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【ブログ】校内フィルムフェスティバルについて語りたい。

別にそういうつもりがあったわけじゃないのですが、どうしても喋りたくなってしまったので少しだけお付き合いください。



まず4th楽曲めっちゃよくないですか?

1~3rdは基本的にはキャラクターについてや内面や心情を綴った歌が殆どだと思いますが、今回校内フィルムフェスティバルに参加してないランジュやミアは勿論の事、栞子も除いた他の9人の曲はそれぞれが別の部活動のPRをするための曲となっています。

そのため、今まではエマの哀温ノ詩等一部を除いてある程度一貫性があったと思いますが、今回はそこを大きく外してきているためキズナエピソードを進めてない方は、例えば、これはシャッフルフェスティバルのようなものなのではと思った方もいるかもしれません。(実際、恐らく意図的に作詞の方などを今までと入れ替えたりしています。)

ですがシャッフルというのは大きなミスリードでこれはまさに9人の曲だと思っています。

確かにこれはそれぞれの部活動が用意した物語の登場人物の歌であり、ある意味では9人の曲ではありません。

しかしそれぞれこの曲を作るにあたって、物語の登場人物に寄り添って心情を想像したり、自分との共通点を見出したり、登場人物になりきって物事に挑戦したりしていて、さらには歌詞を書いたりもしているので、今回の歌にはそれぞれ同好会メンバーの思いというのがちゃんと込められています。

なので今回の新曲は同好会の曲ではなくて、同好会の曲であるんだと思います。



以下各曲について軽く感想を。


歩夢:火星人に侵略されて、大切な人がいなくなってしまった世界を覆すためにタイムマシンを作って何度も何度も過去をやり直す物語です。主人公にも幼馴染がいるため歩夢は主人公に共感しています。

曲もかっこいい雰囲気のものになっていてSFの世界観ととてもあっていると思います。歌詞にも璃奈から教えてもらったワードが盛り込まれていて努力の影が見えますね。地味に本編の方でも火星設定がようやく使われてますね。


かすみ:中世ヨーロッパのようなファンタジーな世界観ではあるらしいのですが、魔法少女ものなのである程度可愛い系で来ると思ったらまさかのかっこよさ全開。

朝というよりは深夜にやってそうな魔法少女アニメという感じがしますよね。

確かに色々なパターンの魔法少女を練習していましたが、あくまでも根底には可愛さを追求していました。「あなた」もそんなかすみの姿を見て作曲をしました。

見ていて勇気や元気をもらえる、とのことで確かにそう考えるとこの雰囲気はしっくりきます。


しずく:時は幕末、怪異をに立ち向かう浪士隊をまとめる先輩役です。厳しく導くキャラなので参考のために栞子に手伝ってもらったりします。

諦めずに信念をまっすぐ貫く姿がしずくと似ているところだと「あなた」は見出します。

舞台設定に合わせて曲はこれまでと変わって和風テイスト。

そしてまっすぐとした芯の強さのようなものを感じますよね。しずくの強さの部分がよく表れていると思います。

曲名はしずくが考えたんですかね?


果林:女子高生5人の学園青春バンドものです。個人的にですが一番情景が思い浮かぶ、というか二次元的ではないというか。上手く言えないのですがそのようなものを感じました。推しという補正があるのかもしれませんが、剣も魔法も出てこない、誇張の無い、9人の中で一番普遍的な物語だからだと思います。恐らく映画研究部の作る作品だからそういうテイストなのかもしれません。

仲のいい5人の普通の女子高校生が最後の思い出に、とバンドを始める物語。

真剣に取り組むことによってときに衝突しながらも青春を謳歌します。

そして作中でも触れられていますが、今までのキズナエピソードの流れと結構重なるところがあるんですよね。

果林は作品の中に登場するサックスを一から始めた女の子の気持ちを少しでも理解するために、自分自身もサックスの練習をすることにします。こういうところが果林らしいですね。

曲はいかにも青春バンドといったモノに仕上がっています。もう最高です。ガールズバンドの果林の姿が容易に想像できます。

「fire bird」のときとは違った熱さ、というか青さをひしひしと感じます。

「女の子にはいろんな顔がある」という歌詞はまさにセクシーでかっこいいところも弱さも熱さも見せてきた果林が歌うと説得力を感じます。


:和風伝奇ホラー作品です。平和なだった世界がだんだんとおかしくなっていきます。物語を読み進めていくうちに「あなた」と愛は物語の主人公は実はラスボスである吸血姫なのではないかと思い至り、そのために愛は妖艶さと不気味さを出すために

奮闘します。

曲はホラーらしいおどろおどろしさを醸し出しながらも孤高の吸血鬼の恋愛感情を描いているのでサキュバスっぽさも感じますね。


彼方:くノ一の子が「アヤカシ」とよばれる怪物を倒して平和を取り戻す物語です。

しかし実はそのくの一の体には「アヤカシ」がいて、その力を使っているため体は摩耗していきます。

今までと違った世界観を歌うと決心した彼方は、忍者になりきって様々な特訓をします。ときには兵糧丸まで作ったりして、徹底しています。

そして曲も何度やられても決して諦めない姿を感じるようなものになっています。

バトルもののOPにありそうな曲はやはり今までの彼方が全く歌ったことのないジャンルですが、「あなた」も言っていた通り、遥や家のために頑張ったり、今回のキズナエピソードで様々なことに挑戦する姿と重なって見えました。


せつ菜:「萌え」を体現した作品で、色々な騒動を巻き起こすトラブルメーカーで「お姉ちゃんが大好き」な妹と、そんな妹に巻き込まれながらも助けていく姉を描いた物語です。ひと昔前に流行ったラブコメライトノベルっぽいですよね。ちょっと懐かしいです。

作中で「萌え」というのはいつもと違う「素」の部分がギャップとして見えるものではないかと見出すのですが、まさに今回の「ヤダ!」自体が今まで熱くてかっこいい路線を走ってきたせつ菜のギャップであり「萌え」を体現していると思います。

というかこの曲可愛すぎませんか。せつ菜のペカペカ笑顔でこの曲歌っているところを想像すると思わず見悶えてしまいそうになります。


エマ:ファンタジー世界のメイド養成学校が舞台。メイドなのでご主人様のお世話は勿論、薬草の調合、アイテム鑑定、さらには鉄のモップで戦ったりと様々なことをします。

エマは新曲づくりのためにメイドになりきって「あなた」の身の回りの世話をするようになります。なんでもしてくれるエマに「あなた」はダメになってしまいそうになり、その姿に果林も共感しています…。

曲はまさにご主人様に献身する様がありありと描かれていますね。もともとエマも誰かの事をぽかぽかにするスクールアイドルなので、メイドの曲とも結構親和性がありますよね。


璃奈:物語は主人公のもとにメッセージが書かれた紙飛行機が飛んでくるところからはじまります。何度も見つけるのですが、主人公は誰がこの紙飛行機を飛ばしているのか調べてある人物にたどり着きます。

昔の幼馴染で、病気によって一日しか記憶が無い。けれども、記憶が無くなっても体は覚えていると語り、すごくポジティブで色々なことに挑戦している子。

2000年代のギャルゲーのような趣がありますね。

ちょっと切ない、けれど決して暗くはない曲になっていますね。歌詞を見るとこの物語を想起してジーンとしてしまいます。すごく良い曲です。


栞子:栞子だけはこのフィルムフェスティバルで唯一自分のことをそのまま歌っている曲になっています。

生徒会でも出展することになったのですが、エンタメに造詣が深くないと言う彼女は作品作りに苦戦します。そんなとき「あなた」からアドバイスをもらった結果、等身大の栞子を歌うことになるのですが…。

いやこの子めちゃくちゃ可愛いでじゃないですかなんですかこの曲は。

今までは凛然と思いを放つ曲だったと思うのですが、今回は普通にただ日常を過ごしている栞子をそのまま描いています。占いの結果に一喜一憂したり、ラッキーアイテムに振り回されたり壮大な物語に耽っていたり…そんな姿を爽やかに可愛く歌い上げています。同好会との出会いで変わった部分があるのでしょうか、今まで堅苦しく生きてきた彼女からちょっとした変化のようなものも感じました。



と、ここまでフィルムフェスティバルに際しての新曲についてあれこれ語りました。ちょっと長くなりました。今回は大きな変化球でそれゆえに非常にバラエティに富んでいて、虹ヶ咲ならではの「幅」のようなものが存分に出ていると思います。

ここには書ききれないこともあると思うので気になった方は是非キズナエピソードを進めてみてください。曲への理解が深まると思います。


2021/09/15


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