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死蛸都内
死蛸都内

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吸精の悦び

生ぬるい風が吹く夏の夜。満ちた月が、草木を青白く照らしている。

鬱蒼とした林の中には、すこし開けたところがあり、朽ちた廃寺がぽつんと取り残されている。

その境内に、ひとりの女が立っていた。


凛とした佇まいの女だった。

ぬばたまの黒髪を頭のひとつに結い上げ、白い小袖と緋袴に身を包んでいる。

腰には刀を差していた。


彼女の名は、静という。

静は代々妖魔の類と対峙してきた、由緒ある退魔巫女の一族の生まれであった。

幼少のころから厳しい訓練を積み重ね、成人を迎える前に免許皆伝の腕前を認められている才媛だ。


静は草が茂る境内をしばらく歩き回っていたが、やがて足を止めた。

切れ長の瞳をすっと細めて、廃寺の奥の暗闇をじっと睨む。


「そこに隠れているのは、わかっています。出てきなさい」


静が凛とした声で言うと、境内に生ぬるい風が吹き抜けた。

ざわざわと木々が揺れ、境内に鬱蒼と茂る草が擦れ合う。


「ふうん?私の隠蔽術を見破るなんて、なかなかやるじゃない♡」


艶っぽい声が響くと、闇の中からひとりの女が現れた。

しゃなりしゃなりとしなを作りながら、静の前まで歩み寄る。

目が覚めるような美女だった。

年の頃は静よりもすこし上だろうか。

豊かな銀髪を腰まで伸ばし、白磁のように艶やかな肌をしている。

たれ気味の目じりとぷっくりとした唇、顔立ちは一見穏やかそうに見えるが、どこか危険で淫靡な雰囲気があった。

鮮やかな赤の着物は着崩されており、女の豊かな乳房の深い谷間が覗いている。


静は女を認めると、眉に深い皺を寄せた。

退魔巫女として鍛え上げられた感覚が、目の前の女が人間ではないことを告げている。

吸精鬼、と呼ばれる妖魔の類だ。

色香と妖術を使い、人間を誑かして精を吸う、恐るべき化け物である。

最近、海の外からやってきた吸精鬼は、急激にその数を増やしており、被害も増加傾向にある。

近隣の村でも、虚脱に陥って床に臥せている若者たちが何人もおり、静はそれら怪異の原因を調査、及び解決するために派遣されてきたのである。

目の前の妖女がその元凶であることを悟り、静は袖の中に仕込んでいた退魔の札を構えた。


「あなたですね。この一帯で若者を襲っている妖は?」


「んふふっ♡だとしたら、どうするのかしら?」


「もちろん、祓いますっ!」


静は退魔の札を投げつけ、女の方へ駆けだした。

女はひらりと札を躱す。

そうしてできた隙に、静は刀を抜き、女に切りかかった。

退魔の白刃は月光にきらめき、女を一刀両断にした。


(取った!)


静が勝利を確信したそのとき、女の姿が消えた。

後に残されたのは、真っ二つになった赤い着物だけだった。


「なっ……!?」


愕然とする静の背後から、嘲笑うような声があがる。


「あらあらぁ~♡私はこっちよ♡♡♡」


声に振り向くと、静の目の前には嗜虐的な微笑みを浮かべた女の顔があった。

赤く染まり、蛇のように縦に裂けた魔眼と目が合うと、くらりと眩暈がした。


(しまっ……!)


後悔を感じたときには、もう身体から力が抜けていた。静は刀を取り落とし、膝を突いて倒れた。

急激に意識が闇に飲まれていく。

最後に静が見たのは、微笑みながら自分を見下ろす女の、赤く光る瞳だった。


******


「んっ……こ、ここは?」


静が目を覚ますと、廃寺の床に転がされていた。

腕を後ろ手に縛られており、身動きが取れない。

身体を懸命に揺すり抵抗してみるものの、柱に結ばれている縄はしっかりと身体に食い込み、びくともしなかった。


「ふふっ♡ようやくお目覚め?」


顔を上げると目の前には、女が立っていた。


女は一糸まとわぬ裸体を月光の下に晒しており、妖しくぬめるような白い肌と、起伏に富んだ肢体が生み出す影が、なんともなまめかしい陰影を作り出している。

女の下腹部には、奇妙な紋様が刻まれており、女の目と同じように赤く妖しく光っていた。


「妖魔っ!」


「私にはマユミっていう名前があるの♡妖魔だなんて失礼ね」


マユミは妖艶な笑みを浮かべると、ゆっくりと静の方へ歩み寄ってきた。


「あなたの名前も教えて欲しいわぁ。可愛い退魔巫女さん?」


マユミは静の顎を指先で持ち上げると、赤い瞳でまっすぐと見つめてきた。

先ほどと同じように、静の意識がくらくらと揺らぐ。

独特な陶酔感が、静の身体を火照らせていく。

マユミの整った顔を見ているだけで、胸が高鳴ってしまう。

これが吸精鬼が持つ妖術のひとつ、魅了の術であろうと静は悟った。


静は気丈にマユミを睨みつけ、鋭い言葉を返す。


「妖魔に名乗る名など持ち合わせていません。……私をどうするつもりですか」


「ん~♡想像はできてるんじゃないの?」


マユミは指先を静の顎からつつと滑らせると、胸元をなぞり始めた。

ぞわぞわと背筋に怖気が走る。

同時に、静は自分の身にこれから起こることを理解し、顔を青ざめさせた。


「くっ、やめなさいっ!」


「やめないわよ♡あなただって、私が命乞いしたところで聞かなかったでしょう?」


そういいながら、マユミは静の白衣の合わせをはだけさせた。

静の胸元はさらしできつく戒められている。

それを見たマユミは、眉をしかめた。


「あらあらぁ、なんて窮屈そうな格好……」


マユミはそういうと、人差し指でさらしをなぞった。

次の瞬間、切断されたさらしが、はらりと地面に落ちる。


戒めを解かれ、静の乳房がまろび出た。

形が良く、瑞々しい張りのある乳房だった。

廃寺の崩壊した天井から差し込む月光が、ふるふると揺れる肉毬を白く照らし出す。


「んふ♡こんな素敵なおっぱい、虐めちゃダメじゃない♡ちゃあんと可愛がってあげないと♡♡♡」


マユミは感嘆の息をつくと、おもむろに静の胸へ手を伸ばした。

手のひらで優しく包み込み、その柔らかさを確かめるように、やわやわと揉み始める。


「こんなっ……破廉恥な真似をっ……」


静は羞恥に顔を真っ赤にして、どうにかマユミの手を振り払おうと身体をよじる。

しかし、マユミはそんな抵抗は全く意に介さず、静の乳房を堪能する。


「乳首も可愛い♡れろっ♡」


マユミは静の乳房に顔を近づけると、舌先で乳首をぺろりと舐め上げた。

その瞬間、静の身体にぞくっと甘い痺れが走る。


「ひゃあっ……!?」


これまで感じたことの無い刺激に、思わず静はぎゅっと目をつぶった。


(何……これっ!?)


胸の先端から脳天まで、甘く蕩けるような快感が走り抜ける。

静は生まれて初めての感覚に戸惑う。

幼いころより退魔巫女としての修練を積み、色事には縁がなかった静にとって、性の悦びは全くの未知であった。

妖魔に与えられた刺激を、どこか心地よく思っている自分に、静の混乱はさらに深まっていく。


「ふふっ♡乳首、気持ちいいのね♡いきなり弱点見つけちゃった?♡♡♡」


マユミは妖艶に微笑むと、さらに舌の先で静の乳首を舐め転がす。

もう片方の胸にも手を這わせると、指の間に乳首を挟み込み、こりこりと刺激し始めた。

上目遣いで静の反応を見ながら、マユミは乳首を口に含み、吸い上げる。


「あっ……やぁっ♡やめてっ……!」


静は身体をのけ反らせ、顔を左右に振る。

性に特化した妖魔であるマユミの責めは、鮮烈かつ巧みであった。

静がどんな責めが好みなのかを、探り出すように責め方を変化させていく。


指の腹で乳頭の先を押し込んでくるくる回したかと思えば、爪の先でかりかりと引っ掻き、突起を摘まんでくにくにと揉む。

唇で乳頭を軽く挟んで吸い上げ、舌でねっとりと舐め転がす。

静の乳首がぷっくりと充血し、固く尖ってきたのを確認すると、マユミは硬く尖らせた舌先で乳首を押し込んだ。

びくんと静の腰が跳ねる。


「んっ……あぁんっ!♡くっ……」


静は唇を嚙みしめ、必死に声を漏らすまいとする。

しかし、マユミの巧みな愛撫に、静の身体は確実に高ぶらされていた。

吐息は徐々に乱れ、頬は紅く染まっていく。


「ふーっ♡んんっ♡こんなのっ……くふぅん……♡」


鼻から甘い息が抜け、静はいやいやをするように首を振る。

身体はどんどん火照り、汗でじっとりと濡れ始めた。

月光に照らされた静の白い裸体が、熱を持って妖しく輝く。


乳首はこれ以上ないくらいに硬く勃ち上がり、下腹部の奥がじんじんと熱を持っている。

静は下腹から湧き上がるもどかしさに、太ももを擦り合わせていた。


「うふふ♡どうしたの?そんなにもじもじしちゃって」


マユミは揶揄うように言い、責めを続ける。

焦らすように、乳輪の際を指先でなぞり、乳頭を舌先でチロチロとくすぐる。

乳首からの甘い刺激が、下腹部へ流れ込む。



「ああ……んふっ……♡ンんっ……くぅ……!あはぁ……♡はぁん……♡」


身を焼く切なさが一層増して、静は悩ましく身体をくねらせる。

己が漏らした吐息の甘さに、静は愕然とした。


(な、なに、いまのは……♡♡♡ダメっ♡こ、このままじゃ、私っ……!)


得体の知れない深みへ誘われる感覚。

静の理性が、このままではまずいと警鐘を鳴らす。


「このっ、やめな、さい!」


静は快楽に蕩けそうになる意識を奮い立たせ、なんとか逃れようと身をよじった。

腰をくねらせ、脚をばたつかせる。

しかし、手を後ろ手に縛られている状態では、満足に抵抗もできない。

むしろ、静のしなやかな身体が、快感に耐え兼ねてくねる様は、マユミの興奮を煽った。


「んふ♡そんなに暴れないで。もっと気持ちよくなりたいでしょう?」


マユミは乳首を根元から強く吸い上げ、摘まんだ突起をきゅっと引っ張った。


「あっ!?ああぁっ!♡♡♡」


不意打ち気味の強烈な刺激に、静の喉から甲高い嬌声が漏れる。

ぐんっと勢いよく腰が浮き、背が反り返る。

反応の良さに、マユミはニィ……と唇の端を吊り上げた。


「んふ♡やっぱり強めの方が好きなのね……♡」


そういうと、マユミは乳首を歯で挟み込み、かりっと甘噛みした。


「んひぃっ!?♡♡♡」


静は目を見開き、身体をのけ反らせる。

乳首から快感が駆け抜け、脳天まで突き抜けた。

マユミはそのまま乳首を舌で転がしながら、もう片方の乳首も指で摘まんでこりこりと転がす。


「あっ♡ああっ!♡♡♡ンっ♡はぁんっ!♡♡♡」


静の口から甘い嬌声がひっきりなしに漏れる。

胸の先端から迸る快楽の電流に、声を抑えることはもうできなかった。

腹の底からはしたない叫びをあげ、身体をのけ反らせて悶える。


「やっ♡やめっ♡はアッ♡うぅ♡くぅうんっ!♡♡♡」


ともすれば痛みすら感じる強い刺激に、静の身体は敏感に反応し、たまらない快感として受け取ってしまう。

静本人すら知らなかった被虐嗜好を、マユミは的確に見抜いていた。


「んふふ♡乳首噛まれるの、気持ちいいでしょう?♡」


マユミは乳首を甘く噛みながら、上目遣いに静を見上げる。

妖しく光る赤い瞳に見つめられるだけで、静の背にぞくぞくとしたものが這い上がってくる。


「やぁっ……♡そんっ……♡くふぅっ!♡♡♡」


否定の言葉を口にしようとするも、口から漏れてくるのは甘ったるい吐息だけだ。

仇敵の妖魔に弄られて、喜悦を感じてしまっているという屈辱的な事実すら、被虐の悦びに目覚め始めた静には、興奮を加速させる材料になる。


(なんでっ♡こんなに、気持ちいいのっ♡♡♡)


秘めたる場所から熱い蜜があふれ出していくのを、静は感じていた。

意志に反して、マユミの愛撫を受けるたびに、静の身体は昂っていく。

快感が蓄積する。

呼吸が早くなり、心臓は早鐘のように脈打つ。

淫らな熱が身体の芯を焼いている。

得体の知れないなにかが、奥底から込み上げてくる。

静は自分が未知の高みへ押し上げられていくのを感じた。


「やっ♡あっ♡アっ♡ひっ♡やめてっ♡怖いっ♡なんか、クルっ♡来ちゃうっ♡♡♡」


カチカチと歯を震わせ、涙を浮かべながら、静はマユミに懇願する。

この先にあるものを知ってしまったら、取り返しのつかないことになるのではないか。

そんな予感が、静を心の底から恐怖させた。

恐怖と快感が入り混じった表情を浮かべ、端正な顔をぐしゃぐしゃに歪める静の姿に、マユミは慈愛に満ち溢れた微笑みを浮かべる。


「んふっ♡大丈夫よ♡なにも怖いことなんてないわ♡ただ、気持ちよくなるだけ♡……だから。思いっきりイっちゃいなさい♡♡♡」


そういうと、マユミは静の両乳首に歯を立て、強く摘まんで捻り上げた。

その瞬間、静の視界で光が弾けた。


「ンっ……あ゛ぁっ!♡♡♡あ゛ア゛ぁぁァぁァ~~~っ!!♡♡♡♡♡」


静の喉から絶叫が迸る。

身体が大きく弓なりに反り返り、腰ががくがくと痙攣する。

静の秘所からぷしゅっと潮が噴き出して、緋袴にシミを作った。

視界が真っ白になり、何も見えなくなる。


「あ゛っ……♡はーっ……♡はーっ……♡」


(なに……これぇ……?♡)


視界の中に、チカチカと火花が散る。

身体を満たす虚脱感と、ふわふわと浮遊しているような感覚が心地いい。

いままで生きて来た中で、感じたことのない快感と多幸感が、静を満たしていた。


ああ、キモチイイ♡♡♡


もう、それだけしかわからない。


「ははっ♡乳首だけでイっちゃったわね♡良いイキっぷりだったわよ♡♡♡」


「い、イク……?」


快楽に茹り朦朧とした意識の中、静はマユミの言葉を反芻した。


「そう、いまのがイクって感覚よ♡お堅い退魔巫女さまは、初めてだったみたいね♡絶頂、アクメ、オーガズム♡呼び方はいろいろあるけど……そんなことはどうでも良いわね♡♡♡大事なのは、イクのはとってもキモチイイってこと♡♡♡」


マユミは静の耳元に口を寄せると、囁いた。

甘い囁きが、静の脳に反響し、理性を溶かす。

快楽への強烈な欲求が、静の心を蝕んでいく。


「いく……いく……きもちいい♡」


うわごとのように呟く静に、マユミは妖しく微笑んだ。


「そう♡キモチイイの♡ねぇ……もっと気持ちよくなりたいでしょう?♡♡♡退魔巫女としての立場なんて忘れて、愉しみましょう♡本格的に精を吸って……もっともっと、深くて気持ちいいところまで堕としてあげるわ♡♡♡」


マユミはそういうと、静の緋袴に手を伸ばした。

するすると紐を解き、剥ぎ取るように脱がせていく。

抵抗する気力など残っていない静は、吸精の宣言にも危機感を持つことなく、なされるがままだ。

湯気が立ちそうなほど、熱く蒸れた静の下半身が露わになる。


「あらあらぁ♡もうぐっしょり濡らしちゃって♡」


マユミは割れ目に沿って指を這わせると、陰唇をなぞった。

ぬちゃっと湿った音がたち、静の口から熱い吐息が漏れる。


「はっ……♡あっ……♡」


静は腰の奥からじんわりと広がる甘い痺れに、身体をぴくぴくと震わせた。

マユミは静の様子を見ながら、濡れそぼった秘裂を撫ぜる。

ぐちっ、ぬちっと粘っこい音が響く。


「……ァう……ンっ♡くぅん……♡」


鼻にかかった甘い吐息が漏れる。

もっと、もっと強い刺激が欲しい。

うずうずと下腹部が熱くなり、切なさに身をよじる。

マユミに淫悦の甘い味を教えられ、静はすでにその虜となっていた。

理性はピンク色の霧の向こうに消え、新しく芽生えた快楽への渇望が狂おしく静を苛む。

気付くと静は、物欲しげな目でマユミを見つめていた。


「んふ♡良い顔になってきたわね♡」


マユミは指先を静の秘所から離すと、愛蜜に濡れた自身の指をぺろりと舐め上げた。

静はその淫靡な光景から目が離せず、ごくりと喉を鳴らした。

マユミは頭を下へずらし、静の股間に顔を埋めた。

蛇のように長い舌を、割れ目に這わせる。


「ひゃうん!?」


熱くぬめる軟体に、淫裂をなぞられる初めての感覚に、静は甲高い悲鳴を上げた。

マユミの舌はそのまま這い進み、包皮に包まれた肉芽に触れた。

瞬間、静の身体に電流が走ったような快感が駆け抜ける。


「ひっ!♡♡♡」


思わず内腿に力が入る。

反射的に脚を閉じようとするが、マユミに信じられない膂力で太ももを抑えられ、それは敵わなかった。

マユミはそんな静の様子を楽しみながら、舌先を巧みに包皮と肉芽の間に差し入れる。

そのまま上下に揺すりながら、包皮を剥いていく。

静の腰がびくんと跳ねる。


「あ゛っ♡あっ♡ンっ♡」


やがて、隠されたものが完全に露出する。

包皮を剥かれた剥き出しの淫核は、充血し赤く染まっていた。


「んふっ♡とってもおいしそう♡♡♡それじゃ、いただきます♡♡♡」


硬いつぼみのような、紅い真珠のようなそれに、マユミはちゅるりと吸い付いた。


「ひっ!?♡あ゛~~っ!♡♡♡」


剥き出しの神経の塊を直接しゃぶられ、静は悶絶した。

舌先でくりくりと転がされ、唇で啄まれながら吸い上げられる度に、強烈な快感が脳天にまで突き抜ける。


(腰が……蕩ける……!蕩けちゃう……♡)


飴玉をしゃぶるように、マユミは静の敏感な突起を弄ぶ。

舌先でつつき、こねくり回し、ざらついた舌の腹で擦り上げる。


「あ゛っ♡う゛ぁっ♡♡……ンぁあっ!♡♡♡」


濁った喘ぎ声がひっきりなしにあがる。

逃げ場のない快楽に、腰ががくがくと震える。

静の下腹部には熱が溜まり続け、淫唇からはとぷとぷと白く濁った本気汁が溢れ出す。

溢れ出した蜜を、マユミは啜っていく。


「ひぐっ♡きもち……イイッ♡♡♡アアッ♡……いく♡……イク♡……イクぅぅ……♡♡♡」


限界が近いことを感じ取り、覚えたばかりの絶頂を示す言葉を静は繰り返した。

蕩けた表情を浮かべて、快楽に耽溺するその姿は、もはや清廉な退魔巫女のものではなかった。

堕ちていく静にトドメを刺すように、マユミはぷっくりと膨らんだ静の肉芽を甘噛みする。

瞬間、静の頭の中で火花が散り、視界が真っ白になる。


「あ゛っ!♡♡♡イ……くぅ~~~っっっ!!!♡♡♡♡♡♡」


身体をがくがくと痙攣させ、静は絶頂した。

先ほどよりも、深く激しい絶頂。


じゅうぅう、とマユミが音を立てて愛液を吸い上げると、静の腰ががくがくと震えた。

快楽の波に打ち震える膣からは、ぷしゅっと潮を噴いて、マユミの顔を濡らす。


「あ゛っ♡あ゛ぁっ♡♡♡」

吸引に反応して、ぷしっ、ぷしゃっと断続的に潮が噴き出す。

静の身体が跳ねるのに合わせて、マユミの腹部に刻まれた淫紋が輝きを増した。


「はっ♡あ゛っ♡あ゛~♡あ゛ーっ……♡」


あふれ出る蜜を啜られるたび、なにか大切なものが吸い出されていく。

それがたまらなくキモチイイ。


「ふへぇ……♡♡♡あへぇ……♡♡♡」


しばらくして、絶頂が収まると、だらしなく開いた口からよだれをこぼしながら、静はがくりと脱力した。

心地よい虚脱感が、静の身体を包み込んでいる。


(イクのきもちいい……♡♡♡吸われるの、きもちいい……♡♡♡)


絶頂と吸精の余韻に浸りながら、静は緩み切った笑みを浮かべた。

その顔は淫猥に蕩けきり、退魔巫女としての矜持は見る影もない。


「んふっ♡精を吸われるの、キモチ良かったみたいね♡」


マユミは満足気に微笑むと、静の秘所から唇を離した。


「あ……♡」


思わず切ない声が漏れてしまう。

もっと吸って欲しいという欲求が頭をもたげ、潤んだ瞳で静はマユミを見つめた。


「……もっとぉ、もっとシてください♡♡♡もっとイカせてっ♡もっと吸ってっ♡♡♡」


腰をへこへこと揺らしながらマユミに懇願した。

手を縛られた状態で、必死で腰だけを突き出して自らの捕食をねだる様は、滑稽ですらある。

尊厳を捨てたおねだりは静の被虐心をくすぐり、身体をさらに昂らせていく。

秘所からとろとろと流れる蜜が、張りのある桃尻を伝って、背中にまで垂れた。


「良いわよ♡もっと可愛がってあげるわ♡♡♡」


マユミは静の淫らなおねだりに答えるべく、再び静の秘裂へ顔を寄せた。

舌を割れ目に差し入れ、とろとろに蕩けた肉襞をかき分けながら奥へ奥へと侵入していく。


「ンっ♡アはっ……♡ああ゛~~~~っ!!♡♡♡」


熱い湯に浸かったときのような吐息を吐き出し、静は嬌声をあげた。

火照った媚肉を軟体にほじくられ、ぞくぞくとした快感が身体を駆け巡る。


「あ゛っ♡お゛ぉっ!♡♡♡すご……いぃっ♡♡♡」


静は身体をよじらせ、腰をくねらせた。

マユミの異様に長い舌は、人間の舌や指では決して届かないところまで届き、変幻自在にうねっては、静の膣内を蹂躙する。


「う゛ぁっ♡あ゛っ♡♡♡すごいっ♡♡♡こんな……ンっ♡♡♡深いぃ♡♡♡」


マユミの舌は肉襞を一枚一枚丁寧に舐め上げながら、静の中を味わい尽くさんとばかりに這い回る。

静の腰は勝手に動き、恥骨を高々と掲げるように、クイッ、クイッと持ち上がる。

無意識の淫らな腰振りすらも、マユミは利用して、静の膣を蹂躙する。

深々と媚肉に舌を突き出しては、引く。

ざらついた舌が、粒立った膣壁をゾリゾリと擦り上げる。


「んう゛っ♡♡♡ア゛っ!♡♡オ゛ぉっ♡♡♡はぁっ♡アアッ」


静の喉から濁った嬌声があがる。


「ひぁっ♡お゛んっ!♡♡♡イクっ!♡♡♡まらイッちゃうぅっ!!♡♡♡♡♡」


一段飛ばしに高まる性感に、再び静は絶頂を予感した。

息が切羽詰まったものになり、身体中が細かく震えている。

膣襞はわななき、きゅんきゅんと収縮を繰り返す。

膣内の微痙攣が最高潮に達したとき、マユミは静の胸に手をやって、乳首をつまんだ。

まったくの不意打ちに、静は一瞬意識を飛ばした。


「――――――――~~~~~~ッ!?♡♡♡♡♡♡」


声にならない絶叫があがる。

静の全身の筋肉が硬直し、身体を反り返らせた。

ぷしゅっと音を立てて、割れ目から潮が噴き出す。


「あ゛ア゛ァッ!はァ……♡♡♡あ゛ぁ~~っ!♡♡♡」


パチパチと視界が白く弾ける。

全身をガクガクと痙攣させて、静は深い深い絶頂を味わった。

秘裂から大量の愛液が噴き出し、マユミの顔を汚す。



「はぁ……♡♡♡あっ……♡あぁ……♡」


ぬぽぉっと膣から舌が引き抜かれる。

静の膣は名残惜しげにひくつき、蜜を垂れ流す。


(きもち……よかったぁ♡♡♡)


荒く息を吐きながら、静は身体をひくつかせて絶頂の余韻に浸った。

先ほどよりも多くの精が吸い出され、静の身体は鉛のように重くなった。

全身を包み込む甘い余韻と疲労感が心地よく、強い眠気が襲ってくる。

身体は指一本も動かせないのに、ふわふわと浮つくようで、不思議な感覚だった。


「美味しかったわ♡ごちそうさま♡♡♡」


濡れた顔を拭いながら、マユミは満面の笑みを浮かべた。

薄れゆく意識の中、静はマユミの瞳が赤く輝くのを、ぼんやりと見ていた。


******


生ぬるい風が吹く夏の夜。すこし欠けた月が、草木を青白く照らしている。

鬱蒼とした林の中に佇む廃寺の境内に、静は再び訪れていた。


「そこに隠れているのは、わかっています」


静がそういうと、廃寺の影から、人影が歩み出た。


「うふふっ♡また来たのね♡この前の雪辱を晴らしに来たの?」


「……いえ、違います♡」


静は自分の帯を緩め、緋袴をすとんと落とした。

そして、マユミに見せつけるように、白衣の襟を広げた。

形の良い乳房の先端で、ピンと立った桃色の突起がマユミの目に入る。

秘所からは蜜があふれ、太ももを伝って地面に染みを作っている。

肉芽は充血しきって硬く勃起しているのが見て取れる。



発情した静の裸体を見て、マユミは舌なめずりをする。


「……また、吸ってください♡こ、この前のが、忘れられなくてっ♡」


静は右手で自らの乳房を握りしめるように強く揉みしだき、乳首を思いっきり抓って、左手で秘所を激しく弄る。

中指を秘裂に挿入し、肉芽を親指で押し潰す。

溢れ出した愛蜜が、地面にぼたぼたと滴り落ちる。


「でも……自分でシても、物足りなくてぇ♡♡♡届かなくてぇ!……ああっ♡だめですっ!♡全然、イケないんですぅ♡♡♡」


静は腰をがくがくと震わせながら、切なげに眉を寄せた。

どれほど激しく自分を慰めても、マユミが連れていってくれた高みには、到底至れない。

吸精鬼の愛撫に比べれば、静自身での自慰行為など児戯に等しい。

渇きや飢えにも似た、狂おしく切ない疼きが、静の理性を完全に破壊していた。


「ですから、お願い……です♡また、吸ってくださいっ!♡♡♡私の身体、めちゃくちゃにしてくださいぃ♡♡♡」


恥も外聞もない自慰しながらの懇願。

そこには、魔性の淫悦の虜となり、快楽中毒となった哀れな退魔巫女の姿があった。

すっかり堕落した静の姿を見て、マユミは妖しく微笑む。


「うふふ♡いいわぁ!たっぷり吸ってあげる♡♡♡来て♡♡♡」


マユミは静の手を引き、廃寺の闇の中へと誘う。


「あっ♡ありがとうございますぅ♡♡♡」


静は歓喜の表情を浮かべ、その導きに従う。

そして、廃寺からは、一晩中水音と嬌声が響き続けた。

吸精の悦び

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