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森谷帝二の気持ち・作品へのこだわりと自分がいち絵描きとしてありたい姿

みなさんは、劇場版名探偵コナン「時計じかけの摩天楼」を見たことがありますか?




(ここから少しネタバレになってしまいますが、もう20年以上前の映画なので大丈夫でしょう)


簡潔に説明すると、建築家森谷帝二の建造物が次々と放火・爆破され(そうにな)るのですが、その犯人が、彼に恨みを持つ者などではなく実は、森谷帝二本人だったという話です。つまり彼は、自分で自分の作品を壊していたということになるのです。

この事実に毛利小五郎は劇中で「どこに自分の作品を破壊する建築家がいる!?」とツッコミを入れていましたし、僕も当初は「そんなバカげたことが...」と思っていました。


ですが、彼の犯行の動機の一つは「若いころの自分の作品を抹殺したくなった」というところにあります。


僕も大きくなって自分の作品をたくさん投稿するようになりましたし、そういうことを考えると、じつはかなり納得できる節があるのです。



「若いころはまだ未熟でね、あまり見ないでくれたまえ」


皆さんも、自分の若いころの作品を見返したときに「うっわナニコレ気持ち悪っ!!」と思ったことがもしかしたらあるかもしれません。

たとえば、体のバランスがおかしかったり、影のつけ方が不自然だったり、エアブラシばっかりでごまかされてたり、台詞につけてもどこかぎこちない感じがあったりなど...。駆け出しのころの作品は決して完璧ではないでしょう。


映画に出てきた森谷帝二も「完璧主義」なところがあり、自分の若かりし頃の作品に嫌悪感を抱いていたかもしれません。それゆえに、彼にとっては自分の黒歴史ともいえよう作品を次々に壊していったのでしょう。

彼は決して凶悪な犯罪者だったわけでなく、「完璧でありたい」と強く思いすぎた故にあのような行動に走ったのでしょう。



「じゃあ、自分はどのような人になりたい?」


僕も正直なところ、若いころの未熟な作品を見返すのはあまり好きではありませんし、もしかしたら森谷帝二のような完璧主義の自分はどこかしらに持っているかもしれません。自分が最近アイビスペイントで描いた作品の多くは7~10時間ぐらいは絶対かかってますし、完璧なものを、というこだわりはあります。


ですが、やはり自分の作品を好き!と言ってくれる人もたくさんいるので、妥協という訳ではありませんが、自分の未熟な頃の作品もなかったことにはせず、「素敵だよ!」と認めていこうと思います。


自分の中では、「さらに良い・完璧な作品を描きたい」という気持ちを持ちつつ、FANBOXで支援してくれてる方、Twitterなどでいつも見てくれてる方、通りすがりでいいねを付けてくれた方、そういったファンの皆様の「好き!」を大切にしながら、これからもまったりと絵描きをしていきたいと思います。

森谷帝二の気持ち・作品へのこだわりと自分がいち絵描きとしてありたい姿

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