蜜蜂のひとり「パッツイン」がいつものように採取した蜜をパシココに上納し終え、自室でひとりで休みながら考えた。
「パシココ様は富も名声もなんでも持ってて羨ましいなぁ〜…あたしもあんなふうになりた〜い。…そうだ、うまいことやって、パシココ様の座を乗っ取れないかな?!」
そんなことを呟くと、後ろから声をかけられた。
「何か考え事ですか…?」
「ぱっ、パシココ様?!?!いつからこの部屋に?!どこから聞いてたんですか?!」
「ウフフ♪たくさんのワタシが、この船の中にいますからね…この船の中でのお話は、だいたい聴こえちゃうんですよ…♪ それで、どんなことを言ってたのか、教えてくれませんか…?」
「い、いえ〜??なんでもありませんよ〜???」
パシココから生まれた低級の蜜蜂は、蜜を採取することを目的に作られたので、それ以外のことをこなせる器用さは持ち合わせておらず、あまり賢くない。
それでもパッツインは全力でとぼけた。
「ふ〜〜ん?とても楽しそうなお顔をしていらっしゃいましたけどねぇ?どんなことです?話してごらんなさい?」
パシココは怒るような素振りを一切見せず、目を細めてニヤけながらパッツインに顔を近づけた。
「その顔は、何か欲しいものがあるって感じですねぇ〜。さては……女王であるワタシの座…ですか?」
「ひ…ッ!!」
「うふふ、わかりますよぉ。誰でも欲しくなっちゃいますよねぇ?自由に人やお金を使えて、みんなからチヤホヤされて、自己実現の欲求が刺激されまくって、毎日幸せでイッちゃいそうですよねぇ。」
パシココはパッツインの真正面から妖艶な笑みを浮かべた。
怒りや不信感などが一切感じられないその笑みに、パッツインはうっすらと恐怖が湧き上がった。
「欲しいものがあるならワタシに言ってくれればいいのに……。ワタシの配下なんですから、なーんでもあげちゃいますよぉ?」
「ほ、ほんとに…?じゃ、じゃあ……おこづかいをちょっと」
「お金ですね、いくら欲しいですか?これぐらい?」
パシココは胸の谷間から札束を出した。
「えっ、こんな…?!」
「もっと欲しいですか?いですよ♪」
「えっ、あっちょっ…!」
戸惑うパッツインの前で、パシココ次から次へと金目のものを出し続けた。
「しゅ、しゅごい……おかねいっぱい…!!」
パッツインは金貨の煌めきに目を輝かせ、口から垂らした涎をパシココが紙幣で吹いた。
「あっあっあっ!そ、そんなことが…!!」
「ウフフ…♪他に欲しいものはありますか?」
「じゃ、じゃぁ…えっと………せ、せかい…せかいがほしい…!」
「いいですよぉ…!」
パシココは胸元から紙とペンを取り出した。
「ではこの間ワタシ達が征服した世界の権利書をあげちゃいましょうねぇ。ほら、ここに名前を書いて♪」
パッツインの手にペンを持たせ、パシココはその手を握り、権利書の名前を書き換えた。
「ほ、ほんとに手にはいっちゃった…!」
「他に、欲しいものは…?」
「この船を…パシココ様もぜんぶほしい!!」
「えぇ〜〜??どうしましょ〜〜〜?」
わざとらしくパシココは困惑して見せた。
しかし既にパッツインは目を開き、口から涎を垂らし、呼吸が大きくさせられていた。
パシココはそんなパッツインの耳元で囁いた。
「いいですよ♪その蜜蜂の針で、ワタシを刺して♡」
「ぁ……!」
次の瞬間にはパッツインの口の中に女王の舌がねじ込まれ、乳首を弄りながら粘膜を舐め回されていた。
パシココから生まれた蜜蜂淫魔は、基本的にはオスの体から蜜を吸い取る役割を与えられているが、必要に応じてペニスが生えるようになっている。
パッツインは女王直々のキスに頭がクラクラするほど意識を溶かされ、あっという間に針を勃起させた。
「まあ素晴らしい、立派な針だこと…!これは淫魔の王になれるかもしれませんねぇ…?そのお味、ぜひワタシに味わわせてください…♡」
「ぁ…ひ……?……ぁ゛あ゛ッ?!」
朦朧としたパッツインのペニスを、パシココがひと口で奥まで飲み込むように咥え込んだ。
昨日まで自分達に命令をしていた女王が、今自分の股に顔を埋め、じゅぽじゅぽと音を立てながら、ねっとりと吸い付いている。
視界の端から光を反射した大金の煌めきが、目をチカチカさせる。
パシココはペニスを喉奥まで飲み込み、ゴチュゴチュといやらしい音に拍車をかける。
「ぁ゛……ッだめ、イ゛く……!!!」
蜜蜂は耐えきれず、股間にしゃぶりついた女王の頭を両手で力一杯押し込み、喉のいちばん奥で大量の蜜を注ぎ込んだ。
女王は目を細めながら、ごくっ、ごくんと音を立てて飲み込んだ。
「ぁッ……は……!は…ッ………ぁ……!」
パッツインは射精を終えた途端、体の力が半分抜けて仰向けに倒れた。
しかしパシココが間髪入れずに馬乗りになり、出したばかりの針を白い手で握る。
なめらかできめ細やかな指でしごかれた針は、あっという間に再び硬さを取り戻した。
「さあ、新しい女王様♪この針でワタシを刺して…ワタシをアナタのモノにして…♡」
パシココの蜜壺が、身動きできないパッツインの針を咥え込んだ。
パッツイン何が起こったのかもわからないまま、針にまとわりつくぬるぬるとした熱い粘膜の感覚にのけぞった。
女王の腰使いを肌で感じたパッツインは、命の危機を感じるほどの快楽に襲われた。
「ひ………ッ、あんッ♡ た……たす、け……んんっっ♡♡♡」
「だぁーめっ♡ もっと気持ちよくなってもらいますよ…♡」
パシココは自分を推し話そうとするパッツインの腕を力強く押さえつけ、先ほど以上に涎でいっぱいの舌を口の中にねじ込んだ。
パッツインは叫び声にも似た嬌声をあげるも、パシココは構わずに、ばちゅん、ばちゅん、と大きな音を立てながら腰を打ちつける。
程なくしてパッツインは再び果てた。
朦朧とした意識の中で、女王の熱い腹の中に、全てを搾り取られる感覚だけがあった。
それでもなおパシココはぐりぐりと腰をねじり、最後の一滴まで蜜を搾り取ろうとする。
最後にパシココは優しく口付けをして、頭を撫でながら、耳元で優しく
「あなたのこと、ちゃ〜んと大好きですからね…♡」
と囁いた。
パッツインは力なく口角を上げ、意識を失った。
女王であるパシココは、生命力を失った体すらも吸収し、己の力として蓄える淫魔だ。
パッツインも例に漏れずパシココの胎内に飲み込まれ、女王は自分の腹を優しく撫で回した。
「これで魂のストックがひとつ増えましたね。次はもっとステキな淫魔に生んであげますからね…♡」
とも
2023-06-08 09:40:17 +0000 UTC