XaiJu
Yanaponte
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高温多湿 -ショート・ストーリー2-

突如、私の口に何かが押し当てられた。 温かく、湿り気を帯びている。私は咄嗟に口を閉じた。 男はこんな抵抗は心得たものらしく、何ら慌てることなく私の鼻をつまむ。 ―やがてこらえきれなくなった私は、ほんの少し口を開いてしまった。 刹那、乱暴に『それ』が詰め込まれる。 吐き出せないようにするためか、その上からテープを何枚も貼られてしまった。 何が詰め込まれたか―その正体は察しがついている。 考えると、強い吐き気がこみあげる。 耐えがたい不快さと戦っていると、今度は別の何かが鼻にあてられた。 布が擦れる音と共に、目から下が圧迫感で覆われる。 そして息をするたび―得も言われぬ『臭い』がする― 直後、私は横から押され、床に横たわる形になった。 顔を振り、もがき、それから抜け出そうともがく。 『屈辱的な姿って、そそると思わないか?まぁこんなリクエスト、素直にやってくれる子なんていないからさ。  ちょっと無理やりにお願いしたというワケ。延長の連絡は、君の携帯から店に入れといた。  だから・・まだまだ楽しめるね。』 (そ・・そんな・・) 屈辱と絶望のときは、しばらく終わりそうにない。 ―終

高温多湿 -ショート・ストーリー2-

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