さて、シンウルトラマンを観てクソデカ感情に見舞われてから
僕、今度はトップガンを観に来ました。公開初日夜ですね。
いやーまぁ
周囲にトップガン大好き人間が多い影響で、僕もテンション高めで行きましたよ。
で、感想言う前にですね、
『トップガン』について話します。
1986年公開のハリウッド映画で、トム・クルーズ主演です。
なんならトム・クルーズの大出世作とも言われてるらしいです。
皆さんご存じかもしれませんが戦闘機に乗る映画です。
パイロットのエリート養成学校的な所で起こる青春ドラマですね。
ただ、この映画ですね。かなーりクセが強いです。
ひたすら超アメリカな映画。
80年代のアメリカ、マッチョと謎のサービスシーンてんこ盛り青春ムービー。
基本的に“戦闘機”というジャンルには非常に疎い人間なので
この映画がどの程度リアルなのかはわかりませんが、ノリは大好きです。
だって、コッテコテのアメリカ油マシマシ、そしてトム・クルーズですからね。
何度見てもいい味出してるクセになる映画ってやつですよ。
ただ、そのせいか「感動」という部類の映画ではありませんでした。
本当に、とてもいい意味でアメリカらしいIQ低めの作品です。
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さてそこで、本作『トップガン マーヴェリック』ですよ。
あれから30年以上経ち、歳を重ねたトム・クルーズ演じるマーヴェリック。
かつては超一流戦闘機乗りの彼も現場を退き余生を過ごそうとしている最中
再びトップガンの教官としての任務を与えられるのが物語の始まり。
僕自身はこれといって強い思い入れがある映画ではなかったので
その正当続編に対しても「どのくらいトップガンの続編なのか」が焦点でした。
ただ、これあくまで続編なんで、どうなんだろって気持ちが強くてですね…
僕は人気映画の続編というのは
越えなければならない壁が3つある
って思っているんですよ。
1.作品のアイデンティティを保てているか?
2.ストーリーに現代性があるか?
3.“らしさ”と革新的な映像を両立できるか?
このへんを意識しながら観始めました。
で、映画が始まって1分で確信しました。
って叫びそうになるくらい、トップガンだったんです。
のっけからセルフパロディーのオンパレード。
もうあらゆる所にトップガンらしさがちりばめられ、いや散りばめすぎなんじゃないかというくらいてんこ盛りのファンサービス。
これ見せられて嫌がるファン居ないでしょっていうくらい極まってます。
正直、その時点でもう100点超えてました。
だってどれだけの映画が「らしさ」を捨て、ファンを裏切り、
アイデンティティを忘れた続編を作ってきたことか…。
なので、1.作品のアイデンティティを保てているか?
はクリアしてるんですよ、もう見事に。
で、次にストーリーについてなんですが
これがまた“クソデカ感情”を呼び起こすに十分すぎる展開なんですよ。
まず前提として、マーヴェリックの人生にはずーっと穴が開いてました。
それはかつて、親友グースを失った喪失感。
マーヴェリックはどこかでずっと「自分と飛んでいなければアイツは…」
という後悔を引きずり続けていて、現在も独身。
家族を持つことすらためらい続けてしまった男なんです。
そんな彼が教官として教える若いパイロットたち。
そのパイロットの中には、あのグースの息子がいて…
これ、アメリカ人が大好きな、アレなんですよ。
引退したヒーローが次世代にバトンを繋ぐために
現役最後の大仕事として若者を導き
自分の人生のやり残しを清算する団塊世代系ムービー!!!
これをハリウッドがやると大体面白いんですが
本作はその路線の最上位に位置すると思います。
なんせ、1作目から30年以上経って歳をとった団塊世代が
元々のトップガンのファンの殆どを占めているわけですから
そんなファンたちの抱える人生の悩みというものに
しっかりと本作も向き合っているわけですよ。
ストーリーは地続きであるにも関わらず
そこにはしっかり「現代性」があるわけです。
なので 2.ストーリーに現代性があるか?
に関しても、もう見事にクリアしています、素晴らしい。
で、ですよ。
映像表現に関してなんですが
むしろ、ココにこそ本作本当にヤバさがあるんです。
なんかもう、圧倒的に戦闘機がカッコいい!!
って思っちゃったんですよ。
動きもそうだし、カメラアングルもそうだし
機動の表現、ウエポンの切り替え表現、操縦方法の緻密さ
何より見てて身体が締め付けられるような
Gの表現ですよね、これが本当に、本当にすごい。
元々の『トップガン』にも当然その凄さはあったんですけど
ソレを見事にアップデートしているんですよ。
あぁ、スーパーホーネットが本当にカッコいいと、編隊飛行綺麗だな、と。
そして、与えられたミッションが、これまたもう
スターウォーズ エピソード4のデススターなんですよ。
作戦内容聞いてると僕は「あぁ、あぁ!!」ってなっちゃうんですよ。
もう一瞬で理解できちゃうし、これは凄い映像が観れるぞ!というのが
もうこの、ブリーフィングの、シミュレーション映像で分かっちゃうんですよ。
急上昇して反転してスレスレで照準合わせて爆撃して9Gの急上昇で…と。
スターウォーズなんかは、さっさと本番のシーンに行くんですけど
この映画は、その作戦を遂行するための訓練が面白いんですよ。
面白い作戦を実行するための、訓練が面白い。
日本の少年漫画にはですね
よく「特訓が面白い漫画は名作」って言葉があるんですよ。
これ本当でですね、ドラゴンボールとか幽遊白書とか
スラムダンクとか鬼滅の刃とか、大体その特訓が面白いんですよ。
で、本作トップガンマーヴェリックも見事にソレなんですよ。
もう特訓が見事に面白い。
そこから本番シーンがソレより更にスゴイわけですからもう、最高ですよね。
3.“らしさ”と革新的な映像を両立できるか?
これももう、満点ですよ。
この映画、抜け目がないです。
しかも、この本番シーンのあとに
っていうのがまぁ、これが素晴らしいんですよね。
これが蛇足でもなんでもなくて、よくぞやってくれた!!
って感じのシーンになってるんですよ。
むしろ、これこそがトップガンだよ!
って思えるようなウレシイ展開があるんですよ。
え、いいの!?そこまでやってくれるの!?ってくらい
グイグイともう遠慮なくエンターテイメントの粋を叩きつけてくるんですよ。
ちょっともうね、あんまりネタバレしたくないからこのへんにしますけど
早く観に行ってくださいとしか言えないです、この映画。
僕は2回目は4DXで観たんですけども、やはり映像の特性上
相性バツグンだったんですよね。本当に楽しい映画体験でした。
もうね、お願いだから観てきてくれって感じの映画なんですよ。
これこそがハリウッドだ、トム・クルーズだ、トップガンだ!って
そういう熱とか愛に溢れているので
本当に観てて幸せになれる映画でした。