Chapter08
「何か気付くことはない?ー例えば、いつの間にお二人は素足になったのかな?」
機械音声が二人に問うた。
確かに足をみると、さっきまで履かされていた靴下が、いつの間にか消えている。
ーま、まさかー
二人がそう思った瞬間、覆面の人物が行動を起こした。
「もしかしたら、クセになっちゃうかもよ♪」
そう言いながら、素早く有栖の鼻に黒い塊ごと白い布を被せ、キツく頭の後ろに結び目を作った。
ー蒸れてて、なんか酸っぱい・・!
その正体を悟った瞬間、猛烈な不快感が有栖を襲う。
その様子を肩越しに見つつ、棗はハッキリと恐怖した。
「はい、じゃぁ今度は、あなたの番♪」
そういうと、今度は抵抗する棗を押さえ込みつつ、鼻被せをしっかりと嵌める。もちろん、白い”それ”はしっかりと棗の鼻を覆っている。
「んん・・!」
「ふぅう・・!!」
目に涙を溜めながら、二人はお互いを愉しませられている。作業を終えた覆面の人物は、それを尻目にスマホをじっと眺めていた。
(えへへ・・まだまだ投げ銭が止まらないじゃない!いっちゃん最後の目玉に移る前に、稼げるだけこのシーンで稼いじゃお!!)
ー既に夕暮れが近づいていたが、撮影はまだまだ、終わらない。
続く。