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のんびり獣道 第1話『星見町星見神社祭、大綱引き大会』決勝戦(後編)

何かすごいモコモコになった源司さん! どうするどうなるトラトラチーム!


ブツッ


不意に店長、何かが切れる音を聞く。 ……何? 何の音、今の……?

周囲をいろいろ見てみると、ふと源司さんの足元に落ちている布キレに気付く。


……何だろ、あの白っぽい布……白くて長い、片方の先端から両サイドに紐が(千切れてるけど)伸びている、あの……見覚えのある……ぬの……は……


サーッ


ま、まさか……! まぁさぁあかぁあああ!!!


源司さんも気付いた……!!

めくるなぁあああ!!!!!


見事なトラトラチームの連結プレイ(ヤラシいな)により、「神社のお祭・神様チ○コ丸出し事件」はからくも未然に防がれた!

ありがとうトラトラチーム!

永遠なれ、トラトラチーム!!



「……何か、現実逃避してますね、店長さん」


「……えぇえぇ、負けましたよ! 片手でチンコ抑えながら片手で綱引きした源司さんに! えぇえぇ負けましたとも!!!」


店長マジ涙目。


「いや、冷静に考えればですな、虎とライオンと馬と狼が竜に勝てるかと考えればまぁ無理なわけで。 そもそも『竜虎対決』なんて言いますけど、そこ同等?みたいな所あるではないですか」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「……お前って、慰めるセンスゼロな」


「……チクショォオオオオオ!!!」 「おぉーい」


店長の叫びに被さって何か聞こえた。 振り返ってみると、源司さんがこっちに走ってくるのが見えた。


「……なんとか追いつきましたな。 これ、先程のお礼です。」


源司さんが店長に差し出したもの、それは、例の景品の日本酒だ。



「結局私は特別ゲスト扱いで1戦しかしてないですからな、町内会長を説得するのに随分時間かかってしまいました。 まぁ、後半はもう涙目になってましたが」


うっすらと源司さんが笑った。


「良かったじゃないっすか、店長さん」


「やはり善行はしておくべき、という事ですな」


「いわゆる『試合に負けたが勝負に勝った』ってやつだな!」


皆、店長に笑いかけてくれている。


「……タンさん、これから道場の大広間貸してもらえませんか?」


「……? えぇ、構いませんが」


「このお酒、皆で飲みませんか? 源司さんも」


「……宜しいのですか? それが飲みたくて皆さんに手伝って頂いて参加なさったのでは?」


「……皆と飲むのが一番美味しく飲めそうですから」


そう言って、店長が皆に微笑みかける。

運動した後だからだろう、頬が少し熱くなるのを皆が感じた。


夜風が気持ち良い、遠くで太鼓の音が聞こえる。 見上げれば満天の星空。


そんな、夏のある日のちょっとしたおはなし



おしまい

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Comments

Wow!! Thanks!!🐅✨

トラトラ

nice one

dragonlord


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