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死蛸都内
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【WIP】魔女と女生徒

 また更新がギリギリになってしまいそうなので、とりあえず読めるものを置いておきます。pixivで連載中の『淫魔たちの愛』シリーズの新作の書けた部分です。直接的には、『淫魔と女教師』の続編、『淫魔と学院長』で登場した王都魔女学院でのお話となります。



 少しでも楽しんでいただけたら幸いです。


******


 オロメヘ王国王都北には、数多の優秀な魔女を輩出した王都魔女学院がある。森深くに建つ石造りの荘厳な城館は、王国の歴史と権威を表すかのようだ。学院では今日も将来有望な若い魔女見習いたちが勉学に励んでいる。その学院の廊下を、二人の女子生徒が歩いていた。黒いローブを赤い帯で留めた姿は、彼女たちが学院に入って三年目であることを示している。


「……まったく、信じられない」


 ため息混じりに呟くのは、リディア・アイヴァンス。長い黒髪と怜悧な美貌、実技も座学もトップクラスという才色兼備の才媛である。性格も真面目で品行方正。教師からの覚えも良い、まさに絵に描いたような優等生だ。


「まあまあ、そんなにカリカリしないでよ、リディア」


 宥めるように言うのは、ドロシー・ライラント。肩まで伸びた金髪と透き通るような碧眼、愛らしくどこか茶目っ気のある顔立ちが特徴の少女だ。成績は中の上と言ったところ。もっと上を目指せるはずだが、彼女にその気はないらしい。


 二人は同じ寮の部屋で暮らすルームメイトであり、また親友同士でもある。


「別にカリカリなんてしてないわ。ただ……」


 リディアは足を止めて窓の外を見る。空はどんよりとした灰色に覆われていた。今にも雨が降り出しそうだ。


「よりによって図書室で……あ、あ、あんな淫行を……! 」


 リディアは顔を真っ赤に染めながら、震える声で言った。


「いやー、びっくりしたよね。まさか、ヘザーとモカがああいう仲だったなんてね。確かに、あの二人っていつも一緒にいたけどさ。まあ、でもキスしてただけだし、淫行ってほどじゃないでしょ」


「いいえ!あんなねっとりとした舌使い……しかも、女同士で……いやらしい…… !この学院の風紀も落ちぶれたものね!」


 先ほどまで、リディアとドロシーは調べもののために図書館を訪れていた。本棚が高々と並ぶ広い図書室は見通しが悪い。二人のクラスメイトであるヘザーとモカは、それを良いことに濃厚なキスを交わしていた。リディアは偶然それを目撃してしまい、慌ててその場から逃げてきたのだ。


 拳を握りしめ、憤怒の形相を浮かべるリディアを見て、ドロシーは苦笑する。


「う~ん、そこまで言わなくても……。それにしてもさぁ、前から思ってたけど、リディアって結構むっつりだよね。私は舌使いまで観察してなかったよ」


 ドロシーがそういうとリディアは頬を赤らめた。


「そんなことないわ!!わ、私はただ、この学院の行く末を憂慮しているだけであって……」


「はいはい。まあ、そういうことにしておくよ」


「あなたねぇ、またそうやって私をからかって!」


 詰め寄ろうとするリディアをドロシーはひょいと躱し、くるりと背を向けて廊下を早足で歩き出す。


「ほらほら、早くしないと授業始まっちゃうよ? 遅れちゃったら大変だよ?」


「ちょっと待ちなさい!ドロシー!!」


 ドロシーを追いかけて、リディアも走り出す。同時に、窓を打つ雨音が大きくなった。雷の閃光が窓から差し込む。リディアとドロシーを物陰からじっと見つめていた一つの人影が、一瞬だけその姿を現し、ふっと消えた。


 ***


 放課後になり、生徒の姿がまばらになった廊下を、リディアは歩いていた。ドロシーは用事があると言ってどこかへ行ってしまったため、一人で寮へ帰っていた。


(まったく、どうしてあの子はいつもああなのかしら)


 放課後、図書館に寄るのがリディアの日課だが、ヘザーとモカのキスを見てしまった手前、どうも気まずくて行き辛かった。今日は寄り道せずに帰ろうと、廊下を歩いていると、後ろから声をかけられた。


「ねえ、リディアさん!」


 後ろを振り返ると、見知った顔があった。語学教諭のエラである。癖のある赤毛と鳶色の瞳、童顔が特徴の女性だ。以前は地味な印象の教員だったのだが、最近大きく雰囲気が変わり、はきはきとしていて授業もわかりやすいと生徒たちからも人気を得ている。


「あら、エラ先生。なにか?」


「ごめんなさい。急に引き止めて。実はリディアさんに内密な相談があるんですが、お時間よろしいですか?」


「はい、大丈夫ですけれど」


 リディアの言葉を聞いて、エラはほっとした表情になる。


「よかった。じゃあ、少し場所を変えましょう。ついてきて下さい」


「わかりました」


 二人は並んで歩く。リディアはエラの言う内密な話とは何だろうと考えていた。すこし前にあった集団カンニング騒動の聞き取り調査?それとも、別の件だろうか。いずれにせよ、真面目なリディアにとって、教師からの頼み事は断れない。


 やがて、二人は小さな部屋の前に辿り着いた。扉を開けると、そこには大きなソファとテーブルが置いてあった。確か以前は、空き教室のひとつだったはずだが、いつの間にか、休憩室のようなスペースになっていたらしいとリディアは思った。


「ここなら、誰にも聞かれずにゆっくり話せますよ。さ、座ってください」


 リディアはエラの促すまま、ソファに座った。部屋の中はお香でも焚いているのか、熟れた果実を思わせる甘い香りが漂っている。


 リディアはその心地よい香りに、思わず深呼吸をした。


「お茶はいかかです?」


「ええ、いただきます」


「では、少々お待ちを」


 エラは手際よくお茶の準備をする。リディアはその間手持ち無沙汰だったので、室内を観察してみた。壁には本棚がいくつもあり、様々な書物が収められている。中には見たことのない言語で書かれた分厚い魔導書もあった。本棚の空いたところには、見たこともない珍妙な置物や人形が飾られている。エラは古語やいくつかの外国語に精通しており、両親は国を跨いで商いをする大商人であると、リディアは噂に聞いていたのを思い出した。この部屋の内装もエラの趣味なのかもしれない。


「お待たせいたしました」


 エラがティーカップを差し出した。ほんのりと紫がかった香りのよい液体が、なみなみと注がれている。

「ありがとうございます。いい香りですね」


 リディアはティーカップを受け取って一口飲む。飲んだことのない不思議な風味の茶だったが、上品な渋みがあり、気分が落ち着く味だった。


「良い香り……。これはなんというお茶ですか?」


「『黒紫花茶』っていう名前のお茶ですよ。ドルト教国の北にある山岳地帯で採れる珍しい花を乾燥させて作ったものです。ミルクを入れるとさらに飲みやすくなりますよ」


 そういってエラは牛を象ったミルクピッチャーとマドラーを差し出した。リディアはそれを受け取り、軽くかき混ぜてから再び口に含む。すると、甘い花の蜜のような芳香と、深みのあるコクが舌の上に広がった。


「ああ、とても……おいしいです。それに、なんだか身体がポカポカしてきました……」


 リディアの目がトロンとしてくる。陶然とした様子で、リディアは残りを一気に飲み干した。


「ふぅ……」


 熱い吐息とともに、リディアはゆっくりと背を倒し、ソファにもたれかかった。心地よく、身体から力が抜けていく感覚。身体の奥底にもどかしい熱が溜まっていくような気がする。


(あれ……?)


 おかしいと思いながらも、頭がうまく働かない。


「媚薬茶と淫魔のミルクの味はいかがですか? 気持ち良くなってきたでしょう?」


「びやく……? いんま?」


 リディアは首を傾げる。いんまとはあの悪魔の一種の淫魔だろうか。唐突に、聞き慣れぬ単語を言われて、思考能力が低下したリディアは混乱していた。リディアは緩んだ表情のまま、視線をさまよわせた。その様子を見て、エラは妖艶に微笑むと、リディアの隣に座って肩を抱いた。


「リディアさん……可愛い」


「んっ……。先生?」


 突然抱き寄せられ、リディアは戸惑う。だが、頭に霞がかかったようにぼんやりとしていて、抵抗する気が起きなかった。


「本題に入りましょうか。ねえ、リディアさん。あなた、ドロシーさんのことが好きなんでしょう?」


「え……」


 いきなり核心を突かれ、リディアの心臓がドキリと跳ねる。頭の中を覆っていた霞が少し晴れて、わずかながら思考力が戻ってくる。リディアは確かにドロシーに惹かれていた。それは、心の奥底に秘めた想いであり、だれにも打ち明けていない秘密だった。アイヴァンス家の令嬢として、いつか他の名家に嫁ぐ身である以上、同性への恋愛感情を表に出すわけにはいかなかいからだ。だから、リディアは自分の本当の思いを隠し通してきたし、これからもそうするつもりだった。リディアは顔を真っ赤にして俯いた。


「ふふ、やっぱり図星みたい。ヘザーとモカのキスを見て怒っていたのも、うらやましいと思っちゃったからですね? 本当は女の子同士であんなことしたいって、ずっと思ってたんでしょう?」


 エラがリディアの耳元へ口を寄せて囁いた。エラの囁きの吐息が耳をくすぐり、ゾクッとした快感がリディアの背中を走る。わずかな刺激に身体を震わせるリディアの様子を楽しむかのように、エラは言葉を続けた。


「リディアさんはいつも真面目だからね。そういうところ、好きだけど……自分の本当の望みを抑圧し続けるのは、辛いでしょう?」


 エラがリディアのローブをたくし上げるようにして中に手を入れ、太ももへ手を這わせた。細い指先で内ももをつつとなぞられ、リディアの口から切なげな声が漏れた。


「あふっ♡そ、それは……」


 リディアは言い淀んだ。エラの言う通りだった。ヘザーとモカのように、あんな濃厚なキスをドロシーと交わしてみたかった。だが、それは許されない望みだ。きっと、ドロシー自身も望んでいないだろう。私とドロシーはただのルームメイトで、友達なのだ。この関係を壊すことはできない。でも、もし私がもっと素直になれたら……。そんな考えが頭に浮かび、リディアの理性を押し流そうとする。


 理性が負ける寸でのところで、リディアはハッと我に返った。


「わ、わたしは別にそんなこと望んでなんか」


「嘘つき」


 エラはリディアの股間へと手を伸ばし、ショーツ越しに秘所に触れた。そこはすでに湿り気を帯びており、くちゅりと水音が響いた。


「ひゃうんっ!」


「正直に言いなさい」


 エラは割れ目をなぞるように指を動かす。布地が擦れ、甘い快感がリディアに全身に広がる。身体から力が抜けていき、抗いようのない心地よさに、また思考力を奪われていくのを感じた。


「はうっ♡ああん♡」


「自分が本当はなにを望んでいるのか、自分の心に問いかけてみてください。真の欲望と渇望を……口に出して言うんです」


 エラがじっとリディアの目を見つめてくる。いつの間にか、エラの瞳が赤く染まり、瞳孔が蛇のように縦長に変化していた。リディアは魅入られたかのように、その赤い双眼から視線を外すことができなくなっていた。


「わたしの……のぞみ?」


 いままで自分で自覚すらしていなかった欲望が、どんどん膨れ上がってくるのを感じる。リディアは自分の口が勝手に動き始めるのを感じた。


「わた……私は、ドロシーのことが……」


「はい」


「ドロシーのことが好き。ずっと一緒に居たい。離れたくない。ひ、独り占めにしたい……他の誰にも渡したくない……!」


 心の中に溜まっていた黒い泥のような欲求が言葉となって口から流れ出る。一度堰を切った思いは止まらない。口から次々ととめどなく溢れ出していく。リディアは自分を止めることができなかった。


「ドロシーのあの瑞々しい唇が、可愛らしい顔が、柔らかそうなおっぱいが……欲しい!ドロシーの全部が欲しくてたまらない!!ドロシーを私のものにして、めちゃくちゃにして貪り尽くしてしまいたい!!」


 リディアは叫ぶように言った。切実な願いが、彼女の本音が、心の奥底に秘めていた願望があらわになる。今まで必死に抑えつけてきた反動なのか、普段のリディアからは考えられないほどの激情的な叫びだった。


「でも、こんな気持ち、絶対に知られてはいけない。だから、我慢しないといけなかったのに……。それなのに、わ、私……」


 リディアの目から涙がこぼれ落ちた。エラはリディアを抱き寄せた。リディアは抵抗することなくエラに身を任せていた。


「よく言えましたね。さすがはリディアさんです。じゃあ、ご褒美にあなたの望みを叶える方法を私が教えてあげます♡」


「せ、先生……本当に?」


 リディアがすがるような目で見上げると、エラが優しい笑みを浮かべた。


「本当ですよ♡すこし待っていてください……んんっ♡」


 エラは擬態を解いた。エラの頭から一対のねじくれた角が生え、背中からはコウモリに似た翼が広がる。肌の色が褐色に変わり、ローブを内から押し上げる胸とお尻がぐっと大きく膨らんでいく。淫魔としての真の姿をあらわにしたエラは、妖艶な笑みを浮かべた。その美しさと色香に当てられ、リディアは思わず息を飲む。栄えある王都魔女学院の教員が淫魔であったことへの驚きや、魔物と対峙する忌避感よりも、エラの美貌と見事な肢体への陶酔が勝った。


「あなたも淫魔になれば、ヒトのくだらないしがらみなんてもう気にする必要はありません。好きなだけドロシーさんと愛し合うことができるんですよ?ヘザーとモカのようにね♡」


「ああ……そんな……。私も……あんな風に?」


 ヘザーとモカのキスを思い出して、リディアの顔が赤くなる。あれほど情熱的で官能的なものを、自分もドロシーとするのだろうか?唇を重ね、舌を絡め合い、互いを貪り尽くすような濃厚な口づけを交わす……。想像しただけで頭がクラクラしてくる。


「もちろん、それだけではありませんよ」


 エラは微笑むとリディアをソファに押し倒した。


「それ以上のことができます。まず、手本として淫魔の快楽を教えてあげましょう」


 エラはリディアの服を脱がし始めた。手早くローブを剥ぎ取ると、色気のない無地の下着が露わになる。リディアのショーツはすでに愛液でびしょびしょになっていた。リディアのスレンダーな身体は白く儚げで、エラの淫心を刺激する。


「うふっ♡リディアさん、すごく綺麗ですよ♡」


 エラはリディアのブラジャーを外し、ショーツに手をかけ、一気に脱がせた。クロッチ部分に糸を引くほど濡れそぼった秘所を見て、エラはクスッと笑う。


「もう準備万端ですね♡期待してくれているみたいだし、早速始めましょうか♡」


 エラは身体をずらし、リディアの秘所へと顔を近づけていく。


「ああっ♡だめぇ……」


 リディアは恥ずかしそうに身をよじらせるが、抵抗はしなかった。エラは両手でリディアの両太ももを掴むと、左右に広げた。そして、ぷっくりと膨れた肉芽に口付けをした。


「ひうっ!?」


 敏感な部分を吸われ、リディアはビクンと跳ね上がる。さらに、エラは肉芽を唇で挟みながら、舌先でチロチロと舐め始めた。


「んんっ♡いきなり、そんなっ♡」


 初めて他人に与えられる快楽。自慰とは比べ物にならないその鮮烈な刺激にリディアは悶えた。エラの舌技は巧みだった。優しく撫でるように、あるいは強く吸い付くように、緩急をつけた責めによってリディアの理性を蕩けさせてくる。エラは口でクリトリスを刺激しつつ、同時に指で膣穴の周りをなぞるように優しく撫で回す。


「ひゃうん!ああん♡気持ちいいぃ♡」


 リディアがまなじりに涙まで浮かべて喘ぐ。腰が溶け落ちるかのような快感に、リディアの口から甘い声が次々と漏れる。エラはリディアの反応を見ながら、徐々に責めを激しくした。愛液を絡ませた中指をゆっくりと挿入すると、ナカを探るように動かし始める。


「あひっ♡んぁ♡そこぉ♡」


 エラの指が腹側の浅い部分を擦ったとき、リディアは一際大きな声で鳴いた。エラはその反応を確認すると、今度はその場所を重点的に攻め始めた。


「あぅ♡あ♡あ♡あ♡」


 エラがリズミカルな動きでGスポットをノックするたび、リディアの体が小刻みに反応する。快感の波が何度も押し寄せてきて、リディアの頭の奥がじんわりと熱くなっていく。リディアは無意識のうちに自ら足をエラの頭を挟み込むようにして、もっとして欲しいとおねだりするかのように押し付けていた。エラはリディアの求めに応えるべく、より激しい愛撫を開始する。


「んちゅ♡じゅるっ♡れろっ♡」


 エラが音を立ててリディアの肉芽をしゃぶる。それに呼応するかのようにリディアの秘所から蜜が溢れ出し、ソファの上にポタポタ垂れ落ちていく。


「ああ♡すごいっ……せんせっ♡こんなのしらないです♡」


 リディアの呼吸が荒くなり、全身が紅潮していく。絶頂寸前であることを悟ったエラはさらに勢いを増して愛撫を続ける。


「イク♡イッちゃう♡ああああああああ~~~―――っ!!!」


 リディアの身体が大きく仰け反り、ガクンガクンと痙攣する。プシッと音がして透明な液体が噴き出した。エラが唇を離すと、リディアは力なく手足を投げ出して、虚空を見つめたまま動けないでいた。


「はぁ……はぁ……♡」


 経験したことのない深い絶頂。自慰行為では決してたどり着けないであろうその高みに、リディアはすっかり魅了されていた。自分が淫魔になれば、ドロシーにこの快感を味わってもらえるかと思うと、リディアの心は期待と興奮でいっぱいになった。ドロシーを自らの手で乱れさせたい。彼女の痴態を想像するだけで子宮がきゅっと疼いて、また秘所からは新たな雫が流れ出す。


「どうですか? これが淫魔の快楽ですよ?」


 エラの美しい顔にもリディアの熱い液体がかかっていた。エラは目を細め、頬についた愛液をぺろっと舐める。


「さいこう、です♡」


 リディアはうっとりとした表情を浮かべると、両手を広げて言った。


「わたしも先生みたいになりたい……。お願いします、どうか私を淫魔にしてください!」


「えぇ、もちろん♡」


 エラは微笑むと、自分のローブを脱ぎ去った。エラは下着を着けていなかった。キュッと括れた腰回りに、柔らかく弾力のある尻肉。扇情的な釣り鐘型の巨乳。その先端では乳首がピンと上を向いて自己主張している。褐色の肌は艶めいて、見ているだけでも吸い込まれそうな魅力があった。


「リディアさん、あなたには素質があります。だから、きっとすぐに立派な淫魔になれるはず♡」


 エラは自分のクリトリスを指で摘んで、扱くように刺激し始めた。すると、小さな肉芽がムクムクと大きくなり、あっという間に太く長い肉茎へと姿を変える。リディアはその信じがたい光景に目を奪われていた。


「私のクリちんぽで淫魔の精液を注ぎ込んで、あなたを生まれ変わらせてあげましょう♡」


 エラはリディアの腹に肉棒を押し付けた。ガチガチに勃起し、熱く脈打つエラのペニス。その圧倒的な存在感に、リディアはゴクンと唾を飲み込んだ。自分のナカをどこまで満たしてくれるのかをはっきりと示されて、リディアの秘裂からトロリとよだれのように愛液が溢れる。


「んふふっ♡期待してくれているみたいで嬉しいです。人間の男なんて目じゃないくらい気持ちよくさせてあげますよ♡」


 エラがリディアの両足を抱え上げると、濡れそぼった割れ目に亀頭を擦り付ける。エラの先走り汁が潤滑液となり、エラの動きに合わせてヌチャヌチャと卑猥な水音を立てる。


「はっ♡先生……きてっ♡」


 リディアは待ちきれないといった様子で自ら腰を揺らして、エラの肉茎を求める。エラはそれに応えるべくゆっくりと挿入を開始した。


「あぁっ♡」


 ずぶずぶとエラのモノが挿入されていく。リディアは初体験だったが、まったく痛みはなかった。エラの母乳を飲み、媚薬唾液を粘膜にたっぷり塗り込められたリディアの身体は、もはや完全に発情しきっていた。エラの肉槍が膣壁を擦りながら進むたび、ゾクゾクするような快感に襲われる。エラの剛直が根元まで埋まると、リディアの奥底がキュンとうねった。長大な肉棒はリディアの最奥にまで届き、子宮口をノックしている。


「すごい……♡おなか、いっぱいになって、押し上げられてる……っ」


 エラの巨大な逸物が子宮口に密着する感覚に、リディアは陶酔していた。淫魔のふたなりペニスは快楽を引き出すために最適化された形状をしている。人間相手では絶対に得られないほどの悦楽を与え、堕落させる魔性の器官。リディアはすでにその魅力の虜となっていた。


「リディアさん、動きますよ♡」


 エラが抽挿を開始する。腰を逸物が抜け落ちる寸前まで引き、そして一気に突き入れる。肉棒がずろろっと引き抜かれば、高いカリがGスポットをゴリゴリと削り、押し込まれれば、最深部にあるポルチオを容赦なく突かれる。一回一回のピストン運動で感じる部分をくまなく刺激されて、リディアに凄まじい快感を刻み込む。


「お、おおおおおおっ♡♡♡♡」


 リディアが身体をのけ反らせ、獣のような声で喘ぐ。エラはリディアの反応を見ながら的確に弱点を突いてくる。エラの巨根がリディアを責め立てるたび、リディアの口からは歓喜の声が上がった。


「ひっ♡きもちいい♡んあっ♡あっ♡あっ♡あっ!♡」


 エラのストロークは徐々に速度を増していき、パンパンと肉を打つリズミカルな音が部屋に響く。リディアの秘唇からは白く濁った本気汁が溢れ出し、ソファを濡らす。エラの激しい攻めに性感がどこまでも高まっていき、リディアの視界はチカチカと瞬いた。


 リディアの肉壁がヒクヒクと痙攣を始める。絶頂が近いことを悟ったエラは、リディアの耳元に顔を寄せて囁く。


「イキそうなんですね? いいですよ、好きなだけイッてください♡リディアさんに淫魔の精液をたっぷり流し込んで、私たちの仲間にしてあげます♡」


 エラの言葉に、リディアがコクコクと頷く。その瞳は快感に潤みながらも、確固たる意志を感じられた。リディアの脚がエラの腰に巻き付き、離れないように固定する。それを見たエラは満足げに微笑むと、リディアの尻肉を掴み、勢いよく腰を打ちつけた。


「ん~~~~――――っ!!!!♡♡♡♡」


 深々と突き刺さるエラのふたなりペニス。リディアはあまりの衝撃に目を見開き、声にならない悲鳴を上げる。頭の中でなにかが弾け、目の前が真っ白になる。同時に、リディアの肉壁がエラの肉棒をぎゅうぅっと締め付け、精液を求めるように膣内が収縮する。


「くっ♡出ますよっ♡んおっ♡イクッ♡ああああっ♡」


 エラはぶるりと身を震わせると、どくんと脈打ちながら大量のザーメンを流し込んだ。熱い奔流がリディアの子宮を満たしていく。エラは最後の一滴まで注ぎ込もうと、ぐりぐりと腰を押し付ける。エラの射精は長く続いた。


「ああぁ……♡」


 リディアはビクンと身体を跳ねさせ、蕩けた表情を浮かべていた。自分のナカに注ぎ込まれる熱さと絶頂の余韻に浸りながら、荒く息を吐いている。


「ふーっ♡どうですかリディアさん、気持ちよかったでしょう?」


 長い吐精を終えたエラが、肉棒を引き抜く。リディアの秘裂からゴポッと音を立てて、大量の白濁液が流れ出した。エラはソファの上でぐったりとしているリディアの横まで来て、頭を撫でた。


「はい。とっても……♡」


「これを今度はリディアさんがドロシーさんにシてあげるんですよ♡」


「私が……ドロシーに……♡」


 エラの言葉を聞いた瞬間、リディアの顔が恍惚に染まる。エラはリディアの反応を見てクスリと笑う。


「そうです。淫魔になればこの快楽がいくらでも味わうことができるんです。楽しみですね……♡さて、そろそろ変化が始まるころでしょうか」


 エラが言い終えたそのとき、リディアは自分の身体の中に違和感を感じた。


「ん……?これは……」


 自分の魔力の流れに変化が生じていることに気付く。最初は微弱だったそれは、次第に大きくなっていく。やがてリディアは自分の中でなにが起きているのか理解した。精液と共に子宮へ打ち込まれたエラの魔力が、自分の魔力と混じり合い、変質させているのだ。自分の中の人間の魔力が、淫魔のそれへと置き換わり、全身に巡っていく。


 見習いと言えど、優秀な魔女であるリディアはそれがどういうことなのかすぐに分かった。自分は人間ではなくなりつつあるのだ。


「うひっ♡わ、わたしの魔力が犯されて……♡んんっ♡きもちいい♡」


 淫魔の魔力が全身の隅々まで行き渡り、肉体を書き換えられていく感覚。リディアは未知の快楽に身を震わせた。人間を辞め、淫魔に堕ちるのがたまらなく心地いい。


 リディアの肉体の変化が始まる。スレンダーな体型はそのままに、妖艶で扇情的なものに変化する。控えめな胸の形がより美しく整い、腰の括れがはっきりと分かるほどにくびれ、尻や太ももには僅かに柔らかそうな肉がつく。儚げでありながら、どこか色気を感じさせる肉体は、男女を問わず魅了し、貪り尽くしたくなるであろう魅力を放っていた。


「はっ♡わたし、かわるっ♡かわっちゃう♡ああっ♡」


 リディアが喘ぐたびに、耳の先が尖っていき、顔つきが少しずつ大人びた魔性の美貌へと近づく。


「ああっ!♡すごいぃっ♡んひっ♡」


 リディアのたおやかな背中がもごもごと波打つ。皮膚の下で異形の器官が生成されているのだ。激痛を伴うはずの肉体改変ですら、淫魔に近づきつつあるリディアには、強烈な快感として感じられた。


「んっ♡んん~~~~――っ!!♡♡♡」


 リディアは肉体改変の強すぎる快感に身体を大きく仰け反らせ、目を瞑って耐える。リディアの背中からコウモリのような翼飛び出し、尻からは先端がハート型になった細長い尾が形成される。こめかみの辺りからは突起が生え、ねじくれた角へと成長した。しばらくして、ようやく変身が終わり、まぶたが開かれる。そこにはエラと同じ、赤く染まった虹彩と蛇のような縦長の瞳孔を持つ人外の瞳があった。


「あはぁ……♡この身体、すごい……♡」


 淫魔へと生まれ変わったリディアは、だらんと舌を出して悦に浸っている。その表情は喜びに満ちてとても幸せそうだ。そんなリディアをエラは優しく抱き締め、頬にキスをした。


「お疲れ様、リディアさん。これであなたは完全に淫魔になりました。これからはもはやあなたを縛るものなどなにもありません。思うがまま、快楽と欲望のままに生きてくださいね♡」


「はい……生まれ変わらせてくれて、ありがとうございます、先生♡私、必ずドロシーと幸せになります♡」


 リディアはにっこりと笑って言った。エラはそれを見て微笑むと、リディアの手を取って立ち上がらせる。

「さぁ、そろそろドロシーさんも部屋に戻った頃でしょう。迎えに行ってあげなさい」


「もちろんです。ふふっ♡待っててね、ドロシー。あなたをもう二度と離さない……♡」


 リディアはそういうと、ローブを纏って部屋から出て行った。


「さて、私は片付けをしておきましょうか。ドロシーさん、頑張って下さいね」


 エラはそう呟いて、部屋の掃除を始めた。


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