ショーダウンⅡ 『38:奈落へ』
Added 2025-07-02 13:29:50 +0000 UTC#38『奈落へ』 鈴音の両手が、綾香の胸横に一列に並んで一斉にモニョモニョと強く揉むようなくすぐりを展開し始めた。 「ひっ!? イヒィィィ!? ひギィぃィっッっ!?!?」 それと同時に綾香の身体が紅葉を乗せたままビクンと跳ね上がり、思わず上げてしまった悲鳴と共に口を大きく開いたまま激しい笑いが吐き出され始める。 「イヒァァアァァッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、だめぇっ! そこだめぇぇぇえぇぇっへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、ぃぎゃ~~~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 手を万歳している格好である為やせ型な綾香の胸横には肋骨の凹凸がハッキリと肌に浮かんでいる。その浮き出た肋骨を指で摘まんで揉むようなくすぐりを鈴音がするものだから、媚薬の効果で敏感にあっていた綾香はそれにくすぐったさを感じずにはいられない。 まるで胸横にある笑いのツボを絶妙な力加減でマッサージされているかのようで、綾香の笑いは何トーンもキーを上げ叫び散らされることを余儀なくされる。 「いっっびゃ〜〜っはははははははははははははははははははははは、はひひひひひひひひひひひひひひひ、ぇへぁぁははははははははははははは!! いぎぃぃぃっぃ!?」 愛撫の様にジワジワと湧き上がってくるこそばゆさではなく、くすぐったいツボを一点集中的に強く刺激し無理やり笑わせてくる暴力的なくすぐったさ……それを一気に味わうことを余儀なくされていた綾香は、増々笑いに余裕のなさを重ね掛けし悶え苦しんでいく。 一方で、智恵理の責めを受けている紅葉の方はというと……こちらは鈴音とは真逆の刺激が彼女の脇のラインに施されていて、彼女ご自慢の美しく長い細指が目にも留まらぬ速さで動いて紅葉の肌をくすぐっている様子が見られていた。 鈴音が“力”で無理やり笑わせているとするなら、智恵理は“素早さ”で翻弄するようなくすぐりで紅葉を笑わせにかかっていると言えた。 「ひぃっ! ひぃぃっ!! あはっっ! あははははははははは、ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、くっくっくっくっくっくっくっく、ぶぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! ヒィヒィ! 早すぎてへへへへへへへへへへへへへ、思考が追い付かないぃぃひひひひひひひひひひひひ!! 動きが早すぎてぇへへへへへへへへへへへ、刺激の予測が出来ないィぃ!!」 綾香と同じように万歳の格好で拘束されている紅葉の身体側面は腋窩から脇腹までのラインが一直線に伸びており、くすぐり手に無防備になるよう晒されてある。 腋の窪みから脇腹に至るまでの美しく伸び切った脇のライン……そこに智恵理は右手を腋の窪みから肋骨の浮き出し始めの部位に置き、左手を脇腹から肋骨の端付近までに置いて、まるでピアノでも弾き始めるような姿勢になって指をランダムに動かし続けている。 手の位置はあまり移動させてはいないが指自体はある程度左右に動いたりランダムな箇所を触ったりしているので、紅葉は次にどこを触られるか予測できずその刺激に翻弄されてしまう。 しかもその動きは実際にピアノを弾いているかのように素早く、弱点を見抜く精度も正確で……紅葉が「今ココを触られたくない」と感じたところを的確に攻めてくる。そんな攻め方をされるものだから紅葉はますます刺激への対処が出来なくなり、笑いたくもないのに笑ってしまうという悪循環を形成してしまう。 いつ腋が触られるか……いつ脇腹が突かれるか……いつ胸横を刺激されるか……そういう予測が一切立てらないのだから、紅葉は刺激されるがままに笑い悶える事しか出来ない。 「いびゃ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ひっ! いひぃぃっ! やっ! ひゃっ!? アヒャヒャ!! うへひぃぃぃぃぃっっっ!! ィギャ~~っハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、やめでぇ~~!!」 二人のくすぐりは感じ方としては真逆の刺激に感じられるが、しかし笑いを強制するという芯の本質は同等であると言える。 それを証明するかのように二人は……しばらく担当の相手をくすぐり尽した後、今度は担当を入れ替える様に対象を移しそれを次の獲物としてくすぐり始める。 くすぐり手が変われば受ける感じ方も変化してしまい、綾香達は刺激に新鮮さを感じてその刺激にも笑いを継続して吐き出すことを余儀なくされる。 例えどんなに辛いと感じていても……くすぐりから逃れる術がないのだから笑い続けるしかないのである。 「くひぁあぁぁぁっっはははははははははははははははははははは、いへひ~~~っはははははははははははははははははははは、アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!! 強いぃぃひひひひひひひ! そのくすぐりぃィ強過ぎィぃひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、ィヒ~~ッヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!」 智恵理と入れ替わるように鈴音が紅葉の脇の下を強く無慈悲にくすぐって来る。その刺激に紅葉は涙を垂らしながら大笑いを強いられる。 「あひゃはっっはははははははははははははははは、ぅひぃぃいひっ! くひぃ~~っひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、やめろっほほほほほほほほほほほほ!! こそばいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひ、ィヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」 一極集中の強い責め受けた後に智恵理の予測不可能な素早いくすぐりを受けると、媚薬を飲まされた綾香はたちまちに首を左右に振って苦しみながら笑いのた打ち回る。 「ほぎゃ~~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、またぁっはっはっはっはっはっはっはっはっは、また早いのが戻ってぎだぁぁははははははははははははははははははははははは、それやめでぇぇ! 死ぬっ! くすぐった過ぎて死ぬっっふふふふふふふふふふふふふふ!! ひやぁぁあぁぁぁっぁぁはははははははははははははははははははは!!」 再び智恵理が紅葉の担当に戻ると、紅葉はTバック姿の美尻を左右に振り乱して笑い狂ってしまう。 「おほひゃっ!? くっっああぁぁぁぁっ、鈴音ぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、そこやめっっ!! あはっ!! あがはぁぁあぁっはははははははははははははははははははははははははははははははははは、ヒィヒィ、いひぃぃぃっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 鈴音の凶悪なくすぐりが再び綾香の脇の下を襲うと彼女は瞳孔を見開いて驚くような顔となり、さっきよりも声量の増加した笑いを絞り出すことになる。 「イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、ひぎぃぃっ! 死にゅ! 死にゅぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふふ、くすぐった過ぎて死んじゃうぅぅ!!」 「だぁ~~~っははははははははははははははははははははははは、苦ひぃ! 苦ひぃぃっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、息出来なくて苦ひぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!!」 二人がどんなに叫んでも、どんなに涙を流しても、どれだけ苦しいと訴えかけても……智恵理と鈴音のくすぐりは止まらない。 二人を徹底的に笑わせ尽そうと、手を緩めることなく二人の上半身をくすぐりで埋め尽くしていく。 もはや精も根もつき……笑う体力さえ捻り出す事が出来なくなってきている二人だが…… しかし、そんな中にあっても彼女達の“手”は……互いの足裏を“くすぐり合う”という行為をやめてはいなかった。 「にょほぉぉっははははははははははははははははははは、ちょ、綾香ぁぁはははははははははははははははは、い、いい加減っっ!! くすぐるのやめろっほほほほほほほほほほほほほほほ!!」 「はひ、はひ、はひぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ、あ、あんたこそっ! こっちは足の指まで拘束されてんのよ! 少しは手加減を……っほっ!? ほひょっほっほっほっほっほっほ、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」 「誰が手加減なんかしてやるかぁぁっはははははははははははははははははははは、もっと笑えぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!! もっと笑って苦しめぇへへへへへへへへへへへ!!」 「ぷぁ~~~っはははははははははははははははは、あひぁぁぁっははははははははははははははははははははははは、そっちがその気ならぁはははははははははは、私だって手加減なんてしないぃぃひひひひひひひひひひひひ!!」 「ィギャ~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! ちょ、やっ! あひゃっ! はひゃっ! やぁ~~~~~~~っっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、こしょばいぃぃ! それ、こしょばいってぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「あ、ちょ! やっ! 引っ掻くなっ! それされると……ぐふぁっっはっっ!! ぶぎゃ~~~~~~っはははははははははははははははははははははははははははははは、やめっへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、だははははははははははははははははは!!」 互いの足裏を互いでくすぐり合う……それだけはやめようとしない二人に、鈴音は心の中で『まぁ、よくやるわ……』と、呆れの溜息をついてしまう。 一方の智恵理の方は……『フフフ、仲が深まったようで何よりです♥』と、二人のやり合いに微笑ましい感情を浮かばせている。 そんなやり合っている二人を見ても、鈴音と智恵理の手は止まらない。 むしろその行為を応援するかのように刺激を更に強くしたり、責め方を変えて刺激を変化させたりして二人の笑いを限界以上に引き出していく。 そんな事を続けたものだから…… そういう責めにやられ慣れていない紅葉の方が先に力尽きてしまう事になるのは必然だった…… 「ほひゃは~~はははははははははははは、はひぁぁははははははははは、はひ、あひ、あひひひひひひひひひひひひひひ、いひ、いひ……」 視界の景色が遠くなっていくような感覚を覚え、目の前にある筈の拘束台が自分から離れていくような感覚を覚え始める。 「ぇひ! へひひ……ひひ……イヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、うひゃははははははは……ほほほほ、ひょほほほほほほほほほ……」 意識は朦朧となり、自分の身体が宙に浮いているかのような感覚に襲われる。 拘束されているのだから体が浮くはずはない……と、頭の中では理解しているが……どんどんと軽くなっていく身体の感覚に、徐々に頭の中に電気が流されているような痺れが感じられるようになる。 肩から力が抜け、くすぐられている筈の腋や脇腹の感触も薄らいでいく。 唯一、綾香にくすぐられている足の裏だけが最後まで“くすぐったい”と意識できたが…… その意識も足の感覚がマヒしていくにつれ薄らいでいく。 『綾香め……よくも私の事……こんなになるまでくすぐってくれたわね……。目が覚めたら……絶対また復讐してやるんだから……』 っと、意識が途切れる前の紅葉は声にならない心の声で綾香に恨みがましい言葉を浮かべた。 しかし、完全に意識を手放す寸前……その恨みが霧散するように晴れやかな気分を味わい……そして最後にこのように言い換えて心の中に綴った。 『でも……ありがとう。私の事……赦してくれて……ありが……とう……』 そう心のメモ帳に記した後、紅葉は謎の多幸感に包まれながら意識を手放した。 とても満足した顔で……やり切ったと言わんばかりの寝姿で……パタリと全身の力を抜いたのだった…… 「チッ! 紅葉のヤツ……気絶しちゃったじゃない! 早いっつぅ~~の! もう少し根性見せなさいよ! ったく……」 紅葉の身体が脱力したのを見て鈴音は彼女が意識を手放したのを察し、その様に悪態をつきながら責めを止める。 智恵理も同様に手を止め、クスクスと笑いを零しながら鈴音に言葉を返す。 「これでも……頑張った方じゃありませんか? 私達の本気の責めを受けながら、手まで動かして綾香さんの事くすぐっていたんですから……」 「それをやる余裕があるんだったら、もっと耐える方に力を残せって言いたいわよ。これじゃあ……消化不良じゃない!」 「消化不良? いえいえ、そんな事はありませんよぉ? だってほらぁ♥ もう片方の彼女は……まだ余裕がありそうですし?」 「……あぁ……ま、それもそうね。そもそも私が恨んでるのはこいつの方だし……これで気兼ねなくたっぷりとお返しが出来るというものだわ♥」 「でしょ~? ウフフ♥ 私も……そろそろ足の裏とか……くすぐりたいと思っていた頃合いだったんですぅ♪ 丁度良かったじゃありませんかぁ♥」 「よし……。んじゃ、仕上げとして意識がぶっ飛ぶまでくすぐってやろうじゃない♥ 私も……ワキが壊れるまでくすぐり尽してやりたいって思ってたし……」 「ではでは……気絶した紅葉さんを降ろして……二次会を始めちゃいましょう♪」 「死ぬほど苦しいコチョコチョ二次会……あんたはどれだけ耐えられるかしら? ねぇ? 綾香ぁ~?」 息を整える事で精一杯の綾香だったが、二人の笑顔が陰に染まっていくのを見て再び顔から血の気を引かせる。 真っ青になった顔には汗と涙と涎が張り付いており、上から照らす寒色系のスポットライトの光がその水分を薄暗く照らし、血の気の引いたその顔に増々暗い影を作って見せる。 口は開くが、頭の中で浮かべた命乞いの言葉は口から出てこない。 代わりに……消え入る声で唯一零せた声は…… 「や……め……て……」の一言のみ。 それ以外の人語を口からは出せなかった。 後は……半狂乱になって笑い声を吐き出すのみ…… 二人の容赦ないくすぐりに……喋るという行為すらも認められず、ただ腹から搾り出された笑いを残された僅かな呼気と共に吐き出し続けるのみとなった。 彼女が……紅葉同様に、意識を手放す…… その時まで……