茶釜くんの隠し技「分福踊り」
この踊りは戯ければ戯けるほど、周囲を多幸感と興奮に包み込み、あらゆる悪意や障気を吹き飛ばす技。
その戯けの最上級になるのが、不本意(?)ながらも裸踊りとなってる訳で。
背中に茶釜を背負い、お腹に倒福の紋を書き、ふぐりには吊るし飾りでトドメに傘回しと綱渡り。
周囲は笑い声と称賛、驚愕と歓声でいっぱいになり、茶釜くんは恥を偲んで……いや、むしろ快感さえ覚えながら綱の上で戯けてみせる。
最後は「狸に化かされた?」と言わんや、多幸感の残り香を感じながら観客は茶釜くんのあられもない姿を忘れてしまう。これもまた「分福踊り」の効果のひとつ。
あらゆる写真はピンボケ、デジタル機器のデータは保存すらされずにあるとかどうとか。
それ故に茶釜くんのヒーロー生命は維持されるのだけれども、本人にはしっかりと記憶に刻まれてしまってる訳で。
この技が遠因でか、狐面ちゃんとの闇夜に紛れての野外プレイ時に露出の癖が芽吹いちゃった……らしい。