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死蛸都内
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女王ジョエルの処刑、そして堕落

「ふォ゛~~~ッ♡♡♡お゛ォ~~~ッ♡♡♡お゛ッ♡んお゛ォ~~~~ッ!!!♡♡♡」


 玉座の間に、異様な声が響いている。理性などひとかけらも感じられないその声の主は、ほかならぬ女王ジョエル・ドラヌ本人であった。ジョエルは一糸まとわぬ姿で玉座に座っている。いや、玉座に捕らえられているといった方が正しい。ドラゴンの牙をくりぬいて作られたドラヌ王国伝統の玉座は、いまや淫魔の魔術によって、そのほとんどを触手に置き換えられている。触手は、ジョエルの手足を戒め、身体を好き放題に嬲っていた。


「お゛ォッ!♡お゛ォ~~ッ!!♡♡♡んぉ゛ォオオ~~っ!!♡♡♡」


 嬌声と表現するのも生ぬるい、獣じみた絶叫。ジョエルの裸体は、触手が分泌した粘液でテカテカと不気味にぬめっている。熟れた女体が粘液に塗れて、光を照り返している様は、ひどく淫猥だった。


 触手が分泌する粘液は、皮膚から浸透して、神経を狂わせる強力な媚毒でもあった。媚毒粘液に侵されたジョエルの肌は、性感帯でない部分までもすでに性器並みの敏感さに開発されており、触手の愛撫をたまらぬ快楽に変換している。


「ふひィい゛ィ~~ッ♡♡♡んお゛ォ!♡んあ゛ぁァあ~~っ!♡♡♡」


 触手は、ジョエルの穴という穴を責め、全身を撫でまわしている。秘所やアナルはもちろん、鼻や口にまで大小さまざまな触手が入り込み、内粘膜に媚薬粘液をすり込んでいる。また、胸や太ももを這い回り、乳首やクリトリスなどの敏感な部分には執拗に巻き付き、つまみ上げ、扱き上げている。ジョエルが責められていない箇所はほとんどない。


「ぶも゛ぉおォッ!!♡♡♡おごっ♡んもっ♡ふひぃ゛ィ~~ッ!!♡♡♡」


 絶えず跳ねる女体に合わせて、ジョエルの豊満な胸が弾んでいる。重力にやや負けている長乳の先では、くすんだ色をした乳輪がぷっくりと盛り上がり、小指の先ほどの大きさのある乳首が痛々しいほどに勃起していた。幾重にも枝分かれした触手が、充血したパフィーニップルをくすぐると、ジョエルの背筋が反り返って、野太い絶叫が響き渡る。


「ふぉお゛ッ♡♡♡んほぉお゛ッ♡♡♡おぉお゛~~ッ♡♡♡♡」


 瞳をまぶたの裏に潜り込ませ、ぽってりとした唇をOの字に開き、極太触手を突っ込まれた口からよだれと下品な喘ぎ声を垂れ流す。そこに、病弱な夫の死後王位を奪い、圧政を敷いて思うまま国を支配してきた暴虐の女傑の面影はもはやどこにもない。かつての覇気も尊厳もなく、ただ触手椅子の玉座で無様にイキ狂う敗北者の姿がそこにはあった。


 ドラヌ王国が魔界に攻め入ったのが五日前のことである。ジョエルは隣国を攻め落として領地に加えるのに飽き足らず、人間界と互いに長く不干渉を保ってきた魔界をも支配下に置くべく、魔界へと遠征を行ったのだ。


 だが、遠征軍は侵攻初日にして音信不通となり、その後も、国内の軍事拠点との連絡が次々と途絶えるという異常事態が続いた。


 ドラヌ王国は、魔界からの逆侵攻を受けている。その事実の確認と対策の軍議が開かれたそのとき、空から飛来した淫魔の軍勢が王城を襲ったのだ。決着は一瞬で付いた。王城を守る騎士団も魔術師たちも、一目で淫魔の虜となり、戦闘と呼べるものすら行われなかった。王城にいた人間は尽く淫魔に犯され、堕落し、淫魔へと生まれ変わった


「おほォ゛ォ~~~~ッ!?♡♡♡♡お゛ッ、お゛ッ、お゛ぉ~~ッ!?♡♡♡♡」


 唯一の例外が、ジョエルであった。ジョエルは魔界への侵攻の罪を問われ、簡易裁判の後、快楽処刑に処されることとなった。処刑は玉座の間で行われることとなり、周りには淫魔と化したドラヌ王国民や、逆侵攻を行った精鋭淫魔部隊の隊員がおり、ギャラリーとして処刑を見守っている。ギャラリーたちは、触手玉座に犯されてイキ狂うジョエルをオカズに自慰をしたり、ふたなりセックスに興じていた。


 ただ一人の淫魔が、処刑を口実とした乱交に交わらず、どこからか持ってきた質素な椅子に座り、ジョエルの様子をただ眺めている。彼女はイレイナ。精鋭淫魔部隊に随伴してきた執行官である。淫魔に珍しく、真面目で厳格な性格をしているイレイナは、露出の少ない軍服を着崩すことなくきっちりと身に着けている。ただ、イレイナの身体付きは他の淫魔と同じように豊満であるため、軍服の胸元は大きく膨らみ、ズボンはお尻のラインがくっきり浮き出て、軍服でも隠し切れないほど起伏に富んだボディラインが強調されてしまっていた。


「お゛ォ~~ッ!!♡♡♡♡お゛っ、ほっ、んぉおおぉぉ~~ッ!♡♡♡♡」


 ジョエルの秘所と肛門に突き入れられた極太触手が、激しく抜き差しされている。触手がピストン運動を行う度、秘所からは愛液が飛び散り、アナルからは腸液がじゅぼじゅぼと泡立つ。


「お゛ッ!♡♡♡お゛ぉッ!♡♡♡ほぉおおぉぉ~~ッ!!!!♡♡♡」


 一際大きい絶叫を上げて、ジョエルの肢体が弓なりに反り返った。潮が激しく噴き出し、ギャラリーたちから歓声が上がる。イレイナはその様子を眺め、頷いた。


「やめ」


 イレイナがつぶやくと、ジョエルを弄っていた触手すべてがピタリと動きを止めた。口や鼻に突っ込まれていた触手たちが、ずるるるる……と引き抜かれていく。触手に媚薬粘液と唾液や鼻水が混じり合ったものが糸を引いて、ぬらぬらといやらしく光っていた。


「ぷはッ……♡はぁあ゛~~~~……っ♡♡♡はぁ……♡はぁ……♡」


 ジョエルは大きく口を開け、肺に酸素を送り込んだ。瞳は蕩けきり、焦点が定まっていない。ジョエルは触手椅子にぐったりともたれ掛かり、絶頂の余韻に、時折思い出したかのように痙攣している。触手の媚毒粘液に侵され、全身くまなく性感帯に開発されたジョエルの肉体は、少し動くだけで甘い電流が身体を貫くほど敏感になっていた。


 イレイナは立ち上がり、ジョエルの方へと近づいた。冷たい瞳でジョエルを見下ろす。


「罪人ジョエル・ドラヌ、貴様は快楽処刑によって1000回の深イキをキめた。いままでの罪を自覚し、十分反省したか?」


 イレイナの言葉に、朦朧としたジョエルの意識が急激に覚醒する。


「……は、はひっ。しましたっ!反省、しました!だから、もうやめて、お願いしますっ!もうイキたくないのぉぉお!」



 ジョエルは前に倒れ込むように玉座から崩れ落ち、イレイナの足下に這いつくばった。イレイナの秘所とアナルには、触手が突き刺さったままだ。



「反省しました。もう悪いことはしません、いい子になりますから許してくださいぃ……」


 ジョエルはイレイナのブーツに額を擦り付け、懇願する。イレイナは冷たい瞳でそんなジョエルを見下ろしていた。


 四十に差し掛かろうという女王が、親に怒られた子どものように泣きじゃくり、必死に許しを請う。全裸土下座しながら、恥も外聞もなく命乞いをするジョエルの無様な姿は、ギャラリーたちの興奮を大いに煽った。玉座の間に、歓声が上がる。イレイナは深く頷いた。


「その言葉に嘘はないな。現時点を持って、罪人ジョエル・ドラヌの処刑を完了とする」


 パチンとイレイナが指を弾くと、玉座に生えていた触手が姿を消す。もちろん、イレイナの秘所とアナルに挿入されていた触手もだ。


「はっ……はぁッ、あ、ありがとうございますぅ……」


 ジョエルは安堵の溜め息を吐くと、絶頂の余韻が抜けきらない足をガクガクと震わせ、その場から逃げようとする。玉座の裏にある緊急避難用の扉へと歩み出そうとしたそのとき、ジョエルは足を止めた。


「ああ……?こ、これは……っ!?」


 ずくん、と下腹部が強く疼く。先ほどまで触手に責められていた秘所とアナルが、じくじくと熱い。切なげな吐息を漏らして、ジョエルは玉座のひじ掛けに手を付いた。


「んぅっ♡はぁっ♡はぁっ♡」


 甘い疼きは徐々に徐々に強くなる。立っていられなくなるほどの激しい疼きに、ジョエルはたまらず膝をついた。玉座にすがり付くような態勢で、激しく胸を上下させる。


「はぁっ♡はぁあっ♡なっ、なによ、これぇっ……!?♡♡♡」


 長時間に渡って触手の媚薬粘液をすり込まれたジョエルの二穴は、散々蹂躙されてなお快楽に飢えていた。膣は愛液を垂れ流しながら収縮を繰り返し、腸は腸壁を蠕動させて、自身を満たしてくれるものを求めている。気が狂いそうなもどかしさに襲われ、ジョエルは身体を悶えさせた。


「はぐっ♡おおっ♡♡♡」


 せっかく自由になれたというのに、ジョエルはその場から一歩も動くことが出来なかった。身体に力が入らず、快楽を欲しがる身体が意志に反して勝手に空腰を振る。発情した犬がするのと同じように、玉座に向かって情けなくヘコヘコと腰を振ってしまう。


「こ、この私が……っ♡んくぅう♡♡♡」


 激しい屈辱と情けなさに涙を流しながらも、ジョエルは秘所へと手を伸ばした。この身体の疼きをどうにかしなければ、気が狂ってしまいそうだ。ジョエルはかつての配下や、城を落とした仇の淫魔たちが見守るなか、ぐちゅぐちゅに濡れた膣穴に、指を突っ込んだ。


「はぁっ♡あっ♡んぁあぁっ♡♡♡」


 ぐちゅぐちゅと、自分の膣をかき回す。火照った膣粘膜を指で撫ぜると、背筋をぞわぞわとした快楽が駆け上がり、渇望が満たされる。しかし、それも一瞬のことだった。指では触手のような強烈な愛撫は出来ない。肉襞をカリカリと引っ搔いたり、膣道を広げるようにかき回しても、達するほどの快感は得られなかった。


「ふぅ~ッ♡ふぅぅ~~っ♡」


 ジョエルの細い指が膣粘膜をかき回し、グチュグチュといやらしい水音が響き渡る。秘所から噴き出した愛液がポタポタと垂れ落ちて、玉座を濡らす。


「はぁっ♡ああっ♡だめっ……全然足りないっ!♡♡♡なんでぇっ!?♡♡♡」


 アナルも膣のようにほじくり返すが、やはり足りない。身体の疼きは治まることなく、むしろ昂ぶっていく一方だ。身体は絶頂を求めているのに、触手の容赦ない責めに慣れてしまった膣とアナルは、指での自慰だけでは絶頂へと至らない。


「イキたいのにぃっ♡♡♡イケないのぉおおぉっ!♡♡♡なんでっ、どうしてぇええっ♡♡♡」


 イキたいのにイケない。その辛さに、ジョエルは涙を流した。腰をガクガクと震わせながら必死に膣をほじくり、腸壁を抉る。半狂乱で自慰に没頭する女王の姿に、周りの淫魔たちはますます興奮を高め、野次が盛んに飛んだ。ジョエルは反射的に一番近場で野次を飛ばした淫魔の方に顔を向ける。


 野次を飛ばしたのは、騎乗位でふたなりセックスを楽しんでいる淫魔だった。人間にはあり得ないサイズの極太巨根をアナルで咥え込み、腰を激しく振りながらジョエルを嗤っている。


 あなたもこうしたらいいのよ――そう言っているかのような淫魔の嗤いに、ジョエルの心臓が跳ねた。


 そうだ。淫魔のふたなりペニスであれば、自分の疼きを鎮められるのではないか。


 ジョエルの視線が玉座の間全体を彷徨った。視界に入ったのは、乱交を楽しむ淫魔たちの姿。ときおり、自慰に耽っているものも居るが、ふたなりペニスを持て余していそうなものはいない。視線が一周したとき、ジョエルはひとりの淫魔の背中が目に入った。


 それは、玉座の間から去ろうとしているイレイナだった。自身の仕事を終えたイレイナは、周りの淫魔に目をくれることもなく、この場を立ち去ろうとしている。先ほどまで、自身に触手による責め苦を与えていた執行官を、ジョエルは苦渋の表情で見つめた。


「はぁっ♡……待ってぇえっ♡♡♡」


 歩み去るイレイナの背中に、ジョエルは制止の声を掛けた。足を止め、振り返るイレイナにジョエルは懇願する。


「お願いしますっ♡私を、お、犯してください♡お、おまんこでもお尻の穴でもっ、どっちでも構いません♡身体が疼いてぇ、こ、このままじゃおかしくなっちまいますっ♡♡♡この哀れな罪人に、どうか淫魔チンポをお恵みくださいっ♡」


 ジョエルは玉座に両手を突き、尻を突き出して叫んだ。肉感たっぷりの巨尻を振り、愛液や腸液を垂れ流す秘所とアナルをイレイナに見せつける。媚薬粘液に掻き立てられた性欲と、快楽処刑で教え込まれた快楽の記憶の前には、女王としてのプライドなど欠片も残さず消し飛んでいた。


「んくっ♡はぁっ♡イレイナ様ぁ……っ!♡♡♡お願いしますぅ♡♡♡」


 媚びた声で、イレイナの名前を呼ぶ。一瞬の沈黙の後、コツコツと軍靴を鳴らし、イレイナが戻ってきた。


「いいだろう。貴様はすでに罪を償った。元罪人を導くのも執行官の役目だ」


 イレイナはベルトを外し、ズボンの前を開いた。ぼろんと、凶悪なサイズの肉棒が顔を出す。肉棒はムクムクと勃起して、そそり立った。イレイナの逸物の威容に、ジョエルはごくりと唾を飲む。


 イレイナのふたなりペニスをは、亡き夫のそれとは比べ物にならないほど太く長大だった。赤黒く艶めいた亀頭はカリ首に凶悪な段差を作っており、幹には血管が這って、逞しさを感じさせる凹凸をいくつも作っている。鈴口からは、透明なカウパーがとろりとあふれ、脈打つ血管を伝って滴り落ちている。


「これが淫魔チンポ……っ♡♡♡はあっ♡はあっ♡犯してっ♡早く犯してくださいっ♡」


 極悪な像芸をした肉槍は、へその辺りを超えて反り返り、淫靡な精臭を振りまいている。ジョエルは頬を紅潮させ、運動した犬のように荒く呼吸しながら、尻を振った。淫猥なおねだりに、イレイナも興奮したのか、屹立した肉棒がより大きく硬くなる。イレイナはジョエルの腰を掴むと、怒張の先端を秘所へと宛がった。


「ん、はぁ……っ♡」


 触れる熱に、ジョエルはぞくぞくと背中を震わせる。イレイナの極太ペニスが、熱く脈打っていた。いまからこれで犯されると思うと、それだけで軽く絶頂してしまいそうだった。


「あ、ああっ♡早くっ♡はや――んお゛ぉぉォオオ~~~~~~ッ!!♡♡♡」


 焦らすような真似はせず、イレイナは一気に肉棒を突き入れた。淫魔の肉槍が、みちみちと音を立てて膣襞を搔きわけ、子宮までを貫く。獣のような咆哮を上げ、ジョエルは一瞬で絶頂した。


「お゛っ♡ほおっ!?♡♡♡イクッ♡イってる!♡淫魔チンポしゅごぃい~~~!♡♡♡」


 凄まじい圧迫感と、容赦ない子宮口への突き上げ。淫魔のペニスは触手をも遥かに上回る快楽をジョエルに与えていた。一瞬にして待ち望んだ高みへと押し上げられ、ジョエルは舌を突き出し、背中を大きく仰け反らせる。


「まだまだこれからだぞ」


 イレイナは抽挿を始めた。肉と肉の激突に豊満な尻の肉が波打ち、震える。凶悪なカリ首が膣襞全体をまんべんなくぞりぞりと掻き、最奥の子宮口を抉る。一突き一突きが、ジョエルの脳を焼き切るような快楽を生んでいた。


「あ゛ぁあっ!♡♡♡イグっ♡まらイグぅうっ!♡♡♡イッグうぅう~~~ッ!!♡♡♡♡♡」


 絶頂に次ぐ絶頂。ジョエルは歓喜の声を絞り出した。髪を振り乱し、だらしのないアヘ顔でイキ狂う。


 触手の責めは苦痛に近いほどの凄まじい快楽だった。イレイナのペニスの責めは、それを上回る快感をジョエルにもたらしていたが、質が違った。一見、ただ乱暴なだけに見えるイレイナの激しいピストンは、的確にジョエルの弱点を突き、巧みに強弱を付けて、快楽を効率よくジョエルに与えていた。


 罪を償う罰としての過ぎた快楽と純粋に互いに愉しむための快楽の違い、執行官としての冷酷さと淫魔としての性行為への真摯さのギャップが、ジョエルの胸を打つ。


「ふお゛ぉッ♡♡♡おっほお゛ぉぉおお~~!!♡♡♡♡♡♡」


 ジョエルは自らの魅力あふれた身体をも武器として使い、のし上がってきた女傑である。ジョエルにとってセックスは男たちを篭絡する手段のひとつにしか過ぎなかった。王権を手にするためだけに結婚した亡き夫との行為も淡白であった。ジョエルは今日この瞬間、初めて快楽のためだけに行うセックスを知ったのだ。それも、淫魔とするセックスである。人間とするそれとは比べ物にならない、聖女や聖騎士ですら堕落させる淫魔との交わり、抗い難い甘美さは、ジョエルの虚飾を剥いでいく。


「良い声で鳴く。そんなに私のチンポが気に入ったか?」


「好きっ♡チンポ好きぃいっ♡♡♡もっとぉ、いっぱい突いてぇええっ♡♡♡」


 ジョエルは髪を振り乱し、媚びを含んだ甘い声で鳴いた。恋慕と肉欲、己の本音と欲望を包み隠さず曝け出す。イレイナはジョエルの求めに応じて、腰の抽挿をより激しいものへと変える。


「んひぃいいっ♡♡♡お゛ぉっ!♡♡♡ああ゛ッ♡♡♡」


 カリ高の亀頭が、膣襞をゴリゴリと削り、最奥を殴りつける。一度の往復ごとに快楽は深く、大きくなっていく。


「お゛っ♡お゛っ♡んぎぃいぃいっ♡♡イグッ♡イグゥウ♡♡♡ナカに♡ナカに欲しいッ♡♡♡お゛っ♡お゛ぉおお~~~ッ!!♡♡♡♡♡」


 ジョエルの口から欲望のままの言葉が迸る。子宮は精を求めて下り、降りてきているのが、ジョエルにはわかった。


 淫魔に中出しを受けた人間がどうなるのか、ジョエルは知っている。淫魔へと生まれ変わるのだ。今日の淫魔たちの襲撃でも、自分の配下が淫魔へと堕とされる様を何度も見せつけられてきた。


 ほんの数時間前まで、淫魔も含めた魔物など取るに足らない存在であると豪語していたジョエルは、その考えを完全に改めていた。宮廷料理人に作らせた料理も、異大陸から取り寄せた極上の酒も、黄金のアクセサリーも、国のあらゆる人物を顎で使える権力も、淫魔が与えてくれる快楽に比べれば、まるで無価値。なんとくだらないものにいままで執着していたのだろう、とジョエルは思った。地位も名誉も権力も財産も必要ない。ただ気持ち良くなれればそれでいいではないか。


 自省と悔恨と共に、ジョエルは自ら人間を辞める覚悟を決めたのだ。イレイナも、そのジョエルの心情の変化を読み取っていた。


「良いだろう。たっぷりくれてやる。貴様も心身ともに生まれ変わり、新たな歩みを踏み出すが良い」


 イレイナはジョエルの腰をがっしりと掴み、一際深く腰を打ち付けた。ジョエルの視界に閃光が走ると同時に、深々と突き入れられた肉棒が爆ぜる。



 どびゅ、どびゅるるるる~~~ッ!!♡♡♡♡♡♡


「あ゛ぁっ!♡♡♡んお゛ぉぉおおォオ~~~~~~ッ!!♡♡♡♡♡」


 子宮に直接放たれる精液の奔流、強烈な快感と共に身体の芯に熱が広がる感覚に、ジョエルは吠えた。深い絶頂に身体を仰け反らせ、ガクガクと痙攣する。玉座に潮を噴き散らかし、身体を仰け反らせて、喜悦に満ちたアヘ顔を披露する。


「お゛ぉっ……♡♡♡しゅご、いぃっ……♡♡♡」


 灼熱が子宮に注ぎ込まれるのを感じながら、ジョエルは目をぐるんと裏返し、力尽きて玉座に突っ伏した。


 半ば意識を飛ばして、震えているジョエルの身体に、変化が訪れる。加齢によって張りを失いかけていた肌が、全盛期の潤いと美しさを取り戻し、凄艶なツヤを帯びていく。もともと大きな乳房と尻は、一回り以上も大きくなって、たわわな爆乳・巨尻と化した。ジョエルの身体は全体的に若返りつつも、熟れた女の魅力をいや増して、より肉感的になっていく。


 心身ともに快楽に屈服したジョエルの肉体変化は、無意識下での抵抗すらなく、滞りなく進む。


 汗と粘液に塗れてテカテカと光る背中の肩甲骨の辺りがもごもごと隆起し、尾てい骨がある辺りの皮膚の下で長いものがのたくる。こめかみの上辺りが盛り上がっていく。脊椎がムズムズする感覚に、ジョエルは官能的な息を吐いた。


「あっ♡はああぁぁぁんっ♡♡♡」


 メリメリという音と共に、ジョエルの身体から異形の器官が飛び出した。牛のソレような湾曲した角、コウモリのような皮膜付きの羽根、そして、先端がハート型になった黒く細い尻尾。それらは紛れもなく淫魔特有の器官であった。


「はぁ……♡はぁ……♡はぁ……♡」


 転生を終えたジョエルは、荒い息を吐きながら、身体を起こして、自分の肉体の変化を確認した。乙女のように瑞々しく滑らかでありながら、妖しく艶めく肌。自分の顔より大きな双乳、たるみの消えた腹周り、形の良い巨尻からはムチムチとした太ももが伸びている。自分で見つめているだけで発情してしまいそうな新たな自分のカラダに、ジョエルは感嘆のため息を漏らした。


「ああ、すごい……♡♡♡」


 淫魔としての本能でわかる。この身体は、悦楽を貪るためだけにあるのだ。これからの淫魔としての生が、悦びと快楽に満ちたものになることをジョエルは確信した。


「生まれ変わった気分はどうだ?」


 ジョエルは顔を上げ、イレイナへと向き直る。イレイナは相変わらずの仏頂面で、ジョエルを見下ろしている。射精してなおいきり立つふたなりペニスを見て、ジョエルは頬を緩ませ、イレイナの足元に這い寄った。


「最高です♡♡♡こんな素晴らしいカラダに生まれ変わらせていただいて、感謝の言葉もありません♡♡♡んちゅっ♡♡♡」


 流れるような仕草で、ジョエルはイレイナの腰元にすがり付き、肉棒の先端にキスを落した。そのまま、カリ首を舐めまわし、竿をあえて下品に舐め上げる。淫魔となって長く伸びた舌を上手く駆使して、自分の人生を終わらせた愛しい魔槍を清めていく。


「んちゅっ♡れろぉおっ♡んぽっ♡ちゅるっ♡じゅぶっ♡じゅるるるるっ♡♡♡」


 イレイナへの感謝を表すお掃除フェラは徐々に熱を帯びて、本格的な奉仕へと変わる。両手でイレイナの腰を抱きかかえ、頬をすぼめて肉棒を吸い上げる。ジョエルの頭が激しく前後する。貪欲に精を搾り取ろうとする動きに、イレイナは感心していた。


「良いぞ、生まれ変わったばかりなのに大した淫乱さだ」


 ふたなりペニスをしゃぶるジョエルの頭を優しく撫でながら、イレイナは褒めた。ジョエルの背筋にゾクゾクとした恍惚が走る。生まれて初めて他人に奉仕する喜びに目覚めたジョエルは、より熱心にイレイナのペニスをしゃぶった。


「じゅるっ♡んお゛ぉっ♡♡♡ぢゅるるるッ♡♡♡」


 えづきながらも喉奥までイレイナを飲み込む。上目遣いで見上げると、無表情なイレイナも少しだけ頬を赤らめているのがわかった。肉棒もビクビクと脈打って、限界が近いことを教えてくれる。


「出すぞ、全部飲め」


 イレイナはジョエルの角を掴み、腰を突き入れた。瞬間、ジョエルの口内奥深くで肉槍が爆ぜた。


「お゛ぉ~っ!?♡♡♡んぐっ♡んぐっ♡ごくっ♡♡♡ごきゅっ♡♡♡」


 イレイナの精液を喉奥にぶちまけられ、ジョエルは一瞬目を白黒させたものの、すぐに持ち直し、喉を鳴らして精液を飲み下し始めた。初めて味わう精液の味わいは、まさに極上だった。いままで口にしてきたどんな美酒も、どんな上物な料理もこれには敵わない。淫魔に生まれ変わったことによる味覚の変化によって、ジョエルは精の味に目覚めたのである。


「んぐっ♡んくっ♡ごくっ♡ごくんっ♡♡♡」


 喉を鳴らすたびに、頭の先から爪先まで痺れるような快感が走る。極上の甘露を味わうために、ジョエルはミルクをねだる赤ん坊のようにふたなりペニスに吸い付き続けた。


 長い射精が終わり、イレイナが腰を引くと、ジョエルは名残惜しそうにしながらも肉棒を解放した。ちゅぽんっと音を立てて肉棒が離れると、ジョエルは大きく口を開けて舌を突き出した。


「全部飲めましたぁ♡♡♡」


 舌にはひとしずくも精液は残っていなかった。イレイナはそれを見て頷いた。


「上出来だ」


 イレイナがジョエルの頭を撫でる。ジョエルは猫のように目を細め、うっとりした顔でそれを受け入れた。いまのジョエルには、かつてのような利己主義は残っていない。他の淫魔と同じように、ただひたすらに快楽を貪り、共有することを悦びとする、新たな価値観が芽生えている。


「褒美に尻穴を犯してやろう。淫魔は肛門も性器。新米の貴様に教えてやる」


 イレイナの言葉に、ジョエルはぱっと顔をほころばせた。すぐに、玉座に腰掛け、大股を開く。尻たぶを自ら開いて、物欲しそうに蠢く肛門を見せつけた。


「ぜひお願いします♡♡♡私の淫魔アナルをイレイナ様のおチンポで突いてくださいっ♡♡♡極太おちんぽでめちゃくちゃにしてぇ♡♡♡」


「もちろん」


 イレイナは屹立した己の剛直を掴み、ジョエルの尻穴にあてがい、一気に突っ込んだ。


「お゛ほぉっ♡♡♡きたぁああ~~ッ!♡♡♡♡」


 野太い嬌声が、また一つ玉座の間に響いた。ジョエルとイレイナは幾度も交わり、淫魔としての快楽を愉しんだ。


 王城が堕ちてから数日後、ドラヌ王国は完全に魔王軍に掌握され、国民も尽くが淫魔化した。かつて暴君が君臨していたドラヌ王国は、いまや王と民の隔てなく、淫魔たちがひたすらに淫蕩で幸せな日々を送っている。

女王ジョエルの処刑、そして堕落

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