「んあっ♡んんっ♡あはぁ♡あああっ!♡」 古都シスタ、その人通りのない暗い裏路地に、甘い喘ぎ声と淫らな水音が響いている。木箱が積まれたそこは見通しが悪く、通りからではなにが行われているのかわからない。木箱の陰で、踊りくねるのは二つの人影。二人の美女の熱を持った肢体が、月光に照らされて妖しく輝いている。 一人はリン・メイファン。システィア王国の聖騎士団の一員であり、魔物を狩る任を負う女騎士だ。金髪碧眼、怜悧な顔立ちは凛々しくも美しい。 いま、リンの冷たい美貌はだらしなく蕩けきり、白い肌は薄桃色に上気して快感に悦びむせぶように汗ばんでいる。一糸まとわぬ裸体を晒しながら、淫靡な律動で豊満な乳房を振り乱す姿は淫靡極まりない。聖騎士たる証の鎧は無残にも地面にうち捨てられ、顧みられることさえなかった。 もう一人は淫魔アルヴィナ。濡れ鴉のように黒い髪と艶めいた褐色の肌。ねじくれた角にコウモリのような翼、腰からは黒く滑らかな尻尾。露出の多い黒衣から覗かせる肢体は、淫魔らしく豊満かつ肉感的で、見るものすべての淫欲を掻き立てるような魅力を放っている。 「んふ♡聖騎士様のナカ……すっごい♡きゅんきゅん締め付けてぇ……おちんちん溶けちゃいそう♡」 アルヴィナの股間には雄々しくそそり立つ肉棒があった。アルヴィナはその剛直で背後からリンを激しく犯しているのだ。 「あひぃ♡おお゛っ♡すごっ♡奥まできてるぅ♡んぉおっ♡ちくびイイッ♡うはぁっ♡♡」 アルヴィナが背面立位の体位でリンを突き上げながら、両手で彼女の乳首を摘みあげて指先で転がすように弄ぶ。リンは胸と秘所を同時に責められる快感に身をよじらせながら喘いだ。路地に積んである木箱に手を付き、体重を預けていなければ、とうに地面へと崩れ落ちていただろう。 「いい声で鳴いちゃって♡そんなに気持ちいい?」 「ああっ♡すごくっ♡きもちいいっ♡もっと♡もっと突いて♡もっとめちゃくちゃに私を犯してぇえっ♡」 リンの理性を失った瞳には、ハートマークに似た魅了の刻印が浮かんでいる。アルヴィナに返り討ちに合い、魅了の術をかけられてしまったリンはもはや快楽の虜だ。肉欲のままに快楽を求め、発情しきった表情で自ら腰を振り続けるその姿には、誇り高い聖騎士の面影など微塵もない。 「すっかり素直になっちゃって♡可愛いんだからぁ♡それじゃ、聖騎士様のお望み通りにしてあげる♡」 アルヴィナは舌なめずりすると、腰の動きをさらに早めてピストンする。パンッ♡パンッ♡と肌同士がぶつかり合う乾いた音とぐちゅぐちゅという粘液質の水音が混じり合って響く。激しい抽挿によって結合部からは泡立った愛液が飛び散って地面へと落ちていく。 「んひっ♡あんっ♡はげしいっしゅごいっ♡これしゅごいぃぃっ♡」 あまりの激しい動きにリンは背中を大きく仰け反らせる。膣内を強く擦られ、子宮口をノックされるたびに意識が飛びそうになるる。身体の奥底にまで響き渡るほどの衝撃。その快感に全身を支配されてリンは獣じみた声をあげて悦んだ。 「んひぃいっ♡おおっ♡もうダメッ♡イクっ♡もうイッちゃうぅっ♡」 「うふふっ♡もう限界?イっちゃえ♡ほらぁ♡イケ♡イケぇ♡」 アルヴィナは一際深く突き上げ、同時に両乳首を思い切りつねりあげる。その瞬間、リンの頭の中でなにかが弾けた。 「んはぁぁぁっ♡♡イグゥウウッ♡イックぅぅうう♡♡♡ああぁ~〜〜〜〜〜っ!!!!!♡♡♡♡♡♡」 絶頂に達し、背筋を弓なりに逸らせて絶叫を上げる。それと同時に、膣壁が強く収縮してアルヴィナのモノを締めあげた。熱い肉棒をさらに鮮明に感じてしまって、リンはさらに深い快楽の底に落ちていった。 「あ、ああ……♡」 長く深い絶頂の後、リンは膝をがくがくと震わせながら地面にへたり込む。咥えこんでいたアル ヴィナの肉棒が抜け落ち、ぷるんと揺れた。荒い息を繰り返すリンの顔は、汗と涙とよだれでどろどろだ。どこか心地よい虚脱感に包まれながら、リンは焦点の合わない目で宙を見つめる。 「あなたの精気美味しかったから、今日はこれくらいにしてあげる♡今度からは、淫魔だからって見境なく喧嘩を売るなんて無謀な真似はしない方がいいわよ?」 「はぁ……ん、はぁ……♡」 「まあ、私はあなたみたいな綺麗で性欲をため込んでる聖騎士様ならいつでも歓迎だけどね♪機会があったら、また遊びましょう♡」 アルヴィナはそう言い残し、路地裏から姿を消した。一人残されたリンはただ茫然と余韻に浸っていた。 ********* 「はっ……♡はっ……♡んっ……♡」 淫魔アルヴィナとの遭遇から数時間後。騎士団本部に併設された宿舎の一室に、リンの姿があった。自室のベッドの上で悶えるように身体をよじらせ、悩ましい吐息を漏らす。リンは自室のシャワールームで汗を流したばかりだが、まだ身体の熱は冷めていない。頬は紅潮し、目は潤んで、唇からは甘い喘ぎが漏れ続けている。その原因は先ほど受けたアルヴィナからの淫靡な責めにあった。 (くそっ……!淫魔に負けた上にあんなことをしちゃうなんて……) 淫魔に打ち負かされ、魅了までされて性交に及んだなど他の誰にも言えるはずがない。しかも、その時の自分はまるで発情期の獣のようにアルヴィナを求めてしまったのだ。 屈辱と敗北感でリンの胸の中が満たされる。しかし、それでも彼女の身体は疼き続けていた。 (あの女……私の胸をあんな風に……) リンが自分の胸に視線を落とす。そこには豊かな乳房があった。清廉でなければならない聖騎士としては不釣り合いなほど大きな膨らみは、リンのコンプレックスでもある。 「ちっ……」 アルヴィナの巧みな手管を思い出し、再び情欲の炎が燃え盛る。リンは忌々しげに舌打ちすると、おもむろに自分の豊満なバストへ手を伸ばした。 「んっ……!」 指先が触れた瞬間、痺れるような感覚が走る。そのまま優しく揉み始めると、それだけでも気持ちいい。 (確か、あいつはこんな風に……) アルヴィナに弄ばれた記憶を頼りに、リンは自らの胸を愛撫する。手のひらで乳肉を揉み込み、人差し指と中指で乳首を挟み込んでコリコリと転がす。 『うふふっ♡鎧を着てるときから思ってたけど、やっぱりいいおっぱいしてるじゃない♡』 アルヴィナの言葉が脳裏に蘇る。リンは心の中で悪態をつき、悔しげに歯噛みした。 (うるさい、黙れっ……!!くそっ!くそっ!) 自らの肉体のいやらしさを指摘され、辱められた怒り、そして興奮。感じてはならないはずの被虐的な悦びを感じてしまったことが、余計にリンを苛立たせた。リンはその苛立ちをぶつけるように激しく自分の胸を揉む。そのたびに形の良い乳房が激しく揺れ、先端の乳首が硬く勃起していく。 「んっ♡んっ♡はぁっ……♡」 乱暴に手を動かしながら、リンは切なげな吐息を漏らした。興奮が高まり、胸への刺激だけでは物足りなくなってくる。リンの手つきが徐々に大胆になっていく。リンは思わずショーツの中に右手を潜り込ませていた。 「んっ……♡」 秘裂に触れた途端、甘い電流が走る。そこは愛蜜が垂れ流しになっており、ショーツはもうすっかりびちょびちょだった。 『もうこんなに濡らしちゃって♡騎士様も随分ため込んでたみたいね♡淫魔の私にはお見通しよ?』 「うるさいっ……!!」 アルヴィナの声が再び脳内で響き、リンは反射的に叫び声をあげた。その拍子に強く胸を握りしめてしまい、鈍い痛みが走る。わずかな痛みがゾクゾクと快感に変わり、リンは思わず身震いした。 「ああっ♡ちくしょう……♡」 左手で胸をいじりながら、右手で割れ目をなぞる。陰唇を指先で擦ると、じわりとした快感が広がった。さらに、膣口から溢れてきた蜜を指に絡めて、クリトリスへと塗りつける。敏感すぎる突起に触れたことで、腰がビクンと跳ね上がった。 『敏感なお豆ちゃんいじめられて嬉しい?ほら、もっと気持ちよくなってもいいのよ?』 「んああっ♡あぁぁぁっ♡」 『ほーら、こうやってぐちゅぐちゅされるの好きでしょ?聖騎士様は変態なんだから♡』 「ちがう……私は……そんなんじゃない……!」 アルヴィナに囁かれる幻聴を振り払うように、リンは頭を振る。だが、彼女の言葉はどこまでも執拗にリンに絡みついてくる。まるで暗示のように、アルヴィナの言葉と快楽の記憶はリンの精神を犯していく。 自らを責めるリンの指先はますます激しさを増していった。指の動きに合わせて、熱い蜜が止めどなく溢れる。淫靡な水音が部屋に響き、リンの興奮を煽った。そうしているうちに、リンの身体はさらに熱を帯びていく。 「はぁっ……♡はぁ……♡ああ……♡」 (あっ♡だめだ……止まらない……♡) 身体の奥底から湧き上がる欲望に歯止めが効かなくなる。気づけば、リンは自分の指を二本も飲み込んでいた。 (ああ……ダメなのに……このままじゃいけないのに……♡) 理性ではわかっているはずなのだが、身体は言うことを聞かない。むしろ、より強い刺激を求めてしまっている。リンは自分の身体の浅ましさを呪った。 (くっ♡違う……足りない……これじゃないんだ……) リンは指を動かし続けるが、いくら自分を慰めても満足感は得られなかった。自分が求めているものは、この程度のものではない。自分の指では、あのアルヴィナのふたなりペニスほどの快感を得ることができない。 (ああ♡くそっ……くそっ……♡どうして……♡) 自分の性器を責め立てながら、リンはアルヴィナのことばかり考えていた。アルヴィナのことが憎くて仕方がないのに、彼女から与えられた快感が恋しくて仕方がない。屈辱と敗北感、そして焦燥。様々な感情がごちゃ混ぜになって、涙となって流れ出す。それでもリンは手を止めようとしなかった。アルヴィナに犯された時の、あの途方もない快楽。一度味わってしまえば二度と忘れられなくなるような、凄まじいまでの絶頂体験。それが欲しくてたまらないのだ。 「んっ♡ぐぅううう♡」 リンは痛みが伴うほど乳首を強く摘まみ、同時にクリトリスを潰すように押し込んだ。強烈な刺激が走り、リンの視界で火花が散る。 「あぁっ……♡イくっ……!♡イクッ♡」 リンは絶頂を迎えた。だが、浅い。とてもアルヴィナとのセックスには程遠い。もっと深いところで、魂まで焼き尽くされてしまうかのような、圧倒的なオーガズムを味わいたい。だが、自分で弄ってもその境地に達することはできないようだった。 「はあっ……♡ふーっ……♡」 リンは肩で息をしながら脱力してベッドに倒れ込んだ。胸を揉んでいた右手を離すと、白い乳房に赤い手形が残っているのが見える。ここまでしても、未だに身体の奥底に燻り続ける熱がある。失望感に打ちひしがれながら、リンは天井をぼんやりと見つめた。 (こんなんじゃ全然ダメ。あの女のじゃなきゃ、もう満足できない……。なら……♡) リンの口元が、妖しげに歪む。聖騎士にあってはならないはずの感情を熟成させながら、リンは瞳を閉じた。 ********* 翌日、日が沈んだ後、リンはある通りを歩いていた。娼館が立ち並ぶその一角は娼館通りと呼ばれ、淫魔が多数潜伏していると噂が立っており、昨日リンが調査に来ていた場所だ。だが、昨日とはリンの恰好は異なっていた。正式な聖騎士団の甲冑一式ではなく、黒いフード付きのローブを纏っている。露出は一切なく、フードを目深に被っているため、外見には男か女かもわからないだろう。リンの足取りは早く、期待が滲み出ているようでもあった。 通りをずんずんと進んでいくと、かすかに熟れ過ぎた果実のような甘い香りが漂ってくる。淫魔特有の催淫効果のある体臭だ。リンの身体がすり込まれた快楽を思い出し、ずくんと子宮が疼く。 (この辺りに……) リンが辺りを見回すと、見覚えのある路地裏の入り口が見えた。その路地は、いくつも木箱が積んであり、娼館の従業員の簡易的な休憩所として使われているようだった。リンの鼓動は高鳴り、身体が熱くなる。昨日と同じように、リンは路地へと入っていった。 「あら、遅かったわね」 薄暗い路地裏へと入った途端、待ち構えていたかのように声をかけられる。視線を向けると、そこにはひとりの女が立っていた。 「アルヴィナ……!」 リンの顔が怒りに染まる。しかし、昨日のように問答無用でアルヴィナに切りかかったりはしない。リンは唇を噛みしめ、必死に怒りを抑え込む。 「今日も来てくれると思ってたわよ。私に会いたくてしょうがなかったんでしょ?」 アルヴィナはクスリと笑うと、ゆっくりとリンに近づいてくる。リンもそれに合わせるようにして一歩ずつ前へ進む。ふたりの距離は徐々に縮まっていき、やがて互いの吐息すら感じられるほどに近づいた。 「……ねえ、どうしたの?黙っちゃって。なにか言いなさいよ」 挑発的な笑みを浮かべながら、アルヴィナが問いかけてくる。一瞬の間の後、リンは口を開いた。 「あ、あんたのせいで……私は……♡」 リンは恨み言を言いかけて、口をつぐんだ。そして、顔を真っ赤にして俯く。そんなリンを見て、アルヴィナが楽しそうに微笑む。 「私のせいで、なに?言ってみて」 アルヴィナがわざとらしく小首をかしげてみせる。徹底的にしらばっくれるつもりらしい。リンは奥歯を食いしばり、ローブを脱ぎ去った。 リンはローブの下にはなにも着ていなかった。豊満な乳房と、剣を振るうために鍛え上げられた肢体が露になる。すっと長く伸びた手足に、引き締まった腹周り。うっすらと腹筋の浮いた腹は滑らかで、まるで神代の英雄を象った彫像を思わせる美しさがあった。 しかし、最もアルヴィナの目を引いたのは濡れそぼった秘所だった。肉付きの良い太ももの付け根から、愛液が滴って、幾本もの糸を引いている。 「あ、あんたに、あんなことされて……♡忘れられなくて……♡」 リンは羞恥心で顔が熱くなるのを感じながらも、なんとか言葉を紡ぐ。 「ずっと身体が疼いて、自分じゃ全然気持ちよくなれなくなって……♡」 「ふーん……♡それで?」 アルヴィナは面白そうな表情で続きを促す。試すかのような態度に、カチンと来たリンは思わず叫ぶように言った。 「うるさい……!もういいでしょ!?さっさとヤらせろ……!」 リンは顔を真っ赤にして叫ぶ。アルヴィナは片眉をあげ、すこし拗ねたような口調で言う。 「ヤるって言ったって……なにを?はっきり言ってくれないとわからないわ。それに、人に頼み事をするための態度ってものがあるはずでしょ。ねえ、聖騎士様♡」 「くぅっ……♡」 アルヴィナの言葉に、リンは屈辱感に打ち震えた。だが、ここで感情に任せてアルヴィナの機嫌を損ねては元も子もないことはわかっていた。リンは唇を噛みしめ、なんとか言葉を絞り出す。 「私のここに、い、淫魔の……アレ……を入れて欲しい……」 リンは自分の下腹を指し示しながら、消え入りそうな声で言った。だが、アルヴィナは満足しなかったようだ。自分の前髪を指でくるくると弄んで、不満げに言う。 「う~ん、私、いまはそういう気分じゃないのよね。悪いんだけど、他を当たってくれる?大丈夫、ここならたくさん店もあるし、もしかしたら他の淫魔が相手してくれるかもしれないわよ?」 「なッ!?ふざけないで!!」 リンは激昂して叫んだ。身体の奥底では焦燥感が渦を巻き、子宮は熱を持って疼いている。ここまで来て、お預けなど我慢できるわけがない。もう我慢できない。一刻も早くこの女のふたなりペニスをぶち込んで欲しい。その欲望がリンの理性を打ち砕いた。 「いい加減にして!!私はあんたに犯されたくて仕方がないのに、なんでわざわざ別の淫魔なんか探さないとならないわけ!?」 そう言ってしまってから、リンはハッと我に返った。自分がなにを言っているのかを理解し、顔がみるみると赤く染まっていく。リンの淫らな告白に、アルヴィナは一瞬驚きの表情を浮かべ、そしてすぐにニヤリと笑みを作った。 「ふ~ん♡そうなんだぁ♡そんなに私に惚れ込んちゃったんだ♡」 アルヴィナは心底嬉しそうな声音で言い放つと、ずいっとリンに近づいてくる。アルヴィナの身体からは、相変わらず甘酸っぱい香りが漂ってきており、その匂いだけでリンの脳髄は痺れそうになる。 「それならそうと、最初から素直に言ってくれれば良かったのに♡そしたら、いっぱいサービスしであげたんだけど♡」 アルヴィナは満足げな笑みを浮かべると、リンの顎に指を這わせ、強引に上を向かせた。 「ねえ、私にどうして欲しいか言ってみて?ちゃんとおねだりできたら、たっぷり可愛がってあげるから♡」 「あっ♡」 アルヴィナがリンの耳元で囁く。それだけで、ゾクゾクとした快感が背筋を走り抜けていく。リンは生唾を飲み込んで、口を開いた。 「昨日みたいに……♡あんたの立派なのを私のナカにぶち込んで、めちゃくちゃにして♡思いっきり突き上げて、気持ちよくして欲しい♡なんどもなんども、イかせて欲しい……!頭まっしろになるくらいイキ狂わせて……♡お願い♡」 羞恥と屈辱感がリンの心を苛む。しかし、それ以上に自分の欲望をそのまま口にする解放感と、大きな期待が彼女を包んでいた。再びあの強烈な快楽を得られると思うと、心臓が激しく鼓動を打ち鳴らすのを感じる。 「聖騎士様が随分えっちなおねだりするじゃない♡そんなこと言われたら、私もちょっと本気になっちゃうわねぇ♡」 アルヴィナはクスっと笑って自分の腰布に手をかけた。しゅるっという衣擦れの音とともに、アルヴィナのふたなりペニスが現れる。通常時ですら大きいそれは、ムクムクと鎌首をもたげるかのように大きさを増していき、瞬く間に天を向いて勃起した。 ヒトの男のそれとは比較にならないほど立派で淫靡な肉棒を見て、リンはごくりと息を飲む。亀頭はよくエラが張ってカリ高で、幹に浮き出た血管はどくどくと脈打っている。他者を犯し、快楽を与えるために練り上げられた性器官は、どこか美しさすら感じられる。その威容にリンは圧倒されてしまい、つい視線を奪われてしまった。 (これが……私の中に……♡) リンの興奮がさらに加速していく。早く欲しい。もう待てない、とでも言うように下腹部の熱が高まっているのを感じる。 感極まったリンはアルヴィナに背を向け、尻を突き出すような体勢をとった。形の良い桃尻が誘うように揺れる。 「んっ……♡」 リンは羞恥心を押し殺し、両手で自分の尻たぶを掴んだ。ぐいっと左右に割り開き、自らの性器を見せつける。蜜をとめどなく垂れ流し、物欲しげにひくつく淫裂。その鮮やかなサーモンピンクの粘膜は、愛液に濡れてぬらぬらと光っていた。 「は、早くしてっ♡も、もう我慢できないっ♡」 そう言いながら振り向いて、リンはアルヴィナを見た。眉を寄せ、切なげに挿入をねだるその姿は、淫乱としか言いようがないものだ。聖騎士らしからぬ浅ましい姿に、アルヴィナは思わず舌なめずりをする。 「しょうがないわねぇ♡それじゃ、お望み通りに♡」 アルヴィナは再び笑みを浮かべ、リンの後ろに立った。そして、自分の逸物を掴んで、その先端をリンの秘所へあてがう。 濡れた粘膜同士が擦れあって、くちゅりと湿った音が響く。その瞬間、リンの身体は電流を流し込まれたかのようにビクンと跳ね上がった。 「んぅ……!♡」 それだけで膝の力が失われ、ぺたりと座り込みそうになってしまうが、積んである木箱に手を付いて何とか踏み留まる。焼けた鉄のように熱い剛直が、リンの肉壁をかき分けながらゆっくりと侵入してくる。 「あぁああ……♡入って、くる♡入ってくるぅ!♡」 リンの口から歓喜の声が上がる。長大なペニスがぞりぞりと膣内を削るようにして、奥深くまで突き進んでくる感覚が堪らない。悦びに震えるリンの背中を見つめながら、アルヴィナは腰を突き出していく。 「ふーっ♡全部入ったわよ♡」 やがて、アルヴィナの腰とリンの臀部が密着した。亀頭が子宮口にまで達するほどの深い結合。確かな重量と圧倒的な存在感を持つ肉棒が、自分の胎内を埋め尽くす、至福の充足感。待ち望んだ刺激に、リンの顔はだらしなく緩み、快楽に蕩けて崩れる。 「あぁんっ……♡すごいぃ♡ああっ♡この感じっ♡」 リンの肉壁がアルヴィナのモノをぎゅうっ♡と締め付けながら不規則な収縮を繰り返す。膝ががくがくと震え、今にも倒れそうになるのを必死に耐える。 「あらら♡入れただけでイっちゃった?♡可愛い♡」 「うっさい……♡あんっ♡だ、だって♡ずっと欲しかったからぁ♡」 アルヴィナの言葉に反論しながらも、リンは腰を揺すり動かしていた。少しでも快感を得ようという動作。アルヴィナはそんなリンをいじらしく思い、微笑んだ。 「そんなに焦らなくてもちゃんと可愛がってあげるわよ♡」 アルヴィナはリンの細い腰を掴み、ピストン運動を始めた。ゆっくりと肉棒が抜け落ちる寸前まで引き抜いて、一気に最深部へと叩き込む。 「あっ♡あぁ~ッ!!♡はうっ♡うひぃっ♡」 ずろろ、と肉棒が引き抜かれると、高いカリが膣壁に引っかかって甘い痺れが走る。再び突き込まれると、亀頭で最奥をぐりっと押し潰され、目の奥で火花が散るような衝撃を受ける。緩急をつけたストロークに翻弄され、リンは声を抑えることができなかった。 「はひっ♡すごっ♡気持ちいい♡これっ♡これじゃないと私……♡」 リンはアルヴィナのピストンに合わせて、自らも尻を振り始めた。淫らにくねる腰の動きに合わせ、豊かな乳房がたぷたぷと揺れる。汗ばむ肌と、ぶつかり合う水音。二人は一心不乱になって互いの肉体を求め合った。 「はぁっ♡素敵よ♡もっと乱れて♡」 アルヴィナは後ろからリンに覆い被さり、耳元で囁いた。そして、リンの胸へと手を伸ばした。弾む双乳を鷲掴みにし、ぐにゅりと形が変わるほど強く揉みしだいていく。アルヴィナの手の中で柔らかな果実が自在に変形する。手のひらで乳肉を揉み込み、人差し指と中指で乳首を挟み込んで、くにくにと弄ぶ。 「んおっ♡おぉおおっ!♡イイっ♡おっぱいも好きぃい♡」 リンは喘ぎながら身を捩り、更なる快楽を得ようと自ら腰を振る。そのたびに、張り詰めた乳肉が波打ち、たまらない愉悦をもたらす。 「ほら♡どう?♡こうして欲しかったんでしょ?」 アルヴィナの問いかけに、リンはこくりと首を縦に振った。 「んっ♡そう♡こんな風に♡されたかったっ♡おっぱいいじめられてぇ♡後ろからガンガン突かれてっ♡思い切り犯されたくて仕方なかったのぉ♡だからお願い♡もっとめちゃくちゃにして!♡」 「あはっ♡よく言えました♡それじゃ、ご褒美をあげないとね♡」 アルヴィナの腰の振りが激しくなる。ぱん!ぱん!と肉を打つ音が響き渡る。その激しさに、リンは木箱を掴む手が滑り落ちそうになりながらも何とか堪えた。 「あぁん♡はげしっ♡奥まで来てるぅ♡イクっ♡またイっちゃうっ♡」 「ふふっ♡好きなだけイきなさい♡何度でもイカせてあげるわ♡」 アルヴィナの腰使いはさらに勢いを増していく。同時に、左右の手でリンの乳首を責め立てる。爪先でピンと勃起した先端を引っ掻かれ、コリコリと転がされる。敏感すぎる性感帯を一度に刺激され、リンの身体が大きく仰け反る。 「あぁああああっ!!♡ダメっ♡もうむりぃいいいっ!♡イグっ♡イッくううっ!!!♡」 絶頂を迎えたリンの膣が痙攣し、アルヴィナのモノをきつく締め付ける。 「くうっ♡すごい締め付け♡わ、私もッ♡」 アルヴィナは腰を引き、肉棒を引き抜いた。そして、リンの背中に向けて精液をぶちまける。リンは熱い粘液が背筋を伝っていく感覚にすら感じてしまって、背筋にゾクゾクとした快感が走った。 「ふああぁっ♡ああ……♡」 「んっ♡たくさん出しちゃった……♡ふぅ♡」 二人の荒い息遣いだけが路地裏に響く。リンは木箱に体重を預けながら、大きく肩を揺らして呼吸を整えていた。 (すごかった……でも……) いままでのセックスで一番激しい交わりだった。だが、リンは物足りなさを感じていた。外に出されてしまったアルヴィナの熱い迸り。それを、自分の胎で受け止めたい。そんな欲望が湧き上がってくる。 「ねぇ……」 「ん?なに?」 「なんで外に出したの……?」 熱に浮かされたような表情で、リンは呟いた。アルヴィナはその言葉を聞いて、嬉しそうな笑みを浮かべた。 「うふふっ♡ナカに出して欲しかった?でも、だ~め♡ナカに出したら、あなたも淫魔になっちゃうもの。私はそれでもいいけど……聖騎士様は嫌でしょ?」 アルヴィナは悪戯っぽく笑い、頬に口づけをした。リンは顔を真っ赤に染めて、目を逸らす。 淫魔になる、魔物に堕ちることは、言うまでもなく聖騎士として決して許されない裏切りだ。だが……しかし、心のどこかでそれを望んでいる自分もいた。 ただ、肉欲と本能の赴くままに、快楽を求めるだけの浅ましい存在に堕落する。アルヴィナのように。それは、淫魔の快楽を知ってしまったリンにとって、あまりにも甘美な誘惑だった。ずくん、と下腹が疼く。あり得ないはずの仮定は、いつしか耐えがたいほどの渇望へと変わっていく。 「…………て」 「え?」 「……して欲しい」 「ん?なに?」 「だから!中に出して欲しいって言ってるの!」 リンは羞恥心をかなぐり捨て、アルヴィナに向き直り叫んだ。 「こんなの知っちゃったら私、もう元には戻れない……♡足りない……もっと欲しい……もっと気持ちよくなりたい!♡♡♡」 リンは自分の秘所に手を伸ばし、溢れ出る愛液を指に絡めると、そのまま割れ目に挿入した。アルヴィナに見せつけるように、脚を大きく開いて自らの蜜壺をかき回す。 「だから、お願い♡私のナカに精液流し込んで、私を淫魔に堕としてぇ♡」 リンは淫靡な微笑みを浮かべ、懇願する。その痴態を見て、アルヴィナはごくりと唾を飲み込んだ。射精を終えたばかりのアルヴィナのふたなりペニスが、ガチガチに勃起していく。 「……そこまで言われたら仕方ないわね♡」 アルヴィナは木箱のひとつに腰をかけた。 「もし、あなたが本当に淫魔になる覚悟があるなら、自分から挿れなさい。♡あなたが望むなら、私が徹底的に気持ちよくして、あなたを淫魔に生まれ変わらせてあげる♡さあ、どうする?」 アルヴィナが妖しく微笑み、リンへ問いかける。リンの心は決まっていた。アルヴィナの方へ歩いていき、硬くそそり立った肉棒の上に跨がる。リンの瞳は期待と興奮で潤み、吐息は熱を帯びている。 「んっ♡ああぁっ♡」 リンは意を決し、ゆっくりと腰を落としていく。亀頭が膣口を割り開く。熱く脈打つふたなりペニスが、徐々にリンの胎内を満たしていく。挿れられるのではなく、自ら迎え入れる感覚に背筋が震える程の快感を覚えた。やがて、根元までしっかりと飲み込むと、リンは身体を仰け反らせ、満足げな吐息を漏らす。アルヴィナの熱く猛々しいモノが、自分の胎内に収まっている。それを感じるだけで身体の奥底がキュンと切なく鳴き、子種を求めて膣がうねる。 「あぁ♡やっぱり……おっきい……♡奥、すっごっ♡」 体位が違うため、先ほどよりも奥深くまで突き刺さって感じられる。最奥を押し上げるような圧迫感だけでなく、騎乗位の体勢でアルヴィナの剛直を自らのみこんでいるという事実が、リンをより昂ぶらせた。 「うふふっ♡あなたには素質があるとは思ってたけど……自分から淫魔になることを望んでくれるなんて、嬉しい誤算だわ♡責任を持ってあなたを淫魔にしてあげないと♡」 アルヴィナはリンの唇を奪った。異様に長い舌を差し入れ、口腔内を犯し尽くす。同時に、熱くねっとりとした唾液が、リンへと流し込まれていく。淫魔であるアルヴィナの唾液は強力な催淫効果のある媚薬だ。リンの身体が熱く火照り、疼きが増して止まらなくなる。 「んちゅっ♡はむっ♡れるぅ……♡じゅぷ……♡」 (甘くて……美味しい……♡) リンは自ら舌を絡ませ、夢中になってアルヴィナの唾液を貪った。アルヴィナもそれに応え、リンを抱き寄せて、さらに強く口づけをする。 アルヴィナのキスは巧みで情熱的だった。舌と舌を擦り合わせ、歯列をなぞり、上顎を舐めあげる。リンは次第に頭の芯が痺れて、なにも考えられなくなっていく。 「ちゅぱっ♡……ねえ、淫魔のキスの味はどうかしら?気に入ってくれた?」 長い接吻の後、アルヴィナはリンの顔を見つめながら言った。リンはこくこくと首を縦に振る。 「良かった♡じゃあ、今度は好きに動いてみて?自分で気持ちいいところ探して、好きなだけイキまくっちゃいなさい♡」 アルヴィナはわずかに腰を浮かせて、軽く揺すった。それだけで、リンはビクンと震えた。アルヴィナが与えたささやかな刺激は呼び水となり、媚薬唾液で発情したリンの性欲をさらに掻き立てる。 「わ、わかった♡んっ♡」 リンはゆっくりと腰を動かし始めた。恐る恐る前後に動かすだけだった動きは徐々に大胆になり、リズミカルなものへと変化していく。リンはアルヴィナの上で、淫らに腰を振って快楽を貪っていた。 「あっ♡あんっ♡これ、すごぉ……♡」 リンは快感に酔いしれた表情を浮かべていた。自分の気持ちいいところに肉棒を当てようと、懸命に動く。その動きに合わせて、豊かな乳房が揺れる。アルヴィナはその光景を見て、笑みを浮かべながら呟いた。 「うふふ♡その調子よ♡もっと乱れなさい♡」 アルヴィナが腰を動かし始めた。リンの腰振りに合わせ、快楽を引き出すように、絶妙なタイミングで突き上げて、ピストン運動を繰り返す。 「ひゃうんっ♡そ、それ♡んおっ♡おふっ♡」 リンはアルヴィナにしがみつき、激しく喘いだ。リンとアルヴィナの乳房がむにゅりと潰れて形を変える。二人の汗に濡れた肌と乳首がこすれ合い、甘い電流が流れるような感覚に襲われる。 二人の律動はさらに激しさを増し、結合部から溢れ出た愛液が飛び散り、木箱を濡らす。脳髄を焼き焦がすような強烈な快感に、リンの理性が溶けていく。リンは我を忘れて腰を振りたくった。 「ひっ♡ひっ♡イイっ♡きもちいい♡あたま、おかしくなるっ♡」 リンの顔は完全に快楽に蕩けて、緩んだ口からはよだれと熱い吐息が漏れ出す。肉棒を包み込む膣壁が激しく収縮を繰り返す。リンの限界が近いことを察したアルヴィナは、耳元に口を寄せて囁いた。 「もう限界みたいね♡んっ♡こんなに締め付けてきてっ♡私もそろそろ出そうかも♡ナカにたっぷり精液注ぎ込んで、もっといやらしい淫魔に変えてあげる♡」 アルヴィナが愛おし気にリンの首筋へキスを落す。リンは幸せそうに微笑んで、ぎゅっと抱きついた。 「あぁんっ♡きてぇ♡いっぱいだしてえっ♡私を淫魔にしてえぇ♡」 リンは無意識のうちに、アルヴィナの胴へ脚を絡めて、ぐいと引き寄せた。リンがアルヴィナを抱きしめたことで、さらに深く肉棒が突き刺さり、子宮口を押し上げる。肉壁がひと際強く締まり、アルヴィナの射精を促した。 「ああぁっ♡イグっ♡イっちゃうぅ♡」 「くぅ♡わたしも……出るっ♡んんっ♡」 二人は同時に果てた。アルヴィナのふたなりペニスが膨れあがり、大量の白濁液がリンの胎内へと流れ込んでいく。 「あはぁ♡あつぃ……♡なかだしされるの……♡しゅごぉい……♡さいこう……♡」 リンは全身を痙攣させながら、注がれ続ける熱く粘つく液体を感じていた。リンの瞳は焦点を失い、締まりのない口の端からは唾液が流れ落ちる。アルヴィナの射精は長く続き、大量の精子が子宮内を満たし、それでもなお収まらない分は逆流して結合部から漏れ出す。 「ふあっ♡まだ出て……んあぁ♡」 長い長い射精が終わっても、アルヴィナの肉棒は萎える気配はなく、硬度を保ったまま、リンの膣内で脈打っている。 「はぁ♡どくどくしてる♡あついのたくさん入ってる♡おいしい♡……あれっ?」 リンはいつのまにか自分が胎内に注ぎ込まれた精液を味わっていることに気が付いた。甘美な味覚に思考を奪われ、もっと味わいたいと、本能的に感じてしまう。 「うふふっ♡もう随分身体が淫魔へと近づいてるわね♡ほら、ここも♡」 アルヴィナはリンのこめかみの上辺りに手を伸ばした。そこには、黒い角が小さく皮膚から飛び出していた。芽のようなそれを爪でコリコリと弄ると、リンは快感に身を震わせる。 「ひゃうっ♡あっ♡だめぇ♡」 「これは淫魔としての最初の変化。これからどんどん身体が変わっていくわよ♡」 アルヴィナはそう言ってリンの唇を奪った。アルヴィナが舌を差し込むと、すぐにリンもそれに応えるように舌を差し出した。リンの舌がいつのまにかアルヴィナと同じようにまるで蛇のように長くなっている。 「んっ♡ちゅぱっ♡んむっ♡」 (なにこれ?すごく気持ちいい……。) 二人の口づけは次第に激しくなっていく。リンは再びの激しい口交の中で気が付いた。先ほどよりも自分の身体が快楽をより敏感かつ鮮明に感じ取れるようになっている。リンはうっとりと目を細めた。 リンの白い肌が艶めかしさを纏い、徐々にアルヴィナと同じ褐色に染まっていく。もともと大きい胸がばくんと膨らみ、お尻もむっちりと丸みを帯びていく。鍛え上げられ引き締まった肉体の美しさはそのままに、適度に柔らかな脂肪が乗って、見たものすべてを魅了する色香を放ち始める。 リンは自らの身体がアルヴィナと同じ、人外の存在へと変わりつつあることに歓喜していた。もっと、もっと早く生まれ変わりたいと、より激しくアルヴィナの口を貪り、甘い唾液を必死になって啜った。 「じゅるるっ♡んむっ♡れろぉ♡」 リンの身体の変化が加速する。にょきにょきと角が生え伸びる。背中の皮膚が盛り上がり、蠢いたかと思うと、背中からコウモリのような翼が、腰から黒い尻尾が生えた。 碧眼は赤く染まり、瞳孔が縦に割れる。耳が長く尖り、その先端が鋭く尖る。 「んぷはぁ♡はぁ♡はぁ♡」 ようやく二人の口が離れた時、リンはすっかり淫魔の姿へと変貌を遂げていた。その姿を見たアルヴィナが満足げに微笑んだ。 「おめでとう、これであなたは立派な淫魔よ♡」 「あはぁ♡これが、新しい私……」 リンが自らの姿をまじまじと見つめる。艶めく褐色の肌、淫靡に実った肉体、背に生える漆黒の羽、長く伸びた尻尾。肉体すべてが美しく、妖しい魅力を放っている。うっとりとした表情を浮かべながら、リンは言った。 「素敵……♡んっ♡」 リンは自分を抱きしめるように腕を組み、より豊満になった乳房を押しつぶした。コンプレックスだった大きな胸も、自らの欲望を肯定し淫魔となったいまでは、むしろ誇らしいものだった。 全身が甘い痺れに包まれている。身体中が疼いて仕方がない。淫魔となったばかりの肉体は、新鮮な精を求めている。咥えこんだままのアルヴィナのふたなりペニスを、搾精器官に生まれ変わったリンの膣が締め付ける。 「あんっ♡勝手におちんちんしゃぶっちゃってる♡んあっ♡」 自分の肉体のはしたなさに、リンは顔を赤らめた。アルヴィナはクスリと笑った。 「恥ずかしがることなんてないのよ♡もう、あなたは淫魔なんだから♡さあ、思う存分快楽を貪りなさい♡」 アルヴィナは再びリンの腰を掴み、ゆっくりと動き始めた。一度射精してもなお硬いままの肉棒で、突き上げ、擦りあげる。 「ひゃん♡あっ♡ひぃん♡」 (さっきよりも、もっと気持ちいい♡すごい♡) 淫魔へと生まれ変わったリンの肉体は、快楽を鮮明に感じ取るようになっていた。アルヴィナの動きに合わせてリンも無意識のうちに自ら腰を振り始める。 子宮口を押し上げる亀頭、膣壁を削るカリ首、肉壺を満たす幹に浮いた血管、それらがすべての感触が堪らない快感となって脳天まで駆け上がる。人間の時には得られなかった、圧倒的なまでの悦楽にリンは夢中になって喘いだ。 「あぁん♡こんな……こんなの知らない♡気持ちよすぎるぅ♡おお゛っ♡」 「ふふっ♡どう?淫魔として生まれ変わった気分は?」 「もう最高っ♡ああぁんっ♡もっとぉ♡もっと突いてぇ♡」 リンは淫魔としての初めてのセックスに酔い痴れていた。自ら腰を振り、髪を振り乱し、身体をよじらせ、ひたすらに快楽を求める。 リンの肉ヒダがアルヴィナの剛直に絡みつき、奥へ奥へと誘うようにうねる。情熱的な腰使いと淫らで貪欲な搾精運動にアルヴィナが思わず声を上げる。 「あはっ♡欲張りさんね♡搾り取られそう♡もうこんな動きができるなんて、すごい才能……♡私も、負けてらんないわね!」 アルヴィナの腰の動きが激しさを増す。リンもそれに応じて激しく動く。二人は互いに互いを貪り、相手を絶頂へと導こうと、激しい性交を続けた。 「はっ♡はっ♡はっ♡んはぁ♡すっごい締め付け♡くぅっ♡」 アルヴィナは余裕なく息を荒げる。淫魔となったリンの膣内は、熟練の淫魔と遜色ない名器へと生まれ変わっていた。多数の肉ヒダがアルヴィナの巨根にまとわり付き、肉壁ごと揉みしだき、絞り上げて精液を吸い出そうとする。その極上の蜜壷に凄まじく淫らな腰使いが加わり、アルヴィナの射精欲求が一気に高まる。 「やばっ♡これすぐ出ちゃうかも♡んぁ♡あぁ♡」 アルヴィナの切羽詰まった顔を見て、リンがニヤリと笑う。凄まじい速さで淫魔として成長しているリンは、次第に自分が主導権を握っていることを感じ始めていた。 「ふふん♡出しなさいよ♡ほらぁ♡早く出して♡♡全部飲み干してあげる♡♡♡」 リンは勝ち誇ったような笑みを浮かべながら、さらに激しく腰を振った。あからさまな挑発にアルヴィナの理性は一瞬にして吹き飛んだ。 「……ッ♡生意気っ♡」 まだまだ発展途上にあるリンに負けるわけにはいかない。アルヴィナは歯を食いしばり、ラストスパートをかける。 「ふぁっ♡おっ♡んああっ♡」 不意打ち気味に与えられた刺激に、リンの声が跳ね上がる。ごつごつと最奥を叩かれ、リンは悶えた。反射的に膣内が収縮し、搾精器官となった肉穴がアルヴィナのふたなりペニスをきつく締めあげる。二人の性感がほぼ最高潮に達する。 「んんっ♡出るっ♡お望み通りたっぷり注いであげるっ♡♡♡」 「お゛っ♡あ゛っ♡んぉおおおおお♡」 どくんっ、どくんっと脈打つ肉棒からどろりとした白濁液が大量に注ぎ込まれる。自分の奥底を熱い奔流が満たしていく感覚に、リンは酔ったような表情を浮かべる。 「ああっ♡熱くて濃くって……美味しい♡んはぁ♡もっと♡もっとちょうだい♡♡♡」 リンは貪欲に精を求めた。肉ヒダのひとつひとつが精を求めてざわめき、アルヴィナの肉棒を包み込む。子宮口が亀頭の先端へとキスをし、子種をねだった。射精中の敏感な亀頭を優しく撫で回され、アルヴィナの腰がぶるりと震える。 「んはっ♡すごっ♡しゃぶりついてくる♡まだまだ出るっ♡んあっ♡ああぁ~♡止まんないッ」 精を搾り取るための淫らな動きに、アルヴィナの射精が引き延ばされ、長引く。吐精の快感にアルヴィナの腰がガクつき、そのたびに断続的に精液が吐き出される。どくっ、どくっと跳ねる肉棒の動きが徐々に小さくなり、やがて完全に止まった。 「あはぁ……♡たくさん出たぁ……♡んふっ♡生まれ変わったばかりなのに、なかなかやるじゃない♡いっぱい搾り取られちゃった♡」 「私も、よかった……♡淫魔の身体がこんなに気持ちいいなんて……♡あぁんっ♡」 リンは腰を引き、ゆっくりと立ちあがった。カリ首が肉ヒダを引っ掻き、甘い声が漏れてしまう。愛液と精液にまみれてぬらぬらと光る肉棒が、ずるんと引き抜かれる。肉壁が名残惜しそうに吸い付いて、ちゅぽんと音を立てた。 「まだ、足りなさそうね♡」 アルヴィナも追いかけるように立ち上がり、リンの方へ歩み寄った。硬く勃起したままの肉棒が、リンの腹へと押し当てられる。 「淫魔の夜は長いわよ?もっともっと楽しみましょう♡」 「うん……♡お願い♡」 二人は再び唇を重ね、舌を絡ませ合った。そのまま互いの胸をまさぐり合いながら、熱い抱擁を交わす。 暗い裏路地には一晩中、淫らな水音が響き続けた。 ********* 翌朝。騎士団本部に聖騎士の鎧に身を包むリンの姿があった。リンは装備を身に着け、いまから外へ警邏に出ようとしているところだ。そこに、同じく聖騎士の鎧を着た一人の若い女性が話しかけてきた。 「先輩……リン先輩!」 彼女はルミナ・カートン。リンの後輩であり、見習いから正式な騎士になったばかりの新米だ。明るい茶髪をツインテールにまとめており、小柄な体躯や童顔も相まって、見た目はかなり幼く見える。リンはルミナの呼びかけに振り向くと、笑顔を見せた。 「ん、おはよう。ラティ」 「先輩……あの、私もお供させてください!私も、先輩のような立派な聖騎士になりたいんです!」 ルミナは真剣な眼差しでリンを見つめた。リンはにっこりと微笑み、うなずく。 「もちろんよ。一緒に行きましょ」 「はい!ありがとうございます。それで……今日はどちらの方を見周りに?」 「今日は娼館通りの方に行ってみようと思うの。最近、淫魔が多数潜伏しているという情報が入ったから、ここ何日かは重点的に調査してるわ」 「淫魔……ですか。淫魔は、人間に擬態することができるんですよね……」 ルミナは少し不安そうな顔をした。リンはその不安を払拭するかのように、明るく笑う。 「大丈夫。あなたはまだ新人だけど、もう十分魔物と戦える実力はあるし、私が付いてる。娼婦に紛れているような淫魔が不意打ちを仕掛けてきても、私が守ってあげるわ。だから安心して。さ、行こう」 「はい!」 リンはルミナを伴って歩き出した。ルミナはリンの隣をぴったりと誇らしげに歩く。そんなルミナを見つめるリンの視線には、ねっとりと絡みつくような熱が込められていた。