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コミッションss『ふたなり獣人のいる世界』(2)

「ここがレオ君の部屋なんだね」 部屋の中をきょろきょろと見回して、どこか嬉しそうな様子のマオ。 ただ身体がデカいから、見るからに窮屈そうだ。軽くジャンプしたら天井に頭をぶつけてしまうだろう。 そもそも大学生の1人暮らしだし、こんな状況は考えてなかったから致し方ないのだが。 「突然だから、何も準備できてねぇけど」 適当に冷蔵庫から茶を出して、あぐらをかいて座ったマオの前に置く。 そしてもう1杯、自分の分も用意して対面に置いた。 俺も、だいぶ喋る必要があるだろうし。 「まずは……何があったのか説明してくれよ」 ◆  ◆  ◆ 「……後天的ふたなり化現象?」 「うん、学校で習わなかった?」 マオの説明で飛び出してきた単語を繰り返す。 どこかで聞いたような気もするが、ほとんど覚えていなかった。 数々の種族とは別に、ごく少数存在している両性具有……ふたなりという性別。 ふたなりとなったものはどんな種族においても最も賢く力強い存在として特別な扱いを受けている。 ただ、生まれたときに男女が分かっているように、それは先天的であることが基本。 後天的に変化するのは非常にレアケースだ。 俺と別れる直前、その後天的ふたなり化現象だと診断されたらしい。 確かにマオは獣人だから、この屈強な肉体になるのも納得はいくけども。 「発症すると隔離されんのか?」 「その……身体の変化も激しいし、専門の機関で教育とか生活とかさせられて……」 目の前の巨女(厳密には違うのかもしれないけど)を眺める。 あの小柄なマオがここまで変貌したのだから、心身に掛かる負担は相当なものだっただろう。 言われてみれば、特殊な対応があっても仕方ないといえる。 ただ、それでも── 「でも、一言くらいあってもよかっただろ」 それは、俺の本心からの言葉だった。 事情も何も知らされず、突然1人になったのだ。あのときの不安や焦燥、悲しみは思い出してもやりきれない。 マオの方も、それが分かっている故に申し訳なさそうな表情で答える。 「お世話になった病院とか、専門の機関にダメだって……」 「……そっか」 まぁ、よくよく考えてみれば、マオが決められることじゃない。 俺たちは子供だったわけで、こういうことは大人たちが主導権を握っていたし。 マオの引っ込み思案で内気な性格を考えれば、それを無視して俺に会う余裕もなかったことだろう。 逆に言えば、その枷が外れてからすぐに俺の元へ来てくれたということでもある。 それだけマオも俺のことを考えていてくれたわけだし、そっちを喜ぶべきだろう。 「それに……君に会っちゃダメな理由にもなってたし──」 「うん?」 マオの漏らした言葉がどこか引っかかる。 それじゃ、俺と会うと何かマズいことが起きるみたいな……。 ぐぅ~きゅるる~ 「「…………」」 ふいに大きな音が鳴り響く。 しばらく固まって部屋中を見渡したのち、それが腹の虫であることに気が付いた。 俺は鳴ってないし、そもそもこんなデカい音は鳴らしたこともない。 そして正面に視線を戻すと、顔を赤くしてうつむくマオがいた。 こいつ……身体はデカくて美人にもなったけど、中身はあまり変わってねぇな? 「ちょっと待ってろ、何か作ってやるから」 俺は立ち上がり、台所へと向かった。 1人暮らしとしては少し持て余していた5合炊きの炊飯器、そのMAX量とスピードで米を炊く。 できるだけ早く炊きあがる設定にして、その間に冷蔵庫にあるものを適当にみじん切りに。 フライパンで炒めて、炊きあがった米を追加。 なんとなく混ざったて焦げ目がついたら、家にある一番デカい皿に盛る。 「はいよ、温かいうちに食いな」 マオの前に出したのは、チャーハン。 味の好みついてはよく分からないから、調味料も一緒に出しておく。 「本当にいいの?」 「もう作ったんだからさ。冷めたらもったいないだろ」 遠慮しようとするマオを、言葉で押し切る。 妙なところで昔の気弱さが顔を覗かせるみたいだ。 「……いただきます」 両手を合わせて食べ始めるマオ。 身体も手もデカいから、渡したスプーンが小さじみたいだ。 そうして一口掬って口に入れ、もぐもぐと味わって……。 「うん、おいしいよ」 俺に、昔のような優しい笑顔を向けてくれた。 「本当か?男子学生のやっつけ仕事だぞ」 「レオくんが作ってくれたから美味しいんだよ」 ……直接言われると妙に恥ずかしいな。 それから、マオは空腹に任せるまま食べるスピードが加速していった。 やっぱり身体に合わせて胃袋もデカいようで、ガツガツと平らげていく。 5合の米は一度に炒められる量じゃなかったので、俺も追加で火にかけていく。 すべて空になるまで、フライパンで3回ほど往復した。 「ごちそうさま……げふぅ」 満足そうな声で食事を締めるマオ。 もちろん、そのあとの息は俺じゃない。 見た目を損なわない程度に大胆な振る舞いだが……まぁ満足したみたいでよかった。 シャツごしにも見えるバキバキに割れた腹筋が、割れたまま内側から膨らんでいる。 もうこれで腹の虫は鳴らないだろう。 「ちょっと汗かいちゃったな」 ムワァ…… 食事をしたからか、マオの肌に汗が滲んでいく。 シャツも傍目にも濡れていて、ぴっちりと肌に張りついていた。 見るからに代謝の良さそうな身体してるし、熱いものを大量に食ったから仕方ないだろう。 普段から汗をかく方なのか、悪い匂いじゃない。 ただ、どこか刺激的で獣らしさも感じさせる。 さっき抱きつかれたときにも感じた汗の匂いが、部屋中に充満していく。 部屋の湿度もぐんと上がった気がするし。 ぶるんっ 「…………」 張りついたシャツごしに浮き上がる、乳房の形。大胸筋が支えているから、綺麗な輪郭を描いて前に突き出している。 腹筋も見るからに分厚いがギッチリと密度を感じさせつつ引き締まっているし、腰のくびれを生み出していた。 尻も筋肉のボリュームの上に肉が乗って、ぶっとい太腿も合わせて凄まじいボリュームをしてる。 筋肉はたしかにすさまじいが、それ以上に女性的なプロポーションが引き立っている。 普通の人間の水準であれば、ボディビルダーも顔負けの肉体。 だけど、獣人……それもふたなり獣人からすれば、自然とこのレベルになるのだ。 ごつい体格の上に健康的な筋肉と脂肪が乗った、女体美と肉体美の融合だと言えるだろう。 見ているだけでも圧巻で、初めて目にした俺でも魅力がなんとなく分かってしまうというか── むくっ…… 「!?」 ふいに股間が熱くなって、ズボンを押し上げる。 その感覚は慣れたものというか、男としてごく自然なものだった。 (なんでこんなときに勃つんだよ!) 内心で自らの股間を叱咤するが、本能と生理現象はそう簡単に止まってくれない。 (どうする、こんなのあいつに見せるわけには……) 久しぶりに会った友人を目の前にして興奮してる? んなこと言えるわけがない。 「ま、まぁ……お前が元気そうでよかったよ」 友人に背を向けながら台所で作業している風に振る舞い、平静を装って声を掛ける。 こいつが食べた皿やフライパンを洗わなきゃだし、ちょっと距離を置くにはちょうどいいだろう。 「ふぅん……いい匂いがしてるし、私としてはまだまだイケるんだけどね」 妙に艶っぽい声で背中に声を掛けてくる。 言ってることも意味深というか、下半身に視線をめちゃくちゃ感じる。 熱く湿った部屋の空気と、さらに濃くなっていく雌のフェロモン。 まるで、こっちが興奮してるのを見透かされているみたいな……。 「私が自由になったのって、年齢もあるんだよね」 おもむろに話を切り出すマオ。 ちらりと見えたその笑みは、さっきまでのニコニコとした天真爛漫なものではなく、どこか妖しく女らしさを感じさせた。 「ふたなりの身体って、性欲もすごくてさ……でも、無理やりしちゃダメだし」 世間一般的に、そういうことには同意が必要である。 そして……大学生である俺と、同い年のマオは、お互い成人している。 つまり、このタイミングでやって来たということは── しゅるっ 衣擦れの音がして振り向くと、マオが自らのシャツをまくり上げていくところだった。 露わになっていく腹部から、ボコボコに割れた腹筋とチャーハンで膨らんだ腹まわりが顔を覗かせる。 そのままシャツの幕はどんどん上がってゆき、下乳の丸みが見えたところで一気にシャツが引き上げられた。 ブルンッ! 裸になった上半身。昔は夏に水遊びとかでお互いよく脱いだっけ……じゃなくて。 マオの上裸は、シャツごしに見たものと違わず、それ以上に圧倒的でもあった。 形のいい胸……上部は大胸筋で構成されている。 そこへ脂肪を上乗せするように鎮座する丸々とした乳房は、脂肪の柔らかさを感じさせつつもハリがあり、弾力のある揺れ方で自重に負けずにせり出している。 「つまりさ、初めては玲王がいいかなって」 うっすらと紅潮した頬は、食事ゆえではなく……発情しているのだと言われなくともわかった。 そして上半身だけでは飽き足らず、さらにズボンを脱いでいく。 おそらく密着していたのだろう下着ごと、勢いよく一息に剥がされた。 ぶるんっ! ズボンごしにも見えていた股間の膨らみが解放される。 完全には勃起していないものの縮こまっているわけでもなく、俺の手首くらいありそうな太さの肉竿がまろび出た。 ただ、見えたのはそれだけではなく── ヌチャァ…… 肉竿のさらに奥。 下着に張りつくように、透明な液体が滴っていた。 「ココが気になる?」 蠱惑的に目を細めつつ笑みを浮かべるマオ。 筋肉のついた全身が連動して蠢き、座ったまま股を開いて片脚をI字バランスのように真上に持ち上げる。 俺の胴体よりも太いだろう太腿が、その筋肉と存在感を見せつける。 同時に、その中央には縦に割れ目がぱっくりと開き、すでに透明な液体が溢れだしていた。 「こんなに勃ってるんだし」 マオの肉体に見惚れて、正面を向き合っていた俺の身体。 示された先にはズボンをこれでもかと押し上げる、痛いくらいに勃起した肉棒があった。 「ほら、食事のお礼って感じじゃ……ダメ?」 クパァ エロ漫画とかであるような、指で花弁を割り開いて見せつけるポーズ。 マオのふたなりボディについた女性器はそこだけ筋肉のごつさとは無縁で、柔らかそうな陰唇がむっちりと肉を湛えて割れ目の左右に控えている。 トロトロと透明な蜜をこぼすそこに、俺の目は釘付けになっていた。 「……後悔すんなよ」 確認しつつ、ゆっくりと近づきながらズボンをズリ下げる。 その内側で抑えつけられていた肉棒が、我慢できないとばかりに飛び出した。 男としては一般的なサイズのつもりだが、マオの巨根と比べると半分もない。 「経験は?」 「……ねえよ」 マオの質問に、少し目を逸らして答える。 とくに好きな人もいなかったし、そもそも途中から恋愛どうこうを考える気すら起きなかったし。 「……へえ♪」 その言葉を聞いて、嬉しそうに口角をさらに吊り上げるマオ。 少しの恥ずかしさを誤魔化すように、その太腿を掴む。 汗で湿った肌と、しなやかな筋肉の手触り。少し毛皮の部分にも触れる。 「挿れるぞ」 「うん……きて♡」 こちらも、もう我慢できそうになかった。 近づけば近づくほど、こいつの匂いと身体に全身が発情して……犯したいという衝動が爆発的に膨れ上がる。 俺はマオの割れ目に亀頭をあてがい、本能のままに腰を突き込んだ。 ヌププッ…… 「うあぁぁっ!?」 挿入して、声を上げたのは俺の方だった。 トロトロに濡れぼそり、受け入れ態勢は十分とばかりに優しく包み込んでくるマオの秘裂。 しかし、それでいて想像以上の締め付けが肉竿を襲ってきた。 腰はさらなる快感を求めて勝手に進んでいくが、そのたび歓喜する膣内がうねるように締まってくる。 この膣圧も動きも、その圧倒的な筋肉ゆえだろう。 「ぐっ、うっ、あぁっ!」 ズプッ、グチュッ、パチュッ! 開かれた太腿に抱きつくようにして腰を振る。 身長差はそこまでないが、体格と余裕の差がすごくて、もう大人と子供みたいだ。 凄まじい快楽を脳が処理しきれずに悲鳴を上げているけれど、本能的に身体は動き続け── 「やばっ……もう射精るっ!」 ドブルルルッ! マオの中に射精する。 普段のオナニーじゃこんなすぐにイくことはないのだが、こいつの刺激があまりにも凄すぎた。 そして……射精が終わらない。 ガクガクと震える腰が反射的に逃げようとしても、がっしりと俺の腰を挟み込んだ両太ももが引き抜くことを許さない。 最後まで逃がさないとばかりにマオの膣内が蠕動して、肉竿を刺激しつつ精を搾り取ってくる。 「うっ、ぐっ……はぁ、はぁ……」 いつになく長い絶頂。 終わらないんじゃないかと不安に思うほどだったが、こちらが精液を出し尽くして次第に落ち着いてくる。 すさまじく消耗したのを感じつつ、距離を取って一息つこうとしたのだが── ガシッ 「じゃあ、今度は私の番だね」 「え、ちょっと待……うわぁ!?」 制止する間もなくマウントを取られた。 俺よりずっと逞しい筋肉の腕が柱のように両サイドを塞ぎ、分厚い肉体が真上にある。 発情しきって獣そのものと化した貌に、熱のこもった瞳で見下ろされる。 もう、こっちの方がメスみたいだ。 ずしっ 俺のより長さも太さも3倍くらいあるだろうマオの男性器が、自然と俺の腹の上に乗る。 汗の匂いと、濃厚さを増した雌の匂い。そして、興奮で勃ったマオの極太の肉竿から垂れる先走りの匂い。 揺れる乳房、ビキビキとパンプしていく筋肉と、浮き上がる血管。 それらすべてを感じるたび、股間に熱が集まっていくような気がして…… ムクッ、ムググッ 「え……!?」 ふたたび持ち上がっていく俺の男性器。 さっき射精し尽くしたはずなのに、なぜかフル勃起へと状態が戻っていく。 性欲が湧いてくるというよりも、半ば強制的に雄として性交させられているような……。 ズブブッ! 「あぁぁっ!?」 そのまま捕食するように、女性器で俺の肉竿を呑み込んだ。 自分からは全く動いていないのに、一方的な刺激と快楽が送り込まれる。 「あっ♡あはっ♡」 甘美は喘ぎとともに、筋肉を蠢かせながら腰を振り続けるマオ。 対して、俺の方はまったく余裕がなかった。 下半身が痺れるような快感で責め立てられ、密着したマオの筋肉を全身で味わわされる。 ドビュッ、ビュルッ、ドプッ…… ふたなり獣人のフェロモンのせいなのか、あるいはマオの身体がとんでもなくエロいせいか……いくら射精しても勃起が止まらない。 自分の中身がすべて出ていくような錯覚を覚えるほどの吐精。 経験したことのない絶頂の連続に、快感も体力も限界を迎えて……。 「あっ、ぐっ……くぁ……」 文字通りに果てるのを感じながら、俺の意識は暗闇に飲み込まれていった。


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