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死蛸都内
死蛸都内

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退魔師たちの連鎖する堕落

 淫魔が拠点とする『淫肉の洞』と呼ばれるダンジョンの中、ねっとりと粘液に塗れた肉壁が脈打つ小部屋に退魔師スグリは捕らわれていた。まるで巨大な生き物の胎内のような部屋の中心には巨大な肉椅子があり、そこに座らされた彼女は触手によって四肢を拘束されている。


「くっ……うぅ」


 スグリは顔を真っ赤にして身をよじらせる。彼女を拘束する触手には、たっぷりと媚薬粘液が塗り付けられており、それが彼女の敏感な肌を刺激するたびに身体中が熱くなる。もどかしく身を焦がすような感覚。しかし、スグリはその快感に耐えていた。


(ユキノ先輩を助けるまでは、絶対淫魔に屈したりしない! 隙を見て、絶対に逃げ出してやる……)


 心の中でそう呟きながら、スグリは歯を食いしばった。ユキノはスグリが最も尊敬する退魔師だった。強く、優しく、そして美しい。そんな彼女に憧れ、少しでも近づきたいとスグリはずっと努力を重ねてきたのだ。だが、その憧れの対象であるユキノは、先の淫魔掃討作戦で行方不明となっていた。淫魔の手によって『淫肉の洞』へ攫われたらしいと情報を入手したスグリは、上層部の反対を押し切って単身でこのダンジョンに乗り込んだのだが……返り討ちに遭い、こうして囚われの身となってしまった。


 自らの失策を悔いつつも、スグリはユキノ救出を諦めていなかった。こうして、捕虜を捕らえておくための区画へ連れてこられたことはむしろチャンスだ。近くにユキノも捕らわれている可能性が高い。スグリは、この淫靡な責めをなんとか耐え忍び、隙を見て脱出するつもりだった。


「んっ……」


 ぬるりとした触手の先端が、乳首に触れる。ぷっくりと膨らんだ乳輪ごと、ぐちゅっと音を立てて揉み潰される。胸全体を包み込むように撫で回され、そのまま先端を摘まれる。びくんっと身体を震わせながらも、スグリは唇を強く噛んで声を抑えた。


(こんな奴らに負けない……。絶対に逃げ出してみせるから……だから、もう少しだけ待っててください……ユキノ先輩!!)


 決意を新たにしたその時――何者かが小部屋に入ってきた。スグリは思わず身体を強張らせた。


「相変わらず詰めが甘いですね。スグリ」


 聞き覚えのある声と共に、見慣れた顔が現れる。それは彼女が最も信頼していた人物であり、同時に最も忌むべき存在でもあった。


「ユ、キノ……せんぱい?」


 呆然と呟いたスグリの言葉通り、現れたのはユキノだった。黒く長い髪、透き通るような白い肌、整った目鼻立ち。美しい容姿は変わらないものの、いまの彼女にはヒトにはあってはならない異形の器官が存在していた。


 ユキノの頭からはねじくれた角が、背中からはコウモリに似た翼が、腰からは黒く滑らかな尻尾が生えていた。それらの異形の器官はまさしく淫魔の特徴だ。さらに、もともと豊満だった肢体はより魅惑的で肉感的なものへと変わっている。露出の多い扇情的なドレスから覗く素肌はどこまでも白く、艶やかで滑らかだ。大胆に開けられた胸元には深い谷間を形作る豊満な二つの果実がたわわに実っている。深く入ったスリットから垣間見えるむっちりとした太ももは、ハリがあって柔らかそうだった。ふわりと漂ってくる甘い体臭は、嗅ぐだけでスグリの淫らな欲求を掻き立てる。


 スグリは愕然として、変わり果てたユキノを見つめることしかできなかった。


「どうですか? 私の新しい姿は」


 妖艶に微笑みながら、ユキノはスグリの頬に手を当てた。触れられたところから熱が広がり、全身の力が抜けていくような感覚に襲われる。ただ触れられるだけで吸精されている。高位の淫魔が持つ強力な捕食能力をその身に受けて、スグリはやっと気を取り戻した。


「その姿は一体なんですか!? どうしてあなたが淫魔なんかに!!」


 必死の形相で叫ぶスグリに対し、ユキノは静かに答えた。


「私は気が付いたんです。淫魔の生の素晴らしさに。くだらない規範や習慣に縛られない自由な生き方こそ、私の求めていたものなんだと」


 うっとりと陶酔するような表情を浮かべながら、ユキノは語り始めた。


「快楽と享楽の世界。それに比べて、ヒトの生の、退魔師の使命のなんとくだらないことか。窮屈で不自由で、愛する人に愛しているとすら言えない。そんな生き地獄よりも、私にとっては淫魔の世界の方が魅力的だったんですよ。まぁ、最初は抵抗がありましたけどね。でも、すぐに理解しましたよ。私がいままでやってきたことが、どれほど愚かなことだったのかを」


 ユキノはそういってスグリの唇を奪った。ユキノの長い舌がスグリの唇を割って入り込む。スグリは顔を背けようとしたが、顎を押さえつけられ、逃げることができない。舌を絡めとられると同時に、熱い唾液を流し込まれる。


(甘い……!)


 口内に広がる濃厚で芳しい味覚。淫魔の体液はすべて強力な媚薬であり、唾液も例外ではない。それを反射的に飲み込んでしまい、スグリは自分の身体の奥底から焼き付くような疼きが湧き上がってくるのを感じていた。身体中が火照り、頭がぼうっとしてくる。心臓が早鐘を打ち、呼吸が荒くなる。スグリは無意識のうちにユキノのキスを受け入れていた。


「んっ……ちゅっ……んんっ……」


「ちゅるっ♡れろっ……じゅるっ……ちゅぱっ♡」


 淫靡な水音が響く中、ユキノはスグリを抱きしめると、ゆっくりと肉椅子に押し倒した。ユキノの大きな胸が押し当てられ、柔らかく潰れる。スグリは抵抗しようとしたが、手足を触手で拘束されていて、まともに動くことができない。


 ユキノの舌がスグリの口内を蹂躙し、貪り尽くす。スグリはもはやされるがままにされていた。熱い軟体が口内でのたくるたびに甘い快感が生まれ、思考能力を奪われていくようだった。


 ユキノは長い時間をかけスグリを貪ると、ようやく口を離した。二人の口から銀色の糸が伸び、やがてぷつりと切れる。


「ぷはっ……♡どうです?私のキスの味は」


「んぅ……はぁ、あぁ♡」


 スグリはなにも答えられなかった。スグリの顔はキス快楽に蕩けきっていた。半開きになった口からは、喘ぎ声と共に甘い吐息が漏れ、だらんと垂れ下がった舌からは、透明な液体が零れ落ち、彼女の顎を濡らしている。淫魔の口技によって弄ばれた口内は、いまだじんじんと痺れるように甘く蕩ける余韻を残していた


。媚薬唾液と巧みな口技によって、スグリは完全に発情させられてしまっていた。まるで身体が砂糖漬けになってしまったかのような甘美な感覚に、憧れの先輩が淫魔に堕ちていた衝撃すら霞んでしまう。それほどまでにユキノの口づけは凄まじかった。


「わかりますか? これが愛の営みの喜びですよ。この世界にはこんなにも素晴らしいものがあるというのに、私たちは何をやっていたのでしょう」


 ユキノはスグリの首筋を舐め上げた。ぞくり、とスグリの背中に電流のような快感が流れる。ユキノはそのまま首から耳元にかけて舌先でなぞっていく。新たな刺激に、スグリの理性がわずかながら戻ってくる。


「あっ、ああッ!!や、やめてください!」


 スグリは身を捩って逃れようとするも、四肢を固定されているため、わずかに腰を浮かせる程度にしか動けない。ユキノはスグリの耳に唇を寄せ、囁いた。


「愛していますよ、スグリ♡」


「ひゃう!?」


 不意打ちのように名前を呼ばれて、スグリの顔は真っ赤に染まった。スグリのユキノへの想いは退魔師の先達に対する憧れだけではい。純真な淡い恋心。だがそれは、退魔師として許されるものではなかった。退魔師に恋愛にかまける暇などないし、まして同性間での関係など、伝統を重んじる退魔師の家にあって認められるはずもない。だからスグリはこの気持ちを伝えるつもりはなかった。しかし、その決意を踏みにじるように、ユキノはスグリへ愛の言葉を囁いたのだ。そして同時に、自分のドレスをずらして豊かな乳房を見せつけた。白く滑らかな肌の上に浮かぶ桃色の突起を見て、スグリはごくりと生唾を飲み込んだ。


「スグリは私のおっぱい、好きですよね?」


「えっ、あの、先輩!?」


 ユキノはスグリの手を掴むと、自らの胸に持っていき、そのままぎゅっと押し付けさせた。柔らかく弾む大きなふくらみが手の中で潰れ、スグリはその柔らかさに驚くと共に、手のひらから伝わる温かさと、指先に感じる乳頭の硬い感触を意識する。


(わっ、私、先輩の胸揉んで……!)


 スグリの心臓がバクバクと脈打つ。ユキノの体温を感じるほど近くにいる。それだけで、スグリの身体は熱くなり、秘所からは熱い蜜が溢れてくる。ユキノはスグリの反応を楽しむかのように微笑んだ。


「ふふっ、可愛いですね♡修行中、私の胸をスグリがちらちら見てたの知ってましたよ。気づいてないとでも思ってたんですか?」


「そっ、そんなこと……」


「退魔師だった頃は、スグリの想いに応えられず申し訳ありませんでした。ですが、もう大丈夫ですよ。私は淫魔になりましたから♡ほぉら、もっと強く握っても構いませんよ♡」


 ユキノはさらにスグリの手を動かし、自身の乳房を弄ばせた。スグリの手に収まりきらないほどの豊満な肉果実がぐにぃ、と形を変え、指の間から溢れる。


「あぁ……すごい……♡」


 スグリは思わず声を上げた。淫魔となったユキノの肉体は、人間の女とは比べものにならないほどの極上の柔肌であり、スグリは無意識のうちにその感触を楽しんでしまっていた。


 粘土細工をこねるように、スグリは夢中でユキノの乳房を揉み続けた。触れているだけの手のひらから、じんわりと快感が染み込んでくる。高位の淫魔であるユキノは触れるだけでも吸精が可能であり、それには快感が伴う。至高の肉果実を揉みしだく快感と、吸精の快感が相まって、スグリの理性を蕩けさせていく。


「あっ、あぅ♡先輩のおっぱい、柔らかい……♡」


「んぁ♡ふふ、すっかり夢中になっちゃいましたね♡良いですよ♡スグリの手つき、とてもいやらしくって素敵です♡もっともっと気持ちよくなりましょうね♡」


 ユキノがスグリの股間に手を這わせた。ユキノの細く白い指が、スグリの濡れそぼった花びらをくちゅりとなぞる。


「ひゃうん!?せ、せんぱ、そこはだめぇ!」


「あら、ダメなんですか?こんなに濡れてるのに……♡ここもすごく硬くなってますよ♡」


 ユキノはスグリの花芯を優しく摘まむと、くりゅくりゅと擦り上げた。媚薬によってさらに敏感にされたそこへの刺激は、脳髄を蕩かすような快楽をもたらした。強すぎる刺激に、スグリの目の奥で火花が散る。腰が跳ね上がり、スグリは悲鳴のような喘ぎをあげた。


「くひぃいいッ!!くりくりしちゃ、ああぁっ!!」


「気持ち良さそうですね♡スグリのおまんこ、ヒクヒクしてるのがわかりますか?クリトリスもぷっくり勃起させて♡ふふっ、可愛すぎですよ♡」


 ユキノはスグリの耳元で囁きながら、片手ではスグリの秘部をまさぐり続ける。ユキノの指先がスグリの割れ目を上下になぞるたびに、背筋を走る甘い痺れにスグリは身を震わせる。


 ユキノはスグリへの愛撫を続けながら、その耳元で囁いた。


「私、スグリのことが好きです。あなたを指導していたころから、ずっとこうしたいと願っていたんですよ♡スグリも私のことが好きなんですよね?」


 ユキノはスグリの秘裂に人差し指を差し込み、ゆっくりとかき回しながら囁いた。


「そ、それは……んんっ♡」


 ユキノはスグリの膣内を探るように指を動かした。そのたびにスグリの身体には甘い電流が走り、思考が溶けそうになる。


「ねぇ、スグリ。正直に言ってください。私が欲しいでしょう? 退魔師も人間も辞めて、私といっしょの淫魔になって、永遠に私と気持ちいいことだけして暮らしませんか?スグリならきっと素敵な淫魔になれますよ♡」


 ユキノの言葉が甘く響く。淫魔となったユキノと、永遠に快楽だけを貪り合う日々。スグリは想像するだけで身体が熱くなるのを感じた。


「ねえ、私と一緒に堕ちてくれませんか?」


 ユキノは妖艶に微笑んだ。しかし、その笑顔には、どこか縋りつくような切実さが感じられた。スグリの心が揺らぐ。


 淫魔になれば、ユキノと永遠の快楽を味わえる。ユキノと共に生きられる。しかし、それは自分が憧れた退魔師ユキノの生き方を否定することでもあった。


(私は、退魔師として先輩と肩を並べられるようになりたかった。先輩の隣に立って戦うのが私の夢だった)


 スグリの中でユキノの誘惑を振り払いたい気持ちと、彼女と共に堕落したいという欲望がせめぎあう。激しい葛藤の中、スグリは唇を噛んだ。


(それでも私は……!)


 スグリは首を横に振った。


「ごめんなさい、ユキノ先輩。私は退魔師です。人間を裏切ることはできません……」


「そうですか……残念ですね。なら……」


 ユキノはスグリの秘所に差し込んだ指の動きを激しくした。ぐちゅぐちゅと淫靡な水音が響き渡る。スグリは甲高い声を上げて悶えた。


「あっ♡んぁあああっ♡先輩っ、なにをっ」


「もっと淫魔の快楽を教え込んで、考えを変えてもらうほかありませんね♡」


 ユキノの細い指がスグリの弱い部分を責め立てる。中指で腹側のざらついた部分を擦られ、親指で勃起した肉芽をこねくり回される。全身を貫く快感の奔流に、スグリの意識は一瞬にして白く塗りつぶされた。


「んひぃいいいっ!!そこぉっ♡だめぇええっ♡」


「ふふふ、可愛い声で鳴いてくれるじゃないですか♡もっと聞かせてください♡」


 ユキノはスグリの秘所を責めながら、片方の手をスグリの胸へ伸ばした。控えめなふくらみの頂点にある桜色の乳首に指を這わせる。すでに固くしこりきっているそれを、ユキノは容赦なくつまんで引っ張った。痛みにも近い鮮烈な快感がスグリを襲う。


「ひゃうぅ!?ちくび、ひっぱっちゃだめぇ♡」


「スグリは乳首も敏感なんですね♡もっと責めてあげます♡ちゅっ♡」


 ユキノはスグリの胸に顔を寄せ、空いている乳首に吸い付いた媚薬唾液をすり込むように、熱い舌先で敏感になった先端を転がす。スグリは身体を震わせ、甘い吐息を上げた。


「はぁっ♡やだぁっ♡そんな、同時にされたら……っ♡」


 性感帯を三か所同時に刺激され、快楽のあまりスグリの目尻から涙が零れる。身体の奥からなにかがこみ上げてくる感覚。スグリにも少なからず自慰の経験はあった。しかし、それとは比べものにならないほどの強烈な絶頂の予感に、スグリは恐怖を覚えた。


「もうむりっ♡すごいのくるっ♡きちゃいますぅ♡せんぱい、もうやめてぇ!」


「れろっ♡大丈夫ですよ。そのままイってください♡」


 ユキノはスグリへの愛撫をさらに加速させた。スグリの弱点を知り尽くした指先が、的確にスグリの身体に甘い痺れを送りこむ。そしてとどめとばかりにユキノはスグリの乳首を甘噛みした。


「あひっ♡ああぁっ♡イクッ♡イックうぅう~~っ!♡♡♡」


 スグリは背筋を大きく仰け反らせ、絶叫した。身体が激しく痙攣し、頭の中に白い光が弾ける。


「っ~~~~~♡♡♡♡」


 身体を弓なりに硬直させたまま、声なき悲鳴を上げる。深いオーガズムが長く続き、頭の中が真っ白になる。やがて、快楽の波が引き始めたころ、スグリはぐったりと脱力して肉椅子の上に倒れ伏した。


「はーっ、はーっ……」


 荒くなった呼吸を整えようと、スグリは大きく深呼吸をしようとした。しかし、息は整うどころか、さらに乱れていく一方だった。


「はぁ♡はぁ♡あ、あれ?なにこれ……♡」


 絶頂したばかりだというのに、身体は熱く疼いたままだ。スグリは困惑しながらユキノを見上げた。


「ふふ、どうしました?」


 ユキノは妖艶な笑みを浮かべた。その表情を見ただけで、下腹部がきゅんっと切なく震えた。子宮が収縮し、膣壁はヒクつきながらもっと強い刺激を求めている。自分を埋めてくれるものを欲しているのだ。ユキノの媚薬体液によって発情しきったスグリの身体は、一度の絶頂では満足できなかった。


「あ……ああっ♡こんなの、おかしいですっ♡どうしてぇ……」


「まだ、欲しいんでしょう?違いますか?」


 ユキノがスグリの下腹部に手を添え、優しく撫でる。それだけで、全身がぞくりと粟立った。ユキノの手の動きに合わせて、腰がくねる。


「ひぅんっ♡そ、それは……♡」


「素直になりなさい。そうすれば、もっと気持ちよくなれますよ♡ほら……♡」


 ユキノはスグリの耳元で囁き、淫靡な手つきで彼女の太ももをまさぐった。スグリの秘裂から蜜がしとどに溢れ出し、肉椅子へと滴っていく。


「い、いやっ!私は快楽に屈したりなんかしませんっ!」


 スグリは首を振って拒絶の意思を示した。ユキノはむっとした顔を見せる。


「強情ですね……。なら、これはどうでしょうか♡」


 ユキノは身体を起こし、自分のドレスを脱ぎ去った。ユキノの見事な裸体が露になる。雪のように白い肌、たわわに実った乳房、細いウエスト、丸みを帯びて柔らかそうな臀部。すらりと伸びた脚線美も美しい。芸術品のように美しいユキノの肢体を、禍々しい淫魔の異形の器官が彩っている。そのギャップがさらにユキノの魅力を増している。ユキノの全身から放たれている色香に、スグリは思わず生唾を飲んだ。


 見惚れるスグリを見て、ユキノが微笑する。


「ふふ、そんなに私の身体が気に入りましたか?嬉しいです♡ちょっと待っていてください。すぐに準備しますから♡」


 ユキノはスグリの目の前に膝を突くと、自らの秘所に指を這わせた。自分の花芯を探り当て、くちくちと刺激する。


「はぁっ♡んっ♡」


 ユキノの口から悩ましげな吐息が漏れる。スグリに見せつけるように、ユキノは指を動かし続ける。すると、ユキノの小さな肉芽がむくむくと大きくなり、あっという間に長大な肉棒と化した。


「どうですか?私のふたなりペニスは♡」


 ユキノは自分の分身を見せびらかすように、スグリの顔の前に差し出した。赤黒い肉茎は、人間の男のモノよりも遥かに大きく、太く、長い。カリ高の亀頭に、血管の浮き出た幹。先走りを滴らせる剛直の先端からは、淫靡な性臭が漂って来て、嗅いでいるだけで頭がくらくらとする。ただ、相手を気持ちよくさせるためだけに洗練された淫魔の肉性具は、目の前にするだけでもスグリに凄まじい快感を予感させた。この凶悪なまでに巨大な陰茎で貫かれたとき、自分はどうなるのか――想像しただけで、スグリの心臓の鼓動が早まった。


「すごい……♡」


 食い入るようにユキノのふたなりペニスを見つめながら、思わずスグリは呟いていた。


「ふふ♡気に入って頂けたようですね。さて、さっそくこれであなたのナカをたっぷり可愛がってあげますね♡」


 ユキノはスグリの腹へ自分の逸物を押し付けた。火傷しそうなほどの熱さ。ユキノのものが自分の臍の辺りまで届いてしまうことをスグリは知ってしまった。ずくんと胎の奥が疼き、恐怖とも期待ともつかない感情が湧き上がってくる。


「ひっ♡」


「大丈夫ですよ。優しくしてあげますから♡痛かったりしたら、言ってください♡」


 ユキノはスグリの足を開かせ、その間に陣取った。そして、自分の肉茎をユキノの秘所にあてがった。愛液や先走りでぬめる粘膜同士が触れ合い、ちゅぷっと湿った音が鳴った。


「あ……ああ……♡」


 ユキノの逸物を膣口に感じ、スグリはぶるりと身を震わせる。早く、欲しい。この熱い楔で子宮を突き上げ、胎内を蹂躙して欲しい。焼き付くような渇望が胸の内で暴れ回る。スグリは必死で堪えた。


(こんなの挿れられたら、絶対おかしくなるっ♡もう、戻れなくなっちゃう……♡)


 スグリは理性を振り絞り、拒絶の言葉を紡いだ。


「い、いやっ♡先輩、だめですっ♡そんな、大きいの入らないっ♡絶対に挿れちゃだめっ♡私、壊れちゃいますっ♡」


「あら、そんなこと言っちゃうんですか? おかしいですね。あなたのココは、私に犯されたくて仕方がないみたいですけど♡」


 ユキノが視線を落とす。それにつられて、スグリも自身の秘所に目を向けた。そこにはユキノの極太ふたなりペニスを迎え入れようと、ヘコヘコと空腰を打つ自分の腰があった。ヒクヒクと物欲しげに震える淫裂が、蜜を垂れ流しながらユキノを求めている。


「ちっちがっ!これは……その……♡」


 スグリは顔を真っ赤に染めながら、言い訳しようとするが、上手く言葉が出てこない。ユキノがくすりと笑みを浮かべた。


「恥ずかしがることはありませんよ。私のふたなりチンポが欲しいんですよね?ほら、お望み通り、挿入れてあげますから♡」


 ユキノはゆっくりと腰を押し進め始めた。スグリの熱く濡れた媚肉が、待ち望んでいたかのようにユキノの巨根を飲み込んでいく。火照った媚肉を押し広げて、ユキノの分身が侵入してくる感覚に、スグリは背筋を仰け反らせた。


「んひぃいいいっ♡♡♡」


 あまりの質量に、スグリは悲鳴じみた声を上げた。圧倒的な質量を持った肉棒が、みちみちと音を立てて侵入してくる。高いカリ首が肉壁を引っ掻き、押し広げていく感覚が鮮明に感じられる。痛みはなく、ただひたすらに快楽だけが押し寄せて来る。


「ああっ♡あつくてふといのがぁ♡入ってくるぅうう♡♡♡」


 身体の芯が蕩けるかのような悦楽に、スグリはだらしのない顔で、甘い声を上げた。


「ふふっ♡可愛い声で鳴いてくれますね。締め付けもすごくて……とてもいい具合ですよ♡奥までしっかり入れてあげますからねぇ♡」


 ユキノは一気に腰を深く沈めた。亀頭が最深部へと到達する。ぐぽっと鈍い水音が響き、スグリの膣がユキノの剛直をすべて飲み込んだ。ずっぽりと奥深くまで入り込んだ亀頭が、スグリの子宮口とキスをする。スグリの視界にチカチカとした光が瞬いた。太く長大な肉棒に、胎を満たされる途方もない充足感。


「~~~~~~~ッ♡♡♡」


 太く長大な肉棒によって、スグリの膣内は完全に埋め尽くされてしまっていた。指とは比べものにならないほどの圧迫感に、スグリは一瞬息を詰まらせる。自らをみっちりと満たされる充足感。肉茎の熱さと硬さを感じるだけで、意識が飛びそうになるほど気持ちが良い。


「ふーっ♡ふーっ♡」


「うふふっ♡全部入りましたね。こんなに蕩けた顔をしちゃって♡本当に可愛らしいですね。私のふたなりペニス、気に入って貰えたようでなによりです♡ああ、スグリさんのナカ、あったかくて気持ち良い……♡すぐにでも射精してしまいそうです♡」


 ユキノは目を細め、感嘆の吐息を漏らした。ふたなりペニスに絡み付いてくるスグリの淫肉の心地良さ。衝動のままこの名器を味わい、犯し尽くしたいという欲望が膨れ上がってくる。しかし、まだ早い。もっとじっくりとスグリに快感を教え込み、堕落への道を歩ませなければならないのだ。

「動きますよ♡」


「えっ!?あ、待ってくだ……♡♡♡」


 制止の声を上げる間もなく、ユキノはスグリの最奥まで肉茎を突き込んだまま、ぐりぐりと腰を動かし始めた。張りつめた亀頭が子宮口を揉むように圧迫する。


「お゛っ♡おぉおおっ♡♡♡」


 スグリは舌を突き出しながら、獣のような濁った喘ぎ声を上げて悶絶した。脳髄を灼き尽くすような強烈な快楽に涙が溢れ出す。あまりの衝撃に思考力が奪われ、まともに言葉を発することもできない。


「本当に良い声で鳴いてくれますね。もっと聞かせてください♡」


 ユキノは嗜虐的な笑みを浮かべると、ゆっくりと抽送をはじめた。ずるり、と引き抜かれる肉茎に合わせて、カリ首が肉ヒダをこそげるように擦り上げていく。亀頭が入り口付近まで達すると再び一気に根元まで突き込まれ、今度は最奥の壁をノックされる。長いストロークで繰り返されるピストン運動。自分のナカを何度も何度も蹂躙されていく感覚に、スグリの理性はどろどろに溶かされていった。


「んおぉお゛♡あひっ♡♡あぁんっ♡♡♡」


(すごっ♡すごいぃ♡これぇ♡ダメになるぅ♡♡♡)


 身体の芯が熱く疼く。肉棒に突かれるたびに、頭の中が真っ白に染まっていく。もう何も考えられない。スグリは本能が導くまま、自ら腰を振って快楽を貪り始めた。その痴態を見て、ユキノが満足げに笑う。


「ああ、私の愛しいスグリ♡ようやく素直になってくれましたね。もっと気持ちよくしてあげますからね♡」


 ユキノはスグリの首筋を舐め上げた。さらにピストンが激しくなっていく。ぱんっ!ぱちゅんっ!!肌を打ち付ける乾いた音が響き渡る。


「んひぃいいっ♡♡♡」


 身体の奥深くまで貫かれ、かき回されている。暴力的なまでの快楽に、スグリは歓喜に打ち震えていた。子宮口を押し潰すようにして亀頭を押し付けたまま、ユキノが腰の動きを止める。絶頂寸前の状態で放置されたスグリは、切なげに身体を震わせた。


「あぁっ♡なんれ……♡」


 腰を揺すり、少しでも刺激を得ようとするが、与えられるのはもどかしくなるほどの微弱な快感だけ。焦燥感に苛まれながら、スグリは無意識のうちに媚びるような視線をユキノに向けた。それを見たユキノは愉悦の表情を浮かべ、スグリの耳元へと顔を寄せて囁いた。


「ふふっ♡そんな顔をしてどうしました?もっとして欲しいことがあるならちゃんと言ってください♡」


「あっ……♡」


 甘く蕩けるような声で促され、スグリの心臓が大きく跳ねる。羞恥心と背徳感、そしてそれ以上の期待感に胸が高鳴った。今更のように湧き上がってきた躊躇いを振り払い、スグリは消え入りそうな声で懇願した。


「う、うごいてください……先輩♡私、このままじゃ切なくて……もどかしくて……おかしくなっちゃいます♡」


「でも、私、これ以上動いたら、このままナカに出してしまいますよ?そうしたら、あなたも淫魔の仲間入り♡いいんですか?それでも♡」


 ユキノは妖艶な笑みを浮かべてスグリの頬を撫でた。淫靡な雰囲気にあてられたスグリは、こくりと喉を鳴らした。この人に犯され、精液を流し込まれたい。淫らに堕ちてしまいたい。本能がそう訴えている。しかし、わずかに残された退魔師としての誇りが、スグリを現実に引き戻した。


「そ、それは……だめです♡」


「じゃあ、動けませんね。私が落ち着くまで待ってください♡」


「うぅ……♡」


 スグリは唇を噛み締め、耐え続けた。自分のナカに突き込まれた存在感が凄まじく、とてもじっとしてなどいられない。早く動いて欲しい。イかせて欲しい。そんな欲望が頭の中でぐるぐると渦巻いている。


「あぁ、可愛いですよ、スグリ♡我慢している姿もたまらなく魅力的ですね♡」


 ユキノはスグリの髪を優しく撫でた。それだけのことでスグリの身体がビクンと反応する。しかし、高まった淫らな欲求は解消されない。スグリは切なげに眉を寄せ、潤んだ瞳でユキノを見つめた。ユキノはその目線に応えるように微笑む。


「では、そろそろ少し動きますね♡」


 ユキノは再び抽送を開始した。今度はゆっくりとしたペースで肉茎を引き抜き、一気に突き入れる。それを何度も繰り返す。


「んんっ♡あぁんっ♡♡♡」


(きたぁ♡これっ♡これが欲しかったのっ♡♡)


 待望の快感に、スグリは身体を仰け反らせて悶えた。肉棒が引き抜かれるたびに身体の一部を失ったかのような感覚に襲われ、最奥を突き上げられるたびに強烈な多幸感に満たされる。緩急をつけたストロークによって、喪失感と充足感を繰り返し味合わされ、スグリはユキノのふたなりペニスの虜となりつつあった。


「あひぃっ♡んぉおおおっ!!♡♡♡」


 スグリは涙をこぼしながら歓喜の声を上げた。ピストンのたびにスグリは追い詰められ、絶頂への階段を駆け上っていく。


(きもちいい♡くるっ♡もう少しでイケる!♡)


 あと一押しで達することができる。その瞬間、ユキノは抽送を止めた。またも突然刺激を失い、スグリは呆然とユキノを見つめた。


「かっ♡うっ……♡」


「ふう♡もう少しで出してしまうところでした。また少し休憩しましょうか。」


 ユキノはスグリの耳元に顔を寄せ、囁いた。スグリの顔に絶望が広がる。二度の寸止めで、身体の疼きは限界に達している。絶頂寸前まで昂ぶった状態で放置されるなど、拷問に等しい仕打ちだ。


「やっ♡くぅん♡」


 スグリは頭を振って悶えた。もう耐えきれない。この状態から解放されるためには、ユキノの精液を受け入れるしかない。しかし、そうなれば淫魔への堕落は避けられない。理性と本能の間で葛藤し、スグリは苦悶の表情を浮かべた。苦しみ悶えるスグリを見て、ユキノは申し訳なさそうな顔になる。


「スグリ、意地悪してごめんなさい。あなたを苦しめたくはないのですが……。でも……私は何としてもあなたを淫魔に堕としたいんです」


 ユキノはスグリの頭を愛おし気に撫でた。


「初めて出会ったとき、あなたの無垢なまっすぐさに心を打たれました。こんなに素敵な人がこの世にいるのかと感動しましたよ。あなたの正義感と情熱が眩しくて……あなたに少しでもよこしまな欲望を抱いている自分が、ずっと情けなくて恥ずかしかった……。この気持ちは墓場まで持っていこうと思っていたんです。でも……抑えていた感情が溢れ出してきて……どうしても諦めることができませんでした」


「先輩……」


「だから、こうして淫魔に堕ちて良かったと思っています。こうなって初めて、私はむき出しの私のまま、あなたに向き合うことができた。私はあなたが好きです。愛しています。あなたを身体の隅々まで貪りたい……!あなたをめちゃくちゃに犯して、私のモノにしてしまいたい!」


 ユキノはスグリを強く抱きしめた。


「お願いです。私を受け入れてください。スグリ。私はあなたと永遠に共に歩みたい。それは、人の身には無理なことなんです」


 ユキノの目から涙がこぼれ落ちた。


「スグリ、私と一緒に堕ちてください。淫魔になってください。そして二人で一緒に、幸せな夢を見続けましょう?」


 ユキノの言葉がスグリの心に染み込んでいく。ユキノとなら、こんなにも自分を想ってくれる人となら、淫魔になってもいいかもしれない。そう思った瞬間、退魔師としての役割や規範が、なんだか急にくだらないものに思えてきた。


 スグリは自分の中にあった抵抗心が急速に萎んでいくのを感じた。ユキノは自分を愛してくれる。いままで経験したことのない快楽を与えてくれる。ユキノの与えてくれたものは、すべて心地よかった。ユキノが欲しい。もっと彼女の愛情を受け止めたい。もっと気持ちよくしてもらいたい。欲求に身を任せ、愛と快楽を求めることこそ、正しい生き方のように感じる。


「ああ、先輩……せんぱいっ♡」


 恋慕と淫欲が混ざり合い、スグリの理性は完全に崩壊した。


「わたしっ♡なりますっ♡♡ユキノせんぱいのものになりますっ♡♡♡私を淫魔に変えて、永遠に愛してください♡♡♡」


「スグリっ!♡♡♡」


 二人は唇を重ね、舌を絡め合った。互いに貪り合い、唾液と吐息を交換する。長い口づけの後、ユキノはスグリの耳元で囁いた。


「私を選んでくれて嬉しいです、スグリ♡至高の悦楽を約束します♡最高に気持ちよくして生まれ変わらせてあげますから、覚悟してくださいね♡」


 ユキノは再び抽送を開始した。今度は寸止めのための手加減なしの本気ピストンだ。スグリの子宮口をこじ開けるように突き上げ、膣内全体を擦り上げるように激しく腰を動かす。


「お゛ほぉっ!?♡♡♡あひっ♡♡♡ひぃいいっ!!♡♡♡」


 暴力的なまでの快感に意識が飛びそうになる。容赦ない突き上げのたびに息が叩きだされ、喉の奥からは獣の雄叫びに似た喘ぎが上がる。反射的に身体を仰け反らせ、なんとか逃れようとするも、ユキノはスグリの腰をしっかりと掴んでおり、逃げられない。逃しようのない快感の波がスグリを襲う。散々、焦らされたスグリの身体はあっという間に限界を迎えた。


「ん ゛ッ!!!♡いぐっ♡イグぅうっ!!!♡♡♡」


 絶頂を迎えながら、スグリはユキノの背中に爪を立てた。ユキノはその痛みすら愛おし気に微笑みながら、抽送を続けた。絶頂のさなかにさらに強い刺激を与えられ、スグリは目を白黒させた。


「ま、まってぇ!イってる♡まだイッてますからぁ!!」


「知っていますよ。何度でも好きなだけイって……もっともっと、スグリが感じてるところを見せてください♡」


「そんにゃ……っ♡♡ふぎゅう♡」


 最奥を突かれ、スグリは呻き声を上げた。絶頂の最中にもかかわらず、ユキノの責めはさらに激しさを増していく。


「あ゛ーっ♡♡♡だめぇえっ♡♡♡またイクっ♡♡♡」


 休みなく連続で絶頂を迎え、スグリは涙を流して悶えた。きゅんきゅんと収縮する膣壁をかき分け、ユキノの剛直が容赦なく突き刺さる。あまりの快感に脳が焼き切れそうだ。もはや何も考えられない。ただひたすらに快楽に溺れることしかできない。


「はへっ♡♡♡せんぱぁい♡しゅごいですうっ♡♡♡きもちいっ♡♡♡」


「私もですよ……スグリ♡あなたのナカ、とっても熱くてトロトロで……すごく気持ち良いですよ♡こんなに締め付けてきてっ♡わたしも、もう出てしまいそうです♡」


「出してくだしゃい♡いっぱい注いで♡私のなか、先輩で満たして♡♡♡」


 スグリはユキノの腰に足を絡め、自分の方へと引き寄せる。二人の距離が近づき、より深く結合した。


「もちろんです♡スグリの一番深いところにたっぷり注ぎ込んであげます♡♡♡」


 ユキノはスグリの腰を両手でしっかり固定すると、ラストスパートをかけた。


「スグリっ!出しますよっ!!全部受け止めてください♡♡♡」


 ユキノはスグリの最深部に肉棒を突き立て、大量の精液を流し込んだ。


「お゛っ♡♡♡きてりゅぅうううっ!!!♡♡♡あついの出てりゅううっ!!♡♡♡」


 スグリはびくんっ♡びくんっ♡と身体を震わせて絶頂を迎えた。熱い奔流を受け止めるたび、全身を電流のような快感が駆け巡る。がくがくと痙攣しながら、スグリはユキノにしがみついた。


「お゛~っ♡♡♡お゛~っ♡♡♡」


 射精の勢いは衰えず、子宮の中まで白濁で満たされていく。長い射精の後、ようやく満足したのか、ユキノはゆっくりと引き抜いた。ぽっかりと開いた秘裂からはどろりと粘性の高い液体が流れ落ちている。


「あひっ♡♡♡あへぁ……♡♡♡」


 すっかり蕩け切った表情で情けない喘ぎを漏らすスグリの頭を、ユキノは優しく撫でてやった。スグリの頭には小さな角が生えかけていた。淫魔に変わりつつあるスグリを見て、ユキノは妖艶な笑みを浮かべる。


「たくさん気持ちよくなれましたか?」


「はいぃ……♡♡♡さいこうれひゅ……♡♡♡」


「それは良かった♡これからさらに、スグリのことを可愛がってあげますからね♡完全に淫魔に堕としてあげます♡」


 ユキノはそういうと、スグリの身体をひっくり返した。うつ伏せになったスグリの上に覆いかぶさると、再び挿入を開始する。


「うひぃ♡ま、またぁ♡♡♡」


「スグリは淫魔の魔力への耐性が高いみたいですから……♡もっと私の精液が必要なんです♡まだまだ終わりませんよ♡」


「は、はいぃい♡がんばります♡♡♡おほぉおおおっ!!♡♡♡」


 スグリは快感に悶えながら、なんとか返事をした。ユキノは満足げに微笑んで、背後からのしかかるようにして腰を打ち付ける。先ほどとは違う角度でのピストン運動に、スグリは翻弄されっぱなしだ。


「おっ!?♡んほっ♡しゅごっ♡♡♡これ、やばっ♡♡♡」


「ふふっ♡スグリは後ろから突かれる方が好きなんですね♡もっと激しくしますよ♡」


 ユキノはスグリの腰を掴み、さらに激しい抽送をはじめた。獣のように荒々しい動きに、スグリは為す術もなく揺さぶられるしかない。


「あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛っ♡」


 スグリは喉を晒し、舌を出して喘いだ。反らせた背中の肩甲骨や尾てい骨の辺り、その皮膚の下ではなにかが蠢いている。淫魔の異形の器官が生成され始めているのだ。自分がスグリを堕落させ、いままさに淫魔へと生まれ変わらせていることをユキノは実感し、ぞくりとした悦楽を覚えた。


「ふふ……♡スグリはどんな姿になるんでしょうか……楽しみです♡」


 ユキノはスグリの肩甲骨の辺りにちゅっ♡と口づけを落とす。肉体改変のさなかにある敏感な部分を刺激されて、スグリは悲鳴を上げた。


「あぎゅっ!?♡だめぇえっ!♡そこ触っちゃらめぇっ♡♡♡」


 スグリの膣内が収縮してユキノを締め付ける。淫魔になりかけているスグリの膣はすでに、搾精器官として開花しつつあった。まるで搾り取るかのように蠢き、精をねだる名器に、ユキノは呻いた。


「くぅ♡こんなに締め付けて……♡わ、私、もう出ちゃいそうですっ♡」


「出してくだしゃいっ!♡先輩のせーえきもっと欲しいですうっ!!♡」


 いままでされるがままだったスグリは、自ら腰を振り始めた。そのいやらしい腰振りは、自分の快楽のためだけでなく、積極的にユキノの精を貪ろうとするものだった。淫魔化が進行し、より淫らで貪欲になったスグリの姿にユキノは感動すら覚えた。


「スグリっ!♡スグリっ!!♡♡♡」


「せんぱぁあああっ!!!♡♡♡」


 二人は同時に絶頂を迎えた。ユキノは大量の精液を流し込み、スグリもびくんっと身体を大きく跳ねさせて達した。


「お゛~~っ♡♡♡お゛~~っ♡♡♡」


 スグリの背から黒い翼が、長い尻尾が飛び出してくる。小さかった角は、山羊のそれのように立派に伸びていた。完全に淫魔へと変貌を遂げたスグリを見て、ユキノは微笑んだ。


「私のスグリ♡これであなたも私と同じ。快楽と享楽の使徒。淫魔の仲間入りですね……♡」


「はいぃ……♡ユキノ先輩と一緒になれて……幸せです♡ああ、この身体、すごく気持ち良くってぇ♡最高ですね……♡」


 スグリはうっとりとした表情を浮かべて、自らを抱きしめた。淫魔となったスグリの肉体は、人間だった頃とは比べものにならないほど敏感で、快感を鮮明かつ繊細に感じ取れるようになっていた。咥え込んだままのユキノの肉茎の脈動までもが伝わってきて、スグリは身震いし、熱い吐息を漏らした。


「んっ……♡すっご……♡先輩の、まだおっきいです……♡」


「ふふ、スグリったら……♡私の精液、そんなに美味しかったですか?」


「はい♡先輩の精液、とっても濃くって……甘くて♡もっとください♡」


 スグリは腰を揺らしてねだる。淫魔となったスグリは胎内に注ぎ込まれる精液を、堪らない甘露として認識していた。ユキノはその様子に苦笑すると、スグリの頭を撫でながら言った。


「仕方ない子ですね。じゃあ、今度はスグリが動いてください♡」


 ユキノはスグリの上から退いて、自分が仰向けに寝転がった。ユキノの剛直が天に向かってそそり立つその姿を見て、スグリは口の端をペロリと舐めた。


「はい♡いっぱい奉仕しますね♡」


 スグリはユキノの上に跨り、腰を落とした。先ほど大量に注いでもらった精液のおかげで滑りが良くなっている。ずぷんっ!という音と共に、スグリの秘裂は一気に最奥まで飲み込んでしまった。


「あああっ♡いいっ!♡深くて、すごいですぅうっ!!♡♡♡」


 スグリは腰を上下させ始める。淫魔化したことで、スグリの性技のレベルもまた向上していた。ユキノのふたなりペニスを味わうかのように、スグリは緩急をつけて締め付けたり緩めたりする。その絶妙な力加減に、ユキノはすぐに射精しそうになった。


「スグリっ……!♡上手ですよ♡そのまま、続けて……!」


「はいっ♡先輩のおちんちん♡美味しいですっ♡あ~♡これ、好きぃ♡先輩のおちんちんで突かれるの、すごく気持ち良くってぇ♡癖になりそうですぅ♡♡♡」


 スグリの膣内はまるで別の生き物かのように複雑に動き回り、精液を求めて変化に富んだ動きを見せる。肉ヒダがユキノの亀頭に絡みつき、扱き上げる。子宮口が亀頭の先端を優しく包み込むように吸い付いてくる。


「くあっ♡もうダメっ!♡出ますぅっ!!♡♡♡私も、もう限界です……!♡スグリの中に出しちゃいますよっ!?♡」


「出してっ♡出してくださぁいっ♡先輩の精液っ♡また、私の中を満たしてくださいぃいいっ!!!♡♡♡♡♡♡」


 ユキノは大量の精液をスグリの膣内に吐き出した。熱い奔流がスグリの奥底を叩く。その衝撃にスグリは歓喜の声を上げた。


「ああ~っ!♡♡♡出てるぅっ!♡先輩のせーえき、熱くて、どろどろでぇ♡美味しい!♡♡♡♡」


 スグリは絶頂しながらも、貪欲に腰を振りたくった。ユキノの精液を少しでも多く搾り取らんとするスグリの淫乱さに、ユキノは目を白黒させた。


「スグリっ♡あなた、なんていやらしいんですかっ♡そんなにされたら、止まらないじゃないですかっ!!♡♡♡」


「ああんっ♡だって、こんなに気持ち良いのぉ♡止められないです♡♡♡」


 ユキノはスグリの腰を掴み、突き上げ始めた。それに合わせて、スグリも腰をくねらせる。淫靡な律動に合わせて、たんっ♡たんっ♡と肌同士がぶつかり合う音が響く。二人は快楽の虜となり、ひたすらに交わり続けた。


「ユキノ先輩♡♡♡先輩ぃ♡先輩ぃい♡好きぃ♡大好きぃい♡♡♡」


「スグリっ♡私も、愛してます♡大好き♡♡♡ずっと、一緒です♡」


 淫魔となった二人の性欲は底なしであり、一度交われば何度でも求めてしまう。二人は互いに愛の言葉を囁き合いながら、いつまでも交わり続けた。

退魔師たちの連鎖する堕落

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