森深く、打ち捨てられたはずの廃城に喘ぎ声と水音が響き渡っている。かつて城の大広間だったと思しき場所には、禍々しい肉蔦が床や壁、天井に至るまでびっちりと張り巡らされていた。むせ返るほどの淫臭が漂う肉部屋の中心には、肉蔦に四肢を絡めとられ、磔にされた一人の魔女の姿があった。彼女の名はメイベル・ブルームフィールド。珍しいダークエルフであり、魔物の討伐で功績を上げてきた若き冒険者だ。しかし、いまや彼女は魔女の印であるとんがり帽子以外に身に着けているものはなく、無様にも一糸まとわぬ姿にされてしまっていた。豊満な乳房や引き締まった腹部も、瑞々しい褐色肌も、肉蔦が分泌するぬらぬらとした粘液に塗れ、てかてかと妖しい光沢を放っている。
メイベルは実力ある新米冒険者にありがちな間違いを犯した。身の丈に合わない淫魔の魔力に汚染された肉蔦の駆除を一人で請け負った結果、不覚にも捕らえられてしまったのだ。依頼を引き受けたことを後悔するが、もう遅い。魔力も体力も使い果たしてしまったメイベルは、無防備な身体を蹂躙されながら悔しさに歯噛みすることしかできなかった。
「ん♡はっ♡くぅう♡やめ……ろぉおおおッ♡」
肉蔦とそこから伸びる触手が褐色の肌を這いまわるたび、悩ましい吐息が唇から漏れ出してしまう。身体の奥底から込み上げてくる切ない感覚に、メイベルはたまらず身悶えた。
「くそぉ♡触るなぁああああっ♡んんっ♡気持ち悪いだけのはずなのにっ♡どうしてぇええっ♡」
メイベルが身をよじらせるたびに、柔らかそうな双丘がいやらしく揺れ動く。汗ばんだ谷間には太い触手が滑りこんでおり、ねっとりとした粘液を塗り込むように動き回っている。触手が蠢くと、胸全体が柔らかく形を変え、甘い疼きとなってメイベルを襲った。
肉蔦から滲み出る粘液は強力な催淫効果を持つ媚薬成分が含まれており、粘液にまみれた部分はまるで性感帯のように敏感になっていた。ほんの少し触れられただけでも強烈な快感を感じてしまうほどだ。
開発されつつあるメイベルの乳房の先端は、もっと触って欲しいと言わんばかりに硬く尖っていた。そこを狙って、細い触手が二本同時に絡みついてきた。両乳首を同時に責め立てられると、これまで以上の激しい悦楽に襲われ、腰が跳ね上がってしまう。
「ひぃいいいっ!?ちくびっ♡乳首弄るなっ♡んああっ♡♡」
勃起乳首を扱かれながら、ぐりゅっと捻られる。すでに感度が高まっていたところに弱点を執拗に擦られ続ければ、ひとたまりもない。強すぎる刺激に耐え切れず、メイベルは甲高い悲鳴を上げた。
媚毒によって強制的に高められ、発情させられていく己の身に恐怖を覚えながらも、快楽への期待が心の奥底で膨れ上がっていくのをメイベルは感じていた。肉欲に流されまいとする理性とは裏腹に、身体が昂って抑えがきかない。乳首は責めを楽しむかのようにさらに固く張り詰め、触れられてもいないのに秘裂からは愛液が溢れ出している。太ももに触手が絡みつき、むちっとした弾力を楽しむように締め付けられると、放っておかれたままの秘所への刺激を求めて勝手に腰が揺れ動いてしまう。
忌むべき肉蔦に触れられるたびに湧き上がる背徳的な快感。理性に従うことなく貪欲に快楽を求める肉体。魔女としての誇りを傷つけるような醜態を認めたくない一心で、メイベルは必死になって首を横に振った。
「こんなの……認めないぞっ♡絶対に負けないぃいいいいっ!」
メイベルは歯を食いしばり、弱気になりかけた自分を鼓舞するように叫ぶ。だが、そんな健気な態度などお構いなしに、メイベルの柔肌を媚毒粘液と肉蔦の愛撫が責め苛んでいく。
性感は際限なく高まっていくのに、肝心な場所へは一切触れてもらえない。子宮に甘い疼きが溜まるばかりで、焦燥感ばかりが大きくなっていく。昂りにじりじりと炙られるようなもどかしさに気が狂ってしまいそうだ。
メイベルの腰の揺らめきが大きくなる。触手の挿入を乞い媚びるように股を開き、ヘコヘコと浅ましく前後運動を繰り返す。うっすらと開いた秘唇からはよだれのように愛蜜が滴っており、腰が振られるたびに糸を引いて飛沫が床に飛び散った。
「はぁっ♡はっ♡くぅうんっ♡あ、あああっ♡」
メイベルの精神は、もう限界だった。全身を蝕んでいた疼きはもはや無視できないほどに膨らみ、思考回路を淫蕩な欲望に染め上げている。
――イキたい。気持ちよくなりたい。そのことしか考えられなくなってくる。
肉蔦に拘束されていなければ、恥も外聞もなく自慰行為に及んでいたかもしれない。しかし、魔女としての誇りと冒険者としての意地がメイベルをぎりぎりのところで踏み止まらせていた。
(耐えろ……!わたしは魔女だ……♡こんな魔物なんかに屈したりしないっ♡)
快楽に打ち震える身体を叱咤する。メイベルは快感に堪えるため、歯を食いしばった。
「ふぅー♡んぐっ♡くぅ~ッ♡」
押し寄せる快楽をやり過ごそうと、荒々しく息を吐く。理性と肉欲の狭間で葛藤するメイベルを知ってか知らずか、肉蔦が最後に残された場所へと触手を伸ばし始めた。
「ふあっ!?そ、そこは……んひっ!!♡♡♡♡♡♡」
メイベルが悲鳴を上げる。いままで放置されていた秘所に、触手の先端が挿入されたのだ。粘液と愛液によってぬかるんだ膣穴へ、一気に最奥まで突き入れられる。待ち望んでいた刺激を与えられ、媚肉が歓喜に戦慄いてきゅうっと締まった。
「あ♡」
ずっぷりと奥深くまで貫かれ、子宮口を小突かれる。脳天にまで響く甘美すぎる衝撃。視界が真っ白に染まり、意識が飛びそうになる。絶頂に達したのだと自覚したのは、数秒後のことだった。身体が痙攣し、プシっ♡プシっ♡と秘裂から潮が吹き出す。
「あ、あ、あ♡あっ♡あっ♡ああぁああああああああああ~~~っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
大きく開かれたメイベルの口から、快楽に浸かり切った声が上がる。メイベルの中で決定的ななにかが壊れた瞬間だった。
絶頂に打ち震えるメイベルの顔は待ち望んだ法悦に蕩けており、口元には笑みさえ浮かんでいる。焦点を失った瞳には、もう理性の光は宿っていない。
「これぇ……♡すごぉおい……♡」
メイベルは甘ったるい声で呟いた。子宮口まで届き、自らを満たす触手の圧倒的存在感。素肌ですら性感帯に変える媚毒粘液を、直接膣内に塗りこまれて、さらに快感が高まっていくのがわかる。メイベルは陶然と完全に快楽に堕ちた表情を浮かべ、舌を出して快楽に酔い痴れていた。
「もっと……もっと……♡」
メイベルはうわごとのように繰り返す。
「もっとっ♡もっとしてぇえっ♡もっといっぱい気持ちよくしてくれっ♡♡♡♡♡♡♡♡」
肉欲の虜となったメイベルは、ついに理性を完全に手放した。腰が再び動き出し、触手でオナニーをするように自らの肉壁を擦り上げる。
淫らなメイベルの動きに応えるように、肉蔦の責めもまた苛烈さを増していった。太い触手で秘所を突き上げると同時に、細い触手がクリトリスに絡みついて扱き上げ、媚薬粘液をすり込んでいく。さらには、大小さまざまの無数の触手が、胸や腋、太ももに絡みつき、撫で回す。敏感な場所を余すところなく愛撫され、メイベルは背筋を仰け反らせて絶叫を上げた。
「イイっ♡そこぉおおっ♡しゅごっ♡きもちいいっ♡ひぃいっ♡あ゛~っ♡あ゛~っ♡いぐぅ~っ♡♡♡♡またイッちゃうぅううううううっ♡♡♡♡♡♡♡♡」
全身で絶頂するような、深く重いアクメ。陸に上がった魚のように、ビクン♡ビクン♡と身体を跳ねさせ、潮を噴き散らす。間違いなくいままでの人生で最も深い絶頂を迎えているメイベルを、さらなる高みへと押し上げるように、淫獄は続く。
細い肉針が触手の先から飛び出し、乳首や乳房を突き刺し始めた。痛みはない。肉針から注ぎ込まれるのは、淫魔の魔力を含んだ媚毒液だ。
「にゃにか入ってくる♡入ってくりゅぅうう♡あ゛~っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
どくん、どくんと心臓が脈打つような感覚。注入された媚毒液は、メイベルの肉体に染み渡っていく。
「んあっ♡こ、これって……んんっ♡」
メイベルは自分の身体の魔力の流れの異変で、自分の注入されたものの正体を知った。このまま、なにもせずにいれば、媚毒液に含まれた淫魔の魔力が自分を淫魔に生まれ変わらせることも。
肉蔦に注ぎ込まれた淫魔の魔力は少量だ。本気で抵抗すれば、わずかに残された自分の魔力でも、淫魔化を防ぐことは可能だろう。だが、メイベルはその選択肢を選ばなかった。
淫魔化には絶大な快感が伴う。現に、淫魔の魔力が浸透していくいまですら、全身が溶け落ちるほどの快楽に襲われているのだ。これが、本格的な肉体変化となれば、自分はどうなるのか。それを想像するだけで、期待で子宮がきゅんと疼く。
「ああっ♡欲しい♡もっと♡もっとぉお♡♡♡♡♡♡」
身も心も快楽に堕ちたメイベルにもはや迷いはない。肉欲に溺れた表情を浮かべ、自ら腰を振り続ける。
肉蔦はメイベルの意を汲むように、細い肉針でさらに媚毒液を注ぎ込む。媚毒液を注入された部分が、甘美な疼きと共に、淫魔のものへと造り変えられていく。
「あはっ♡あははっ♡♡♡私のおっぱい、大きくなってぇ♡♡♡」
もともと大きなメイベルの乳房がさらに肥大化する。乳輪がぷっくりと膨らみ、乳首も大きくなって、肉厚乳首を備えたパフィーニップルになった。
「私の胸、こんなにエロくなっちゃ――あひっ♡ひゃああんっ♡♡♡」
二回りは大きくなったメイベルの胸に、肉蔦が絡みつく。釣り鐘型の乳房の根元かららせん状に絡まり、絞り上げるような動きを繰り返す。
「あっ♡あっ♡ひぃいいんっ♡♡♡おっぱいっ♡きもちいいっ♡♡♡」
肥大化した乳房全体を刺激されると、快楽神経を直接揉みくちゃにされたような甘美な刺激が駆け抜ける。同時に、胸の奥からなにかが込み上げて来るような、得体のしれない感覚がこみ上げてきた。
「んっ♡これっ♡なんかくるっ♡♡♡んんぅうう~~~っ!!♡♡♡♡♡♡」
ぷしゃぁあああっ♡と、メイベルの乳首から白い液体が迸る。それは紛れもなく母乳だった。噴き出した母乳が、メイベルの褐色肌を白く染める。媚毒液は乳腺を改造・活性化し、メイベルを噴乳体質へと変えたのだ。
「おっぱいミルク出すの気持ちいい~~~~っ♡♡♡あひっ♡だめっ♡またイッちゃう~~~っ♡♡♡」
噴乳は射精にも似た快感をメイベルに与えていた。メイベルの母乳はすでに淫魔の出すそれに近く、ややとろみがあり甘く芳しく香っている。催淫フェロモン混じりの母乳は、分泌した本人にも発情効果を及ぼす。すでに淫欲に屈しているメイベルは、さらに酩酊したようになって、快楽を求めた。
「はあっ♡♡♡はあっ♡♡♡もっと、もっと私を変えてくれぇ♡♡♡もっと、もっと深くぅ♡♡♡」
メイベルは噴乳アクメをキメながら、身体を激しく揺らしてさらなる堕落をねだる。
肉蔦はメイベルの期待に呼応するように、胸だけでなく全身の各所に細い肉針を突き入れて、媚毒液を注入していく。媚毒液の効果により、甘い火照りが全身に満ち、メイベルの肉体は変化を始める。
「んぁあっ♡からだっ♡あつくてっ♡んぅううっ♡♡♡」
メイベルの肉体のある部分は肥大化し、ある部分は逆に収縮する。淫魔らしい起伏の激しい肉感的な身体へと組み変わっていく。形の良い桃尻は大きさと張りを増して、安産型の巨尻となり、太ももは肉が詰まってムチムチの脚線美を作り上げる。腰はきゅっと締まってくびれを増して、大きくなった乳房や尻と、見事なコントラストを生み出している。
「すごいっ♡私、変わってるぅう♡♡♡」
変わり果てていく自分の肉体を見て、メイベルは陶然と呟いた。淫らに改造されていくことへの嫌悪感や不安はない。なぜなら、これから待ち受けているのは、これまでの人生で経験したことのない極上の快楽なのだから。
「イイッ♡♡♡人間辞めるの気持ちいいっ♡♡♡♡」
メイベルは恍惚として転生の快楽に酔いしれる。肉蔦による肉体改造も最終段階を迎えていた。メイベルの膣に突き込まれている触手が変化し、中空の構造を取る。メイベルの子宮に、直接媚毒液を注ぎ込んで、メイベルを完全に淫魔へと堕とすための準備である。変化を終えた触手はにわかにピストン運動を再開した。
「んぉ!?♡♡♡おおおっ♡♡♡」
急な抽送の再始動にメイベルは目を白黒させる。だが、媚毒に冒され、すでに半ば淫魔と化した肉体は、快感を享受するために本能的に動き出す。触手の動きに合わすように、腰が勝手に動いてしまう。
「ああっ♡そんなっ♡♡♡腰っ♡止まらな……っ♡♡♡ああっ♡♡♡あはっ♡あんっ♡♡♡すごいっ♡♡♡♡こんなの知らないぃいっ♡♡♡♡♡♡」
自分の身体が自分の制御を受け付けないことなど、半淫魔化した身体で受ける快感に、すぐに塗りつぶされてどうでもよくなってしまう。メイベルの意志と芽生え始めた淫魔の本能はやがて完全に一致し、腰を振りたくるその動きは、さらに激しく、淫らなものへと変わっていく。
触手のピストンもメイベルの腰振りに合わせて激しさを増す。たわわに実った胸の果実がピストンに合わせてぶるん♡ぶるんっ♡と跳ねまわり、母乳を撒き散らした。触手とメイベルの刻む淫靡なリズムが最高潮に達したとき、触手が脈動を始める。
「ああっ♡クる♡」
予兆を本能的に感じ取り、メイベルは期待に満ちた表情を浮かべる。
「熱いの♡たくさん出してくれっ♡♡♡私の子宮にたっぷり注いで、トドメを刺してぇえ♡♡♡」
メイベルの言葉に応えるように、触手は深々とメイベルに押し入り、先端を子宮口にピッタリと押し付けて、爆ぜた。熱い媚毒液がメイベルの子宮の中にどぷどぷと大量に注ぎ込まれる。
「ああっ♡♡♡きたっ♡♡♡きたぁぁ♡♡♡」
待ち望んだ放出。子宮を直接殴りつける媚毒液の感覚に、メイベルは達した。
「イクっ♡♡♡イッグぅぅううっ♡♡♡♡♡♡♡♡」
身体を弓なりにしならせ、舌と涎をだらしなく垂らして、嬌声を上げる。白目を剥いて、子宮に直接媚毒液を注がれる激感に酔い痴れる。子宮が媚毒液で満ちたとき、メイベルの下腹部に赤く微光を放つ紋様が浮かび上がった。淫紋と呼ばれるそれは、堕落の刻印であり、淫魔の証だ。
「あたま、われるぅう♡♡♡」
メイベルは頭に強烈な違和感を感じ、呻いた。内側から頭を割ってなにかが飛び出してくるような予感。頭蓋骨が変形する激痛の代わりにメイベルが感じたのは、凄まじい快感だった。メリメリと音を立て、メイベルの側頭部から二本の角が生えてくる。
「うあっ♡はぁあっ♡♡♡でるっ♡なんかでりゅうぅうううう♡♡♡」
メイベルがぐんっと背中をのけぞらせ、絶叫する。その瞬間、背中を割いてコウモリのような翼が、尾てい骨をそのまま伸ばすように先端がハート型になった尻尾がにゅっと姿を現す。
「はあ……はあ……はあ♡♡♡」
異形の器官の表出が終わり、メイベルは深く息をつきながら、自分が生まれ変わったことを理解した。メイベルを戒めていた肉蔦や触手が、するすると身体から離れる。メイベルは自らの脚で床に立ち、妖艶に微笑んだ。
「ああ、私、淫魔になったんだ♡♡♡」
メイベルは変わり果てた自分のカラダを愛おしそうに撫でまわした。たわわに実った爆乳、張りの良い巨尻、ムッチムチの太もも、括れて悩ましいボディラインを形作るウエスト。至高の女体を、淫魔の異形の器官が彩っている。その淫らさ、美しさに、自分の肉体ながらメイベルは興奮を覚えた。
(この身体でもっとたくさん気持ちいいことしたい……♡♡♡)
欲望と本能の赴くまま、メイベルは翼を広げ、窓から廃城の外へと飛び出した。向かう先は、最寄りの人里だ。堕落と快楽に満ちたこれからのメイベルの淫魔の生を祝福するように、夜空には大きな赤い月が浮かんでいた。