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死蛸都内
死蛸都内

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魔女リズの堕落

 石造りの回廊には、ぽつぽつと魔石灯が設置されてはいるものの、薄暗い。私は"灯火"の魔法を使って視界を確保し、警戒しながら先へ進んだ。


 ここは20年前に発見されたダンジョンで、「石の街」という通称がついている。その由来は、ダンジョン全体が石でできていて、各所に小部屋のような空間があるからだそうだ。階層は三層で、トラップはほとんどなく、出現する魔物も比較的弱い。とうの昔に完全踏破されていることもあって、「石の街」は初心者向けダンジョンとして有名だ。つまり、私のような駆け出しの魔女にとっては、うってつけのダンジョンだった。


 私が「石の街」に挑んだのは、今回で五度目だ。初めの三回は即席のパーティーで、前回はひとりで最下層まで到達している。「石の街」に出現するのは、スライムもどきと、大ネズミ、小石ゴーレムがほとんどだ。どれも一対一なら、楽に勝てる相手である。小石ゴーレムの魔核は、それなりの値段で売れるので、良い小遣い稼ぎになる。ここでお金を稼いで、良い装備を買い、他のダンジョンに挑む準備をするのが、目下のところの目標だ。


 ダンジョンは古代人によって造られたものだという。なぜ、魔物が自然に湧き出す迷宮を古代人が作ったのかは謎のままだ。古代人が暇つぶしに作ったものであるとか、異世界と通じる扉を造ろうとして失敗したものであるとか、様々な説があるが、真実はわからない。


 いずれにしても、古代人がダンジョンを造ってくれたおかげで、私たちのような冒険者が食い扶持を稼げているのだから、古代人には感謝しなくてはならない。そんなことを考えていると、回廊の先に小石の塊のようなものが見えた。小石の塊は、なんとなく人型を模しているようにも見えるが、ところどころ形が崩れていて判然としない。小石ゴーレムだ。


「今日はツイてる……"火球よ!"」


 杖の先から火の玉が飛んでいき、小石ゴーレムを打ち砕いた。粉々になった石の破片の中には、淡く光る球体があった。私は魔核を拾い上げ、懐に仕舞った。これで、また一歩、目標に近付いた。思わず、笑みがこぼれる。そのときだった。


「あら♡カワイイ子ね♡」


 背後から女の声がした。ぎょっとして振り返ると、そこには女が立っていた。いつのまに背後を取られたのかわからない。


 女は街ですれ違えば100人中100人が振り返るような美人だった。肌の色は浅黒い褐色で、髪は派手なピンク色。白を基調とした踊り子風の服は、下着かと思うほど露出が多く、豊満な肉体が惜しげもなく晒されている。一瞬、同業者かと思ったが、違う。


 女の頭には、山羊のそれに似た角が、背中の辺りからコウモリのような翼が生えていた。先端がハート型になった尻尾が、ゆらゆらと揺れているのも見える。ヒトが持ちえない異形の器官を目の当たりにして、私は絶句した。目の前の女は、明らかに魔族――高位の人型魔物の特徴を備えている。扇情的な衣装と肉感的な身体付きを見るに、魔族の中でも淫魔とよばれる種だろうか。まともにやり合っては勝ち目のない相手だ。


 なんでこんなところに淫魔がいるのか。ごくまれに、ダンジョンや階層に不釣り合いな魔物が現れることがあるという話は聞いていたが、まさか自分が遭遇することになるとは思わなかった。さあっと血の気が引いていく。


「たまには普段通らないポータルを使ってみるものね……♡」


 淫魔の女は、舌なめずりをして、私の全身を舐め回すように見つめる。ブーツ、ミニスカート、ブラウス、肩にかけたケープ、魔女のとんがり帽子と、下から私の着ているものを丁寧に観察したかと思うと、今度はブーツとミニスカートの狭間から見える太ももや、腰のライン、胸の膨らみ、そして顔へと視線を移動させた。


「んふっ♡あなた、美味しそう……♡♡♡名前はなんていうのかしら?」


 淫魔の縦割れした黄金の瞳が、妖しく光った。爬虫類や猫を思わせる捕食者の瞳。背筋にゾクリとした悪寒が走る。


 喰われる。


 本能的な恐怖を感じて、私は淫魔に杖を向けていた。


「"火球よ!"」


 魔法で生み出された火の玉が、淫魔へと迫る。淫魔は避ける素振りすら見せなかった。火の玉が爆発し、辺りには煙が立ち込める。


「……やった?」


 煙が晴れたとき、そこに淫魔の姿はなかった。


「あらあら♡いきなり攻撃してくるなんてひどいわね♡」


 声は背後から聞こえた。驚いて振り返ると、そこには無傷の淫魔がいた。淫魔の瞳と、間近で見つめ合ってしまう。


「あ……」


 カランと杖が床に落ちる音がした。全身から力が抜け、膝を付いてしまう。


 しまった――と声を出すこともできない。淫魔は魅了の魔眼を持っている。強力な精神干渉の力を持つ視線に射竦められて、私は身体の自由を奪われてしまったのだ。


「あなたの名前は?」


 淫魔の言葉が脳髄に甘く響いてくる。気付いた時には、私の唇は勝手に動いていた。


「リ、リズ……」


「リズ、良い名前ね♡私はティアよ♡よろしくね♡♡♡」


 ティアと名乗った淫魔はにっこりと笑った。その笑顔に胸が高鳴り、甘美な陶酔感が私を襲う。目の前にいるのが人類の敵であることを理性ではわかっていても、恋心にも似た好意が湧き上がるのを抑えきれない。ティアがこの上なく美しく、愛おしい存在に思えてくる。ティアの艶やかで肉厚の唇が、たわわに実った胸の果実が、むっちりとした太ももが、私の劣情を煽り、理性を蕩かしていく。これが、淫魔の魅了の力なのかと、私はわずかに残った正気の部分で恐怖を覚えた。


「もうこんなにお顔を蕩けさせちゃって……♡私、興奮してきちゃった♡♡♡」


 ティアが自分の腰布に手を掛け、横にずらした。ボロンと、大きく長いものが太ももの間から顔を出す。それは紛れもなくペニスだった。まろび出たふたなりペニスはムクムクと大きさを増し、私の目の前でたちまちそそり立った。


「う……♡」


 淫魔が両性の性器を持ち合わせていることは知ってはいた。しかし、実際に間近でその威容を突きつけられ、私はたじろいだ。人間の男のソレとは比べ物にならないほど長大で、逞しく、淫靡な肉の塊がそこにはあった。


 亀頭は巨大で、エラはよく張って、亀頭冠の段差はくっきりとして高い。幹の部分には太い血管が浮き出てボコボコとして、まるで蔦が巻き付いた古木のような様相を呈している。全体が良く反り返って、重力などものともしない、力強さと精力に充ち満ちた肉棒であった。すこし離れているのに、顔に怒張の熱気が感じられるほどだ。


 張りつめた肉槍は鼓動に合わせて断続的にビクリと脈打ち、鈴口からは透明な粘液を滴らせている。淫靡な香気が私の鼻孔に忍び込み、背筋がぶるりと震えた。


「はぁ……はぁっ……♡」


 心臓が早鐘を打ち、呼吸が荒くなる。もう私は、ティアのペニスから目が離せなくなっていた。淫魔の性器は他の生き物から精を奪うための捕食器官であり、相手を堕落させるため快楽に特化した究極の肉性具である。こんなものを入れられてしまったら、どうなってしまうのか。想像するだけで子宮が甘く疼き、秘所が濡れそぼる。


「ふふ♡もうすっかりチンポに夢中ね♡もっと近くで見てみる?♡♡♡」


 そういうと、ティアは一歩前に踏み出し、ふたなりペニスを私の顔に乗せた。規格外の大きさをした肉棒が、私の顎から額までを縦断する。頭に被っていた魔女帽子、そのツバが亀頭の先端で押され、はらりと床に落ちた。


 私の顔面の上で、ずしりと重い肉塊が力強く脈打っている。鼻を突く咽返るような性臭と、裏筋に密着した唇と鼻頭が火傷しそうなほどの熱量。私は自分の瞳がぐるりと上を向いて、まぶたの裏に潜り込むのを感じた。


「はふっ……♡はへっ……♡」


 半開きの口からよだれが垂れる。いま自分がどんな顔をしているのか、もうよくわからない。きっと発情した獣も顔負けの、だらしのない表情を浮かべているに違いなかった。


 私は無根拠に、自分なら淫魔の魅了の力を精神力で跳ね返せると信じていた。性欲や劣情に負けて、無様に敗北するわけなどないという自信があった。でも、それは根拠のない思い込みに過ぎなかった。淫魔の完成された美と淫靡さに、虜にならない人間など存在しない。人間の理性など、淫魔の前には薄紙一枚ほどの意味も持たないのだ。


「んふっ♡♡♡私のチンポ、欲しい?好きにして良いわよ♡♡♡」


 ティアは妖しく、挑発的な笑みを浮かべる。


 このチンポを、好きにして良い――その誘惑の言葉に、胸に喜びが満ちる。本能的な欲求に突き動かされ、私は肉棒に舌を這わせていた。


 れろぉおお……♡♡♡


 裏筋を根元から鈴口までねっとりと舐め上げる。血管の凹凸を舌で感じながら、ぬるぬるとした先走りの汁を啜る。青臭く、苦く、塩辛い液体が舌に染みこんでいく。


 美味しい……♡♡♡


 そんなことがあるはずもないのに、強烈な精臭を放つペニスも、苦い先走りも、極上の味わいに感じられる。どうやら、ティアの魅了の力によって、私は味覚も書き換えられているらしかった。


「ちゅるっ♡♡ちゅむっ♡♡♡んふっ……んっ……♡♡♡」


 夢中になってティアの肉棒をしゃぶる。ティアのふたなりペニスは大きすぎて、私の口には入りきらない。顎を目一杯開いて、歯を立てないように注意しながら、先っぽを頬張って、舌で愛撫する。鈴口に溜まった極上の甘露を啜れば、それだけで私の頭は多幸感に蕩けていく。


 もっと、もっと欲しい。


 もっと先走りを出してもらうためには、ティアを気持ち良くさせなければならない。私は口に入りきらなかった竿の部分を両手で握り、シコシコと上下に扱き始めた。その上で、口に含んだ先端を舐めしゃぶり、舌を絡ませて唾液を塗り込んでいく。亀頭冠をぐるりと舐め回し、裏筋を舌の腹で撫で上げる。


「いいわぁ♡上手よ、リズ♡そのまま続けて……♡♡♡」


 ティアはうっとりした声で囁きながら、私の髪を優しく撫でる。その慈愛の籠もった仕草に、胸がときめく。もっと喜んで欲しいと、奉仕にも熱が籠もる。


「んっ♡ちゅぷっ♡♡♡んじゅっ……♡♡♡」


 上目使いでティアの表情を窺いながら、極太のふたなりペニスへと精一杯奉仕する。唇で幹を締め付けて圧迫し、顔ごと前後に動かして刺激する。手で余った幹を扱くのも忘れない。


 くぽっ♡ぐぽっ♡じゅずずずずっ♡♡


 私はわざといやらしい水音を立てて、口淫に耽った。ティアが悦び、私に興奮してくれるように。


「うふふっ♡すっごくいやらしい顔……♡♡♡私のチンポがそんなに美味しいの?♡♡♡」


「んふっ♡んっ♡♡ちゅるっ♡♡♡」


 こくこくと頷く。ティアのペニスが美味しくてたまらない。味も、匂いも、大きさも、形も、硬さも、熱も、何もかもが私を昂らせ、狂わせる。


「そう♡嬉しいわ♡♡♡もっと味わってちょうだい♡♡♡」


 私の髪を撫でる手が、後頭部に移動してぐっと力が籠もる。ティアは腰を振り始めた。


「んぶっ!?んぼほおっ♡♡♡」


 喉奥まで一気に突き込まれ、嘔気が込み上げて えずく。しかし、ティアはそんなことなどお構いなしに、私の口を激しく犯す。


「んぶっ♡♡♡んぼっ♡♡♡ごほっ♡♡♡」


 極太の肉槍が、私の口を蹂躙する。窒息しそうになり、涙が滲んでくる。だが、それがキモチイイ。脳みそを直接犯されているような感覚と、被虐的な悦びに、私の身体は歓喜に打ち震えた。


「リズのお口まんこ、熱くて気持ちいいわ……♡そろそろ出すわよ♡♡♡」


 射精の予告は、酸欠気味で朦朧とした私の意識にもはっきりと聞こえた。私は舌を突き出して、ザーメンを受け入れる体勢を取る。


 びゅるるるっ♡びゅるるるるるるる~~~っ♡♡♡


 熱い奔流が口内で弾ける。ドロドロとした粘液が、喉の奥に流れ込んでいく。急いで呑み込もうとしたが、間に合わなかった。あっというまに口内を満たした灼熱粘液は、唇からあふれてこぼれ出し、鼻からも逆流する。先走りとは比べ物にならないほど濃厚な味と匂いが、脳髄にまで染みわたって私の思考を侵していく。


 至福。口に射精されただけで、私はこれまで味わったことのないような、圧倒的な法悦を味わっていた。


 無様にカクカクと空腰を打ちながら、イく。ぶじゅっ、と鈍い水音がして、潮が噴き出す。ぐしょぐしょになったショーツから、熱いものがあふれて太ももを伝っていく。


「良かったわよ♡リズ♡♡♡」


 そういって、ティアは腰を引いた。ずろろろろろ……極太巨根が、私の口の中から抜き去られる。喪失感に、私は最後まで吸い付いて、尿道に残ったものまで啜り上げた。ちゅぽん、と淫靡な水音を立てて、肉棒が私口から離れる。


「んむぅ♡んぐっ♡ごくっ♡♡♡」


 口内に残された白濁を咀嚼して、喉に絡みつくような粘っこい食感を愉しみながら嚥下する。ねばついた熱が喉を通り、胃へと落ちていくのを感じる。淫魔の濃厚なスペルマが、私の体内に染み込んでいく。


「満足した?」


 ティアが微笑みながら問いかけてくる。私はその問いを、ふるふると首を横に振って否定した。もっと欲しい。まだまだ全然足りない。もっともっと、この素晴らしい魔性の肉槍を味わいたかった。


「あらあら、欲張りさんね♡♡♡」


 ティアは私の耳元に口を寄せて囁く。


「じゃあ、なにがシたいのか、なにをシて貰いたいのか、私に教えて頂戴?♡♡♡」


 甘やかな囁きが、私の脳を溶かす。私は躊躇なく、己の欲望を口した。


「はぁっ♡はぁっ♡犯してっ♡おまんこっ♡犯してぇえええっ♡♡♡」


 私はミニスカートに手を突っ込み、ぐっしょりと濡れたショーツをずらして、秘所に指を突っ込んだ。そのまま乱暴に指を出し入れして、膣内を掻き回す。ぐぽっ、ぐじゅっと普段する自慰では聞いたことのない音が響く。私の秘所は熱く火照って、とめどなく蜜をあふれさせていた。


 発情して敏感になった媚肉をほじくると、腰が震えてしまう。だが、こんなものでは、私の指程度のものでは、到底足りない。あの太く、長く、硬い、ティアの肉槍が、欲しい。


「犯してっ♡私をめちゃくちゃにしてぇっ♡♡♡」


 媚びを含んだ声が、私の喉から絞り出される。気が狂いそうなほどの渇望が、私の全身を焼いていた。ティアに"喰べて"貰えるように、仰け反りながら腰を突き出し、ヘコヘコと振って、自分の秘所がどれほど仕上がっているのかをアピールする。


 無様なオナニーを披露し、媚びへつらう私の姿を見てか、ティアは淫靡な笑みを浮かべた。


「いいわ、望み通り犯してあげる♡♡♡四つん這いになりなさい♡♡♡」


「は、はひっ!」


 私は歓喜に打ち震えながら、言われた通りに床に四つん這いになった。そして、急いでショーツを脱いで、放り投げる。ずぶ濡れのショーツが、石壁に当たってぐちょりと音を立てた。


「お、お願いします♡早くっ♡早く犯してっ♡♡♡」


 私はお尻を高く掲げ、交尾を待つ獣のようにフリフリと振った。むき出しになった秘所から、ひんやりとした空気を感じる。熱い蜜が滴って、太ももを汚していく。


「ふふ、そんなに慌てないの♡すぐにシてあげるわ♡♡♡」


 そういって、ティアは私のスカートを捲り上げた、ティアの手が、私のお尻を撫で、そのまま腰のくびれへと移動する。ティアの両手が、私の腰をぐっと掴んだ。そして、灼けた鉄のように熱いものが、私の秘所に押し当てられる。


「ハッ♡ハッ♡」


 期待感と興奮で、子宮がずくんずくんと甘く疼き、切なさが込み上げてくる。ああ、やっと……ようやく♡早くっ♡早くっ♡


 ずにゅうううううっ♡♡♡


「んぉぉおおお~~~~~~ッ!?♡♡♡♡♡♡」


 衝撃。間の抜けた悲鳴が、私の口からあふれた。信じられないほどの熱と質量を持った極太巨根が、私の膣肉をかき分けながら、奥へ奥へと侵入してくる。愛液にまみれた媚肉は歓喜に打ち震え、強烈な快楽を私に伝えてくる。視界がチカチカと明滅し、頭の中が真っ白に染まる。やがて肉棒が最奥に突き当り、侵入が止まった。


「かはっ……!♡あ゛……っ♡♡♡」


 凄まじい圧迫感に、息が詰まる。灼熱の肉塊が、私の膣をぎちぎちに広げ、埋め尽くしていた。よく張った亀頭が、子宮口を押し上げている。まるで内側から焼かれているかのような熱と圧迫感。恐ろしいほどの充足感と幸福感が、私の心を支配する。


 これが、これが欲しかった。


 ティアのふたなりペニスを一目見た時から、待ち望んでいた瞬間が、やっと訪れたのだ。きゅぅうううっと膣肉が収縮し、ティアのペニスを締め付ける。


「ふふふ♡入れただけでイッちゃったの?♡♡♡でもね、まだまだこれからよ♡♡♡」


 ティアはそういうと、腰を動かし始めた。


 ずるるるるる……♡♡♡


 奥深くまで侵入した肉棒が、今度はゆっくりと抜けていく。エラの張ったカリ首が抜き出るごとに、膣ヒダの一枚一枚が捲られる感覚があった。


「ああっ♡おほおぉおおぉっ♡♡♡」


 ガクガクと腰が痙攣する。意識ごと持っていかれそうな強烈な快感。だが、歯を食いしばって耐える。意識を失ってしまえば、この至高の快楽を味わうことができなくなってしまう。


 ギリギリまで引き抜かれた肉棒が、今度は勢いよく押し込まれる。


 ばちゅん♡♡♡


「ぉお゛ぉっ!?♡♡♡」


 最奥まで一気に突かれて、頭が仰け反った。目の前に白い火花が散る。そしてまた、ゆっくりと引き抜かれる。ティアの腰の動きは、徐々に速くなっていく。


「お゛っ♡♡おっ♡♡♡しゅごっ♡♡あ゛ぁっ♡♡♡」


 深い抽挿を繰り返されて、声が抑えられない。長大なペニスが出し入れされる度に、結合部から泡立った本気汁があふれ出て、ぼたぼたと床に滴り落ちる。


「どうっ?♡♡♡私のチンポはっ♡♡♡気持ちいいっ?♡♡♡」


「はひっ♡♡♡気持ちいい、ですっ♡♡♡奥まで、届いてっ♡んひっ♡♡♡こんなっ♡♡こんなの知らないっ♡んぅう゛っ♡♡♡」


「そうっ♡♡♡それは良かったわっ♡♡♡」


 ティアは満足げに笑うと、さらに抽挿を激しくした。ぱんっぱんっと肉を打つ音が響き渡り、結合部から飛沫が上がる。激しいピストン運動に合わせて、私の身体も前後に揺さぶられる。


 どちゅっ♡♡どちゅんっ♡♡♡ぐぽっぐぽっぐぽっ♡♡♡♡


「おっ♡おっ♡ほっ♡お゛っ♡♡♡」


 ピストンの衝撃に、肺から空気が叩き出され、断続的に間抜けな声が出る。胎をこじ開けられ、掻き回され、蹂躙される感覚。脳髄が焼き切れそうな快楽に、視界が白く染まっていく。


「あ゛っ♡んぉっ♡お゛ほっ♡♡♡お゛~~ッ♡♡♡」


 ただ本能のままに叫び声を上げながら、与えられる暴力的なまでの快楽を享受することしかできない。だらしなく開いた口から舌が突き出て、涎が糸を引いて床に滴り落ちる。性感はどこまでも高まっていく。

 膣肉がビクビクと痙攣を始めた。子宮が降りてきて、亀頭とキスを繰り返す。私のカラダが、ティアの精液を欲しがっている。


 淫魔の精液を中出しされてしまった人間が、どういう末路を辿るのか、私は知っている。淫魔は、他の生物とはまた違った形で同胞を増やすことができる。大量の精液を身体深くへ取り込んだ異種族を、同胞へと変えるのだ。つまり、ティアに中出しされれば、私は淫魔へと堕ちてしまう。


 ヒトの天敵である魔物への転生――それは冒険者の仲間たちを、人間という種を裏切る行為に他ならない。だがしかし、いまの私にとってはどうでもいいことだった。ティアが与えてくれる魔の快楽は、私が人として積み上げてきたものをすべて投げ打っても構わないと思えるほどに素晴らしいものだった。これを知ってしまった以上、もう後戻りはできない。私は快楽のためだけに、人を辞める決意をした。


「中にっ、出してぇ♡♡♡んぉっ♡せーえき、いっぱい注いでぇええ♡♡♡」


「いいの?中出しされちゃったら、あなた人間じゃいられないわよ♡♡♡♡」


「いいっ♡♡いいのっ♡♡♡中出ししてぇえええっ♡♡♡」


 私は本能のままに、ティアに懇願した。腰をくねくねと振って、浅ましく媚びを売る。ティアはそれに応えるように、私の腰を掴む手に力を込めた。


「ふふ、おねだり上手ね♡つまみ食いするだけのつもりだったけど……気に入ったわ♡あなたを私たちの仲間にしてあげる♡♡♡」


 ティアがぐいと腰を突き出し、私の最奥を穿つ。その状態で、円を描くようにぐりぐりと腰を動かした。亀頭が子宮口の周辺をねちねちと責め立てる。強烈な快感が、脳髄を焼く。濁った声が腹の奥底から絞り出される。


「お゛っ♡♡♡あ゛っ♡♡♡あ゛~~~ッ♡♡♡」


「ここ、わかるでしょ?あなたの子宮を淫魔ザーメンで満たしてあげるわ♡♡♡」


 ティアはそういうと、再び激しく抽挿を始めた。ばちゅん、どちゅっと激しい水音を立てながら、肉棒が私の膣を穿つ。容赦のない責め。私は獣のような喘ぎ声を上げることしかできない。絶頂への階段を一段飛ばしで駆け上がっていく感覚に、私は歯を食いしばって耐えた。


「お゛っ♡♡♡お゛ほっ♡♡♡イグッ♡♡イッぐ♡♡♡イっちゃうぅうう♡♡♡」


「我慢せず、イキなさいっ♡♡♡中出しアクメキメて淫魔に堕ちちゃいなさいっ♡♡♡」


 ティアの言葉と同時に、一際深く肉棒が私の最奥を突き上げる。子宮口が押しつぶされる感覚に、頭の裏で火花が散った。


「お゛ぉっ♡♡♡イグッ♡イグゥウウ~~~~ッ!!♡♡♡♡」


 脳髄を焼き尽くすような絶頂感。全身が痙攣し、背中が反り返る。膣壁が激しく蠕動し、肉棒を締め上げる。


 どびゅるるるるっ♡♡♡ごぽっ♡♡どびゅうぅうう~~ッ!!♡♡♡♡


 灼熱が、私のナカで弾けた。子宮口に押し付けられた鈴口から、大量の精液が噴出する。その熱い奔流が、私を満たしていく。


「お゛っ……♡♡♡おぉおおっ……♡♡♡」


 射精は長く続いて、その間も絶え間なく絶頂へと押し上げられ続けた。これこそが至福。これこそが悦び。私は自らの決断に、もはや一片の後悔もなかった。この快感が得られるなら、人間を辞めることくらい安いものだ。


「ふふっ♡とっても良かったわよ♡♡♡」


 ティアはそういうと、ゆっくりとペニスを引き抜いていく。肉棒が完全に引き抜かれると、膣口からどろりとした白濁液が滴り落ちた。床には失禁したかのように愛液の水たまりができているのが見えた。


「ああ……♡はぁ……♡♡♡」


 私は床に横たわり、ただただ荒い呼吸を繰り返した。甘やかな絶頂の余韻が、身体の中で反響し続けている。落ち着くまで、しばらくこのままでいよう――と思った矢先に、異変が起こった。


「あ……!?なに、これ……」


 全身が熱い。特に下腹部の辺りから、ジクジクと焼けるような熱を感じる。


「んふっ♡どうやら始まったみたいね♡」


 ティアはどこか愉しげに微笑むと、私の横へ寝そべった。そして、下腹部に手を這わせてくる。指先が肌に触れるだけで、身体がビクンと跳ねてしまう。


「ああっ♡♡♡な、なにが……?」


「淫魔への転生よ♡♡♡いまは私が精液に込めた魔力が、あなたの身体に馴染み始めたところね♡♡♡淫魔の魔力に犯されて人間辞めるの、最高に気持ちいいわよ♡♡♡たっぷり愉しんで♡♡♡」


 ティアの言葉を聞いて、身体の中の魔力の流れに集中する。精液と共に子宮へ打ち込まれたティアの異質な魔力が、私の魔力と混じり合っていくのがわかる。汚染された私の魔力はティアのそれと似た異形の魔力へと変質していった。魔女としてのアイデンティティである魔力を犯され、書き換えられるというおぞましい感覚。だがそれは同時に、得も言われぬ幸福感と快感をもたらすものだった。


「んぉおお……♡♡♡あ゛~~~ッ♡♡♡」


 変わる。変わっていく。変質した魔力が全身に巡り、私の肉体を隅々まで蹂躙して、淫魔のモノへと造り変えていく。魂にすらその侵食は及ぶ。淫魔としての生き方、悦び、知識。淫魔の価値観と思考を植え付けられる。


 膣は精を搾り取るための搾精器官に、子宮は精を魔力に変換するための捕食器官に変わっていくのがわかる。排泄器官に過ぎなかった腸や肛門も、性交のための器官に成り果てる。肉体と魂がいやらしく、淫乱に、淫靡に、淫魔として相応しいモノへと変貌していく。


「おぉおっ♡♡♡ほぉおお……♡♡♡」


 だらしなく舌を突き出し、瞳を裏返らせながら私は鈍く吠えた。細胞のひとつひとつが、魂の一片までもが、新たに生まれ変わる悦びに歓喜している。全身から快楽信号が迸る。全身が小刻みに痙攣し、腰が浮く。


「はあっ♡♡♡はあっ♡♡♡むねぇえ♡熱いぃいッッ♡♡♡」


 魔力の放流が胸へなだれ込んでくる。内側から膨らむように、私の乳房が徐々に大きくなっていく。相手の劣情を煽り、快楽を貪るために、身体が最適化されているのだ。私の乳房は自覚できるほどにどんどんと質量を増す。ブラウスの胸の部分の生地がパツパツに張りつめて、いまにもボタンが弾け飛びそうだ。ラジャーやブラウスがミチミチと悲鳴を上げている。


「あはぁ♡♡♡すごいっ♡♡♡おっぱい♡♡大きくなってっ♡♡♡」


 胸が大きくなるごとに、蕩けるような快感に襲われる。私は思わず背を仰け反らせた。その拍子に、ブラジャーとブラウスは限界を向かえた。ボタンが弾け飛び、拘束から解放された巨大な乳房がだゆんと弾みながら現れた。


「イイっ♡きもちいいっ♡♡♡人間辞めるの、きもちよすぎるぅ♡♡♡」


 肉体の変化はさらに加速していく。胸だけでなく、お尻や太ももにも柔らかな肉が付く。逆に、腹周りはきゅっとくびれて、肉感的ながらメリハリのあるボディラインを形成する。


 ミシミシと骨が軋むような音が、身体の各所から鳴り始める。肩甲骨や、尾てい骨の辺りの皮膚の下で、なにかが蠢いている。側頭部にも違和感を感じる。先ほどまで胸に集まっていた熱が股間、特にクリトリスへと集まっている。


 私にも異形の器官が芽生えつつある――人ならざるモノへと成り果てる実感に、ゾクゾクとした悦びが込み上げてくる。


「はぁっ♡ああっ♡♡♡クるっ♡♡♡なんか、すごいのクるぅぅうう♡♡♡♡」


 頭が割れるような感覚。次の瞬間、ビリと皮膚が裂ける音がして、私の身体の中で蠢いていたものが、一斉に飛び出してきた。


「あ゛っ♡♡♡♡お゛ぉっ♡♡♡ぎ、あ゛ぁああああアア~~~~ッ♡♡♡」


 声にならない絶叫。身体がバラバラになりそうなほどの強烈な快感が駆け抜ける。背中がビクビクと痙攣し、足の指がきゅうっと縮こまる。私は人間としての最後の名残を絶叫と共に吐き出して、生まれ変わる悦びに身を悶えさせた。


「はぁっ……♡♡♡はぁあ……♡♡♡」


 やがて、絶頂の波が引いていく。強烈な快楽に身を震わせながら、荒い呼吸を繰り返す。そこでやっと私は、自分から新たに芽生えたものがなんなのかを確認した。


 頭には一対の巻き角が、背中からはコウモリのような羽根が生えている。尾てい骨を延長するように伸びた尻尾の先は、ハート型に尖っていた。そして、私の股間には太く長いふたなりペニスが聳えていた。ティアのサイズには及ばないが、それでも人間のモノとは比べ物にならないほど立派な一物だった。


「これが、私……♡♡♡」


 私は生まれ変わった自分のカラダを撫で回し、うっとりと呟いた。片方で頭と同じくらいの大きさがある乳房や、くびれた腰回り。豊満なヒップから伸びるムチムチとした太もも。そして、雄々しいふたなりペニス。両性の特徴を兼ね備えた艶美な肉体を、異形の器官が彩っている。生まれ変わったばかりのカラダは感度も良く、すこし乳房を揉んだだけでも身悶えするような快感が走った。


 身体の隅々まで魔力と活力が漲っているのを感じる。人間だったころとは比べ物にならないほど、私の魔力は増大していた。いまの私であれば、素手でゴーレムを破壊し、杖なしに上級魔法を連発することも可能だろう。ああ、淫魔の肉体とは、なんと素晴らしいのか。いままで脆弱で矮小な人間でいたことが、恥ずかしく思えてくる。


 全能感に浸っている私に、ティアが声をかけてきた。


「ふふ……おめでとう♡これであなたも淫魔の仲間入りね♡♡♡どう?生まれ変わった感想は♡♡♡」


 ティアが嬉しそうに私の股間に生えたペニスに触れる。軽く触れられただけで、凄まじい快感が身体中を駆け巡った。


「はぁん♡♡♡」


 腰が震え、ビクビクと跳ねたふたなりペニスが先走り汁を撒き散らす。未知の快楽に、私の胸は期待感で高鳴り始める。


「いい感度ね♡ちょっと触っただけで、そんなに感じちゃって……♡♡♡」


 ティアはそう言いながら、私のふたなりペニスに顔を近づけると、舌を伸ばして舐め上げた。ティアの長い舌は、私の肉棒に絡みつき、にゅるにゅると這い回る。裏筋を這ったかと思えば、カリ首に巻き付くようにうねる。時折鈴口に舌先を差し込み、尿道をほじくってくる。その度に私は嬌声を上げながら身体を跳ねさせた。


「お゛っ♡♡♡んほぉおおッ♡♡♡」


「淫魔のカラダって素敵でしょう?人間の身体よりも感じやすいのに、より深く快感を味わえる余裕があるの♡♡♡」


 ティアは上目使いでこちらを見つめながら、舌先でチロチロと鈴口をくすぐってきた。もどかしい刺激に、私は切なげに腰をくねらせる。ペニスをいじくられるのがこんなに気持ちいいものだったなんて知らなかった。早く続きをして欲しくて、私は視線をティアに送った。


「はいっ♡♡♡最高です、お姉さまぁ……♡♡♡もっと、私のおちんぽ気持ち良くしてください♡♡♡」


 媚びるような甘い声でおねだりすると、ティアはにっこりと微笑んだ。そして、口を大きく開くと、一気に私の肉棒を咥え込んだ。ティアの口技は巧みだった。私も知らない私のペニスの弱点を舌で、口蓋で、頬肉で的確に刺激してくる。私は身悶えしながら快楽を貪った。


 じゅぷっ♡♡じゅぶ♡♡くぽっ♡♡ちゅぱぁっ♡♡♡


 ティアは口を窄めながら、頭を前後に動かし始めた。喉奥まで使って、肉棒全体を締め上げられる。それと同時に舌が竿とカリ首に絡みつき、這い回る。


「お゛ッ♡♡♡すごっ♡♡すごいぃいい♡♡♡」


 腰が抜けそうな快感だった。私は思わずティアの角を掴み、腰を突き上げ、喉奥を犯すようにピストンさせた。しかし、ティアは苦しそうな素振りも見せず、さらに強く私の肉棒を吸い上げてきた。腰奥から熱いものが込み上げてくる。


「でるっ♡でるっ♡♡♡でりゅうぅぅうう♡♡♡♡」


 どびゅるるるっ♡♡♡♡びゅるるるるッ♡♡♡


 大量の精液が、尿道を駆け抜けていく。私は背筋を反らせながら射精した。頭が真っ白になり、なにも考えられなくなる。ドロドロとした奔流を、ティアは受け止め続けた。ごきゅごきゅと喉を鳴らし、私の精液を飲み下していく。それにすら私は興奮してしまって、何度も小刻みに身体を震わせながら、何度も何度もティアの喉へと精を吐き出し続けた。ただ幸せで、ただただ気持ちが良かった


「んっ♡んくっ♡♡……ふぅ♡♡♡ごちそうさま♡」


 長い吐精が終わると、ティアはようやく口を離した。ちゅぽんと音を立てながら肉棒が解放され、唾液と精液の混ざった粘液が糸を引く。あれだけの大量射精をしておきながら、私のペニスは硬いままだった。もっと欲しいとばかりに、ティアに向かっていきり立つようにピクピクと跳ねている。


「まだまだ元気そうね♡♡♡淫魔のカラダで気持良くなる方法、もっと教えてあげるわ♡♡♡」


 ティアはしなを作りながら、私に寄り添って、耳元へ唇を寄せた。心の底から淫魔へと生まれ変わったことに感謝しながら、私はコクコクと頷いた。

魔女リズの堕落

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