XaiJu
死蛸都内
死蛸都内

fanbox


シスター・イレーネの堕落

「んじゅっ♡じゅるるっ♡じゅぞぞっ♡」


 教会の人々が寝静まった深夜、礼拝堂に水を啜るような音が響く。女神の降臨を描いたステンドグラスを通って、色とりどりに彩られた月の光が、礼拝堂をぼんやりと照らしている。女神像が安置されている祭壇の前には二つの影がある。


 一つは、黒い修道服に身を包んだシスターだ。彼女はシスター・イレーネ。街の人々に親しまれる、敬虔なシスターである。亜麻色の長い髪に、柔和な面立ち。おっとりとして慈愛に満ちたまなざしが印象的な、母性的な雰囲気をまとった女性だった。


 しかし、今宵のイレーネは普段の彼女とは違っていた。目の前に聳える極太長大な肉竿を、恋する乙女の瞳で見つめ、一心不乱に舐めしゃぶるその姿からは、常日頃の清楚さを微塵も感じられない。飴でも舐めるように、熱心に、そして愛おしそうに肉棒に舌を這わせたかと思えば、頭を垂れて喉奥深くまで咥え込み、口内を満たす熱く滾る肉塊の逞しさに酔いしれる。口淫奉仕に耽るイレーネの淫らな表情を、ステンドグラス越しの月光が妖しく照らし出していた。


 そして、もう一つの影、イレーネの奉仕を受けている相手は、一糸まとわぬ姿の女淫魔だった。不遜にも神聖な祭壇に腰を掛けた淫魔は、自分の股間に顔を埋めて口奉仕に熱中しているシスターを愛おしそうに見下ろしている。


 傾国の美女という言葉ですら足りないほどに、淫魔の美貌は人間離れしていた。美麗にして妖艶。肉付きの良い肢体は、女性的魅力に満ち溢れ、扇情的な色香を存分に振りまいている。たわわに実った胸の果実は、下着なしでも重力に逆らうように美しい形を保ち、安産型の巨尻から伸びる太ももは、ムチムチとして芸術的な脚線美を描き出す。大きな胸や尻とは対照的に、ウエストはキュッと引き絞られていて、腹に内臓が入っているのか怪しみたくなるほどにくびれている。完璧なプロポーションを持つ極上の肢体だった。


 肩まで伸びたピンク色の髪に、側頭部から生えたねじくれた角。背中から生えた皮膜付きの羽根、先端がハート型の尻尾、そして股間に聳えるふたなりペニス。それらが、彼女が人ならざるモノであると如実に示している。異形の器官が彩る肉感極めた女体に、極太の肉棒が備わっている様は、非現実的な調和と美しさを醸し出していた。


「ふふっ♡良いわよ♡そのまま続けなさい♡」


 シスターの奉仕を堪能する女淫魔――ダリアはくすりと笑い、イレーネの頭を撫でた。イレーネはびくりと小さく震えた。ダリアに褒められた、それだけでイレーネは軽く達してしまったのだ。


 淫魔であるダリアは、存在自体が人間を惑わし堕落させる一種の淫毒である。その声を、その吐息を、その視線を投げかけられてしまえば、どんな清廉な人間もたちどころに虜になってしまう。


 ダリアは、イレーネが夜の祈りを捧げているところに、突如として現れた。祭壇の中空に転移して、空から舞い下りてきたダリアの姿にイレーネは驚きの声を上げようとしたが、その前にダリアの視線がイレーネを捕らえた。縦に裂けた瞳孔に、金色に光る虹彩。魅了の魔力が込められた視線、淫魔の邪視を浴び、イレーネは瞬く間にダリアに魅了されてしまった。


 魅了されたイレーネの目に、ダリアはひたすらに美しい存在として映った。豊満な身体も、淫靡な肉付きの脚も、胸の双丘も、股間でそそり立つ肉塊すらもが美しく感じられた。まるで女神のようだとイレーネは思った。初恋にも似たときめきが、イレーネの心を熱く焦がした。心臓が高鳴り、呼吸は乱れ、身体が熱くなる。食い入るようにダリアの裸体を見つめていると、イレーネは下腹部から熱い疼きを感じた。その疼きは、徐々に熱を帯びて大きくなり、やがて耐えがたい熱量となってイレーネを苛んだ。イレーネはダリアに発情し、欲情していた。修道女として禁欲的な生活を送って来たイレーネにとって、ダリアの存在は劇薬に近かった。


 イレーネの心に、ダリアを崇拝する思いが満ちていく。目の前の美しい存在が、己のすべてを捧げるべき尊い存在だと直感的に理解し、イレーネは無意識のうちに自らダリアの足元に跪いていた。その様子に、ダリアは目を細めて笑みを深め、言った。


 しゃぶりなさい――そう命じられたイレーネは、姦淫を禁ずる教えも忘れ、ダリアの股間に頭を埋め、命じられるままに目の前の凶悪なペニスに舌を這わせた。


「んぅ♡ちゅぷぷっ♡れろっ♡れろっ♡」


 大きくて太い肉棒を、舌と唇で懸命に愛撫する。ダリアのふたなりペニスは、人間の男のソレを遥かに超えたサイズをしている。ビキビキと血管を浮き立たせた太い幹と、エラの張った野太い亀頭。凶悪な造形をし、圧倒的存在感を放つ淫魔のペニスは、人間同士の交わりでは決して得られない快感を与えるために洗練された肉凶器である。その人間離れした逞しさと熱量に、イレーネは夢中になっていた。


「じゅずっ♡れろっ♡んじゅっ♡じゅるぅっ♡」


 信仰心と恋心、情欲が入り混じった感情を糧に、イレーネの奉仕はより激しさを増す。神に仕え、人々の意を汲んで働くシスターとしての奉仕の技量を淫らに応用し、普段神を称える祝詞を紡ぐ唇と舌で、人外の巨根に媚びを売る。


「ぢゅうぅっ♡ぢゅぞぞぞっ♡んぅぅっ♡」


 ダリアの様子を上目使いで伺いながら、イレーネは一際強くペニスの先端を吸い上げた。熱く粘ついた液体が口内に広がる。割れ目から滲み出る先走り汁を飲み下すと身体が内側から灼かれるように熱くなった。淫魔の体液は、依存性すらある強力な媚薬である。この甘露が、もっと、もっと欲しい。飢えを満たすように、イレーネは夢中で先端にしゃぶりつき、舐り、啜り上げた。


「ぢゅっ♡ずずぅっ♡んぢゅっ♡んふーっ♡んふーっ♡」


 イレーネは喉の奥まで男根を突き入れると、頬を凹ませながら激しく頭を上下させ始めた。肉棒を下品にしゃぶりたてる水音と、イレーネの荒い鼻息が礼拝堂内に響き渡る。


「なかなか上手いわね♡シスターにしておくのがもったいないわ♡♡♡」


 ダリアは、その美しい貌を愉悦に歪ませ、イレーネの口奉仕に賛辞を贈った。そして、欲望のままにイレーネの頭を掴んで喉奥を突き上げ始める。


「んぶっ!?♡♡♡んごっ♡んぶぅ♡♡♡」


 突然始まったイラマチオに、イレーネは苦しげな声を漏らしたが、驚きと苦悶の表情はすぐに快楽に蕩けたものに変わった。媚薬体液の染み込んだ口内をペニスで抉られ、喉奥を突かれるたびに、脳髄に直接響くような痺れが広がる。オナホールのように扱われ、口腔内を乱暴に蹂躙される、その被虐的な快感が、イレーネの心を甘く蕩かしていく。


「出すわよ♡♡♡」


 ダリアの言葉と同時に、ふたなりペニスが一回り膨張する。次の瞬間、イレーネの口内で精液が迸った。


 ぶびゅるっ♡びゅるるるるるるるるるっ♡♡♡



 粘度の高い流動音。マグマのような白濁液が、イレーネの喉奥に叩きつけられる。


「んぶぅっ♡♡んんっ♡♡♡んん~~~~~ッ!!!♡♡♡♡♡」


 くぐもった嬌声が、真夜中の礼拝堂に響き渡る。大量の精液が、食道を通って胃の中まで直接注ぎ込まれる。その熱く粘ついた感触に、イレーネは身悶えしながら絶頂した。


 ぶしっ♡ぶしゅっ♡


 イレーネの秘所から潮が噴き出す。すでにぐちょぐちょになっていたショーツに、限界を超えて愛蜜が噴きつけられた。蜜が太ももを伝い、床にぼたぼたと滴り落ちる。


 食道を通り、胃に落ちていく大量の精液。ドロドロとして青臭いのに、脳が蕩けるほどに甘い極上の媚薬。それを嚥下するたびに、絶頂の感覚が少しずつ長引いていく。イレーネは涙を流して悶えながら、ごくごくと喉を鳴らして精を受け止め続けた。引き延ばされた絶頂感が、イレーネの意識を白く染め上げる。


 イレーネの鳶色の瞳は、ぐるりと上を向いてまぶたに潜り込み、半ば気をやりながらも肉棒へ貪欲に吸い付く口の端からは、飲み切れなかった白濁液がどろりと零れている。赤ん坊が母親からミルクをねだるように、イレーネは肉棒に這わせた舌を波のようにうねらせて、白濁した甘露をさらに搾り取ろうと啜り上げる。


 淫らで懸命な奉仕に、ダリアはゾクゾクと背筋を震わせ、より多くの精を吐き出した。


 やがて、長い射精が終わると、ダリアはふうと息を吐いた。


「あなたの口まんこ、良かったわよ♡♡♡」


 ダリアはそう言って、イレーネの頭をどかして、肉棒を引き抜いた。口内から出ていく肉棒に、イレーネは無意識的に口を窄め、さらに精を吸い上げようとする。ちゅぽん、と音がして、ダリアの肉棒がイレーネの口から解放される。唾液と精液が混じり合ったものが、肉棒と唇の間に糸を引かせていた。


 けぷ、とイレーネが小さくげっぷをした。精液に満たされた胃から遡って来たそれは、濃厚な精臭をまとっていて、イレーネの鼻腔を淫靡にくすぐる。青臭く芳しい淫らな香りを吸い込むたびに、イレーネは陶然とした感覚に包まれた。


 精液は淫魔の媚薬体液の最たるもので、経口摂取すれば激烈な催淫効果と麻薬的な多幸感をもたらす。いままでの人生で感じたことのない陶酔感、そして快楽への渇望が湧き上がってくる。イレーネは息を切らした犬のようにハァハァと呼吸を荒げながら、物欲しそうな目でダリアを見上げた。


「おまんこも使ってあげましょう♡ここに手をついて、お尻をこちらに突き出しなさい♡」


 ダリアは祭壇から降りながら言った。イレーネはまだ絶頂の余韻に意識がもうろうとしていたが、ダリアの言葉にはすぐさま反応した。ふらふらと立ち上がると、修道服の裾をまくり上げ、急いで下着を脱いで放り投げて、言われた通りにダリアへお尻を突き出す格好になった。


 小ぶりなお尻の下には、挿入をいまかいまかと待ちわび、物欲しそうにヒクついている淫裂がある。割れ目は蜜をよだれのようにたらしており、太ももの内側を粘着質な雫が伝り落ちている。


 イレーネは捕食者の笑みを浮かべると、自らの逸物の先端を濡れそぼった淫裂にあてがった。焼けた鉄のように熱い剛直の感触を媚肉で直接感じ、イレーネは背筋を震わせて甘い吐息を漏らした。どぷりと粘度の高い本気汁が秘裂からあふれ出し、ダリアのふたなりペニスの先端を濡らす。


 ダリアは腰を突き出し、逸物をゆっくりとイレーネの秘裂に沈めた。硬く反り返った凶悪な肉棒が、火照った媚肉を掻き分けながら奥へ奥へと押入っていく。


「おっ♡お゛ぉお゛ぉ~~~~~~ッ!!!♡♡♡」


 脳天まで突き抜けるような快感に、イレーネは濁った嬌声を響かせた。処女膜を突き破られる感覚がしたが、破瓜の痛みはまったくない。淫魔の媚薬体液をたっぷりと取り込んだイレーネの身体は、苦痛すらも快楽へと昇華する。いまのイレーネが感じているのは、ただひたすらに快楽のみであった。極太の肉槍が肉洞を押し広げていく圧迫感も、内臓が圧迫されるような息苦しさも、すべてが甘美な熱となってイレーネの全身を蕩けさせる。


「~~~~~~ッ!!♡♡♡♡♡♡」


 ダリアの逸物が最奥にまで達した。逞しい亀頭の先端が子宮口の辺りをぐっと押し上げる。視界に白い火花が散り、イレーネが声にならない叫びを上げた。祭壇に突いていた手の力が抜け、赤い掛け布に顔を押し付けて突っ伏してしまう。ビクビクと身体を震わせ、掛け布を握りしめて悶えるイレーネの姿に、ダリアは口角を吊り上げ、ゆっくりと抽挿を開始した。


 深く突き入れられた肉棒が引き抜かれていく。よくエラの張った亀頭冠が肉襞に引っかかり、ぞりぞりと内壁を抉りながら抜けていく感触に、イレーネはくぐもった嬌声を漏らした。抜けるギリギリまで引き抜かれたペニスが、今度は一気に根元まで突き入れられる。


「んぉおお゛っ!?♡♡♡」


 ずちゅん、と鈍い音を立てて、ダリアの巨根がイレーネの最奥を穿つ。脳天まで突き抜ける衝撃にイレーネは背を仰け反らせて吠えた。


 ダリアはそのまま何度も激しく腰を打ち付けた。力強いピストンにイレーネの尻が波打ち、肉を打つ音が礼拝堂内に響き渡った。イレーネの口から濁った嬌声が上がる。イレーネの端正な顔は快楽と喜悦に歪み、だらしなく半開きになった口からはよだれが溢れて顎を伝っていた。汗と、涙と、唾液と、愛液が、激しい交わりによって飛び散って、祭壇と床を汚していく。


「おほ゛ぉっ♡しゅごいぃぃっ♡♡♡おちんぽっ、お゛っ……♡♡♡お゛ぐぅぅ……っ♡♡♡」


 イレーネは舌を突き出し、背を反り返らせて悶絶した。顔を上げたイレーネの目の前には、祭壇に据え置かれた女神像があった。かつて人間たちを造り、祝福を与えたという女神の顔は、慈愛に満ちた笑みを浮かべている。


 イレーネはダリアに与えられる魔の快楽を堪能しながら、心の中で女神の導きに感謝した。自分が生まれてきたこと、教会に入りシスターになったこと、そのすべてが、いまこの瞬間、ダリアに犯されるために必要だったのだと、心の底からそう思えたからだ。


「おぐっ♡んぎぃ♡きもちっ、きもちいいぃ♡♡♡おほっ♡ありがとう、ございますしゅっ♡おお゛っ♡♡♡」


 イレーネは手を合わせ、指を組んで祈りを捧げながら、自ら尻を突き出し、淫らにくねらせる。中出しを乞うための、意識的なおねだりだった。


 淫魔の精液に他種族を孕ませる機能はない。その代わりに、大量に精液を取り込んだ他種族を、同胞へと造り変える力がある。子宮に直接精液を流し込まれてしまえば、淫魔への転生は避けられない。そのことを、教会からの教育によってイレーネは知っていた。知っていてなお、より深い悦楽を求めて、イレーネはダリアを誘惑する


 ダリアに与えられる魔の悦楽は、いままでの人生で味わった幸福や快感を遥かに超える圧倒的なもの。そして、その快楽に身を委ねる悦びは、破滅的なまでに甘美だ。人間を辞めることなど、魔の快楽を知ってしまったいまのイレーネにとってはもうどうでも良いことだった。人間としての矜持も、聖職者としての使命も、快楽のためだけに捨て、イレーネは堕落することを選んだのだ。


 イレーネの心からの堕落を感じ取り、ダリアは嗜虐的な笑みを浮かべた。そして、イレーネの腰をがっしりと掴みなおし、ラストスパートとばかりに腰の動きを加速させた。


「いぎっ♡んぐっ♡ほおっ♡♡♡おっ、んほぉおおっ!♡♡♡」


 ダリアは容赦なく腰を振りたくり続ける。イレーネの呼吸が切羽詰まったものへと変わる。イレーネの膣は収縮を不規則に繰り返し、肉棒を搾り上げるように蠢いた。ダリアの吐息にも熱が籠り、額にも汗が滲む。二人が刻む淫靡な律動は、徐々に速くなっていく。


 ダリアは最後に一際強く腰を打ち付けた。巨大な亀頭が最奥を殴りつけ、一瞬膨らむ。


「んぉおおお゛ぉおお゛ぉお~~~~~~ッ!!♡♡♡♡」


 びゅるるるっ♡びゅるるるっ♡どびゅるるる~~~っ♡♡♡♡


 ダリアの絶叫と共に、大量の白濁液がイレーネの中にぶちまけられた。灼熱の奔流がイレーネの子宮を瞬く間に満たし、逆流して結合部から溢れ出す。灼熱の濁流が胎を焼く感覚に、イレーネは背筋を弓なりに反らして天を仰いだ。熱く滾った深々と突き刺さった巨根がどくんどくんと脈打ちながら精液を放出していくたび、絶頂の最中にあるイレーネはその刺激でさらに深い絶頂へと押し上げられていく。頭の中が真っ白になり、全身が痙攣する。イレーネの脳裏でチカチカと火花が散り、視界を白い光が埋め尽くした。


 長い、長い射精が終わると、ダリアは腰を引き、ずるりと肉棒を引き抜いた。栓を失った秘所からどろりとした白濁液が大量に流れ出す。イレーネはそのまま祭壇に突っ伏し、ビクビクと身体を震わせていた。その表情は完全に蕩けきり、焦点の合わない瞳で虚空を見つめている。


「ふあっ♡ああ……♡♡♡」


 絶頂の余韻に浸っているイレーネの身に、異変が起こる。いまはだらしなく蕩け切った、柔和な面立ちが微細に変化する。全体的な印象は変わらないが、イレーネの相貌は人間離れした妖美さを醸し出すものへと変貌していく。唇はぽってりと厚みを増し、肌はよりきめ細やかになって妖しい艶を帯びる。耳の先が伸びて尖った。


 控えめだった胸の膨らみは徐々に大きくなり、片方で自分の頭ほどもある巨大な果実へと成長する。小ぶりなお尻にも肉が付き、パツパツの弾力を持った桃尻へと変わる。腰回りはさらにくびれて、大きくなった胸やお尻とメリハリのあるシルエットを描き出す。


「んふっ♡おおお……っ!?♡♡♡」


 そして股間からは何かが迫り出してくるような違和感があったかと思うと、秘裂の上あたりから立派なペニスが生えてきた。クリトリスが変じた生まれたてのふたなりペニスは、ダリアのそれには及ばないものの、やはり人間の男とは比べ物にならない逸物であった。


 側頭部からはヤギのような角が生え、修道服を突き破って黒い翼膜を持つ羽根が生えた。修道服の裾からは、先端がハート型になった尻尾が、しゅるりと顔を出す。


「はぁ……♡あぁ……♡♡♡」


 涙に濡れたイレーネの瞳が、黄金に輝き、瞳孔は縦に割れた。イレーネは、自身が完全に淫魔へと生まれ堕ちたことを本能的に悟り、堕落の悦びに全身を震わせた。


 ダリアは新たな同胞の誕生に笑みを深くすると、倒れ伏したイレーネを抱き起して耳元で囁いた。


「おめでとう♡♡♡これであなたも私たちの仲間よ♡♡♡ふふっ♡♡♡立派なふたなりチンポね♡♡♡」


 ダリアはイレーネを背後から抱きしめ、その股間に聳えるふたなりペニスに手を伸ばした。そして優しく撫で上げると、それだけでイレーネはビクンと身体を跳ねさせた。


「んぉお゛っ♡♡♡」


 ダリアが肉棒の先端を指先でクリクリとこねると、ぴゅっ♡ぴゅっ♡と先から先走りが漏れ、ダリアの手を汚した。ダリアがそのまま手淫を始めると、イレーネは喜悦の表情を浮かべて悶えた。


「はぁあんっ♡あぁん……♡♡♡」


 イレーネは初めて味合う肉棒への快感に身をくねらせる。ダリアに背を預けるようにもたれかかり、腰を突き出し、快楽を求めて自らへこへこと腰を振る。淫魔へと生まれ変わったイレーネにとって、快楽を貪る以上に重要なことなど何一つない。


「ふああぁぁん♡♡♡おちんぽぉ、気持ちいいっ♡んんぅ……♡♡♡」


 イレーネは恍惚の表情で目を閉じ、雄性の快感を堪能する。生えたばかりで敏感なペニスを、淫魔の巧みな手技で扱かれ、たちまちのうちにイレーネの官能は高まっていく。腰の奥から熱いものが込み上げてくるのを感じ、イレーネはぐっと歯を食いしばった。


「くふっ♡♡♡んおぉっ♡♡♡出るっ♡なにか出ちゃいますぅぅ♡♡♡」


「ふふっ♡我慢なんてしなくて良いのよ♡あなたはもう淫魔なんだから、思うように欲望を解放して良いの♡♡♡さあ、思いっきりイきなさい♡♡♡」


 イレーネが限界を訴えると、ダリアは微笑みながらさらに激しくふたなりペニスを扱き上げた。そして、一際強く根元から搾り上げるように扱いた瞬間、イレーネの性感が決壊する。


「おお゛お゛ぉぉ~~ッ♡♡♡♡♡♡」


 ぶびゅるるるるる~~~~っ♡♡♡♡♡♡


 大きく背中を仰け反らせながら絶叫を上げ、イレーネは尻を突き出して射精した。大量の白濁液が、噴水のような勢いで噴き上がり、女神像を穢していく。


「はあっ♡はぁっ♡♡♡はぁ……♡♡♡」


 精通を迎え、初めて味わう射精の快感にイレーネはうっとりと酔いしれる。チカチカと眩む視界の中に、己の吐き出した欲望によって白く染め上げられた女神像が映った。いままで感じたことのない解放感と征服感に、イレーネは背筋をゾクゾクと震わせた。


「いっぱい出せたわね♡♡♡これからは、私と一緒にたくさんの人間を堕落させましょうね♡♡♡まずは、あなたの同僚たちを堕としましょうか♡♡♡」


 ダリアが背後からイレーネの豊満な胸を揉みしだきながら耳元で囁く。その甘い言葉と胸への刺激に、イレーネは蕩けた笑みを浮かべて頷いた。


「はいぃ……♡♡♡お姉さま……ご一緒させてください……♡♡♡」


 イレーネは妖艶に微笑む。そして、首を巡らせて、ダリアの唇を奪った。淫魔となって蛇のように伸びた舌を、ダリアの口に差し込んで絡ませる。ダリアは子の成長を喜ぶ母のような慈愛に満ちた笑みを浮かべて、イレーネの舌を絡め取り、口づけを返した。


 こうして、敬虔な修道女であったシスター・イレーネはその身を魔へと堕とした。淫魔イレーネは、これから、数多の同胞たちを同様に淫魔へと堕落させていくことだろう。シスターであったころと変わらぬ、しかし淫らに歪んだ、愛と慈悲を持って……。

シスター・イレーネの堕落

More Creators