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茶衣流
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サキュモスハンター(侵攻編)【8-②】【二対の黄黒天女王】

サキュモスハンター(侵攻編)【8-②】【二対の黄黒天女王】【3191文字】 【第8話選択肢より】 https://abnormal-create.fanbox.cc/posts/9770623 【選択肢】 ・問答無用で切りかかった。  リットは、その場から駆け出した。  深い魅了に陥る前に、問答無用で切りかかったのだ。   「あん♡」  ビーキュモスクイーンの体が後退した。  その腹を断ずるが如く、二刀の長剣を交差させ、切り裂く。  もちろん、傷はないが、それでも彼女の認識上大ダメージが入ったようだった。 「さすが、隊長さんね♡でも、女王ですからね……わたしも♡」  一瞬、後退した体を回転させ、その尻尾でリットの体を跳ね飛ばした。 「ぐぅ‼」  後方の建物の壁に激突する。  身体への損傷はほとんどなかったが、鎧が淫気で摩耗する。  クッキーが砕けるように、胸を守っていたプレートにひびが入っていた。 「どうしたのかしら、隊長さんと、言ってもその程度なのかしら」 「もちろん……」  地面を蹴り、即座に彼女の飛ぶ位置の真下に潜り込む。 「そんなわけ、ない」  二刀剣術『旋嵐』  回転を加えながら、剣を二本宙へと飛ばして投げた。  横方向に回転する刃は、自身で意志を持つように天を自由に掛ける。 「なに、これ、くぅ!猪口才な!」  高速回転しながら、相当の速度で飛翔する刃の鳥を落とすことは容易ではない。  ビーキュモスクイーンの体を切り裂く。  ダメージが確実に入っていく。  だが、威力はたいしたことない。手に持っていない分、その重力感は感じ取れず、ダメージもそれほど入らない。  それでも、彼女にとっては鬱陶しい攻撃だっただろう。   「だけど、この程度……」 「そうだろうな」  ビーキュモスクイーンの蜜腹の側面に足を掛け、一気に駆け上がる。  裏面は乳房が並んでいるので、そこを足掛かりにする判断はなかった。  側面の模様面を蹴り上げ、一気に彼女の腰部に到達する。  そして、飛んできた長剣二本を手に取ると、落下の勢い込みで彼女の腹部を切り裂いた。  二刀剣術『滝龍斬(ろうろうざん)』 「くあぁぁ……淫気が……わたしの淫気が……」  二刀の長剣が落ちる滝のように彼女の本体部分の下腹部から足、そして背より生える乳密の虫腹を切り裂いた。  鮮血の代わりに淫気が溢れ出る。   「ぐぅ……」  細かなダメージと強烈な一撃が入ったことで、ビーキュモスクイーンは羽ばたく羽を止め、地面に膝を付いた。 「くぅ、くぉそぉ……」 「お、落ちたぞ」 「まだだ、皆一斉に畳みかけろ!」 「「「おおおおぉぉお――!」」」  ビーキュモスクイーンが大地に落ちたことで、魅了さていた兵たちの意識が戻った。  誰かが指示を出した。リットではなかったがいい判断だった。  地面に落ちた蜂の女王へ蟻が群れるように、兵たちが一斉に武器を構えて迫る。 「なめるな、人間が!」 「ぐあぁぁぁ――‼」 「がぁぁぁ――‼」  だが、相手はビーキュモスクイーン。そう一筋縄ではいかなかった。  女王は起き上がると、二本の足で地面に立ち、回転する様に体を捻る。  周囲を取り囲んで攻撃に転じようとしていた兵たちは、その巨体の虫腹で一気に薙ぎ払われてしまう。 「あぐぅ……、まだぁ……」 「この程度で……」  飛ばされた兵たちが、柔らかな肉のように弾力のある壁にめり込み、弾んで出てきた。  夢牢の中では家の壁でも硬度が柔らかくなる。  全員無傷だ。  だが、彼らの装備は尽く淫気に侵され、破損していた。 「あと、もう少し……」  リットが、二刀の長剣を再度構える。  大技を繰り出した後は、少しの間動きを制限される。  荒れ狂う暴風のように暴れるビーキュモスクイーン。  一種の暴走状態だ。  だが、動きは単調で読みやすい。 (今なら、いける!)  そう思った瞬間。 「お姉さまぁ~、ダイジョブですかぁ~♡」 「なッ!」  リットは目を疑った。  目の前にいるのはもうごとなき、ビーキュモスクイーン。そして、そんなビーキュモスクイーンの遥か上空から飛翔する、もう一体のビーキュモスクイーン。 「はぁ……あぁ……来てくれたのね」 「もちろんです♡お姉さまの危機とあらば、どこへでも」 「別に、負けたわけじゃないのよ!ただちょっと苦戦しただけ♡」 「そうですわね♡お姉さまが負けるはずありませんが、お姉さまを虐める子たちは♡」 (まずい!)  もう一体のビーキュモスクイーンの腹部がまるで空気を取り込むように、大きく膨らんだ。  もちろん、それが空気でないのはすぐに分かった。 「全員、建物の中に退避だ!」  リットはそう叫びながら、近くの住居の中へ飛び込んだ。  だが、一歩遅かった。 「蜂蜜シャワーで、イ・キ・く・る・え♡」  天より降り注ぐ黄金色の粘液。  大粒の雨のように降りそそいだ蜜の雨は、あっという間に地上にいる人間たちを染め上げていった。 「あひぃぃ――♡いぐぃいぐぅぅ――♡」 「おほぉぉぉぉぉ――♡おぉぉ――♡」 「あぁぁんあぁぁぁぁん♡」  男も女もその高濃度の発情成分と媚薬成分、そして、絶頂効果で体を仰け反らせながら、アヘ声をあげて悶えていた。 「あはは♡そ~れそ~れ♡みんなぁ~、イっちゃえぇ~♡」  そして、上から霧吹きのように蜜をばらまいていたもう一人のビーキュモスクイーンが、腹の出口を上に向けて一気に引き絞った。  天へ向かって大量の蜜が打ちあがる。  それは重力に従い、落下し始める。  ドロッとした蜜の雨。今度は豪雨となって兵の元へ降り大地を黄金色に染め上げた。 「はぁ~い、悪い子はみんな蜜飴で地面にべったり貼り付け♡さぁ、お姉さま♡」 「えぇ、そうねぇ~♡みんなたっぷりと、懲らしめてあげないと♡」  上空に飛んでいたビーキュモスクイーンが、地面に降り立つ。  先ほどまで暴走状態だった姉と呼ばれるビーキュモスクイーンも体勢を整え、自分の虫腹を持ち上げていた。 「じゃあ、悪い子たちに♡」 「お仕置のお時間よ♡」  持ち上げた超重量の虫腹、その内側、乳房が乱立している面を地面に向け……。 「「は・い♡」」   ぶッちゅん‼♡   ぶっちゅん‼♡ 「「「「―――――‼‼」」」」  大量の乳房が這っている虫腹で、兵たちが潰された。  夢牢の中だ。完全に潰されて、鮮血が飛び散るなどということにはならない。  だが、凶悪なサキュモスの乳房で圧し潰され、しかも猛毒の蜜を浴びた状態で避けることも抵抗することもできずに。  まるで扇で蟻でも潰すように、巨大な乳房まみれの虫腹は一撃で多くの者たちを快楽の坩堝に叩き落とした。 「あはは♡お姉さまにひどいことした子には、み~んな反省するまで、こうやっ……って♡」   ぶっちゅぅん‼♡ 「「「「「ッ―――――‼‼」」」」」」 「潰してあげちゃうんだから♡」 「おほほ♡落とすたびに乳から大量の母乳が出てきて♡桃色の猛毒ミルクですよ~♡潰されながら全身でちゅぱちゅぱさせてあげるわぁ~♡あぁ、マゾザコ人間に餌やり楽しぃ~♡」   ぶっちゅぅん!!♡ 「「「「「ッギュ―――――‼‼」」」」」  肉の扇が上に下にと揺さぶられ、何度も地面に叩きつけられる。  蜜まみれの大地で動けずに磔になった兵たちはそれを避けることも、受け止めることもできずに、ただただ無防備に味わうしかなかった。 「あははは♡」 「お~ほほ♡」  二人のビーキュモスクイーンがダンスでも踊るように手を取り合い、尻尾のように生えた虫腹を何度も地面に叩きつけていた。  その度に、何人もの兵たちが潰され、喘ぎ、快感で溶かされていく。  そしてそんな彼からの顔には……。 「あへぇぇあえぇぇ――♡」 「おほぉぉあえぇおほぉ――♡」 「いぐぅあえぇあへぇりゅぅぅ――♡」  快楽でアヘ顔とオホ顔をこびり付けた廃人へと落ちていた。 「ほらほら~♡隊長さ~ん♡早く出てこないと~♡」 「みんな私たちが潰して差し上げますわよ~♡潰されるのだ~いすきなマゾにしてさしあげますわ♡魂で覚えこめるまで♡」  リットはグッと苦虫を噛み潰すように歯を噛み締めた。  石造りとの外壁。建物の屋根からドロリと蜜液が垂れる。  ドロドロの蜜液からは強烈なフェロモン臭が漂った。  このまま飛び出し、仲間たちの救出に向かうか、あるいはどうにかして時間を稼ぐか。 【選択肢】 ・仲間を助けるために、攻め入る。【第12話へ】 https://abnormal-create.fanbox.cc/posts/9892860 ・チャンスをうかがう。【第15話へ】 https://abnormal-create.fanbox.cc/posts/10058080


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