XaiJu
Yanaponte
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【ショートストーリー】愉悦の時

今は『製品』ではなく『経験』や『過程』を売る世の中だと言われる。

実際に最近勢いがあるジャンルを見ていると、忠実にそのポイントを抑えている。


ーあるレーベルは、それをアダルトコンテンツで実験することにした。

普段なら録画して配信するコンテンツを、投げ銭を受け付けながらライブ配信する。

・・狙いは当たり、視聴者数も、利益も、どんどんと増えていった。


『縛られた感想はどう?』


『ええと・・悪くないです。』




モデルが頬を赤らめながらインタビューに答えるたび、異様な熱気を帯びたコメントと課金のサインが画面を飛び交った。


『じゃ、こっからどんどん値段を上げてオプションを受け付けていきましょう。くれぐれも、性的な絡みとかはなしでお願いします。』


『お願いしま~す♪』



ー数時間後


『すごいね、キミ。10万のコンテンツもどんどん売れていくよ!!』


『・・・・・・・・・・・・』


ー男の弾む声に対し、モデルは何も言えなかった。それは募る不安と、厳重な猿轡のせいである。




ホグタイ。テープ巻きつけ。手指の完全拘束。自分の身体の自由が奪われていくにつれ、彼女は次第に恐怖感を抱き始めた。


『お、次のは面白いね!部屋の温度を30度に高める、だってさ!フェチだね~』


『うぅ・・』


妖しい時間は、まだ終わりそうにない。


ー完


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