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任務解任

そのお店では毎年、メインエントランスに干支にちなんだモチーフのドローンスーツ姿に扮した人間を調度品として飾るという特殊な伝統がありました。 毎年調度品となる者達は店内従事者たちの中から厳正に抽選で行われますが、今年は本人のたっての希望もあって立候補した者がそのまま素体となりました。 今年の干支は辰、つまりは龍なのでその容姿に憧れて志願したのかもしれませんが、毎年自ら志願する者がいないことから、この伝統行事へ参加させられることの困難さは容易に想像はできるのですが・・・ 調度品となることが確定した者達は、人一人が軽く納まるような機械に送り込まれ、そこで全身にラバーを定着させていくのです。 様々な工程を経て出来上がったのがこの東洋龍の頭部を持つラバードローンで、股間部分にははちきれんばかりのハンドボールのようなサイズの球体状の膨らみが形成され、その表面には蛍光カラーで南京錠の意匠が施されています。 この状態で1年間、エントランスに飾られ生きた装飾品となるのです。 ラバー定着化による作用で自ら動くことはできませんが、この間のエネルギー消費はほとんどなく、食事の摂取も必要なく生命活動を維持できる反面、ドローン化の際に体の開口部に詰め込まれたプラグからの圧迫やラバーをまとうことで敏感になった感覚は、常に愛撫されているかのような快楽を与え続けるのです。 調度品になった者達は身悶えもできない状態でこの感覚を1年に渡って受け続けることになり、それが苦痛で恐ろしく、更にはそれをもみ消すほどの異次元の快楽で何も考えられなくなってしまう…という感想は今までの被験者たちが皆口を揃えて語っています。 ただ今回はくじびきで無理矢理決めたわけではなくて志願者ですから、どのような反応をするのか、製作側も興味津々な様子です。 さぁ、今年も新しい1年が始まりました。 彼の「任務解任」の時間です。 せっかくですのでみなさんもご一緒にご覧くださいね・・・

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