それは体育倉庫で密かに始まった。 休日前の放課後。誰も来ない空間。 楽しむ時間はたっぷりある。 拘束を終えた俺は、目の前の彼女を見下ろす。 体操着に巻き付いたテープが、照明を反射し、妖しく輝いている。 「く・・・放せ!」 抵抗の声を上げ、身体をよじる度に、それが軋む音がする。 無意識に口角が上がる。 この時を俺はずっと待っていた。 準備は既に出来ている。 「じゃ、次はこれだ」 俺はアイマスクをひらひらと見せた。 照れと怒りの混ざった表情で、俺を睨んでいる。 そんなことに構いはしない。 さっさとそれを装着する。 仕上げはこれだ。 俺はテープを口周りに、何重にも巻き付けた。 「ぐぅ! うぅ!」 諦めの悪さは認めてやる。だが、こうなればもう、お前は俺のオモチャだ。 鼻にテープを貼ってみるか?それとも、履いている靴下を被せてみるか? 俺の秘密の時間は、これから始まる。