こちょクエ!? ③『死ぬほど苦しいと死ぬほど気持ち良いは表裏一体』
Added 2025-08-01 13:02:26 +0000 UTC3:『死ぬほど苦しいと死ぬほど気持ち良いは表裏一体』 「だわぁぁ~~~っっはっっはははははははははははははははははははははははははははははははははははは、いひぎゃ~~っはははははははははははははははははははははは、やめでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!!」 それはもう……“殺人級のくすぐったさ”という表現しか当てはまらない程のこそばゆさが私の足裏を襲った。 「ギャ~~ァァアァァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、ひぎぃひひいひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぇあははははははははははははははははははははははははは、こそばっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、こそばひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひぃぃぃっっ!!」 足指を引っ張られる事で足裏全体がピンと反り返る様な姿勢を強制され、タダでさえ刺激に弱い足裏がこれでもかと言わんばかりに無防備を晒され、ゼリーAにくすぐられる事を無条件で許さざるを得ない状況を作ってしまっていた。 「おほ~~~ひほほほほほほほほほ、えへへへへへへへへへへへへへへへへへ、きししししししししししししししししし、ひぃひぃ! うひ~~ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、やばいってぇぇへへへへへへへへへへへへへへ、くすぐった過ぎてやばいぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぁはははははははははははははははははは!!」 ゼリーはそんな無防備に晒された私の足裏に片足に付き6本もの小さな手を向かわせ。容赦なくその手達にくすぐりを行わせた。 6本の内3本の手が集中して土踏まずの部位をその滑る手でコチョコチョとくすぐり回し、カカトに1本……足指の方にも1本、足の甲に回り込んでくすぐる手も1本……という布陣を取って足全体をくすぐったい刺激で満たし尽くしていった。 難易度Cの呪い(?)によって通常の何倍も敏感にされた私の足裏の神経は、それらの嬲る様なくすぐりに一切抵抗できず……何倍にも膨れ上がったくすぐったい刺激をそのまま私の脳へと伝えてしまう。 そのくすぐったさたるやまさに“暴力”だと表現するに値する苦しさを強いてきて…… 私はその暴力に屈する形で無様な笑い顔をゼリー達の前に晒す事となっていた。 「にょひゃ~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、イヒ、イヒ、イヒ~~~~~ッヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、ぃひゃははははははははははははははははははははははははははは!! 死ぬ゛ぅぅふふふふふふふふふふ!! ホントに死ぬぅぅぅ!! 苦ひぃ! 苦ひぃってぇぇへへへへへへへへへ!!」 ゼリー状の柔らかい表皮に包まれたその手の1本1本は、肌に触れるとヌルッヒヤッとした感触のローション状のモノを塗りたくって来るが、そのローションが塗られると肌が無性にムズ痒く感じられ更に敏感度を増してしまう。そんな状態になった足裏の皮膚を硬いとも柔らかいともつかない手の指がジョリジョリっと引っ掻いて来て私に強烈なくすぐったさを与えて来る。 ゼリーで出来たその手は一見すると柔らかくて脆そうだと想像してしまいがちだが、その指の中に通っている“芯”のような物は非情に頑丈で硬く……それが皮膚を撫でれば人間の指以上にしっかりとした引っ掻き感を生み出して、私に狂おしい程のくすぐったさを与え笑う事を強制してくる。 私はその強制力に抗う事も許されず、ただただ身体を大の字に拘束されたまま笑い苦しむ姿を見せつけるのみになってしまう。 「ぇぎぃぃ~~ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ! もうヤダぁはははははははははははははははははははは、もう笑いたくないぃぃひひひひひ、勘弁してぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! 苦しぃ! 苦し過ぎるぅぅふふふふふふふふふふふ!! コレは無理ぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、こんなの楽しむ余裕なんてないぃぃぃ!!」 私はそのあまりのくすぐったさに、ついつい本音を口から零してしまう。 イヤダイヤダと嫌がるフリや怖がるフリをしてはいたけど……心の底では期待してもいた。 夢にまで見た“くすぐりプレイ”がこれから楽しめるかもしれない……と、私の隠された(?)性欲衝動に素直な心は未知なる快感を求め大いに期待を寄せていた。 しかし……実際に受けてみるとどうだ? 実際にくすぐられ、笑わされた感想はどうだ? 性的快感はおろか、身体を弄られるという被虐的快感すらも感じる暇なく余裕のない笑いに苦しめられている。 確かに……最初の10秒程は「これだよコレ! このゾワっとする感覚を味わいたかったんだ!」と、くすぐりに対して期待以上の感情を得られたと歓喜したものだが…… それによって笑いが生じ始めるとその感情もすぐに薄れて行って、笑う事が苦痛を感じうように変化していってしまった。 くすぐったい刺激を肌が受け取ると、その刺激はすぐに笑いに変換され私の口からそれを吐き出すよう促してくる。その促しに一度でも従ってしまうと、それから次々に笑いの洪水が押し寄せてきて……私の意思とは無関係にそれらを吐き出し続ける事を強制される羽目になる。 笑うという行為は……一瞬であれば気持ちの良い行為だと理解出来るけど、それが延々と続くとなれば話は別だ。笑うために肺から酸素を吐き出してしまうし、笑えば呼吸を阻害され肺に酸素を上手く取り込めなくなる。それ故笑っている間は常に酸欠状態を強いられ、真綿で首を絞められているかのように苦しい思いを強制される事になる。 それに、笑うという行為は苦しいだけじゃ済まない。笑うために腹筋や横隔膜の筋肉を激しく動かさなくてはならないから、動かし過ぎた筋肉はすぐに疲労で悲鳴を上げるようになる。お腹は捩れるように痛んでくるし、反射的に暴れようとしてしまう手足も無駄に体力を消耗する原因となり身体全体の抵抗力を落とす結果となる。 苦しい思いをしながらも、そんな肉体的な疲弊が追い打ちとなるものだから……体中がしんどく感じられ笑うという行為自体が辛いものだと認識されてしまう。 そう感じ始めれば……もう、最初の“期待”など、彼方へ吹き飛んで行ってしまう。 ただただ笑う事が苦しくて辛い……今すぐにやめて貰いたいと思ってしまう程の苦痛を感じるに至ってしまう。 「ぇぎゃ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、も、もうやめてってぇへへへへへへへへへへへへへへ、言ってるのにぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 許してって言ってるのにぃひひひひひひひひひひひひひひひ、にゃんで続けるのぉォぉほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ、にゃんで言う事聞いてくれないのぉ!?」 そこまで感じて笑わずに済むのであればそれまでの苦痛で済むのだけど……くすぐり責めという行為はそれからが怖い。 しんどくて苦しく辛い……と、思い始めても、くすぐりが止まらない限りはその苦痛は延々と続いてしまうのだ。 肌が“くすぐったい”と認識すると、私の“笑いたくない”という意思など無視して口から笑いが吐き出されてしまう。笑えば苦しいって分かっていても、くすぐりが私の事を無理やり笑わせてしまうから苦しいが数珠繋ぎで連続して止められない。 その“くすぐり次第で私の苦しみは続く”という認識を持つと、くすぐりを受けてみたいなどと言う甘い考えを持ったことを後悔させられる。 逆にくすぐられる事が怖いとさえ感じてしまうようになる。 笑う事さえも怖く感じられ始め……理不尽に苦痛を強いるこの行為を恨めしいとさえ思うようになる。 「やめろってぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、やめろって言ってるぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!! もういい加減にしてぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、これ以上続けたら本気でキレるわよっっほほほほほほほほほほほほほ!!」 恨めしさはやがて本気の怒りに変化し、くすぐりを続けているゼリー達に殺意を覚えてしまう。 普段(心の中以外)温厚で物静かな態度を崩さない八方美人タイプの私だけど、ここまで苦しい思いをさせられたらもう黙ってはいられない! やめないとぶっ殺す! などと心中穏やかでない言葉を吐き捨てながらも、くすぐりをやめないゼリー達にキレ散らかしてしまう。 「も、もうぶっ殺すっっふふふふふふふふふふふふふふ!! これ以上ヤったらマジでぶっ殺すからねぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、私は本気よっほほほほほほほほほほほほほほほほひひひひひひひひひひひひひひひ、本気なんだからぁぁあっぁぁははははははははははははははははははははははははははは!!」 しかし、私がどんなに強い言葉で脅そうとしても……言葉の通じないゼリー達には理解されない。理解しようともしてこないで私の身体をコチョコチョとくすぐる事に執着する。 苦しそうに訴えかけても、許しを請いてもダメ……下手に出ても駄目だからと怒りをぶつけてみたけどそれもダメ。どんな言葉を吐いてもゼリー達はくすぐる事をやめてくれない。 万策尽きた私は、それでもしつこいくすぐり責めを行ってくるゼリー達に流石に恐怖の感情が芽生えてしまう。 「っひひひひひひひひひひひひひひひ、ぇひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、い、いひゃだぁぁあぁぁぁははははははははははははは、も、も、もう笑いたくない! 笑いだぐないぃィひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ゆるじでくだひゃいぃぃひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!! おげっ、ゲホゲホゲホゲホ!! ゲホゴホっっほほほほほほほ、ハヒィハヒィハヒィ!! このまま死ぬにょは嫌ぁはははははははははははははははは、誰がぁぁ助げでぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!! おでがいぃぃぃぃ、誰がぁぁぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 目からは大粒の涙がこぼれ、口からはだらしない涎が垂れ放題の顔でそんな事を叫んでいる私は……我ながら情けないとは思うが、しかしこっちは必死だ。 笑うための体力はとうに尽き、息を吸う力も徐々に弱まっていく。肺の酸素量が殆ど失われているのだから酸欠で苦しいが、呑み込めない唾が気道に逆流して咳き込んでしまい更に肺の酸素は消耗されていく。 あばらも痛い、腹筋も痛い、背中も喉も顎も全部痛い。 痛いし苦しいし辛い……しんどい……。そんな、精神的苦痛と肉体的苦痛のダブルパンチを浴びせられ続け、私はこれが地獄であると認識する。 これが身体を拘束されてくすぐられるという事なのか……と、今更ながら自覚する。 今までは画面越しに主人公の苦しむ様子を眺めるだけであったのだから、彼女が苦しんでいてもどこかフィクションの世界の事だと割り切って興奮できていた。しかし、実際に味わって苦しんでみればその感想は間違いだったんだと気付かされる。 笑うという行為は想像以上に体力を使うし、想像以上に息苦しくもなる。笑えば横っ腹が軋むように痛むし、腹筋も横隔膜も絶えず運動するから締め付けられるように痛んでくる。 例えるなら……長距離走を全力疾走で走らされているような辛さ……が、私的にはしっくりくる表現だと思える。途中で呼吸も出来ない程苦しくなるけど、それでも無理やり走らされているような……そんな感覚。それを延々と繰り返えしている感じだから、しんどくなるのも当然だ。 「げひぇげへ、ぇげへっっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ、くへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、ひぃ……ひぃ……いひぃぃ……ひひひ……ひひ……」 人間だったら、この辺で休憩やらなんやらを入れてくれるものだが……意志の疎通が出来ないモンスターにはそんな優しさは望めない。きっと笑い死ぬまでコレを繰り返す事もあるだろう…… 上位の魔物であれば私を餌として連れ去る事もするだろうが……こんな低級なモンスターではその様な思考を巡らす事も放棄し本能のままに責め立て続けるのだろう。 何せ……私はもう……本当に……死にそうなのだから…… 「ひゅふ……ふひゅ……くひゅひゅひゅ……うひゅふふふふふふふふ、ぅえ、ひぇひぇひぇひぇ……こほほほほほほほほほほ、ほひぃぃひひひひひひひひひひ……」 視界は真っ白に染まり、思考は頭がシャットダウンしたかのように真っ暗…… 自分が笑っているのか叫んでいるのかも理解出来なくなり、頭がボーーっとなり意識が遠くなっていく。 『あぁ……私……死ぬんだ? こんな無様な格好で……』 っと、最後に心の声をそう零すと……私はそのまま眠るように目を閉じていって…… ――――――― ――――― ――― …… 「ふぅ、やっとシャットダウンしたか……。ったく、まさか死にイベのない雑魚にワザと死なそうとするとは思わなかったよ」 意識が完全に途絶えるかと思ったその直前に……何処からともなく謎の声が聞こえ私は意識を繋ぎ留められた。 「ホント勘弁してほしいわ……。最初の村まではセーブポイントは無いってゲーム側が警告してたでしょうに! どんだけ欲に飢えてたんだか……呆れて言葉も出ないわ」 かなり粗野で辛辣な喋り方をしているが、声の質は可愛らしく聞こえる? 目を開けてその喋っている主を見てみたいと思ってるいるが……瞼を持ち上げる力も残っていないから依然として視界は暗いままだ。 「ほら、今回は僕が雑魚を片付けてあげるから……君は僕の回復魔法で体力を回復して少し休んでおきな?」 女性の声がそう言うと、私を拘束していた手足の触手が何かに切られるような音を立てて私の身体から分離させられる感触を味わう。それと同時に私の身体はパタリと地面にうつ伏せの格好に倒れ、顔や胸や脚に地面が触れる感触を味わう。 「……大地の精霊よこの者を癒せ……スペル・ヒール!」 私は地面に倒れた衝撃に『痛い!』と心の声を上げてしまうが、女性のその声が心に響いた瞬間……その痛みはすぐに癒え、空っぽになりかけていた肺に酸素が満たされていく感覚を覚える。更に、指の先すらも動かせずに疲弊していた体力も、車にガソリンを注入するかのように徐々に元気メーターを回復させていき……やがて心地の良い癒しの空気に眠気を誘われる程の快感に包まれた。 「用が済んだらさっさと死になさい! この雑魚どもっ!!」 遠くでは粗野な言葉遣いの女性がゼリー達と戦っている音が聞こえている。 しかし、私はこの絶頂に達した後のような心地の良い快感に違う意味で瞼が開かなくなり……そのまま眠りに落ちる事を余儀なくされた。 私を助けてくれたのは誰なのか? それを確認できないままに眠りに落ちてしまったのだけど…… しかし、その正体はすぐに理解する事になる。 この心地の良い睡眠を……彼女にすぐに邪魔される事になるのだから……