XaiJu
Yanaponte
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不穏な空気 -ショート・ストーリー-

彼とのディナーは本当に楽しかった。 彼が予約してくれていたレストランはビルの10回にあり、素敵な夜景を一望できた。 話もウィットに富んでいて面白く、そして私の話もないがしろにせず聞いてくれた。 料理もこの上なく美味しくて、慣れないワインをたくさん飲んだ。 ―彼にすっかり魅了されたのと、回ったアルコールもあり、私は"その後"をOKした。 ・・・そして今この状況だ。全てを捧げようと準備していた私は、彼が手に持っていたものに違和感を覚えた。 『ガムテープ?』 聞けば、多少身体が不自由な方が、興奮が増すのだとか。なんかそんな話だったけど、酔っていたしよく覚えてない。 とにかく私は、なされるがままにそれをグルグルと巻かれたのであった。 私は不安になった。いったい何が始まるんだろう。でも同時に楽しみでもあった。だって、彼が傍にいたから。 彼は素敵な微笑を浮かべ、私に近づき、耳元へその顔を寄せた。 続く

不穏な空気 -ショート・ストーリー-

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