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熊継くんの柔道家お父さん ~たのしいおさんぽ~

去年の僕の幼稚園には、秋休みがありました。

世界中ほとんどの学校がそうだったと聞きます。

なぜならば、宇宙?だとか、未来?だとか、とにかくどこからか、『ニンゲン様』がやってきたからです。

僕は前からテレビでああいう人とヒーローが戦うのを見ていたのですが、お兄ちゃんとお父さんはとっても驚いていました。いつもテレビでニュースを見るたび、お父さんはとてもとても怒ってました。いつもは優しいお父さんがあんなに怒っているのは初めてみました。ちょっと怖かったです。

本当はお父さんはぜんぜん怒らないお父さんだったからです。

僕のお父さんは子供のころから柔道をやっているのでとても大きい体をしています。だけど、僕やお兄ちゃんにはいつも優しくて、柔道教室でもいつもみんなの人気者です。熊獣人は他の人より体が大きいことが多いのだから、みんなのお手本になる強くて優しい人にならなくちゃいけないよ。

お父さんはいつもそう言っていました。

それなのに、お父さんはニュースで『ニンゲン様』が出る度に怒っていました。だからすごくビックリして、そのときはすごく体がさむいような気分になってました。

でも今のお父さんはもう全然怒らないです。だから、僕はやっぱりお父さんがだいすきです。

「おはよう、お父さん!」

僕は毎朝ガラガラ窓を開けて、いちばんにお父さんに元気にアイサツをします。

お父さんは今日も元気でした。

「へっへっへ! バウバウ!!」

お父さんは今、首輪に繋がれてお外で過ごしています。二階からでも、茶色くて大きくて丸い体はとっても強そうです。お父さんが元気そうにお庭を走っていると、僕はとっても楽しい気持ちになります。

昔のお父さんの部屋は、今はお兄ちゃんが使ってます。僕はできればおうちにいれてあげたかったのだけど、お父さんはなかなかおトイレを覚えなくって、毎日毎日あちこちでおちんちんを触ってしまうので、お兄ちゃんがお外に出しちゃいました。

最初はお父さんは不安そうだったけれど、慣れてくるとどんどん元気になりました。今ではお外の方が大好きみたいです。

いつもわんわん嬉しそうにしています。

「くすぐったいよぉ、お父さん」

「へへ、っへっっへ……でへへ」

お庭に降りると、お父さんはデレデレ笑いながら僕の口を舐めてきます。お父さんはすごく強い柔道のセンセイだったので、がっしり掴まれると全然勝てなくなってしまいます。だから僕はいつも上に乗っかられてベロベロされてしまいます。

僕はそんなお父さんが可愛いのでだいすきです。

でも――

「あ、こら、熊梁、駄目じゃないか!」

そう言って怒ったのはお兄ちゃんです。

僕が地面に転がってるのを見て、とっても怖い顔をしてます。

「くぅん」

お兄ちゃんの声を聞いて、お父さんはすぐに僕から離れました。

今のお父さんはお兄ちゃんにはとっても弱いです。お兄ちゃんがコラ!ってすると、すぐにお座りして静かになります。

「もう、熊継も駄目だろ、ちゃんとお父さんは躾ないと」

「で、でも……楽しそうだったから……」

「まったく、しょうがないなあ」

お兄ちゃんは僕の背中についた土をパンパンしながら、僕の頭を撫でてくれました。

今はお兄ちゃんうちのことを色々やってくれています。お兄ちゃんはお父さんには厳しいけれど、だけどイジワルなわけじゃありません。叱ったあとでも、ちゃんと言うことをきいたお父さんの頭を撫であげています。お父さんはお鼻の下をデレデレ伸ばして、とってもとっても気持ちよさそうでした。

「さあ、朝ごはんをあげようね」

「はぁいっ」

僕はおうちに入ってお父さんのエサを用意しました。

お父さんのエサがかりは僕です。いつもトレーの中に、たっぷりご飯をいれてあげます。

庭に戻ると、お父さんが二本足で立ってました。

「あ、た、か……あぁぁあ」

「お父さん、ご飯だよ」

「あ、あ…………ワンッ!」

でも僕がご飯を見せると、またすぐに四本足になってしまいました。

お父さんはたまにこうなります。

「フゴ、フゴフガッ!」

「お父さん、ゆっくり食べなきゃだめだよ」

お父さんは丸出しのおしりの丸いしっぽをふりふりしながら、口だけでばぐばぐご飯を食べました。

ご飯のあとはお散歩です。

僕はお父さんとのお散歩がだいすきでした。昔はお父さんが前をズンズン歩いてましたけど、今は僕が先に歩きます。お父さんの首輪に紐をつけて歩きます。

「よう、オトンの散歩か」

「あ、うん」

お散歩してると、クラスメートの虎康くんに合いました。虎康くんは黄色と黒色のきれいなしましまの虎獣人で、おんなじ柄のお父さんのお散歩をしています。

二人で宿題のこととか、明日の学校のこととかを喋りました。そのうち虎康くんは顔をぺちんと手でたたきました。

「あ! またかー、まったくかなわんなぁ、うちのオトンは電柱見る度これや」

虎康くんのおじさんをみると、一生懸命電柱に向かって腰を振ってました。僕の体くらいある太い足で電柱を挟んで、ベロをダラダラ垂らしていました。おちんちんはお父さん用の電柱穴に入ってて、ぐっちょんぐちょん出たり入ったりしています。

「オォォーー、オォォオーーンッ!!」

遠吠えみたいな声を上げる虎康くんのおとうさんを見てたら、うらやましくなっちゃったのか、僕のお父さんもお向かいの電柱にドスドス近づいていってしまいました。

「ああ、こら、ダメだよぉ」

「ヘッへ……へっへ………!」

僕がちゃんとコラって叱らなかったので、お父さんは力づくで自分のおちんちんを電柱の穴に入れてしまいました。

「むッ……ほぉ……気持ち――ぉぉおぉッ!」

「フへッ、っへっへっ……でへっ」

「おぉぉ……ンォォお……ッ! ほへ、ホへッ!!」

ふたりとも大きな体をしてるので、二本向かい合わせの電柱はゆっさゆっさと揺れているようにも見えました。折れてしまうんじゃないかと心配になっちゃうくらいです。虎康くんのおじさんは虎だからすごく早く腰が動くし、僕のお父さんは熊だからとっても力が強いです。

「ねえ、どうしよう虎康くん」

「はー……まぁ……もうほっとこか。そのうちおとなしくなるって。――しっかし、熊継んとこのおじさんも、今じゃすっかりうちのオトンと変わらんようになったなあ」

虎康くんはちょっと笑って、僕のお父さんと虎康くんのおじさんを見比べました。

「そうだねー」

虎康くんのおじさんは、昔はとっても仕事ができるお父さんでした。それだけじゃなくって、たまに家にいるときはおやつも作ってくれて、宿題も教えてくれて、柔道が苦手な僕はおじさんみたいに格好良くなりたいなって思ってました。

僕は僕のお父さんも好きでしたけど、ぜんぜん違う虎康くんのおじさんも大好きでした。

でも今は僕のお父さんと殆どおんなじです。

鏡になってるみたいに、一緒になっておちんちんを入れてます。

「あふぅう、はふう、おっふぅう!!」

「おっほ、んっほおお、ぬほっ!!」

お父さんたちはあの秋休みの時から、すっかり『イヌ』になっちゃいました。『イヌ』になったお父さんたちは皆だらしなくなっちゃったし、お勉強もできなくなっちゃたし、こうやっておちんちんで遊んでばっかりになってしまいました。

だけど、もう怒ったりしないし、僕のいうことをちゃんと聞くし、『ニンゲン様』からはたくさんご褒美が家に送られてくるし、僕はこれはこれで、お父さんが大好きだと思っています。

「ほッひぃぃいンッ!!」

「んっっほっぉおッ!!」

おちんちんを勢いよく擦ると、お父さんたちは顔がとろーんとして、バターみたいにくにゃくにゃになっていきます。

息が荒くなって、ベロがでて、ヨダレがダラダラたれていきます。家にいた頃はこのヨダレとおしっことベトベトおしっことで床がすぐ大変なことになってしまっていたので、お兄ちゃんはいつも困ってました。

それくらいたくさん出ます。

「あぁあ……イカン、イカン……あぁぁ………………元に……もとにもどれな……あぁ……」

「ま、また、やってしまぅぅ……ん、んふッ、ぬふッ……! チンポ……チンポとまらなぃい………」

お父さんとおじさんは頭をクラクラさせながらなにか言ってました。どういう意味なんだろうって気になるけれど、しつもんしても答えてもらえることはありません。

もうすぐお父さんたちは、白いおしっこを出すからです。

そうすると、もっとヘナヘナになっておとなしーくなってしまうからです。

「……………あっ………あぁぁ……あぁぁ出る出る出る」

「オッォオオオォオ!! ンォオオオン!!」

待っていると、やっぱりお父さん達はほとんど同時にお散歩中の白いおしっこを出しました。電柱にしがみついて、ブルブル震えて、とってもとっても楽しそうに笑っています。

これで満足するはずなので、やっとお散歩の続きができます。

「そいじゃ、またなー」

「うん、またねー」

僕たちは手を振りながら、お父さんを引っ張って歩きました。

ぎゅぽっと音がしておちんちんが電柱から抜けて、お父さんは「んぉお」と低い声を出していました。おしっこを出した後のお父さんはちょっとおとなしいので、僕でも簡単に引っ張れます。

「あぁぁ……すご……ぃぃ……また、やってしま……あぁぁ……頭がぁ………」

お父さんはおしっこをだしたあと、いつもこんな声を出します。

いみはよくわからないんだけど、なんだかちょっと恥ずかしいような、なにか困ったような声です。それなら白いおしっこださなきゃいいのにって思いましたけど、いくら言っても結局毎日白いおしっこを出すので僕はもう言うのをやめました。

「かえろーねーお父さん」

「あぁ……ばう……」

僕が頭をナデナデしたげると、おっきなアゴがよだれでベタベタになって、短い髭がピカピカになってました。お父さんの太い眉はふたりともくにゃくにゃで、とっても可愛い顔でした。

夕方ごろ、僕はお家でゲームをしてました。

お夕飯までは時間があったので、今日は三めんまで行けました。ちょうどその時に、外からお父さんの鳴き声が聞こえました。僕はお庭を見ました。

「た、頼む、中に、中に、入れてくれぇ……」

「何いってんだよ、だめにきまっているだろう? 家をすぐにベトベトにしちゃうし、俺たちにこすりつけてくるし、お外のほうがいいんだって」

「が、ガマンする……から……あぁぁ……頼むぅ」

僕はひさしぶりに、お父さんがたくさん話しているのを聞きました。

「い、いかんのだ。もう、どんどん、頭ン中……空っぽになって……、『イヌ』になって……なっていってるのが、自分でも分かるんだ、そ、そうではないのに、俺は、お前たちの父親で、一家の大黒柱で……道場の……ああ、な、なんの道場だ……え、ああ………ま、まってくれ、思い出す、思い出すから……!」

「いいんだよいいんだよ、もうそんなこと思い出さなくたって。ほら、周りはもうみんなイヌになったってさ。それが自然なんだって、『ニンゲン様』がやってきて話してくれただろ?」

「――ッッ! そ、それがおかしいんだ、あんな非道なッ!! んぎぃッ!?!?」

「なんて口のききかたをするんだ!!!」

お兄ちゃんがお父さんの首輪を引っ張っているのが見えました。僕はのぞきながら怖くなってしまいました。お父さんがああなってから、昔みたいにケンカすることなんてなかったので、とってもふあんで、悲しい気持ちになりました。

「もう、ダメじゃないか、どうしてそんなこと考えるんだ、だめだよ、ほらお父さん、いいこだからおとなしくなって。今日だって電柱にこすりつけてズポズポしたり、息子にちんちん洗ってもらったり、美味しいご飯食べれたんだろ、幸せじゃないのか? 俺たちに面倒見られるのはそんなに嫌なのか?」

「あぁぁ……い、い、……いや………じゃ、………ないっ………! き、気持ちよかったぁ………。………………。………あぁ違う、そういうことじゃあ、な、ないん、だぁ……!!」

すっくと、お父さんが立ち上がりました。お父さんの顔が、ずっと前に見たときのようなキリッとした表情になっていました。

お父さんはとっても大きくて筋肉もガチガチなのでとっても怖いです。僕は止めに行こうとしました。

「もう、しょうがないなあ、そんなに欲張って、ほうらお父さんこれがなんだかわかる?」

「――あ」

でも、お兄ちゃんがポッケから何か取り出すと、お父さんはぴたっと止まりました。

「お前の大好物の、かむぼーんだよ」

「あ、あ、あ、あ……」

「ほうら、噛りたいだろ、追っかけたいだろ……そのデカ尻揺らして、柔道家の体で追っかけて、ご褒美欲しいだろ? これかむと、すごくすごく元気になって、一晩中楽しんだよな」

「は、は、ッハ、ッハ、ッハッハッハ!!」

立ち上がったお父さんの脚が大きく開いて、ガニマタになって「ちんちん」のポーズになっていきます。

お父さんの目は、とろとろになって、舌が出て、お兄ちゃんの手のおやつに夢中です。

「そうら、投げるぞ投げるぞぉ」

お兄ちゃんがお父さんの前で骨をぶらぶらさせると、お父さんはするすると四本足になっていきます。とってもゴツゴツした大きな熊の背中とお尻を突き出して、お父さんはしっぽを一生懸命振りました。

「………とってこい!!」

「バウッ!!」

お兄ちゃんが骨を投げると、お父さんは一目散におっかけていきました。

おちんちんがぶるんぶるん動いてました。

「ようしいい子だ、いい子だ、ほら、ちんちんしろ、ちんちん」

「バウバウ!!」

「そうそう、いい子だいい子だ~。お父さんは昔よりずーっといいこになったなあ、俺の言うことなんでもきくもんな。昔のお母さんの愚痴も言わなくなったし、道場の不安なこともなくなったし、なんにも怖いことなくなったもんなあ。よかったなあこうなって。大丈夫だよ、俺は一生捨てたりしないから、いっしょうココで楽しく暮らそうな」

「バウッ!」

お兄ちゃんもお父さんもとっても楽しそうでした。喧嘩じゃなくてホッとしたので、僕はお兄ちゃんの隣にいきました。

お父さんはちんちんしてました。

おっきくて強そうなからだでガニ股になって、おちんちんを僕とお兄ちゃんに見せています。口には大好物のおやつがあって、涎がダラダラ垂れてました。

「っへへっっへへっ、でっへっへっへっ」

「熊継、お兄ちゃん、お父さんと一緒にずっとくらせて幸せだよ」

「うん!」

僕はとっても楽しかったです。

明日は幼稚園なので、一日中はお父さんと遊べないのが残念だなーとおもいました。

「でへっ、でへっ……!!」

頭をなでなでされながらお父さんを見ると、お父さんはまた白いおしっこを漏らしてました。

びゅうびゅうおちんちんから飛び出して、クサと土に引っかかってます。お父さんは真っ赤な顔をデレデレさせて、骨をかみかみしてました。

これが家の中だったらお掃除が大変です。なので、やっぱりお兄ちゃんの言うことはなんでも正しいんだなあ、と僕は思いました。

おしまい

熊継くんの柔道家お父さん ~たのしいおさんぽ~

Comments

ありがとうございます! 必死の抵抗が簡単にポキっと折れてしまう、管理されてしまう、無様になってしまう、でもそれが幸せっていうの、強者が洗脳される姿としてめちゃくちゃ使える……!!!ってなりますよねw

づけかつ Dukekatu

めちゃくちゃシコかったです……!! 大の大人が犬みたいに振舞って犬のように扱われてしまうのがとてもツボで、でかい身体を縮こまらせてのガニ股ちんちんも体格差のある実の息子達にリードを引かれて散歩させられてしまうのも無様でたまらなかったです…… 一生懸命自我を取り戻そうとしてるところにカムボーンを見せつけられ、犬としての幸せをチラつかされた後にカムボーンを投げられた瞬間元気に犬として追いかけていってしまうところ本当に駄目でした……使わせていただきますありがとうございます

おも


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