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【コラム】漫画を描くのが辛くなるパターン3つとその対処法

お世話になっております。若林です。


最近僕の周りに、春から新連載を始める作家さんがちらほらいます。

春って感じがしますね。


でも新連載って、緊張するんですよね。

僕の場合、変に力が入っちゃうことがあります。

そのせいで期待より不安のほうが強くなって、気付いたら漫画を描くのが辛くなってることがよくあります。


今回は、僕が漫画を描くのが辛くなるパターンは3つと、その対処法の話です。


漫画を描くのが辛くなるパターン


①義務感で描く

個人の同人活動で描いてる時は、基本的に楽しいです。

でも仕事になると、急にかったるくなります。

「やろう」から「やらなきゃ」、「やっている」から「やらされている」っていう意識になるからでしょう。

別にそう思ってそうなるのではなく、仕事の構造上の問題だと思います。

どんな仕事でもそうだと思いますけど、とにかく主体性を持って描くことが大事ですね。


「徒然」もマガジンでの連載が決まった前後で一度熱が冷めてます。

「幸せカナコ」も同人誌出してLINEスタンプ作ってた頃までが純粋に楽しかったですね。


そんなことを自覚してから、どうしたら熱い気持ちのまま作品を描き続けられるか考えるようになりました。


②惰性で描く

ここは作家さんによるらしいのですが、僕はいつもと同じことを描き続けると、飽きます。

「徒然」も、永遠に続くけるパターンも考えましたが、それをやるのは精神的に辛いと気付いてやめました。

もちろん、永遠に続くような漫画でも、新しい要素を入れてつないでたりしますよね。

でも僕は終わりのある話が好きで、変につないで続けようとすると惰性になってしまうんです。

なのでいつも新しいことを描くようにして、自分をわくわくさせるように意識しています。


「徒然」も10巻以降は「今までに無いものを描けている」という手応えがあって楽しかったですね。

「幸せカナコ」も3巻では今まで無い感じの葛藤に挑戦しています。


描きたいものが無くなるとマンネリになるんだろうなと思って、いつも描きたいものを探すようにしています。


③売れないものを描く

売れないもの、反応が無いものは、やる気が萎えます。

お金を稼ぐことや反応をもらうことは、主目的ではないのですが、大前提ではあるんですよね。


なので「徒然」も「幸せカナコ」も、売れ行きが失速した時点で一度やる気が萎えてます。


売れなくても、反応が無くても、楽しく描き続けるためには、別の動機が必要です。

だから最近は「どうしてこの漫画を描きたいのか」をよくよく考えるようにしています。



こうして見てると、些細なことでやる気が無くなるので、僕は漫画家向いてないなって思います。

でもそういう人間が間違って漫画家になってしまったからには、自分で考えて工夫するしかありません。


現状の対処法は、「描きたいから描く」に意識を集中することです。

「義務感」「惰性」「売れない」は、全てこの前提に立ってやってれば振り回されずに済みます。


ただし、気持ちを「描きたいから描く」の状態を維持するのは、そんなに簡単じゃありません。

やってるうちに義務感が発生したり、惰性になったりするのは、それはもうそういうものだと思います。

売れなくなった途端に、描きたかったものに興味が無くなったりすることだってあります。


なので対処法のもう一つは、やる気が無くなるパターンを知っておくことです。

そういうことを一つの真理だと知っておけば、実際そうなった時に変に自分を軽蔑しなくて済みます。

落ち着いて自分の状況を見つめて、理由がわかれば、どうすればいいかも見えてきます。

できることが見つかると、前向きになります。


基本的にメンタル不安定な僕ですが、8年の漫画家生活でこのへんのことに気付けたのは良かったなーって思います。

【コラム】漫画を描くのが辛くなるパターン3つとその対処法

Comments

徒然チルドレンほど、永遠に終わってほしくない漫画は他にありませんでした。 終わってからの香取ロスがひどくて、色々と手につきませんでした。 ですが、終わりがあるから美しいんですよね。きっと。

Twitterなどでコメントがモチベになると書いてる人もいます。 もし若林さんが応援コメントでモチベーションが上がるなら嬉しいです。 徒然チルドレンは久しぶりに終わるのが悲しいと思った作品でした。 これからも楽しい作品を期待してます^_^

zaehar


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