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【不運なブロードキャスト】第九話・【湿酸】

Chapter08


「何か気付くことはない?ー例えば、いつの間にお二人は素足になったのかな?」

機械音声が二人に問うた。


確かに足をみると、さっきまで履かされていた靴下が、いつの間にか消えている。


ーま、まさかー


二人がそう思った瞬間、覆面の人物が行動を起こした。


「もしかしたら、クセになっちゃうかもよ♪」

そう言いながら、素早く有栖の鼻に黒い塊ごと白い布を被せ、キツく頭の後ろに結び目を作った。


ー蒸れてて、なんか酸っぱい・・!

その正体を悟った瞬間、猛烈な不快感が有栖を襲う。


その様子を肩越しに見つつ、棗はハッキリと恐怖した。


「はい、じゃぁ今度は、あなたの番♪」

そういうと、今度は抵抗する棗を押さえ込みつつ、鼻被せをしっかりと嵌める。もちろん、白い”それ”はしっかりと棗の鼻を覆っている。


「んん・・!」

「ふぅう・・!!」


目に涙を溜めながら、二人はお互いを愉しませられている。作業を終えた覆面の人物は、それを尻目にスマホをじっと眺めていた。


(えへへ・・まだまだ投げ銭が止まらないじゃない!いっちゃん最後の目玉に移る前に、稼げるだけこのシーンで稼いじゃお!!)


ー既に夕暮れが近づいていたが、撮影はまだまだ、終わらない。


続く。


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