を打ち出しています。


これが、ひなた(140.7㎝)と乃愛ちゃん(142.7㎝)の関係だったり

小依ちゃん(138.6㎝)と夏音ちゃん(140㎝)との関係であれば

同級生なので当然、普通に当てはまりますが


本作『プレシャスフレンズ』では、あくまで

「花ちゃんとみやこ」という歳の差のある2人の関係性にスポットを当て

それを「ともだち」であるという風に描いています。


「ともだちに歳の差なんて関係ない」



というメッセージを強く押し出したヒューマンドラマなのです。

花ちゃんとみやこを「百合」とか「ロリコンと被害者」という

簡単なカテゴリーに収めてしまうのではなく

「ともだち」という広い概念で包み込んでくるのです。


映画を観終わって僕は呟きました。




「名作だろ…。」







どうしても「わたてん」という作品は「ロリコン」「百合」という

イロモノジャンルにカテゴライズされてしまいますし

僕もそういう「わたてん」が大好きなのですが

本作を観て頂ければ、そんな狭い話ではないというのが伝わるんじゃないかと

本気でそう思います。


この作品は言うなれば1時間の心のデトックスです。



そして、見終わったら

「僕にもそんな友達がいるだろうか…いや、きっといる。」

と人生に対して前向きな気持ちが湧いてきます。


それこそが映画のタイトル


『プレシャス・フレンズ』

だと、僕は思うのです。







































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