XaiJu
wakabayashi
wakabayashi

fanbox


【コラム】「男性向け」「女性向け」の区別はどうして必要か

お世話になっております。若林です。


「女性向けに描いてるつもりなのにそう思われてない……」という愚痴をブログで書いたら、「そもそも男性向け・女性向けに分ける必要があるんですか?」という質問を頂きました。


対象読者を男女で分けるのは、ターゲットを絞って、作品を売りやすくするためです。


性別以外にも、年齢、職業、趣味など、いろんな項目で対象を絞って、そこに対して売っていくのが、商売の基本かと思います。


もちろん「男性向けだけど、女性も読める」「子供向けだけど、大人も楽しめる」など、対象以外にも受け入れられる作り方は成り立ちますし、「男性向けだから女性は読むな」「子供向けを大人が楽しんだらおかしい」というわけではありません。


「元々は男性向けの作品だけど女性に大人気」「女児向けの作品だけどおじさん達に大人気」みたいな作品もありますけど、そこで変に違った層を取り込もうとすると、作品の方向性がブレることもあるため、基本的に作品の方針は変わらないはずです。(これについては時と場合によると思います)


「今の時代に、性別で分ける考え方しなくてもいいんじゃないの?」……っていう気もしますが、今のところは「性別で分けて考えたほうが商売はしやすい」というのが、大方の見方なのかなって感じています。



そういうのを諸々踏まえた上で、これからのマーケティングって、性別とか年齢みたいなざっくりしたものじゃなくて、もっと違う見方でできないのかなーとは思います。


僕みたいに、男女どちらかにいまいち振りきれない作風の作家には、そういうマーケティング技術があると助かります。


それでも性別や年齢が、項目として有効なのは変わらない気もしますが、なんかもうちょっとないかなーって感じです。



※追伸

上の話とは別に、例えば、元々女性向けのものを楽しんでいたら、変に「男性読者も取り込もう」とかしてそういうサービスを入れられちゃうと、ちょっと冷める気持ちがあります。


「プリキュア」を見る時、こっちは女児の気持ちで見て楽しんでるのに、おじさん向けのサービス入れられると、気分ぶち壊しじゃんっていう感じ、伝わりますかね。

【コラム】「男性向け」「女性向け」の区別はどうして必要か

Comments

同じようなことを最近考えていました。個人的には男性向け(少年誌、青年誌)等名前がついていると、何となく初見で手を出しにくく、この"何となく"で面白い作品を自分が逃していたらもったいないなーと感じています。 逆に多分男性は少女漫画に何となく手を出しにくいと思うので、これもやっぱりもったいない気がします。 漫画もレンタルビデオ屋さんみたいにアクション、恋愛、コメディ、等内容の括りになってくれたらいいな、と思いました。

ターゲットの絞り込みと方向性の明確化は大切、ですね。 売り手側の押し付けがソレジャナイになるのもよくある話かなと思いました。

いつも興味深く読ませて頂いています。 書かれてること凄く納得です。 男女差をつけることが良くないという風潮が広まり私もその立場ですが、一方で嗜好の方向性はあるはずで、(単に男女というだけでなく)どこをターゲットにするかは非常に重要だと思います。まさにマーケティングですよね。 その上で間口を広げる戦略は必要なのかもしれませんが、そこがあざといと逆効果ですよね。 今は提供されるコンテンツも多種多様なので、どこかの層をターゲットにしてそこを取り込めるかが勝負になるように思いますし、むしろそこがしっかり作り込まれていることで、結局完成度が高くなり狙った層以外のお客さんの興味も引きやすかなるのかなぁとか考えちゃいます。

zaehar


More Creators