【4/13 08:15 テキスト修正しました】 NSFW版2枚です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・・・俺がこの水族館で勤務を始めてから今の部署に異動になってどれくらい経過しただろうか。 この水族館内での仕事は4つに分かれている。 インフラ面での施設管理、運営、事務、飼育員。 しかし、ここではこれらの枠に入っていない特殊な仕事があった。 飼育員の中から選ばれることになる被飼育員。それはつまり、この水族館内の水槽に入水して自分自身が展示されるという立場になる仕事なのである。 子供だけでなくあらゆる世代の来館者を取り込むため、加えてリピーターを増やすために施設が導入した、世界でここだけの勤務形態なのだ。 かくいう俺自身も、今まさにこの展示される側の部署に所属している。 今日は非番明けの勤務開始日の火曜日だ。 仕事は毎週火曜日の開館2時間前に始まる。 水族館に隣接する社員寮から徒歩で通勤し、メディカルチェックを行った後に俺は部署の責任者からベースがピンク色で構成されている人魚のような特殊なラバースーツを装着させられるのだ。 勤務中はほとんどの時間を水中に滞在することになるため、命綱となる酸素を取り込むチューブをインナーとして着るマスクと接着させ固定させる。このチューブを常に咥えているために水中では会話はできないのだが、むしろそれをしようものならば生命の危険にさらされる可能性があるため、進んでやろうなんて微塵も思わない。 15分ほど費やし全身がスーツに取り込まれ、俺はピンク色の水棲生物へと変身が完了する。足はヒレと同化し、腕もヒレ状の構造になっていて唯一動かせるのは親指のみ。 最初は不安しかなかったが、次第にこの形態が水中活動では思いのほか快適に感じるようになり、今では本物の人魚のように水中で動き、踊ることもできるようになった。 その後、スーツに身体をゆっくりとなじませながら勤務開始30分前に水槽に入水する。 水槽は深さが5m近くあり、そのままだたと浮力で水面に上がってしまうためにそれを抑える目的で尾びれの先端部分にはダイバーの介助でハーネスが付けられ、そこから延びるベルトの先端は水底のリングに固定されことになり、自力では決して浮上できない状態となる。もし万が一トラブルで生命の危険を感じたときに行う緊急信号用のポーズも決められているのだが、未だにそれは発動したことは無い。 そして午前9時、開館の時間になる。 人が入った水棲生物の展示はこの水族館の目玉の1つであるため、オープンと同時に多くの客が俺の水槽の前にやってくる。 俺は水中に漂いながら視覚情報と、耳元に内蔵されているスピーカーから流れるAI音声指示に合わせて動き、役者を演じる。 これが今の俺の仕事なのだ・・。 一度スーツを着たら次に脱げるのは休館日の前日…つまり日曜日の夕方になるのだが、それまでは陸に上がれる食事休憩や就寝時ですらもスーツを着たままでいることを余儀なくされる。休憩などのたびに着脱をする時間的余裕も介助の人件費も捻出できないからだ。 食事に関しても固形物の摂取もできずに流動食のみになってしまう。 このようなデメリットが目立ち、とてもハードに思うかもしれないが、水槽内では常に俺一人で完結する業務内容なのも人間関係のいざこざを考えずに済む利点もあるなどメリットも数多く、結果的に俺はこの現状にとても満足している。 個人的にとてもメリットに感じるのは・・・人に見られる仕事の快感、だろうか。これは飼育員をしていたらまず体験できなかったからだ。 水槽内で水棲生物になりきっている時はあらゆる客層が俺を眺めている。純粋に凄いと思っている子供や大人、撮影に没頭する者。中には俺のこの姿を性的にでも感じているのだろうか。長時間ずっと見続けている者や股間に手をやっている者まで見ることもある。 様々な感情が俺に向けられている感覚は俺自身の身体にも影響を与え始め、演じている最中に思わず感じてしまうことも少なくなかった。その際は俺が着ているスーツの股間部分にくっきりと雄のシンボルの輪郭が浮き出てしまうらしい。 噂レベルだが、その瞬間を見るために水族館に通う者も出てきたんだとか・・・ やがて午後五時、閉館時間になる。 すべての来場客の退館を確認した後、俺の勤務はひとまず終了となり、その後は夜間は食事と就寝のために一旦陸に浮上することになる。 客掃けから浮上までの間は俺にとっての束の間の自由時間で、この間に自由の利く親指でスーツ越しに膨らんだ一物に緩急をつけてマッサージを行う自慰行為が日課となっている。 誰にも邪魔されずに浮遊感を感じながら行う水中での自慰は一度経験してしまうとどんなプレイよりもハマってしまう感じがする。 射精に達した際にスリットファスナーの隙間から噴き出した精液は水中をゆらゆらと漂い、まるで何匹ものクラゲのように神秘的な滞留を続ける。この非日常的な光景も堪らなく好きな瞬間だ。 こんなことを体験できるのは世界でも俺だけなんだろう。 午後6時前後、ようやく俺はダイバーの介助で水底の拘束具を解除され、水面に上がることができる。 水槽から出た俺は、その場にセッティングされた全身が埋もれるサイズの低反発の素材でできた寝具の上に寝かされ、水棲生物の姿のままで翌朝まで過ごすことになる。 そして明日も時間になったら入水し、水槽内で施設営業中は水棲生物になりきり来場客に喜んでもらって、閉館後には自慰を行う。基本的にこれの繰り返しなのだ。 毎日この体験ができて給与も飼育員時代よりもかなり高い額が保証されている。この姿を演じるために自己管理が必須になるのは辛い部分なのだが、それを差し引いてもこの仕事のやりがいは飼育員時代よりも高かった。 来館者は日々異なる反応を見せてくれるし、勤務後の水中での射精の時間が仕事のモチベーションをより高めてくれる・・・気がする。 現状この仕事に関しての不満は無く、こんな幸せな毎日が過ごせて給料も貰えるのならばずっとこのままでもいいと本気で思っている。 むしろ、他の職員に水棲生物になる仕事を奪われたくないから・・・ やがて飼育室の照明が最低限の光量に落とされる。 俺が寝具の上で身動きをすると水中では聞こえなかったスーツのラバー生地が擦れる音が鳴って心地良い。 その音に包まれながら明日はどんなお客が来るだろうか。どうやって演じようか。 色々と想像しつつ、俺は水槽の傍で眠りについた・・・
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2025-04-12 23:14:14 +0000 UTCV A Y U
2025-04-12 14:21:00 +0000 UTC