おおよそ初めて人工衛星の実物大を見た人たちがよく言う言葉があります。 「なんか思ってたより作りチャチくない?」 「こんなんで大丈夫なの?」という言葉。 僕は隣でそう言われた時「ん?」と思う事があります。 では、写真の彼らをご覧ください。 確かに、見た目が銀紙みたいなペラペラなものに覆われていて とてもモロそうに見えるかもしれません。 ですが、彼ら人工衛星がそんな姿をしているのは 僕たちにカッコいいところを見せるためではありません。 「孤独の中で宇宙と戦うため」です。 人工衛星はロケットに乗せて飛ばします。 ロケットはもちろん、人工衛星も大金がかかります。 だから失敗はできません。 飛ばすのはカッコいい塊、ではなく 「信用の塊」です。 宇宙は冷たく、厳しい環境です。 絶対零度に近い環境ではモーターも電池も凍ります。 そんな中でも「コイツなら動く」と言えるもの、 「コイツなら壊れない」と言えるもの。 一つ一つの部品、その全部が「信用できるもの」なんです。 「コイツなら安心して飛ばせる」 そう思われてあの姿をしているんです。 僕は人工衛星や、宇宙機器が好きです。 信用の塊だからです。 本当に信用できるのは、見た目や立ち振る舞いがいい人ではなく 「確かなものを積み上げてきた人」です。 地味で、頼りなく見える見えるかもしれませんが 彼ら宇宙機器は、本物の宇宙と戦っているんです。 そんな、実直でひたむきな姿に僕は震えます。 「ただ一つの事を成し遂げるために、ムダを全て削ぎ落す。」 彼らの格好良さに、どうか一人でも多くの人が気付きますように。