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死蛸都内
死蛸都内

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淫魔の都 その1

「炎よ、礫となり……」


杖の先で火球が生成され、暗い洞窟が一気に明るくなる。

迫りくるゴブリンたちの顔がはっきりと見えた。


「ギャッ! ギャッ!」


「グギャ! グギャ!」


ゴブリンたちは嗜虐的に顔を歪ませながら、武器を振り上げて襲いかかってくる。

緊張に汗が流れ、胸の音がバクバクとうるさくなった。

杖を持つ手にギュッと力が入る。

努めて平静を装いながら、詠唱を続ける。


「我が敵を焼き尽くせ!」


詠唱を終え、杖を突き出すと、高速で火球が発射される。

火球が躍りかかるゴブリンの群れ目掛けて飛んでいき、先頭を走っていたゴブリンに着弾した。


「ギャギャァア~!」


火球が弾け、炎が爆ぜる。

その炎は着弾地点のゴブリンだけでなく、周囲のゴブリンにも飛び火し、群れを一気に燃え上がらせた。

やがて炎が消え去ると、そこに動くものは何も残っていなかった。


「……ふぅ」


私は額の汗をぬぐった。

これで洞窟に棲みついたゴブリンは一掃できただろう。


「これで依頼は達成かな」


ギルドで請け負ったゴブリンの駆除はこれで何度になるだろうか。

ゴブリンは比較的脅威度の低い魔物ではあるが、放っておくとすぐに増え、近隣の村や町に被害をもたらす。

故に、ゴブリン駆除は私のような駆け出し冒険者に振り分けられる仕事の一つだった。


「さて、あとは帰るだけ……」


仕事を終え、洞窟から出ようとしたその時。

先ほど火球を放った場所近くの壁が崩れており、そこから光が漏れているのが見えた。


「これは?」


私は壁に近寄り、崩れた岩をどかした。

ひゅうと風が通り、私の髪を揺らす。


「隠し通路……?」


崩れた壁の向こうには、いままでの洞窟の岩壁とはまったく違う、白く滑らかな石材で出来た通路が続いていた。


「まさか……未発見のダンジョン!?」


ギルドの説明ではこの洞窟はただの自然物で、ダンジョンではないという話だった。

だが、私の目の前に広がる通路は明らかに人工のものだ。

ギルドも知らないダンジョンともなれば、大発見である。


「すこし探索してみて、報告しよう」


私は興奮を抑えきれないまま、隠し通路の探索を始めた。


******


「すごい、こんなに広いなんて……」


白い通路をしばらく進むと、大きな空間に出た。

地下の岩盤をくりぬいて作られたと思しきそこには、通路と同じ白い石材で作られた建造物が建ち並んでいた。

静謐な空気の中、魔法仕掛けらしい街灯が街並みを照らしている。


「まるで神殿みたい……」


ここまでの道に魔物やトラップの類はなく、ただ荘厳な建物が続くだけでだった。

ここはダンジョンというより遺跡と呼んだ方が良いのかもしれない。

好奇心がむくむくと湧き上がり、私はさらに探索を続けることにした。


「この建物は……?」


私はひときわ目立つ、大きな建物の前にたどり着いた。

中に入ってみると、そこはなんらかの宗教施設であったようだ。

石造りの白亜の聖堂。

その奥には、女神を象ったと思しき巨大な彫像があり、一段高くなった祭壇にはなにやら捧げものらしきものが置かれていた。


「ウソ……すごい!」


祭壇に近づいてみると、捧げものは金や銀で出来た食器や宝石がふんだんに使われたアクセサリーなど、一目で高価だとわかる品々だった。

私は思わず駆け寄った。


「すごい、本当に綺麗……」


未踏のダンジョンの先で宝を見つける。

冒険者として最高の瞬間に、私は興奮を抑えられずにいた。

これを全部持ち帰ったら、とんでもない価値になるだろう。

ギルドから支払われるダンジョン発見報酬も期待できるし、一生遊んで暮らせるほどの富を得られるかもしれない。


「ああ、夢みたい!」


捧げものに手を伸ばす。

金のネックレスを取り、その作りの精緻さに感動していると、ふと目の前に聳える女神像が目に入る。


「……?」


私はその美しさに見惚れながら、なにか違和感のようなものをおぼえた。

女神像をよく見てみると、やたらと肉感的というか、性的な魅力を強調されたデザインをしている。

豊満な胸をさらけ出すような露出度の高いドレスが、女神の肉体美をさらに引き立てていた。

ウェーブかかった髪をかき分けるように角のようなディテールが付いており、翼は鳥ではなくドラゴンにも似た飛膜付きのそれだ。

深くスリットの入ったドレスの裾からは、先端がハート型になった細長い尻尾が覗いている。


「なんか、淫魔、みたいな」


「ええ、私は淫魔ですから♡」


突然、背後から声が聞こえた。

驚いて振り向くとそこには、女神像と瓜二つな女性がいた。

「あ、あなたは……?」


その女性も女神像のように豊満で、扇情的な肉体を持っていた。

背丈は高く、小柄な私と比べると頭一つ分は大きい。

白い優美なドレスは胸元も背中もばっくりと開いており、その肉体美を惜しげもなくさらけ出している。

白銀の髪と赤い双眸がまた美しく、その美貌は人間離れしていた。

角や羽根、尻尾なども女神像そのままで、人にはない異形の器官が、肉体美に神々しい魅力を添えている。


「私は、メリアス。かつてこの街で神と祀られていた淫魔です」


メリアスと名乗った女性は、柔和な笑みを浮かべて言った。

神として祀られていたことと、淫魔であることとの齟齬に頭が混乱する。

淫魔は魔物の一種。

人類の敵である魔物が神として崇められるなど、ありえないことだ。

しかし、同時にどこか心の底でそれに納得している自分がいた。

メリアスの美しさは、神と呼ぶにふさわしい威厳を私に感じさせた。

魔物と対峙しているはずなのに、警戒心や敵愾心というものがまったく湧いてこない。

それほどに、メリアスの神々しい存在感は圧倒的であった。


「ある理由で休眠していたのですが、あなたの欲望のおかげで目覚めることができました」


「私の、欲望……?」


そう言われて、私は手の内の金のネックレスを見た。

あわてて、祭壇に戻す。


「これは……その」


「いいんですよ♡欲望こそ淫魔の糧ですし……金も宝石も私たちには不要なものです。好きに持っていってください。ですが、代わりにひとつだけ頼みたいことが……♡♡♡」


メリアスはそう言うと、私に近づいてきた。

ふわりと甘い良い香りが漂ってくる。

ミルクのような熟れた果実のような、良い香りだった。

その香りを嗅いだ途端、身体の奥がカッと熱くなる。


「あ、あの……?」


落ちつかない気持ちになって、私はもじもじと太ももをすり合わせる。

メリアスはさらに近づいて来て、視線が交差する。

その瞳は赤く、淡く光っていた。

くらりと、めまいがする。

私はただ、目の前の美しい淫魔を見つめることしかできなかった。


「私の眷属に、なってくれませんか?」


メリアスはどこか熱のこもった口調で言うと、私の唇を奪った。


「むぐっ!?」


突然のことに驚き、身を離そうとする。

だが、メリアスは強引に私の頭を引き寄せると、そのまま口内を舌で蹂躙し始めた。


「んんっ♡んちゅうっ♡」


ねっとりとした唾液がたっぷりと絡まされた舌が侵入し、歯をなぞられていく。

メリアスの唾液は蜜のように甘く、先ほど嗅いだ香りと同じ匂いがした。


(ああ……なにこれ……?)


舌に舌を絡ませられると、甘い快感が頭の中に響いていく

全身から力が抜けて行き、頭がボーっとしてくる。

淫魔の体液は媚薬。

学院で習った知識が頭をかすめるが、それもすぐに霞んでいく。

思考は遠のいて行き、代わりに熱い火照りが身体を満たしていく。


(もっと、ほしい……♡)


気付くと、私は自分からメリアスに舌を絡めていた。

他に考えなければならないことがあったはずだが、いまはこの快感を味わいたかった。


「んちゅっ♡ちゅるっ♡れろっ♡」


私は一心不乱に、流し込まれる唾液を啜り、舌を絡ませた。


「んっ♡れろぉ……じゅるっ♡」


舌と舌とが絡み合い、互いの唾液を交換し合うような深い口づけ。

私は、その快楽にすっかり夢中になっていた。

必死で舌を突き出し、流し込まれる唾液を啜る。

甘い唾液を飲み下すたび、下腹が熱くなって、切なくなってくる。


「んふふ……♡♡♡」


メリアスが目を細めたかと思うと、私の服に手をかけ、脱がせ始めた。

細い指先がテキパキと動き、私の黒いローブがあっという間にはぎ取られてしまう。

続いてブラのホックが外され、尻尾がショーツに巻き付いて下へとずりおろされる。

ショーツはすでにぐしょぬれになっていて、床に落ちたときびちゃりと音を鳴らした。


「ん……♡」


外気の冷たさに、私は思わず声を上げた。

火照った私の秘所は愛液を垂れ流し、乳首は痛いくらいに勃起している。

これから起こることを期待して、身体の奥底がきゅんと疼く。


「ふふ……♡♡♡」


メリアスはディープキスを継続しながら、私の胸へ両手を這わせて揉み始めた。


「んっ♡むっ♡」


メリアスの細い指先が、私の胸の形をいやらしく変えていく。

その度、甘い快感が頭の中に走りぬける。

やがてその手は乳輪へとたどり着き、ゆっくりと焦らすように円を描いていく。


(もっと……強く……♡)


もどかしさに私は身体をくねらせた。

だが、メリアスの手つきはゆっくりで、決定的な快楽を与えてくれない。

掻痒感にも似たじれったさに、私は自ら胸を差し出すように、背を反らせて胸を突き出してしまう。

思い切り乳首を抓って欲しい、胸の芯まで響くような快感を与えて欲しい。

そんなはしたない欲求が、最高潮に達した瞬間、メリアスの指先が私の乳首を押し潰した。


「んんんっ!!♡」


決して強い刺激ではない。

だが、待ち望んでいたその快感に、私は軽く達してしまった。


「むふ~っ♡んんっ♡」


私は全身に広がる快感に、メリアスの舌に吸い付きながら甘い声を上げる。

メリアスの愛撫は巧みで、私の性感帯を的確に刺激してくる。

絶妙な力加減で乳房を揉み上げ、乳首をクリクリと転がすように弄ぶ。

それだけのことで、胸が蕩けてしまいそうな快感が駆け巡る。


(気持ちいい……♡)


秘所からもとぷとぷと愛液が漏れ、太ももを伝っていくのがわかる。

もっと強い刺激が欲しくなって、腰がヘコヘコと動き出してしまう。


メリアスは私のそんな浅ましい欲望をも見抜いているのか、不敵に笑った。

そしてすぐに、尻尾が私の秘所へと伸びてくる。

ハート型になった尻尾の先端が、私の花芯に触れた。


「んんん~~~っ♡♡♡」


パチパチと頭の中で快感が弾ける。

メリアスは尻尾でクリトリスをこね回している間も乳首を弄る手を止めず、時折きゅっきゅっとリズミカルに抓ってくる。

口内を、両胸を、秘所を同時に責められて、私は一瞬にして高みへ昇っていった。

いままで経験したことのない極みへと連れ去られていく予感と不安に、私はメリアスにしがみついた。

そして、その瞬間が訪れる。


「んんんっ♡♡♡んん~~~っ!♡♡♡♡♡んむぅう~~~っ!♡♡♡♡♡♡」


頭が真っ白になるような深い深い絶頂。

腰が跳ねあがり、潮が噴き出す。

全身がガクガク震え、力が抜けて倒れ込みかけたところを、メリアスに抱き留められた。


長い絶頂を終えたところで、メリアスは口を離した

私たちの唇の間に、唾液の橋がかかる。


「ああ……♡♡あへぇ♡♡♡ひもちいい♡♡♡」


舌ったらずの言葉が、私の口から洩れた。

間違いなく、人生最高の絶頂だった。

しかし、一度の絶頂を経て、身体の熱はさらに高まっていく。

もっと、もっと気持ちよくなりたい。

尽きぬ欲求が、身体の奥底から湧き上がってくる。


「もっとぉ、してぇ♡♡♡もっと気持ちよくなりたいぃ……♡♡♡」


自分でも驚くような媚びた甘ったるい声。

はぁはぁと犬のような荒い吐息が漏れる。

全身が蕩けるような快感がもう恋しかった。

もう一度、キスして欲しい、胸を弄って欲しい。

秘所をめちゃくちゃにかき回して欲しい。

欲望のままに私は嘆願し、腰をくねらせる。

人としての尊厳を捨てた、淫らなおねだりだった。


そんな私を見て、メリアスはくすりと笑った。


「素直で良い娘ですね♡でも、これ以上するなら、あなたに私の眷属になってもらわなければ♡」


「眷属……?」


快楽に茹った頭では上手くものを考えられない。

私はオウム返しにメリアスの言葉を繰り返した。


「ええ、あなたには私と同じ淫魔になって、この『淫魔の都』を再興させる手伝いをして頂きたいのですよ♡私ばかりが得をする話ではありません♡ここにある供物はあなたの自由にして構いませんし……淫魔になれば、人間では味わうことのできない快楽を味わえるようになります♡先ほどの快楽が、お遊びに思えるような至高の快楽がいつでも楽しめますよ♡いかがでしょうか?共に淫悦の限りを尽くし、新たな時代を築きませんか?」


メリアスは優しく微笑み、そういった。

聖母のような笑みだった。

その笑みに思わず何も考えず頷きたくなってしまったが、ギリギリのところで思いとどまる。

わずかに残った理性が警鐘を鳴らす。

メリアスは財宝や快楽と引き換えに、私を魔物になれと言っているのだ。

それは、冒険者として……いや、人間として許されざる裏切り行為だ。

淫らな熱がさっと引いていく。


「いや、それは――」


快楽でぼんやりとした思考を必死に奮い立たせて、私は悪魔の囁きを拒絶しようとした。

だがしかし。


ずくん、ずくんと、へその下が疼く。

振り払ったはずの欲求が、引いたはずの熱が、再び下腹へと集まってくる。

あの極上の快楽がまた味わいたい。


「く、う……♡」


切なさに耐えられず、私は太ももをモジモジと擦り合わせ始める。

メリアスの堕落への誘いになんとか抵抗しようとする理性とは裏腹に、私の身体は快楽を求めていた。

渇きにも似た、もどかしい欲求。

耐えがたいほどの切なさに、私の意志が溶け出していく。


「あ、ああ……♡♡♡」


絶望に呻く。

私は淫魔が与える人外の快楽の甘さをすでに知ってしまっている。

一度あの味を知ってしまったら、もうそれなしには生きられない。

それが、わかってしまった。


「ね、堕ちましょう♡♡♡」


メリアスはそう言うと、私の耳元へ唇を寄せた。

そして、囁く。


「淫魔になって……気持ちいいこといっぱいしましょう♡♡♡」


その甘い言葉が、最後の一押しだった。


「……なり、ます……♡♡♡」


私は快楽に屈した。

手が勝手に胸と秘所に伸びていく。


「あなたの眷属に、淫魔に、なります……!だから……もっとぉ、気持ちよくしてぇ……!もう我慢、できないぃ♡♡♡」


私は胸を揉みしだき、秘所を弄りながら、メリアスに懇願した。

乳首を痛いくらいに抓り上げる。

愛液を垂れ流す秘所に指を突き立て、乱暴にかき回す。

メリアスの慈悲を請うように、私は全身で快感を求めた。


そんな私の浅ましい姿を見て、メリアスは嬉しそうに微笑んだ。


「よく言ってくれました♡では、あなたのお望み通り……」


メリアスは自分のドレスの肩ひもに手を掛けると、はらりとドレスを脱ぎ去った。その下から、メリアスの裸体が現れる。

まず目を引くのは、巨大な胸だ。

片方でメリアスの頭よりも大きい乳房は、重力に負けることなく上を向いている。

そして、それを支えるように細い腰が続き、滑らかな曲線を描く臀部に続く。

まさに美の女神のごとき、完璧なプロポーション。

しかしその股間には、男性にしかないものがついている。


「気持ちよく、してあげます♡」


メリアスは自慢げに自分の股間に生えたペニスを手でしごいてみせる。

淫魔にままあるように、メリアスは両性具有だった。

もはや凶器とも言える大きさの陰茎は、赤黒く猛々しく勃起し、先端から透明な液体を垂れ流している。

淫猥極まる巨根に、私の目はくぎ付けになっていた。

目にするだけで、子宮が熱く疼いて、心臓の鼓動が早まる。

両性併せ持つメリアスの魅力が、私の理性を根こそぎ奪ってしまった。


******


「ふーっ♡ふーっ♡」


私は祭壇の上で寝そべるメリアスの上に跨り、腹に手を突いて、そそり立つふたなりペニス目掛けて腰を落とそうとしていた。

一刻も早くペニスが欲しい。

あの逞しい肉槍で奥深くまで貫かれたい。

淫らな欲求に、下腹がずくんずくんと疼き、秘所はよだれのように愛液を垂れ流している。

自ら堕落への最後の一歩を刻もうとしている私の姿を、メリアスは慈母のような微笑みで見つめていた。


「ああん……っ♡♡」


秘所に肉棒の先端が触れた。

それだけで、背筋を甘い痺れが駆け上がる。

まだ触れただけだというのに、軽く達してしまいそうだ。

あまりにも逞しく、熱い巨肉塊の存在感に、私の理性は蒸発していく。


「さぁ……そのまま腰を落として……♡」


「は、はいぃ……っ!♡」


私はその声に導かれるまま、ゆっくりと腰を落としていく。


「んっ……んんんっ!♡♡♡」


ずぷずぷと、肉槍が私の中を押し広げながら入ってくる。

指や舌とは比べ物にならない、圧倒的な質量。

膣壁が無理やりにメリアスのモノの形へと変えられていく感覚。


「はっ♡はぁっ♡んん……っ!♡♡♡ふと、いぃ♡♡♡」


私は荒い呼吸をなんとか整えながら、さらに腰を落としていく。

みちみちと膣が広がり、肉棒の先端が子宮口に触れる。


「お゛ッ♡♡♡お゛っ♡♡♡んお゛ぉ……っ!♡♡♡♡♡」


閃光が弾け、脳内が快感で白く染まる。

獣のような品のない嬌声が私の喉から押し出される。

圧倒的な質量の肉塊が、私の膣内をみっちりと満たし、子宮を押し上げている。

快感の電撃が、私の脳髄を焼き切らんばかりに暴れまわる。


「あ゛っ……♡♡♡お゛ぉ……っ♡♡♡」


私は舌を突き出し、ただただ呻いた。

背筋を反らせたまま、ビクビクと痙攣を繰り返す。

絶頂の頂に達したまま、戻って来れない。

あまりの快感と圧迫感に、息すらまともにできない。


死ぬ。

気持ち良すぎて死んでしまう。

メリアスの逸物を受け入れただけで、私はもう壊れてしまいそうだった。


「あら、これはいけませんね。私のペニスは小柄なあなたには少々酷でしたか。では……♡」


そういって、メリアスは硬直したままの私の下腹を撫ぜた。

一瞬、撫でられた部分に焼けるような熱を感じたかと思うと、徐々に身体が楽になって行く。

圧迫感が薄れ、息ができるようになる。


「はっ♡はぁ~~~……♡♡♡」


私は大きく息をして、なんとか呼吸を整える。

息を落ち着かせてから、自分の下腹を見てみると、なにやら紋様が刻まれていた。

紋様はハートマークと蔦が組み合わさったような、不思議な形をしている。


「これは……?」


私はメリアスにそう尋ねる。

すると、メリアスはにっこりと笑って言った。


「それは淫紋と呼ばれるものです♡あなたがもっと気持ちよくなれるようにするおまじない、と言ったところでしょうか♡宿主の欲望に呼応して、身体の可塑性と感度を上げ、精神の快楽の受容度を上昇させる効果があります♡先ほどよりも深く私のペニスを受け入れていますが……ほら、もう辛くないでしょう?それどころか、気持ちよくなってきませんか?♡」」


メリアスに言われて、私は自分の感覚を研ぎ澄まさせる。

私の尻はメリアスの腰の上にしっかり乗って、長大なペニスを根元まで飲み込んでいるのに、もう辛さは感じなかった。

圧迫感は多少感じるが、それもまた快楽のアクセントとなって、たまらない。

先ほどよりも、突き込まれた肉棒をよりはっきりと感じる。

張りつめた亀頭。

キノコの傘のように段差を作ったカリ首。

血管を浮き上がらせた肉竿。

メリアスの剛直の形が、手に取る様にわかるようだった。


「はい♡すごい……♡♡♡」


私は下腹部に手を当て、胎内の逞しいものに感じ入った。

膣内の感覚は、淫紋を刻まれる前よりもはるかに上がっていて、わずかな身じろぎでも、快感が走る。

しかし、先ほど死にかけた以上の快楽を感じても、私はそれを受け止め、愉しむ余裕ができていた。

不思議な感覚だった。


「ふふ、もう大丈夫そうですね♡では、そろそろ動いてみましょうか♡自分で腰を振って、快楽を貪るのは最高ですよ♡♡♡」


「……ッ♡♡♡……はい♡」


淫紋で感度が上がったこの状態で、受け入れただけで壊れてしまいそうだったこの逸物で、快楽を貪る……。

そんなの、絶対に気持ちいい。

想像だけで、ぞくりと背筋に快感が走り、秘所からさらに愛液が噴き出る。

私は深呼吸をして、意を決すると、ゆっくりと腰を動かし始めた。


「んんっ……♡♡♡おあ゛ッ♡♡♡」


想像以上の快楽が膣内を走る。

腰を引こうとすると、返しのようになったカリ首がゾリゾリ♡と膣壁を削る。

腰を沈めると、巨大な肉杭が再び私の膣穴をミチミチ押し広げ、最後には子宮口を突き上げる。

一往復しただけで、私の視界にはチカチカと星が舞った。


「んっ……♡♡♡ふうっ♡♡♡」


しかし、淫紋のおかげか、何度もピストン運動を繰り返しているうちにその快楽にも慣れてきて、スムーズに上下運動を行なえるようになる。

たん、たん、たん。

私の尻がメリアスの腰を打つ音がリズミカルに響き、そのたびに甘い快感が走る。


「ああっ♡これっ♡いいっ♡♡♡気持ちいいっ♡♡♡チンポっ♡気持ちいぃいっ!♡♡♡♡♡」


淫らな言葉が、自然と口から滑り出す。

快感に任せて声を上げてしまうのを、止めることができない。


「良いですよ♡♡♡あなたのナカ、狭くて、トロトロで……♡♡♡私も気持ちいいです♡♡♡」


メリアスに褒められ、私の胸はきゅんと高鳴る。


「あっ♡♡♡ありがとうっ♡♡♡ございますっ♡♡♡」


腰を動かすのにも力がこもり、一層激しく上下運動を繰り返す。

腰を上げて、落とす。

それだけで、経験したことのない快楽と多幸感が脳に溢れる。


「お゛ッ♡♡♡イイっ♡♡♡しゅごいっ♡♡♡あ゛ッ♡♡♡あ゛ひぃ♡♡♡ぎもぢいっ♡♡♡」


私は舌ったらずの淫語をまき散らしながら、一心不乱に腰を振りたくった。

もう羞恥心だとか、自制心だとか、そういったものはどこかに吹き飛んでしまった。

獣のように浅ましく腰を振り、快楽をむさぼり食う。

そんな私を見て、メリアスは満足げな表情を浮かべていた。


「うふふっ♡その快楽に素直な姿……とても可愛らしいですよ♡私も興奮してきてしまいます♡♡♡」


そういうと、メリアスは私の腰に手を添え、自らも腰を突き上げ始めた。


「お゛ッ!?!?♡♡♡♡♡♡」


メリアスの巨根が、私の膣奥をゴツンと突き上げる。

火花が散り、視界が真っ白になる。


「あ゛ッ♡♡♡あ゛ぁ……っ♡♡♡♡♡♡」


不意打ち気味の突き上げは、再び私を頂へと押し上げる。

息が止まる。

ぐりんと瞳が上を向く。

凄まじい快楽に、にへらと顔が緩む。

一瞬の硬直の後、私は腰振りを再開させた。


「あ゛~~~っ♡♡♡奥まで突かれるのすきぃ♡♡♡もっと、もっと突いてぇッ!♡♡♡♡♡」


狂乱したようにそう叫んで、思い切り腰を振る。

獣欲だけが頭の中を満ちて、私は無我夢中でメリアスを求めた。

理性も尊厳も捨てて、ただ快楽を貪るのは、最高に気持ちがいい。

あられもない私の痴態を見て、メリアスは感心したように目を細めた。


「素敵ですよ♡♡♡その淫らさ♡♡♡あなたが淫魔になれば、きっと素晴らしい淫魔になるでしょう♡♡♡待ちきれませんね……♡♡♡お望み通り、もっともっと激しくしてあげます♡♡♡」


そういって、メリアスが私の尻を掴んだ。

五指が尻たぶに食い込んだかと思うと、そのまま激しく上下に動かされる。


「お゛ッ!♡♡♡お゛ぉ~~っ!♡♡♡♡♡」


私の腰振りと完全に同調した突き上げは、快楽を倍化させた。

子宮口を何度も叩かれ、膣内全体をごりごりと削るように擦られる。

一突きごとに、視界に火花が散って、意識が飛びかける。

だが、それでも私はもっと気持ちよくなりたい一心で、意識を繋ぎ止め、腰を振り続けた


「お゛う゛~~~っ♡♡♡激しッ♡♡♡しゅごいぃいっ!♡♡♡♡♡」


パンッ!パンッ!パンッ!と肉同士が激しくぶつかり合う音が聖堂の中に響く。

その音はどんどん大きく、速くなり、やがて最高潮へと達しようとしていた。

私の限界も、もうそこまで来ている。


「あ゛ッ♡♡♡イくッ♡♡♡またイっちゃうっ!」


「良いですよ♡私もいっしょにイって、淫魔ザーメンあなたの子宮にたっぷり注いであげますっ♡♡♡」


私が限界を叫ぶと、メリアスは一層激しく腰を突き上げ始めた。


「お゛ッ♡♡♡あ゛ぁ~~っ!♡♡♡♡♡♡出してっ♡♡♡出してぇっ♡♡♡熱いザーメン、私のナカにぃッ♡♡♡」


私は歓喜の声を上げながら、腰を振りたくった。

メリアスの肉棒は射精に向けて、さらにその大きさと硬さを増していくのが膣内で感じられた。


「ええ、しっかり受け止めてくださいねッ!!♡♡♡」


トドメとばかりに、メリアスは私の腰を掴みなおし、膣奥の子宮口へぐりぐりと亀頭を押し付けてきた。

巨肉槍に貫かれて子宮が変形する。

その衝撃に、視界が真っ白に染まる。


「ひッ♡♡♡お゛ぉ~っ!♡♡♡イグッ♡イッグゥ~~~ッ!♡♡♡♡♡」


びゅるるるるっ!!どびゅっ、どびゅるるるるっ!!


「お゛ッ!♡♡♡お゛~~~~~~~ッッ!♡♡♡♡♡」


私の最奥で熱い奔流が弾けた。

どくん、どくんと逞しい肉棒が脈打つたび、私の膣内に濃厚なザーメンが流し込まれていく。


「お゛っ♡♡♡お゛ぉ……ッ!♡♡♡♡♡」


支給を満たす熱さに、私は背中を思い切りのけぞらせながら絶頂した。


「あぁ……っ♡♡♡熱い……♡♡♡」


胎内を灼熱が満たしていく至福。

脳が焼き切れそうなほどの快感と多幸感。

甘美極まりないその感覚に、私はうっとりと酔いしれた。


「ふあ……ああ……♡♡♡」


長い長い射精の後、私は力なくメリアスの胸に倒れこんだ。

その拍子に、私の秘所からメリアスのモノが抜け落ちる


「よく頑張りましたね♡私もいっぱい出してしまいました……♡♡」


メリアスはそういうと、私の頭を優しく撫ぜてくれた。

柔らかな乳房が、私の顔を優しく受け止めて、まるで母親の腕の中にいるかのように安心できた。


「あぁ……ん♡♡♡」


あまりの心地よさに、思わず甘い吐息が漏れる。

絶頂の余韻で、まだ頭がふわふわする。

清々しい疲労感に包まれ、私の意識はゆっくりとまどろみの中へ落ちて行こうとする。

しかし、ふいに身体の芯に強い違和感を感じて、意識が引き戻された。


「んう……?なんか、熱い……♡」


先ほど精液をたっぷり注ぎ込まれた胎内から、全身へ伝播するように熱が広がっていくのを感じる。

熱は蕩けるような悦楽となり、私を内側から責め苛む。


「なに……?♡これぇ……っ♡♡♡んひぃっ♡♡♡」


全身が燃え上がるような淫熱に、私は自らの身体を抱きしめるようにして身悶えした。

それを見て、メリアスは子を見守る母のように慈愛に満ちた微笑みを浮かべた。


「私の精液に含まれていた魔力が、あなたのカラダを造り変えているのですよ♡♡♡淫魔への堕落、愉しんでくださいね♡♡♡」


「あ、あぁ……っ♡♡♡くひっ♡♡♡あっ♡ふあっ……♡♡♡」


この熱が私が人間を辞め、淫魔へと堕ちていく証だという。

身体の中で、二つの魔力が嵐のように渦巻いているのがわかる。

ひとつは元々の私の魔力、もうひとつはメリアスの魔力だ。

私の魔力はメリアスの魔力にかき混ぜられ、犯され、染め上げられていく。

淫魔のそれへと変質した私の魔力が全身に行き渡り、私の身体を浸食する。


「あつい♡♡♡もえるっ♡気持ちいいっ♡♡♡」


淫魔のものへと造り変えられていく私の身体は、断末魔を、いや、転生の産声を上げるかのように、そこかしこから快楽信号を出力する。

存在そのものを造り替えられる愉悦。

もう、後戻りはできない。

恐怖と、背徳の昏い悦びが、私の背筋を駆け上がって、ゾクゾクとした快感へと変わる。

私の人間性が焼き尽くされた灰の中から、なにかが芽吹く。


「あ゛ッ♡♡♡あたまっ♡割れっ♡んぐぅっ♡♡♡」


ビキビキと、頭蓋で音が鳴る。

思わず、頭を押さえる。

頭蓋骨の一部が変形しているのがわかる。



「あ゛っ♡♡♡お゛ッ♡♡お゛ぉ~~~ッ♡♡♡」


骨が歪む激痛が取って代わる様に、凄まじい快感が私を襲う。

私の側頭部がもごもごと盛り上がったかと思うと、皮膚を突き破ってなにかが飛び出してきた。

飛び出して来たそれを触ると、小さな角だとわかった。

角はみるみるうちに成長して、山羊のような巻き角になった。


「あはっ♡イイッ♡キモチイイッ♡♡♡人間辞めるの、さいっこうッ♡♡♡」


涙と涎を垂らし、私はそう叫んだ。

明らかな人外の器官の芽生えは、私に背徳的な興奮を催した。

身体中からメキメキ、ミシミシと骨の軋む音が聞こえる。

骨格が、筋肉が、内臓が変質し、新たな器官が創造されていく。


「んお゛っ♡出るっ♡また出るっ♡♡♡お゛~~~~~ッ♡♡♡」


次の瞬間、 私の背中から、二つの器官が生えてきた。

コウモリのような飛膜付きの翼と先端がハート型になった尻尾である。

淫魔へと生まれ変った悦びに、私は絶頂した。

ぶるりと身体を震わせ、股間から潮を噴き出す。


「はぁ……♡あはぁ……♡♡♡」


大きく息を繰り返して、息を整える。

ただそうしているだけでも、キモチイイ。

快楽と多幸感が、全身に満ちている。

これが、淫魔のカラダなのだ。

なんて素晴らしいんだろう。

悦びに満ちたこのカラダを知ると、人間の身体がいかにつまらないものだったか、よく分かる。

私はすこしでも淫魔になることを恐れた自分を深く恥じた。


「うふっ♡素敵な姿になられましたね♡淫魔に生まれ変わった感想はいかがですか?」


「本当に最高です♡こんなに素晴らしいカラダに生まれ変わらせていただいて、ありがとうごさいます♡」


私は心からの感謝をメリアス――いや、メリアス様に伝えた。

淫魔と言う至高の存在へと生まれ変わらせていただいた喜びと感謝は、言葉ではとても言い表せない。

限りない感謝と忠誠が、自然と私の中で溢れてくる。


「喜んでいただけてなによりです♡♡♡私と一緒に、他の方々にも淫魔の生の素晴らしさを伝えて行きましょうね♡♡♡」


メリアス様はそういいながら、私の顎にそっと手を添えた。


「はい♡メリアス様♡この身朽ち果てるまで、付き従わせていただきます♡♡♡」


私は新たな主――メリアス様の手を取り、そう誓った。


「ええ、共にこの世界を悦びで満たしていきましょうね♡♡♡」


メリアス様は嫣然と微笑む。

ああ、なんて美しいのだろう。

こんなにも素敵な方に仕えさせていただけるなんて、私は本当に幸せ者だ。

悦びがゾクゾクと背筋を駆け上がって、また興奮してしまう。


「……でも、その前にすこしばかり愉しみましょうか♡淫魔のカラダで味わう快感の素晴らしさを、教えて差し上げます♡」


私の発情を察したのか、メリアス様はそういった。

私は深く頷く。


「はい♡メリアス様♡どうかお慈悲を♡」


そういって、私は四つん這いになってメリアス様に尻を突き出した。

すでに私の秘所からは、愛液がだらだらと垂れて太股を汚している。


「この堪え性のない淫乱マンコにぃ♡メリアス様の逞しいおチンポを恵んでください♡♡♡」


私は犬のように浅ましく尻を振りながら、そう懇願した。

メリアス様は笑みを深め、肉棒を私の秘所に押し当てた。

熱い肉棒の感触に、子宮がきゅんと収縮する。


「ええ、もちろん♡♡♡思う存分犯して差し上げます♡♡♡」


メリアス様は、私の腰のくびれを掴むと、一気にその剛直を挿入した。


「んお゛~~~~っ♡♡♡あ゛っ♡♡♡ふかっ♡深いぃッ♡♡♡」


「んふっ♡良い締まりですっ♡♡♡淫魔になって、さらにいやらしいマンコになりましたね♡♡♡」


メリアス様の灼熱の楔が、私の膣内を抉り、蹂躙する。

先ほどよりも、もっと激しいピストンだ。

騎乗位で犯されていたときの突き上げは、人間だった私の身体の脆弱さを慮って手加減されていたのだと実感する。

いまの突き込みはまるで杭打機のようで、衝撃が全身に響き渡って、脳を焼き切りそうな快感が駆け巡る。


「ふう゛~~~~っ♡♡♡イイッ♡奥抉られるの気持ちいいっ♡♡♡お゛ぉ~~ッ♡♡♡」


私は口の端から涎を垂らしながら、喘いだ。

淫魔の肉体は、人間だった頃とは比べ物にならないほど敏感で、快感をより仔細に感じられるようになっていた。

むっちりとよく張った亀頭が子宮口を突く感覚。

エラの張ったカリ首が肉ヒダをごりごりと抉っていく感覚。

太い幹が、みっちりと膣壁を押し広げ、圧迫してくる感覚。

そのひとつひとつが私の脳髄を痺れさせ、多幸感で満たす。


「もっと、もっとくださいっ♡♡♡私のマンコ、メリアス様のカタチに造り変えてくださいぃっ♡♡♡」


私は激しいピストンに合わせて、自らも腰を振り、淫魔としての快感にむせび泣いた。

膣肉が私の意思を離れて蠢き、メリアス様のモノに媚びるように絡みつき、締め付けている。

転生と同時に淫魔の搾精器官として造り変えられた私の性器は、その本分を全うしていた。


「あははっ♡素晴らしい乱れっぷりですね♡♡♡淫魔のカラダは素晴らしいでしょう?」


「はいっ♡♡♡最高ですっ♡♡♡あ゛っ♡イイッ♡♡♡キモチイイ♡♡♡」


私はメリアス様のモノをきゅうきゅうと締め付けながら、そう答えた。

メリアス様はふふふっと微笑んだ。


「良かった♡でも、淫魔のカラダにはこの先があるんですよ♡♡♡」


メリアス様はいたずらっぽく言うと、私の股間に手をやり、勃起したクリトリスを弄り始めた。


「んお゛ッ♡♡♡そこっ♡らめぇっ♡♡♡」


私の制止を無視して、メリアス様はクリトリスを指先で摘み上げた。

両手の親指と人差し指で、コリコリと転がすように弄ぶ。

凶悪な巨根で串刺しにされながら、最も敏感な器官を責められ、私は悶絶した。


「お゛~~ッ♡♡♡クリっ♡弄っちゃっ♡あ゛~~~っ♡♡♡」


容赦のない二点責めだけでも、意識が白く染まりそうに気持ちいい。

しかし、メリアス様の責めはそこで終わらなかった。

メリアス様にこねくり回されている肉芽に熱が籠り始める。

この熱は私の身体を淫魔へと造り変えたものと同じだと、すぐにわかった。


「これ、は、なにがっ♡んひぃっ♡♡♡」


ずくん、ずくんと肉芽が疼く。

なにか来る。

そう確信した瞬間、肉芽が一回り大きくなる。


「んんぅっ!?♡♡♡」


「うふふっ♡もっと大きく、もっと大きく……♡♡♡」


メリアス様が楽しそうに笑い、私の肉芽を弄る手に力を込めた。

小さく敏感な器官がくにくに、ぐりぐりと転がされ、弄ばれる。

疼きの鼓動に合わせるように、クリトリスがどんどんと肥大化していく。

小さな豆粒ほどの大きさから、小指ほどに、親指ほどに。

やがてそれは男根と見紛うほどの大きさへと変貌を遂げる。


「あ゛っ♡♡♡お゛ッ♡♡♡これっ、すごぉ……♡♡♡」


私のクリトリスは、あっというまにふたなりペニスへと変貌を遂げた。

メリアス様のものには劣るが、それでも人間のものとは比べ物にならないほど太く、長く、逞しい。

新たに備わった自身の逸物に、私はうっとりと見惚れた。


「立派なクリちんぽになりましたね♡♡♡扱いてあげましょう♡♡♡」


メリアス様はそういうと、私のふたなりペニスを扱き始めた。

熱く疼く肉棒にメリアス様の細指が絡み、優しく、しかし的確な力加減で擦りあげる。


「お゛っ♡♡♡あひっ♡んあっ♡♡♡」


初めて味わう雄性の快感。

それに加え、メリアス様は腰の動きをも開始していた。

後ろから秘所を犯されながら、自身のモノをしごかれるという、人間の身では決して味わうことのできなかった快楽。

そのあまりの強烈さに、私はあっという間に絶頂へと導かれた。


「チンポイクッ♡♡♡ふたなりチンポイッグゥッ♡♡♡イッグゥ~~~ッッ♡♡♡♡♡」


「私もイキます♡♡♡しっかり受け止めなさい♡♡♡」


どびゅるるるるっ♡びゅるっ♡ぶびゅるるるっ♡♡♡


私たちは同時に絶頂した。

メリアス様の熱い精液が私の子宮にたっぷりと注ぎ込まれるのを感じる。

貪欲な私の子宮が亀頭に吸い付いて、ごきゅごきゅと子種を飲み込んでいるのがわかる。

私が吐き出した精液が、祭壇を白く汚していく。

射精と同時に中出しされる。

そのあまりの法悦に、私は白目を剥き、舌を突き出して悶絶した。


「おぉ♡ほお゛……♡♡♡あ゛……♡♡♡」


パチパチと、頭の中で火花が散っている。

精通の快感に、脳が蕩けてしまいそうだ。

私は自分の身体を支えられず、祭壇に突っ伏した。


「はへっ……♡♡♡ああ……♡♡♡」


心地よい虚脱感と、多幸感。

私はだらしなく舌を突き出して、絶頂の余韻に耽る。


「うふふっ♡少々やりすぎてしまいましたか」


メリアス様が私の頭を優しく撫でてくれた。

穏やかな眠気が、私を襲う。


「いまはこのまま眠ってしまいなさい♡起きたら、私たちのこれからのことを話し合いましょうね……♡♡♡これから忙しくなりますよ……」


メリアス様の声が遠くに聞こえる。

私の意識はまどろみの淵へと沈んでいった。

淫魔の都 その1

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