XaiJu
葉一
葉一

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催眠整骨院(2)(いったん完)

メモ:とりあえずこんなもんで完結。気が向いたら単発で書きたい。  隣の『特別施術室』は、フローリングにビニール製のマットが敷かれている。顧客の体液で汚れがちな部屋を、宝田が掃除をしやすいためである。間接照明が薄暗く室内を照らす。すんすん、と鼻を鳴らして宝田は前顧客の施術の名残を感じ取るが、ごく僅かなものだったのでさほど気にしなかった。精神分析で用いるような、典型的な寝椅子が部屋の真ん中にある。指示するまでもなく、コウスケはそこに仰向けになって横たわった。宝田は人肌に温めたローションをボトルに詰め、ゆっくりと、焦らすようにコウスケの頭からユニフォームの胸にかけていく。宝田の丸っこい指が、コウスケの硬く、分厚い胸を揉み扱きながらローションを満遍なく広げると、深紅のラグビーシャツはアンダーシャツのロゴが見えるほどに薄っすらと透ける。 「んっ……あー、すっげえ気持ちいいっす、先生…………」 「疲れてるんだねえ」  下半身にもローションを垂らし、太ましいガタイに擦り込むように、宝田はコウスケを愛撫していく。ラグパンの中で脈打つチンポは、今はおざなりに触れて勿体を付ける。とうとう頭のてっぺんからソックスの爪先までローションに浸され、ぬるぬるのぐちょぐちょになったコウスケは、深い呼吸を維持しながら鋭敏になりつつある性感帯への衣擦れを意識することになった。 「はい、それでは集中力のトレーニングですよ」 「……ッス」 「それではコウスケさんの乳首は、いま、どうなっていますか?」  その言葉を聞くだけで、コウスケは顔を赤らめ、びくん、と全身を緊張させた。良い兆候だ、と宝田は満足げに頷く。 「お、俺の乳首はっ……シャツに擦れて、むず痒くって…………なんか、ジンジン熱くなってきたっす……やべえっ…………先生っ、自分でちょっと触ってもいいっすか?」 「いいですよ」  コウスケは許可を与えられると遠慮がちに、両手で乳首を掻き始めた。逞しい胸の双丘、ぽちりとシャツの上に浮かぶ乳首を最初は恥ずかし気に、乱雑に扱う。しかし、それが呼び水になって、硬くなった乳首を親指と人差し指で抓み、こりこりとその触感を弄び始める。 「うああっ!」  びくん、と身体が跳ねる。コウスケの鍛え上げるためだけに存在した肉体が、性感に対して未知の扉を開いていく。ソックスに包まれた爪先が力んで丸まり、顔は天を仰ぐように顎が上がる。射精してもおかしくはなかったが、催眠下にあるコウスケは宝田の許可がなければ自由に射精することもままならない。そういう縛りが、以前の『特別施術』で施されている。ローションでてかてかと艶めかしく光る身体を捩じらせ、コウスケは穏やかに悶絶した。ぬちゃぬちゃと肉体がローションで潤滑し、粘ついていく。物欲しげに潤んだ瞳を宝田はそっけなく受け止める。宝田は実際、このようにスポーツマンが性欲に支配された野獣へと変貌していく様子に酷く興奮する方で、今も施術衣の下はガチガチに勃起している。しかし、コウスケもそうだが、いずれの顧客もかなりの時間を掛けて準備している。がっついてこれまでの施術を水の泡にするわけにはいかない、といった自制心が彼を留めていた。 「集中力のトレーニングです。コウスケさんはいま、乳首で感じていましたか?」 「う、ああ……感じてた、と思うッス……乳首、すげえ気持ち良かったッス……」 「乳首を弄って、オナニーするくらい気持ち良かったですか?」 「お、俺は…………」  コウスケの視線がぶれる。自分はこんな風な筈ではない、といった自我の抵抗から葛藤が生じる。宝田はそうした様子を見、さりげなくラグパンをずり下ろす。ローションだけでなく、とめどない先走りによって半透明になるまで透けた白スパッツが、陰茎の隆起とともに露わになる。 「それではコウスケさんの陰茎は、いま、どうなっていますか?」  宝田はぬらつくコウスケの陰茎を優しく指で弾く。スパッツ越しにとろりと先走りが垂れた。教示によって混乱したコウスケの意識が、集中が、陰茎に集まっていく。 「あっ、お、俺のチンポはっ、ガッチガチに勃起してるっす!先生の『施術』のとおり、2週間オナ禁したッス!」  施術の効果をあげつらいながら、コウスケは耐えかねたように叫んだ。そうだ。コウスケが整骨院を訪れた本当の理由は、足の不具合という意識によって覆い隠された、オナ禁の解消という無意識下の欲求である。宝田は素直に言えたコウスケを褒めるようにローションを追加し、鶏卵のように膨らんだ陰嚢にべっとりと擦り付けながら、熱い肉棒を撫でた。しかし、宝田はすぐにその手を離し、コウスケの期待に応えない。 「コウスケさんは『乳首を弄って、気持ち良くなったから勃起している』んですよね?」  宝田は今日の目標である『特別施術』の内容を伝える。コウスケはその内容を無理なく飲み込み、無意識の中に刻み込んでいく。 ──俺は、『乳首を弄り、気持ち良くなり、勃起している。』 「……ッス、俺は、『乳首弄ってオナニーして』クッソ感じちまってます」 「では、今日は新しいオナニーでリラックスすることを覚えていきましょう。チクニーなら、長くオナニーを楽しめますし、訓練すればオルガズムも深く、長くなりますよ」 「ウッス……俺は今日、チクニーを覚える……」 「それでは、乳首だけを弄って射精してください。大丈夫、難しければ俺も手伝いますよ」  コウスケは返事をすると、再び自分の乳首を弄ることに熱中していく。先程よりも深い没頭だった。全身の筋肉を使い、ローションにまみれた肉体のあらゆる部分をユニフォームに擦り付け、ぐちょぐちょと淫らに、むわぁっと汗の香りを漂わせながら、一心不乱に乳首に刺激を与え続ける。コウスケはここにきて最も野性的・動物的な状態にまで退行していた。この段階での宝田の指示は、彼の人生の深い部分に根差すことになる。 「復唱してください、『俺は乳首が性感帯になりました』」 「……俺は、乳首が、性感帯に、なりました」 「『乳首を弄って射精することが大好きです』」 「……乳首を……いじって、射精することが……大好き、です」 「『これから毎日2回、チクニーをしていつでもイケる肉体に仕上げます』」 「俺は……これから、毎日2回チクニーをして、いつでもイケる肉体に……仕上げます」  この操作は、宝田の期待通りに深く浸透した様子だった。万が一、うまく行かずともまたこの手続きを繰り返せば良い。 「それでは、そろそろ射精して良いですよ。ただし、コウスケさん。いつもの通り、ここで射精した場合、貴方は今日の『特別施術』を完全に受け入れたことになります。その場合、貴方は一生、この施術内容から逃れられなくなります。キャンセルする場合は、絶対に射精しないでくださいね」  これは呪いのようなものだ。そうは言うものの、催眠に絶対はない。しかし、施術の効果を高めることは疑いない。コウスケは選択の余地を残されたと錯覚し、自らの無意識が『特別施術』を受け入れたことになる。その誓約は比較的堅牢だ。2週間のオナ禁に加え、ここまで性的欲求に突き動かされたラガーマンを止める術はない。深い催眠下にあるコウスケは、呻き声と共にその返事を態度で示した。触れもせずに幾度も絶頂し、2週間分の濃厚な精液をスパッツから溢れ出させる。彼は今日の『特別施術』を完全に受け入れたのだ。コウスケの表情は概ね快で彩られている。その一方で、乳首だけで果てたという達成感、恥じらい、照れ、困惑など受け入れがたい感情が残存している。しかしそれらもすぐに快刺激に塗り潰された。  呼吸を整える中で、コウスケは少しずつ催眠から抜け出していく。絶頂後は冷静になるので、理性、さもなくば自我を取り戻しやすいのはよく知られていることだ。宝田は上手い具合に帳尻を合わせ、この無意識と意識の淡い時間に『特別施術』の仕上げをする。寝椅子の耳元で、彼はこう囁く。 「さあ、完全に目が覚めてしまう前に、今日の復習をしましょう。コウスケさん、あなたの今日の『特別施術』の内容は何ですか」 「……はい、先生。俺は今日、『自分の汗がエッチな匂い』で、『匂いを嗅ぐとエロい気分に』なることが分かったっす。その後、『乳首が性感帯になっている』ことに気が付いて、新しいオナニーの仕方を習いました。チクニーは、長くオナニーが楽しめるので、気分転換に良いらしいっす。今日初めてやってわかったんすけど、俺は『乳首を弄って射精するのが大好き』でした。だから『これから毎日2回はチクニーをして』、リラックスできるように『いつでも射精できる肉体に仕上げる』ようにしたいっす」  施術の内容が自我に程良く溶け込み、再解釈されていることが分かったので、宝田は大きく頷いて破顔した。この内容も、次第に無意識の海に沈められていくだろう。今回と同様に、『特別施術』で施した内容はコウスケの意識には上らず、秘密裡に実行され、次回の『特別施術』を受け入れる下地となる。  シャワー室に案内し、身体を清めてもらっている間、宝田は今日の施術内容をカルテに記載する。『感度良好。経過良好。内容:自他の体臭(汗)への性的関心の増大、性感帯として乳首を開発、乳首だけで射精可。2回/日、乳首を刺激しての射精をルーティン化。評価:おおむね良好。次回、おそらく1ヶ月後程度。予定:アナル開発、同性の性交体験への抵抗低減、あるいは、依頼者からの指示による。』  コウスケはシャワーから上がると、硬く隆起し続けた乳首に多少の違和感を覚えながらも、来訪時のクラブジャージに袖を通した。精液やローションで汚れたユニフォームは無意識下に抑圧される。なぜユニフォームを着ていたのか。なぜそれらが精液やローションで汚れているのか。そうしたことは認識しないまま、乱雑にビニール袋に押し込んだ。 「いかがでしたか」  宝田が玄関前まで見送りに出る。にっこりと笑ったその顔は、人の好さそうな、善良なものに見える。 「ッス、足すぐ調子良くなりそうっすね。またお願いします」  コウスケは足を気軽に動かして笑った。実際、違和感はもうほとんどない。その拍子にシャツが乳首に擦れ、謂れのない快感が彼の中にむくり湧き上がる。決定的な違和感は意識を掠め、不愉快そうに股間をもぞりと動かす手の動きとして表れた。「今度、後輩のショウゴも連れて来ます。宝田さん、すっごく腕が良いんで」。 「ありがとうございます。またご贔屓に」  宝田はコウスケの後姿を見送り、ドアを閉める。彼の後輩をどのようにしようか。いやいやそれよりも、次の顧客をどのように変えようか。カルテを取り出す。ああ、そういえば彼はあんまり催眠に掛かりづらいのだった。そんなことを考えている内に、すぐインターホンが鳴らされる。ドアスコープの向こう側に、練習帰りの高校野球部員が見える。 「こんばんは。今日はどうされましたか?」  宝田陸院長が人懐っこい笑顔で出迎える。 メモ:催眠って何でもありなようで何でもなしだから難しいよ~と思いつつ書きました。バリエーションができそうで「あくまでも面白パワーを使わないで」っていうリアリティがちょびっとだけ求められるような気がしていて「さっさとエッチなことしてくれ~」とせっかちな作者は悶々としていました。チクニーだったのは今夜の趣味です(メモ:手を使わないで射精するラガーマン(コメント:相変わらずメモがゴミすぎる))。野球部とか後輩とか撒き餌を撒いて撤退。なんでもたくさん書こうとするのは良くない癖なのかもしれません。飽きますし。

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ここからホモセックスにドはまりしていくラガーマンたちを見てみたいですね!

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